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社会 2013年05月29日 11時45分
三重県の医師がホテル大浴場の脱衣所で下着泥棒 常習犯の可能性も
なんとも情けないというしかない。人の命を救うべき医師が、下着泥棒だったとは…。 岐阜県警高山署は5月26日、ホテルの大浴場の脱衣場で女性の下着を盗んだとして、窃盗の疑いで、伊勢赤十字病院(三重県伊勢市船江)の医師・保科彰容疑者(60=同県津市一身田上津部田)を逮捕した。 調べに対し、保科容疑者は「間違いありません」と容疑を認めているという。 逮捕容疑は、3月3日午後10時から11時頃までの間、高山市内にあるホテルの大浴場の脱衣場で、神奈川県横浜市の女性会社員(23)の下着2セット計4枚(計3万9500円相当)を盗んだとしている。 同署によると、保科容疑者の自宅からは、女性の下着がほかに上下約50セット(計100枚)見つかり、余罪があるとみて調べている。 同署によると、保科容疑者は同日、一人で宿泊していた。女性が被害届を出し、ホテルでの目撃情報などから浮上した。 保科容疑者の専門は泌尿器科で、日々、見たくもない男性患者の局部を見て、その反動でムラムラしてしまったのだろうか…。 下着泥棒といえば、住宅の軒先に干してある洗濯物を盗むのが一般的だが、浴場の脱衣場で盗めば、脱ぎたてのホッカホカの下着が手に入るわけで、保科容疑者はよりマニアックな趣味があったということか…。 被害を受けた女性の下着は、値段から見て高級下着。それを盗まれた被害者の怒りは計り知れないだろう。(蔵元英二)
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社会 2013年05月29日 11時00分
エイベックスが創業以来の最高益を達成 改めて注目される危険分散型経営方針
CD不況の中、エイベックスグループホールディングス(AGHD)が創業以来の最高益を計上、そのビジネスモデルが改めて注目されている。 '13年3月期連結決算は、売り上げ1387億6400万円(前期比14.7%増)、経常利益131億1100万円(同24.5%増)、当期純利益73億2200万円(同48.4%増)となった。 「前期比177億円と増収幅が大きいのが功を奏した。まず、dビデオ・BeeTVなどの映像配信サービスやアニメ等の映像パッケージ販売中心の映像事業が順調に推移した。さらに、コンサートや関連グッズ等のマネジメント・ライヴ事業がともに大幅に増加。これまで全体の半分を占めた音楽事業は低減したが、その減少分を補い過去最高業績にこぎつけたのです」(レコード業界紙記者) AGHDは中期経営計画『Next Era2014』を掲げ、進めてきた。 具体的には'14年3月期の目標として、売り上げ1400億円、営業利益140億円を提示していたが、それを1年早く達成したことになる。 可能にしたのは先に触れた「映像事業」と「マネジメント・ライヴ事業」の強化だった。 「映像事業」が好調に展開したのは、動画配信サービスの会員数が大幅に増加。売り上げが326億7400万円(同73.9%増)、営業利益で63億2200万円(同153.2%増)を達成したためだ。 「首脳陣が10年前、コピーの氾濫でCDは売れなくなると判断。携帯電話周辺の映像ビジネスに移行しようと、会員数を540万人まで増やした。エイベックス得意の開拓根性が結実した結果といえます」(CD業界事情通) 「マネジメント・ライヴ事業」も、大型会場での公演の増加に伴うライヴ動員数の増加、顧客単価の上昇、グッズ販売等のビジネスが好調に推移したことにより、売り上げで423億3300万円(同21.6%増)、営業利益も25億1600万円(同70.5%増)を計上。これに、ダンス関連のビジネスも好調に推移した。 AGHDは創業以来、事業部門を細かく分け、危険分散させて、どの分野でも利益を上げていくという基本スタンスでビジネスに取り組んできた。そのシステムが効力を発揮したといえよう。 なにかときな臭い噂も多かったAGHDだが、最高益という結果を出したことで、周囲の見る目も大きく変わった。
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芸能ネタ 2013年05月28日 18時00分
自民vs維新 テレ東・大江麻里子「政界進出」に火花
テレビ東京の大江麻理子アナ(34)に驚きの情報が持ち上がった。政界への転身が、水面下で囁かれ争奪戦が繰り広げられていた! 大江アナは言わずと知れた同局の看板アナ。一部チャート誌が行った「好きな女子アナ」では全女子アナ中の2位。また、一部週刊誌が4月に発表した同様のランクでは1位と、30歳過ぎてから一気に人気が上昇した異例の女子アナだ。 「アナドル的なインパクトはないのですが、美人、上品さでジワジワ良さが出てくるタイプ。だから年齢がいってから人気が出てきたのでしょう。お嫁さんにしたい女子アナとして30代、40代のサラリーマンに高い支持を得ています」(テレビライター) これまで『出没!アド街ック天国』など局の人気番組を担当。その存在感は局内でも抜きん出ていたが、どういうわけか、去る4月1日よりニューヨーク支局に異動した。 「彼女は入社以来、一度も男性関係を騒がれたことがない。それは局内の制作担当者と不倫関係にあったからではないかと噂されています。しかし、マスコミに嗅ぎつけられたので、急きょNYにほとぼり冷ましのため転勤させた。だから本人も突然の異動に驚いて番組でも涙したほど」(前出・テレビライター) 局のエースが一転、島流しにされた見方も出ているが、この異動がキッカケで、彼女は意外な方面から注目の的。 「政界からの誘いがあり、本人も迷っているみたいです。人気もあるし、彼女も日本に帰りたい。それならば政治家になるのが手っ取り早いわけです。今夏に行われる参院選の有力候補です」(全国紙政治部記者) 参院選はアベノミクスで勢いづく自民党の大勝も伝えられている。彼女も、やはり自民党か。 「自民党はすでに接触を持ち有力だったのですが、少々雲行きが怪しい状態。何しろ俳優の嶋大輔が芸能界引退会見を開き、自民党から出馬したいと話した。安易なタレント候補の批判もあるから、これで自民党も大江アナ担ぎ出しに露骨に動けなくなったんです。あまりに単純な嶋に関しては、ペナルティーで公認しない方向のようですけど」(前出・政治部記者) だが、嶋などとは比べものにならないほど大江アナの評価は抜群だ。 「橋下代表の従軍慰安婦問題発言などでイメージが最悪の日本維新の会は、人気挽回のために、クリーンな女性候補の大江アナは絶対欲しい存在。そのためテレ東の関係者にまで協力を依頼している。しかも、消滅危機の民主党までダメ元で接触をはかる予定。自民は参院選でなくても、次期衆院選候補に考えているようです」(テレ東関係者) 大江アナ、どうする。
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芸能ニュース 2013年05月28日 15時30分
矢口真里の離婚騒動で思いっきりとばっちりを受けた小森純
先週発売の「週刊女性」(主婦と生活社)でモデルの梅田賢三との浮気が原因で、夫で俳優の中村昌也との別居が報じられた、元モーニング娘。でタレントの矢口真里だが、矢口の浮気の“リーク犯”として、なぜかモデルの小森純の名前が浮上している。 同誌によると、2月下旬に開かれた合コンに参加した矢口は、梅田を自宅マンションに“お持ち帰り”。翌朝、ドラマの地方ロケから予定より早く帰宅した中村が、寝室で梅田と鉢合わせし、別居の発端になったという。そして、一部の報道などによると、矢口は友人の小森やモー娘OGらにこの一件について相談したとされるが、相手である梅田の素性まで話したのは、小森のみ。さらに、小森は有名になる前から口が軽いところがあると有名で、あるモデル仲間が離婚したのが、ある歌手との不倫が原因だった、と周囲に吹聴していたというのだが…。 「いくら矢口から相談を受けていたとはいえ、わざわざ小森が女性誌にリークする理由はまったく見当たらない。親身になって矢口の相談を受けていたというだけに、矢口を陥れても何の特にもならない。業界内ではリークしたのは中村サイドだと言われているだけに、なぜ小森の名前が浮上したのかが謎」(テレビ関係者) 小森といえば、昨年末、有名タレントが多数関わっていたことで芸能界を震かんさせたペニーオークション詐欺事件の広告塔の中で、最もテレビなどへの露出が多かったことから大バッシングを浴び、現在はレギュラー番組が0本。「小森が広告塔をつとめていたペニオクサイトの運営会社の元役員に対し24日、京都地裁で懲役3年、執行猶予5年の厳しい有罪判決が言い渡されただけに、今後も、小森へ仕事のオファーが入りづらい状態が続くだろう」(芸能記者) 思わぬ形でとんだとばっちりを受けた小森だが、イメージ回復にはかなり時間がかかりそうだ。
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芸能ニュース 2013年05月28日 15時30分
【週刊テレビ時評】米倉涼子のミニスカ姿報われず! 「35歳の高校生」視聴率は急降下
米倉涼子が女子高生役に扮し、ミニスカ姿で太ももを露わにしている日本テレビ系列「35歳の高校生」(土曜日午後9時〜)の視聴率が急降下した。 同ドラマは初回(4月13日)=14.7%(視聴率は以下すべて、関東地区)と、まずまずのスタートを切ったが、第2話(同20日)で12.9%と降下。第3話(同27日)では最高の15.1%をマーク。第4話(5月4日)=14.7%だったが、第5話(同11日)=12.9%、第6話(同18日)=12.1%とダウン。第7話(同25日)では、さらに11.3%まで落ち込んでしまった。 “視聴率が獲れる女優”として、起用した日テレであるが、この数字はさすがに期待はずれか…。やはり、どんな人気女優を使っても、ドラマの内容が伴わなければ数字は獲れないということか…。ここまで、下がってしまっては、巻き返しも難しそうな気配だ。これでは、美脚を毎週披露している米倉にとっては、報われない。 一方、篠原涼子主演「ラスト・シンデレラ」(フジテレビ系列/木曜日午後10時〜)は回を重ねるごとに数字を上げている。前週の第6話(同16日)で初の15%超え(15.0%)を果たしたが、第7話(同23日)ではさらにアップして、15.7%まで上げた。今後、どこまで上昇するか注目だ。 前週、初の20%割れしていた福山雅治主演「ガリレオ」(フジテレビ系列/月曜日午後9時〜)。第5話(同13日)では17.9%まで落ちたが、第6話(同20日)では20.4%と再び大台に乗せた。 NHK大河ドラマ「八重の桜」(綾瀬はるか主演/日曜日午後8時〜)第21話(同26日)は14.1%で、前週より0.4ポイント上げたものの、いまひとつの数字。戦のシーンが続いているためか、ここ数週、主役の綾瀬の出演時間が極端に減っているのが気になるところ。 また、日テレの日曜日(同26日)のゴールデン帯は、「ザ!鉄腕DASH!!」(午後7時〜7時58分)=17.0%、「世界の果てまでイッテQ!」(日曜日午後7時58分〜8時54分)=18.2%、「行列のできる法律相談所」(午後9時〜9時54分)=16.4%と、今週も高視聴率ラッシュで、他局の追随を許さなかった。(坂本太郎)
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トレンド 2013年05月28日 15時30分
次クル芸人 〜新時代に輝くホープたち〜 (Vol16 ラブレターズ)
映画やCMに出演し、“月9”では木村拓哉と共演。無名から『キングオブコント2011』のファイナリストになった波及効果は、予想以上にデカかった。ラブレターズ。♪西岡中学校〜っ♪だけじゃ、ないんです。(伊藤雅奈子) −−塚本さんが放送作家見習い&番組AD、溜口さんが舞台役者と、前職が異色ですね。 塚本「『ナインティナインのオールナイトニッポン』(ニッポン放送)が大好きで、大学のとき、放送作家コースの塾生になったんです。『奇跡体験!アンビリバボー』(フジテレビ系)の心霊写真特集のリサーチをしたり、『サラリーマンNEO』(NHKドラマ&映画)のネタ出しとか、してましたね。芸人になってからも、アルバイトでADをやって、オードリーさんの番組『NFL倶楽部』(日本テレビ系)に付いて、ふたりが着たTシャツをたたんだりする雑用係を、ガッツリやってました。『キングオブコント』に出たあと、春日(俊彰)さんに報告に行ったら、『あーっ、歌ってた!?(※1) 君、ここで何やってんの』って(笑)」 溜口「僕は、拙者ムニエルって劇団で芝居をやってて、そっちで食ってけるって思ってたんですけど、事務所が倒産しちゃって。大学在学中からはじめてたんで、潰れたときには、周りのみんなが就職してた。同期でフラフラしてるのって、こいつしかいなかったから、じゃあ、組んで、『キングオブコント』に出ようぜって、素人のイタイやつです(笑)」 −−にもかかわらず、結成2年後にファイナリストに! 溜口「発表されてからの1か月弱は、いつ吐いてもいい状態」 塚本「緊張のあまり、飯が食えなくなって、流動食しか口に入らなくなって。痩せましたね、3、4?」 溜口「終わってからは、それまでテレビで見てた人たちばかりと絡むようになったけど、フラれても、おもしろいことを言えない。ライブでも、ウケなくなる。やっべぇ、お笑いって超むずかしいって現実を知って、正直、いちばん辞めたいと思ってた時期」 塚本「今ならまだ、引き返せるぞって。次の年の『キングオブコント』の予選がはじまるまで、そんな状態が続きましたね」 −−今年は月9ドラマ『PRICELESS 〜あるわけねぇだろ、んなもん!〜』に、SMAP・木村さんの同僚役として出演しました。 塚本「初日のシーンから一緒で、僕らは、木村さんたちがしゃべってる飲み屋の、うしろで雑談してるだけなんですけど、ド緊張のあまり言葉が出てこなくって」 溜口「そしたら、本番前に呼ばれて。『何しゃべったって、いいじゃん。芸人なんだから、好き勝手にやっちゃいなよ』って」 ふたり「カッコいい〜〜〜〜〜っ!!」 塚本「抱かれてもいいと思いました(笑)」 溜口「打ち上げの日が塚本の誕生日だったんで、木村さんが生歌でハッピーバースデーを歌ってくださって」 塚本「そのあと、肩組んで『ガッツだぜ!!』を歌って、写真も撮ってもらいました。マジで死んでもいいと思いました(笑)」 −−今後チャレンジしたいことは? 塚本「『バチバチエレキテる』(フジ系/※2)は初めてのレギュラーなんで、続いて、大きくなって。メンバー入れ替えがあるんで、残らなきゃいけないですけど」 溜口「僕もラジオが好きで、ハガキ職人だったんですけど、今年中に『オールナイトニッポン』のレギュラーがほしい。あと、『キングオブコント』優勝、レギュラー末永く、単独(※3)成功」 塚本「いっぱい、ありすぎて」 溜口「むっちゃくちゃなことやって、グチャグチャにしたいです、本音は。こいつら、何しでかすかわかんないって思われるような」(※1)決勝戦は、卒業式のネタ。そこで披露したオリジナル校歌「西岡中学校」が、ミュージシャン・Zeebraのようなラップ調に変化していくという、トリッキーなものだった。(※2)4月にスタートした新人お笑い芸人によるロケ&コント番組。よゐこ・濱口優と乃木坂46・白石麻衣がMCで、メンバー(暫定)は、うしろシティ、カーニバル、デニス、ニューヨーク、プリマ旦那、ラブレターズ。(※3) 単独ライブ『LOVE LETTERZ MADE (6) YOU SPIN ME ROUND』が8月12日(月)、東京グローブ座で開催。18時半開場、19時開演。全席指定3,200円(税込)。6月1日から一般発売開始。【プロフィール】塚本直毅(左)‘84年12月生まれ、静岡県出身。溜口佑太朗‘85年1月生まれ、埼玉県出身。ASH&Dコーポレーション所属。2009年結成。塚本のTwitter https://twitter.com/lovele_tsuka溜口のTwitter https://twitter.com/loveletterztame(この連載は次回、6月最終週に更新)
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ミステリー 2013年05月28日 15時30分
山口敏太郎事務所に眠るのUMA「グロブスター」から人間の怨念が現れた!?
あなたは「グロブスター」をご存知であろうか? 「グロブスター」とは「グロテスクなブロブ(肉塊)」の意味であり、海岸などに流れ着く巨大な肉塊の名称として使われている。 実はこのグロブスター、今年の2月奄美大島に住む山口敏太郎のTwitterのフォロワーから「謎の物体が漂着した」と連絡があり、一部をサンプルとして瓶詰めにしてもらい千葉県の山口敏太郎事務所へ届けてもらった。 右の写真はそのサンプルの一部である。ご覧の通り、かなりドロドロに溶けており「グロテスク」の名に恥じない、かなり不気味な物体となっている。 その開封作業は山口敏太郎ほか山口敏太郎事務所のタレント真田愛華と東京スポーツの記者立ち会いのもと行われ、その 模様は東京スポーツ紙でも記事になりかなりの話題を呼んだ。 このグロブスターはあまりの悪臭を放つため、「危険」と判断され山口敏太郎事務所の冷蔵庫に保管され「開封厳禁」の張り紙を張られている。 このまま封印かと思いきや、山口敏太郎がパーソナリティを務めるラジオ番組「山口敏太郎の日本大好き」第31回の放送中にグロブスターが話題にあがりグロブスターが再びメディアに登場した。 「日本大好き」では山口とともにパーソナリティを務める芸人南部イチヒコと女流怪談師牛抱せん夏がスタジオに現れたグロブスターを見てパニックになる様子が公開されたのだが収録中、牛抱せん夏はスタジオの少し開いたドアを見て、突然不思議なことを呟いた。 「怖いから…ドア締 めて下さい」 収録後「日本大好き」のスタッフが牛抱に尋ねたところ、牛抱せん夏はスタジオのドアの隙間から何か「見てはいけない」ものを見たという。 ドアの片隅にはさきほどのグロブスターが置いてあったのだが、牛抱いわく不穏なオーラはグロブスターが発したものだったのだろうか…? このグロブスターはクジラの肉片ではないかと推測されている。クジラは水死体となった人間を水と一緒に飲み込むことがあり、その怨念がクジラの肉片に宿っていたのでは? と考えられる。 グロブスターはいまも山口敏太郎事務所の冷凍庫に固く封印されている…。『山口敏太郎の日本大好き』#31 https://www.youtube.com/watch?v=KzOzU-0sZEg(山口敏太郎事務所)
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レジャー 2013年05月28日 15時30分
私はこうしてお客様に落とされた 〜雪乃・ホステス(28歳)〜
「いいよな〜、俺も若い子から声かけられるような男になりたいよ」 “嘘つけ! 本当はモテるくせに!” 「ええ〜! 湯川さんってモテそうなのに〜」 「じゃあ、私が立候補しちゃおうかな?」 “ほらみなさい、仕事とプライベートの区別もつかない子たちがノリノリになっちゃったじゃないの。” 「さすが、ホステス! うまいこと言うね(笑)。じゃあ、来世はみんなで俺を奪い合ってちょうだいね?」 「来世って、待たせ過ぎでしょ! 今世で奪い合っちゃいますよ〜?」 「マジで? 嬉しいな〜。ただ、今世は、家で可愛い彼女が待ってるからそろそろ帰らないとダメなんだよね〜」 「なんだ、彼女いるんじゃん!」 「そうなんだよ、今世で唯一、俺と付き合いたいって言ってくれた変わり者の彼女がね。…あっ、雪乃? チェックお願い」 名残惜しそうに若い女の子たちと別れの挨拶を交わす湯川さんを送り出すために、一緒にエレベーターへと足を運ぶ。 「…いいの?」 「はっ? いいのって、何が?」 「あの子たちからもらった名刺、胸ポケットにしまってたでしょ? そんなわかりやすいところに入れておいたら彼女に見つかるよ」 「本当にわかってないな、雪乃は。お前の男はこんなに名刺をもらうモテる男なんだぞ! って、彼女に見せてやるんだよ」 「何それ、バカみたい。名刺をもらえるからって、モテてることにならないでしょ?」 「いいの! ちょっとしたことでもいいから、彼女が誇りに思うような男でいたいんだよ」 「…」 きっと、「自分はモテる」ということをわかっているけど、それをうまく隠すからモテるんだろうな。それに、女の子がたくさんいる前で、堂々と「彼女がいる」と言えるから余計に追いかけたくなっちゃうんだと思う。取材・構成/LISAアパレル企業での販売・営業、ホステス、パーティーレセプタントを経て、会話術のノウハウをいちから学ぶ。ファッションや恋愛心理に関する連載コラムをはじめ、エッセイや小説、メディア取材など幅広い分野で活動中。http://ameblo.jp/lisa-ism9281/
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スポーツ 2013年05月28日 15時30分
レギュラーはく奪危機のイチロー ライバル選手の離脱で命拾い
レギュラーはく奪の危機に瀕していたイチロー(39=ヤンキース)が、皮肉なことにチームメイトの戦線離脱で命拾いした。 今季、なかなか調子が出ないイチローだが、自軍に故障者があって、開幕からスタメン出場を続けていた。だが、オープン戦で右前腕部を骨折して欠場していた同じ外野手のカーティス・グランダーソン(32)が5月14日(日本時間15日)に戦線復帰。 これにより、ヤンキースのレギュラー格の外野手はイチロー、グランダーソン、ブレット・ガードナー(29)、移籍のバーノン・ウェルズ(34)と4人になってしまった。当初はグランダーソンやウェルズが指名打者に入るケースもあったが、正指名打者のトラビス・ハフナー(35)との兼ね合いもあり、いちばん成績が劣るイチローが控えに回ることが多くなっていた。 選手を交代で起用してきたジョー・ジラルディ監督も、「ある時期にきたら、たぶん毎日同じ顔触れをスタメンで起用することになると思う」と、4人のうちの1人を控えに固定することを明言していた。 ところが、24日(同25日)のレイズ戦で、グランダーソンが左手に死球を受け、左手小指を骨折し、再び戦線離脱した。全治には1カ月ほどかかる見込みだ。 チームメイトの負傷を喜んでもいられないが、これによって、イチローは命拾いし、スタメン復帰を果たした。 ただ、これはあくまでも、一時的なもので、力でレギュラーを奪い返したわけではない。イチローの27日(同28日)現在の成績は、159打数39安打8打点2本塁打5盗塁で、打率は.245とさびしいもの。 グランダーソンが欠場しているうちに、調子を取り戻し、ガードナーやウェルズを上回る成績を上げなければ、グランダーソンが復帰した際には再び控えに降格することが濃厚。イチローはいよいよ正念場を迎えたようだ。(落合一郎)
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社会 2013年05月28日 15時00分
世の中おかしな事だらけ 三橋貴明の『マスコミに騙されるな!』 第28回 オランダの危機
日本のマスコミはほとんど報道しないが、ユーロの中心国の一つであるオランダがまずいことになっている。「またユーロか…」と言われそうだが、とにかくユーロ圏は「経済がまともな国」の方が少ない状況なのだ。 しかも、「経済がまずことになっている国」は、それぞれ理由が異なる。特に、オランダが「まずいことになっている」理由は、南欧諸国などとは全く違うため、本連載でも取り上げておく。 オランダといえば、ドイツに次ぐユーロの優等生。慢性的な貿易黒字国、経常収支黒字国であり、新自由主義者お好みの構造改革も進んでおり、ドイツの緊縮財政・構造改革路線をバックアップしてくれる国という印象であった。そのはずだったのだ。 オランダの過去一年の失業率の状況を見ると、2012年5月が5.1%、8月が5.3%、11月が5.6%、'13年2月が6.2%、3月が6.5%と、ジリジリと悪化してきている。しかも、怖いことにオランダは過去一年間、一度も失業率が改善していない。 また、同国の2012年の経済成長率はマイナス1%だった。さらに、今年の同国も経済成長率はマイナスに終わると予想されている。 一体、オランダに何が起きているのか。 オランダは、ユーロ圏においてドイツに次いで経常収支の黒字が大きい。外国との所得のやり取りを示す経常収支を見る限り、オランダは「勝ち組」に属している。 それにもかかわらず、経済成長率がマイナスで、失業率は上昇を続けている。ユーロ主要国の経常収支をグラフ化してみよう。 改めてデータを左ページ(本誌参照)のようにグラフ化すると、 「ユーロ圏の経常収支黒字国はひたすら黒字を拡大し、赤字国はこれまたひたすら赤字を拡大する」 いわゆるユーロ・インバランスが'08年に終了していることが確認できる。'07年のアイルランドを皮切りに、各加盟国で次々に不動産バブルが崩壊していった。翌'08年9月にはリーマンショックが発生、さらにギリシャなどの財政危機が顕在化していく。 その後、経常収支赤字組(フランスなど)の赤字幅は横ばいで推移していたが、2012年に一気に縮小してしまう。 最早(フランスを除き)ユーロ諸国に、経常収支の赤字を引き受ける余力はないのだ。 さて、オランダはユーロ圏でドイツに次ぐ経常収支の黒字を確保し続けている。このオランダがなぜ「危機」なのか。 実のところ、大して難しい話ではなく、 「ITバブル崩壊の直撃を受けたドイツを救うために、ECBが金利を引き下げた結果、オランダで(オランダ以外も)不動産バブルが発生し、家計の負債が膨れ上がっていった。その後、不動産バブル崩壊が始まり、オランダは『巨額の家計の債務』という重い足かせをはめられることになった」 のである。 オランダの家計の債務は、対可処分所得比で何と250%に達している。家計の債務対可処分所得比率250%、これは凄い数値である。何しろ、リーマンショック前のアメリカでさえ、精々が160%程度だった。さらに、猛烈な不動産バブルとバブル崩壊に見舞われたスペインですら、120%程度だったのである。 結局、オランダは他のユーロ加盟国(除ドイツ)同様に「家計の負債拡大」と不動産バブルに依存した経済成長を遂げてきたのだ。不動産バブルが崩壊し、「家計の借金返済が拡大」⇒「国内の需要(消費)縮小」⇒「失業率上昇・経済成長率低迷」という道を辿っているのである。 不動産バブルが崩壊したにもかかわらず、経常収支の黒字が増える。そんなことがあるのか、と思われた読者がいるかもしれないが、普通にある。かつての日本もそうだった。 オランダの家計は過剰な(過剰すぎる)債務の返済負担により、消費を減らし始めている。消費という内需が縮小した結果、オランダ企業の「供給能力」が国内の需要に対し過剰になり、「同国の供給能力が外需に充てられた」という話なのだ。 要は、オランダ企業は国内で製品が売れないため、外国へ輸出ドライブをかけたのである。結果、貿易黒字が拡大し、経常収支の黒字が維持されているわけである(バブル崩壊後の日本も、このままの道を辿り、経常収支の黒字を拡大した)。 オランダは経常収支黒字国であり、国内の供給能力は十分だ。 すなわち、アベノミクス的に金融政策と財政政策のパッケージを国内で実施すれば、経済を成長路線に戻し、失業率を引き下げることができる。 とはいえ、ユーロ加盟国のオランダは金融政策の主権を持っていない。しかも、政府はドイツ式の緊縮財政を継続し、状況を悪化させることを続けている。 さらに、昨今の円安ユーロ高はドイツのみならず、オランダ経済をも直撃する。国内の民間債務が過剰になっている状況で、輸出が減少する。これは厳しい。まさに、同様の経験をした日本国民であれば、理解できるはずだ。 このままでは、オランダは「構造的な日本化」の道を辿ることになる。日本の場合、単に政策担当者がミスを繰り返した「政策的な日本化」だったわけだが、オランダの場合はユーロに加盟している限り、どうあがいても日本化の道を辿らざるを得ない。現在のオランダの経済の低迷こそが、まさに「構造問題」と呼ぶに値するのだ。 そう考えたとき、ユーロから最も早く離脱する国がオランダであっても、筆者は全く驚かないわけである。三橋貴明(経済評論家・作家)1969年、熊本県生まれ。外資系企業を経て、中小企業診断士として独立。現在、気鋭の経済評論家として、わかりやすい経済評論が人気を集めている。