-
トレンド 2017年05月31日 18時40分
難病クローン病に新治療薬「ステラーラ」承認で専門医「若者層に認識を広めて」
医薬品のヤンセンファーマ株式会社は29日、都内で「IBDに関するメディアセミナー」を開催した。登壇した東邦大学医療センター佐倉病院消化器内科の鈴木康夫教授は、IBDについての正しい理解と、とくにクローン病については、新たな治療薬「ステラーラ」の登場で治療選択肢が広がっていること、発症することの多い若い世代へ病気の啓蒙を求めた。 「IBD(Inflammatory Bowel Disease)」とは、炎症性腸疾患を指す医学用語で、主に「クローン病」と「潰瘍性大腸炎」のことを指す。いずれも国の指定難病で、現在日本ではクローン病患者が4万人以上、潰瘍性大腸炎患者が17万人以上いて、1990年代初頭に比べ患者数は10倍も増加中だという。そのうち、クローン病は、直腸からの出血、頻繁な下痢、腹痛および腹部圧痛、体重の減少および発熱などの慢性的な症状を伴う。原因は不明で現時点で完治させる方法はなく、一度発症すると長期にわたり再発と寛解を繰り返し、患者の4分の3が切除手術を必要とする病気だ。 鈴木教授は、「日本におけるクローン病には2つの特徴」があるという。それは、10〜20代の若年層が発症することが多いことと、女性に比べ男性に患者が多いこと。この点を踏まえ鈴木教授は「だいぶ周知されてきたが、若年層にもっとクローン病のことを知ってもらいたい。それには、最初に症状を訴える相手である学校の保健の先生や小児科医師にも正しい知識が必要」と訴えた。もし、若年層が腹痛を訴えてきたらクローン病を疑い、血液検査を行うことを医師に勧める。 クローン病の治療としては、従来はステロイド薬の薬物療法と食事療法、重度の病変部には切除手術といった対処方法しかなかったが、2002年に「インフリキシマブ」、2010年に「アダリムマブ」という生物化学的抗体製剤の登場で治療に「大きな変革がもたらされた」(鈴木教授)という。それに加え新たに「ステラーラ(R)皮下注45mgシリンジ(一般名=ウステキヌマブ)」が、今年3月にクローン病の適応追加の承認を取得。発売元のヤンセンファーマIPI事業本部の関口修平・事業本部長は「20年近く生物学的製剤で免疫疾患に貢献してきたパイオニアとして、新しい製剤を通じクローン病の治療に貢献していきたい」と話す。 セミナーでは、クローン病患者の名良之繭子さんが登壇し、鈴木教授とのトークセッションも行われた。「高校生のころから腹痛に襲われていた。血便も出ていたが恥ずかしくて誰にも相談できなかった」(名良之さん)と、10代期の経験を明かす。「どうしようもなくなって病院に行っても、胃潰瘍や過敏性大腸炎、ストレス的なものと言われ、最終的にクローン病と診断されるまで時間がかかった。とくに若い患者さんは重篤な状態になるまで我慢してしまうことが多いのではないか」と話す名良之さん。それに対し鈴木教授は「多感な時期にデリケートな話は親にも友達にもしにくい。そのため若年層に『クローン病』がなかなか認識されていないことを知っていただきたい」と指摘。医療従事者を含めクローン病理解への環境作りが大事だとした。 新薬「ステラーラ」については、「これからの実臨床の現場で数年かけて専門家で議論が深まっていく段階」(鈴木教授)としながらも、従来使われている「インフリキシマブ」「アダリムマブ」には2、3年の使用で約40%の患者に効果減弱例があり、それに対する対応薬としての期待も高まり、治療の選択肢も広がるという。「完治させる治療法はない」とされるクローン病だが、医療現場は日々進歩しており、すぐではなくとも患者にとっての「完治」といういつか来る未来を予感させる内容だった。(編集部PR記事)http://www.janssen.com/japan/press-release/20170529
-
スポーツ 2017年05月31日 18時00分
熱き侍たちが躍動!! メジャーリーグ Times 「変則7人ローテ」採用で前田健太はどうなる?
ドジャースの前田健太は、今季開幕から4試合連続で冴えない投球を続け、4月下旬には防御率が8点台まで上昇しローテ落ちの危機に瀕していた。しかし、土俵際で甦り、4月28日のフィリーズ戦以降は、3試合連続で好投し完全復活をアピールした。 その上り調子のマエケンを、ドジャースはどこにも故障がないのに故障者リスト(DL)に入れた。表向き大腿二頭筋を痛めたことにしているが、本当の理由は先発投手の頭数が過剰になったため、マエケンを短期間休ませて他の投手に先発登板の機会を与えることにあった。 メジャーリーグ随一の金満球団で先発投手8人を擁するドジャースは、開幕時は1番手・カーショウ、2番手・マエケン、3番手・ヒル、4番手・マッカーシー、5番手柳賢振(ユ・ヒョンジン)でローテーションを組みシーズンに入った。 その後、3番手のヒルが指先のマメを潰して4月半ばにDL入りし、代わりにロングリリーフに回っていたアレックス・ウッドが入った。さらに、調整が遅れていた将来のエース候補フリオ・ウリアスが4月下旬、ローテに復帰。5月半ばには指のマメを潰して戦列を離れていたヒルが復帰したため、定員5人のローテに7投手がひしめくことになった。 そこでドジャースのロバーツ監督はハニカット投手コーチと相談の上で、大エースのカーショウはこれまで通り中4日で起用するが、それ以外の6投手に関しては、順番に休みを取らせながら起用することにした。実際にはどこも悪くないマエケンが、好投した翌日にDL入りしたのは、休む順番が回ってきたためだ。 メジャーの球団はどこもローテを5人で回すことにこだわるため、それなりの実績を持つ先発要員が7人いても、成績がよくない2人は容赦なくマイナー落ち、あるいはリリーフに回す措置を取る。ドジャースがそれをしなかったのは、以下の3つの事情がある。 (1)先発要員8人中6人が高額年俸の長期契約選手で、契約に「本人の同意なしにマイナー落ちさせることはできない」という項目があるため、成績が悪くてもマイナーに落とせない。 (2)2年目のウリアスは将来のエース候補で、球団が今季はリリーフでは使わないという方針を固めていた。 (3)8人の先発要員の中で最も実力が下だと思われていたA・ウッドがローテ入りした後、目を見張る好投を続けたため、リリーフに戻せなくなった。 このような事情があったため、ドジャースは「変則7人ローテ」を採ることになったのである。 この変則的な投手起用は、ローテに故障者が2人出れば自然消滅する。しかし、休ませながら使うと、先発投手はなかなか故障しなくなるので、しばらく続く可能性が高い。 この「変則ローテ」だが、マエケンにとって、どんなメリットとデメリットがあるのだろうか?■メリット (1)シーズン中、数回短い休みが入るので、昨年のようにスタミナ切れを起こしてシーズン終盤に失速するようなことはなくなる。 (2)疲労が蓄積された状態での登板が大幅に減るため、ゲーム中盤に球威が落ちて失点するケースが減り、QS(クオリティー・スタート)が多くなる。■デメリット (1)先発登板数が26〜28試合に減少。投球イニング数も規定投球回数(162イニング)に届かない可能性がある。 (2)収入が大幅に減る。その理由は、契約で基本年俸が低く抑えられ(300万ドル=3.3億円)、登板試合数とイニング数が多くなればなるほど、多額のボーナスが支払われる方式になっているからだ。具体的には、登板試合数は、15試合、20試合をクリアすると各100万ドル、25試合、30試合、32試合をクリアすると各150万ドル支払われることになっている。 イニング数の方は90イニングをクリアすると25万ドル。それ以降は180イニングまで10イニングごとに25万ドル加算され、さらに190イニング、200イニングをクリアすると75万ドルずつ加算される。マエケンは昨年32試合に登板し173イニング投げたので、ボーナスの総額は、開幕時に登録メンバーに入っていると支給される15万ドルを加えて890万ドルになった。これに基本年俸300万ドルが加わり、昨年、ドジャースから受け取った金額は1190万ドル(13億円)に達した。 しかし、「変則7人ローテ」が続いた場合、今季は登板試合数、イニング数が大幅に減り、ボーナス総額は400〜500万ドルになる可能性が高い。これは年収が400万ドル以上減ることを意味する。「変則7人ローテ」のおかげで防御率がよくなったとしても、それほど年収が減ってしまっては元も子もないように思えるが、日本人大リーガーは金銭に執着しない人物が多い。マエケンもその1人なので、不満を唱えるようなことはないだろう。スポーツジャーナリスト・友成那智(ともなり・なち)今はなきPLAYBOY日本版のスポーツ担当として、日本で活躍する元大リーガーらと交流。アメリカ野球に造詣が深く、現在は大リーグ関連の記事を各媒体に寄稿。日本人大リーガーにも愛読者が多い「メジャーリーグ選手名鑑2017」(廣済堂出版)が発売中。
-
社会 2017年05月31日 17時00分
連日話題になってる『出会い系バー』ってどんな店?
連日、一般紙やワイドショーで話題になっている加計学園問題で安倍政権に反旗を翻した結果、新宿・歌舞伎町の「出会い系バー」通いを報じられた、文部科学省の前川喜平前事務次官だが、果たして「出会い系バー」とは一体どんな店なのか? 「連日、テレビクルーや新聞・雑誌の記者がお店に“潜入”しにきて大盛況。でも、そのせいで男の常連客はなかなか入りづらくなった」(バーの常連客) 各メディアによると、前川氏は数年前から週に1、2回ほど来店。店外に連れ出した女性に対して“お小遣い”を渡していたことは会見でも認めているが、そもそものシステムはどのような感じなのだろうか? 「店があるのは歌舞伎町のど真ん中で、営業時間は午後8時半から午前5時過ぎ。女性は入店料・飲食ともに無料で、男性は営業時間中にフリータイムで入店できるコースが一番高くて6000円。店内は男女のブースに別れているが、仕切りが低いので、薄暗いものの女性の顔が見える。男性は酒やソフトドリンクを飲みながら女性を物色。店員を介して話してみたい女性とトークをし、気が合えば店外に連れ出すシステムとなっている。連れ出し料はかからない」(同前) 前川氏は勤務時間外のプライベートで同店に来店。本来、問題になるべき行動ではないが、一部が同バーを「援助交際の温床」などと報じたこともあって問題視されてしまったのだ。 「店に来る女性の9割9分は“お小遣い”目当て。その相場だが、ご飯・カラオケなんかだと5000円、ホテルに行って“大人の関係”になると2万円。ただし、1時間あたりいくらという値段設定や、相場の倍の価格をふっかける子もいる。素人に混じってキャバクラ嬢や風俗嬢もいるので要注意」(歌舞伎町の事情通) 以上が「出会い系バー」の実態。 話しの種にでも、ほとぼりが冷めたころに一度店内をのぞいてみてはいかがだろうか。
-
-
スポーツ 2017年05月31日 16時30分
次期監督の選出よりも難航しそうな、侍ジャパンのチーム改造案
侍ジャパンの新監督選出が難航している。熊崎勝彦コミッショナーが『侍ジャパン強化委員会』で代表チームのゼネラルマネージャー制(以下=GM制)を提案してから、1か月余が経過した。そのGM制の是非はともかく、『改革案』を訴えたということは、代表監督候補とは就任後のチームプランまで話し合っていたと見るべきだが…。 「原辰徳氏が固辞したとする報道もありましたね。その話が本当だとしても、GM制導入をコミッショナーが単独で提議したとは思えません。有力な現場経験者(元プロ野球選手)のアドバイスがあったのでは。でなければ、こんな具体的な改革案を提議できるはずがない」(ベテラン記者) 熊崎コミッショナーはこの発言を事実上、撤回。監督問題も進展が見られない。こちらはそう遠くない時期に決定するだろう。だが、侍ジャパンのチーム編成についてはGM制を含め、再検討すべきである。 「次のWBC、第5回大会が重要になってきました。世界一を逃し、ファンをシラケさせてしまいました。3大会連続で世界一を逃したとなれば、(国内の)協賛企業も離れてしまうかもしれない。次はどうしても勝たなければ…」(NPB関係者) 参考事項とされているのが、第4回大会の覇者・アメリカ代表チームだという。 アメリカ代表チームと侍ジャパンが対戦したのは、準決勝。その試合直前に、パイレーツ、ナショナルズで活躍した好投手、メランソンが追加招集された。メランソンは昨季、47セーブを挙げたクローザーである。侍ジャパンからすれば、難敵が現れたということになるが、準決勝の前日練習でのことだ。ジム・リーランド米代表監督が米メディアに囲まれ、“奇妙な質問”を受けていた。 「また、制約が増えたんでしょ?」 制約? リーランド監督は不機嫌そうな表情を浮かべ、記者団に色々と反論していたという。 「今回、米代表チームは招集された選手と、あるいは所属球団との間に『契約』が交わされました。たとえば、リリーフ投手なら、イニング跨ぎをさせないとか、スタメン捕手は交互に使うとか、なかには代打を送られるのを禁じた選手もいます」(米国人ライター) こうした制約だらけのなかで、リーランド監督は采配の選択肢を狭まれたものの、アメリカを初優勝に導いた。勝因はリーランド監督の手腕だが、今回のアメリカ代表はベストメンバーではないかもしれないが、それなりの実力派を招集することができた。 それに対し、侍ジャパンは小久保裕紀監督(当時)が自ら渡米し、日本人メジャーリーガーに代表入りを訴えてまわっていた。侍ジャパンがGM制になった場合、その者が日本人メジャーリーガー、もしくはその所属球団との条件交渉に臨む。所属球団は起用法について、口うるさく注文を付けてくるはずだが、今大会のように「青木宣親だけ」なんてことにはならないだろう。 大会中に現地入りしたNPBスタッフ、関係者は代表監督に全てを一任する今のやり方に限界を感じたという。 ひょっとして、有力候補と報じられた原氏が固辞したのは、采配に制限が加わる可能性を察したからかもしれない。だが、NPBは今、水面下で次期監督の選出よりも難航しそうな代表チームの改造案に頭を抱えているそうだ。(スポーツライター・飯山満)※有力候補と噂されながらも固辞した原辰徳氏
-
芸能 2017年05月31日 16時00分
賀来千香子がバイきんぐ・小峠に、まさかの公開キッス!!
女優の賀来千香子、お笑いコンビ バイきんぐ(小峠英二、西村瑞樹)が、31日都内でキスミー フェルムの新CM発表会に出席。このイベントの最中、賀来千香子が小峠にまさかの公開キッスをするという大ハプニングが起きた。 クイズコーナーで「キスミー」と10回言った小峠は、賀来からの「私にやって欲しいことは?」の答えに間髪入れず「キスミー!」と発言。それを受けて賀来が小峠にまさかのキスという仰天ハプニングとなった。 小峠は「ガチで2日、3日このままでいようと思います。賀来さんの唇は柔らかくてプニュプニュでした。テンション上がってます」と大興奮。 賀来は「心をこめてさせていただきました」と話し、報道陣から男性とのキスはと問われると「忘れてしまうほど久しぶりでした。私にとっても、ときめきの体験でした」とまんざらでもない様子。同イベントには阿佐ヶ谷姉妹も出席した。 新TV-CM「紅筆リキッドルージュ」篇は、6月2日(金)から全国でオンエア開始の予定だ。(アミーゴ・タケ)
-
-
社会 2017年05月31日 15時00分
世の中おかしな事だらけ 三橋貴明の『マスコミに騙されるな!』 第223回 プライマリーバランス目標を破棄せよ!
よく耳にするプライマリーバランス(基礎的財政収支、以下PB)とは、国債関連経費(利払い費、償還費)を除く政府の収支になる。国債関連以外の歳入と歳出の差がPBだ。PB黒字化目標とは「国債関連以外の歳出を歳入が上回る状況にしなければならない」という意味を持つ。 2020年までにPB黒字化という“狂気の目標”を立てたのは、実は民主党政権下の菅直人内閣である。PB黒字化目標があると、政府は基本的には「歳入以上の歳出ができない」という状況に追い込まれてしまう。たとえ何が起きても…。 2010年にPB目標が閣議決定され、翌年に東日本大震災が発生した。 未曽有の大震災が起きた以上、政府はとにもかくにも財源を確保し、復興に当たらなければならなかった。日本の場合、デフレで長期金利も1%を割り込んでいる状況であり、普通に建設国債を発行し、財源を確保すればよかったのだ。 ところが、震災の前年に「PB目標」が閣議決定されていた。 震災復興の歳出は「国債関連以外の歳出」に該当する。というわけで、歳出増分の歳入(税収)確保が必要になり、復興特別税という、これまた“狂気”の方針が決定された。しかも、復興税は「被災地」の方々からも容赦なく徴収されたのである。 ここまで残酷な国を、筆者は他に知らない。 要するに、PB目標はあらゆる歳出の「天井」になってしまうのだ。日本の場合、高齢化により社会保障支出は自然に増えていく。ということは、その分、 「別の歳出を削減するか、増税により歳入を増やすしかない」 という話になってしまい、実際に消費税増税が強行され、日本はデフレに舞い戻りつつある。もちろん社会保障費自体にもメスが入り、介護報酬、診療報酬が共に安倍政権下で減らされた。 '14年度以降の安倍政権のPB赤字の削減ペースには恐るべきものがある。安倍政権は間違いなく「史上最悪」の緊縮政権なのである。 PB目標がある限り、政府は、 「デフレ脱却のための、総需要を拡大する大々的な財政出動」 に踏み切ることは不可能だ。財政出動を拡大するならば、「その分、増税」という話にならざるを得ない。 安倍政権は「デフレ脱却」を標榜し誕生した政権のはずだ。とはいえ現実には'13年の骨太の方針の時点で、 「国・地方のプライマリーバランスについて、'15年度までに'10年度に比べ赤字の対GDP比の半減、'20年度までに黒字化」 と、PB目標を閣議決定してしまった。その後の安倍政権は緊縮路線をひた走り、デフレ脱却については「デフレは貨幣現象派」(いわゆる「リフレ派」)の理論にすがりつき、金融政策一本やりになってしまった。 デフレが貨幣現象ならば、PB目標に基づき緊縮財政を推進したとしても、デフレ脱却は果たせる。何しろ、デフレは「貨幣の量が足りない」現象なのだから、日本銀行が貨幣量を増やせば済む。 現実には、日本銀行が4年間に300兆円を超す日本円(主に日銀当座預金)を発行したにもかかわらず、'16年度のインフレ率は▲0.2%と、デフレ脱却に失敗した。当然だ。政府が緊縮財政で国民におカネを使わせず、自らも使わないわけだから、インフレ率が上昇するはずがない。 デフレは貨幣現象ではない。「総需要(=消費+投資)の不足」なのである。そして、総需要は、誰かがモノやサービスを購入するためにおカネを使わなければ増えない。 来る6月、政府は本年度の骨太の方針を閣議決定する。ここに「PB目標」が残ってしまうようなら、安倍政権下におけるデフレ完全脱却はない。 ところで安倍総理は、 「予算を半額にすれば、プライマリーバランスは黒字化する。しかし、経済は最悪になる」 といった主旨のことを語ったことがある。実際にPBを強引に黒字化し、経済が「最悪」に陥った国がヨーロッパに存在する。ギリシャだ。 ギリシャ統計局は4月21日、'16年のPBが、対GDP比で3.9%の黒字だったと発表した。ギリシャ政府のPB黒字化は、国民の犠牲のもとに実現したのだ。 IMFのデータによると、ギリシャの名目GDP(ユーロ建て)は、'08年をピークに8年連続で縮小。'16年のGDPは、対'08年で何と▲27%超! 日本で言えば現在のGDPが500兆円規模から350兆円になるようなものだ。 GDPとは、国民経済の「生産」の合計であり、「支出(需要)」の合計であり、「所得」の合計でもある。'08年以降、ギリシャ国民は3割近い「所得縮小」に見舞われたことになる。つまりは貧乏になった。 ギリシャ政府の負債は共通通貨「ユーロ建て」であり、政府の負債が100%自国通貨(日本円)建ての日本とは状況が全く異なる。ギリシャ政府は、ユーロ建ての負債を「所得」から返済しなければならない。国民からの所得の分配、つまりは「税金」である。 さらに、ギリシャは債権国(EU)から、さらなる貸付の条件としてPB黒字化を求められていた。というわけで、ギリシャ政府は社会保障を削り、増税を繰り返すことでPBを強引に黒字化したのだ。 結果、国民は所得が27%以上も減る貧困化にたたき落とされた。 そもそも、PBとは財政健全化の指標ではない。財政健全化の定義とは、あくまで「政府の負債対GDP比率の低下」になる。PBがどうであろうと、国債金利が低く(日本は異常に低い)、名目GDPが堅調に成長すれば、財政健全化は達成される。 それにもかかわらず、日本はPB黒字化を「目標」に置いており、デフレ脱却のための財政出動に“ふた”をされている状況が続く。 安倍政権が本気でデフレ脱却を望むのならば、PB目標を破棄しなければならない。みつはし たかあき(経済評論家・作家)1969年、熊本県生まれ。外資系企業を経て、中小企業診断士として独立。現在、気鋭の経済評論家として、分かりやすい経済評論が人気を集めている。
-
芸能 2017年05月31日 12時45分
中島裕翔とのスキャンダルを絶妙に乗り越えた吉田羊
女優の吉田羊が30日、都内で行われた、ナビゲーターを務める展覧会「怖い絵展」の発表会見に出席したことを、各メディアが報じている。 報道をまとめると、芯の強い女性を演じることが多い吉田だが、「実は押しに弱いんですよ」と告白。また、結婚の予定を聞かれると、「1度は結婚したいと思ってはいますけど、それも相手あってのことなので。もらってくださる方がいて、そういう機会があれば。こう言い続けてきたので、自分に対しても大概にしろという感じ。行動を起こさなきゃいけない」と“婚活”も視野に入れていることを明かした。 昨年、「2016タレントCM起用社数ランキング」(ニホンモニター調べ)では13社で初のCMクィーンに輝いた吉田だが、単独でのイベント登場は久々。そうなったのは、やはり昨春のあのスキャンダルが関係していたようだ。 「昨年4月、Hey! Say! JUMPの中島裕翔が吉田の自宅に連泊していることが一部で報じられた。吉田をイベントに呼べばそのことが聞かれてしまうので、イベントの主催者側は吉田を起用することを避けて来た」(広告代理店関係者) スキャンダルの余波は多方面にも及んだ。昨秋は主演ドラマ2本が放送され、織田裕二と夫婦役を演じた映画「ボクの妻と結婚してください。」が公開されたが、「インタビュー取材はNGで、おまけに、PR活動にもほとんど稼働しなかった」(映画業界関係者)。スキャンダルから1年以上が経過し、ようやく乗り越えた吉田。 「かなり年上の吉田が相手だったおかげもあってか、中島の人気にはまったく影響がなかった。そのため、ジャニーズも吉田を所属タレントとの“共演NGリスト”には入れていない」(テレビ関係者) 今後はイベントなどのオファーも増えそうだ。
-
芸能 2017年05月31日 12時30分
元SPEED・上原多香子の新カレも!? いまナベプロ系芸人が旬!
生まれては消える“一発屋予備軍”。 ここ数年では、流行語大賞にノミネートされるフレーズをはやらせた芸人は、短命に終わるというジンクスがある。 確かに、「だっちゅーの」のパイレーツ、「なんでだろ〜?」のテツandトモ、「ぐ〜っ!」のエド・はるみ、「ワイルドだろぉ」のスギちゃん、「ダメよ〜、ダメダメ」の日本エレキテル連合は、テレビという表舞台から姿を消した。 一方で、ノミネートされるほどではないものの、一時的に露出が増えた芸人もいた。ひと昔前は、「あったかいんだからぁ」のクマムシ。今は、「しもしも〜」の平野ノラ、「イエ〜イ!」のサンシャイン池崎。そして、ドラマ『人は見た目が100パーセント』(フジテレビ系)や2社のCMに出演中のブルゾンちえみ。ネタでかかるオースティン・マホーンの『Dirty Work』も、バカ売れだ。これらの芸人に共通しているのは、全員がワタナベエンターテインメント所属という点だ。 ナベプロは定期的に、一発屋要素が高い芸人を輩出しているが、今春は、元芸人が意外な形で注目された。5人(現在は6人)ユニット・超新塾に所属していたドラゴン高山も、そのひとりだ。 およそ10年間、超新塾の一員として活動していたが、11年に脱退。演劇の世界に身を投じ、現在はコウカズヤの名義で、演劇集団・BuzzFestTheaterの作・演出を担当している。 そして、この彼こそが、元SPEED・上原多香子とのお泊り愛をスクープされた新カレ。コウカズヤが上原のために新作を書き下ろし、上演されたのち、2人で上原が住むタワーマンションへ帰る姿が激写されている。 コウカズヤはすでにナベプロを退所しているが、今もナベプロ芸人で、今春は妻と連ドラ出演を同時にゲットした強運の持ち主がいる。シャカ大熊だ。 15年に、コンビ芸人・シャカを解散。現在はピン芸人で活動しつつ、A・ロックマンの名義で舞台の作・演出もしている。5月5日に、かねてから交際していた舞台女優の市川円香とゴールイン。さらに、絶好調ドラマ『小さな巨人』(TBS系)の第2シーズンにあたる豊洲署編にレギュラー出演(5月21日に開始)。主人公の長谷川博己が所属する所轄の刑事役で、丸坊主にして挑んでいる。 サンシャイン、ノラ、ブルちえの陰に隠れるナベプロ系芸人。実は腕利きが多いのだ。
-
芸能 2017年05月31日 12時00分
高視聴率を盾に要求する天海祐希 成功報酬のしたたかぶり
昨年10月、フジテレビのドラマ『Chef〜三ツ星の給食〜』で、平均視聴率7.05%と女優生命の危機に立たされていた天海祐希(49)がテレビ朝日に救われた。この春から出演しているドラマ『緊急取調室2』が高視聴率を連発しているのだ。 「まだ5話を終了したばかりですが、今期の春ドラマで平均視聴率No.1になるのは、ほぼ間違いありません。なんたって、4月20日に放送された初回が視聴率17.9%を記録したんですから」(芸能プロ関係者) この結果に放送元のテレビ朝日は、米倉涼子主演の『ドクターX』の再来とばかりに局内からも大歓声が上がったという。だが、誰よりも喜んだのがヒロインを務めた天海本人だった。 「フジの『Chef〜三ツ星の給食〜』が大爆死したことで、一時はヒロインオファーはこないとさえ言われていたんです。最後はフジのスタッフと、けんか別れのような状態で撮影を終了している。天海本人は『二度と橋(レインボーブリッジ)を越えない』と言っていたそうです。まさに崖っぷちだった彼女が不死鳥のように復活したわけです。喜び方はものすごかった」(制作関係者) 当然だが、テレビ朝日はさっそく、シーズン3への出演交渉を行ったという。 そこで問題となるのがギャラ交渉。最近は俳優らもハリウッド同様、出演料に成功報酬を上乗せするようになってきたからだ。 「今回、天海は大コケした直後ということもあり1本当たり150万円〜と弱気な姿勢でOKしているんです。でも次は違うようで、最低でも200万円〜は堅い。さらに、視聴率がアップすればするほどギャラの上乗せを要求しているそうです」(芸能プロ関係者) 視聴率=出演料が常識となったドラマ界。なんともさもしい話だ。
-
-
芸能 2017年05月31日 11時48分
陣内智則の強運に続け! たけだバーベキューが加古川市の観光大使に就任
30日、お笑い芸人のたけだバーベキューが出身地の兵庫・加古川市の観光大使に任命され、東京都内で委嘱式が行われた。 委嘱式で、加古川市の岡田康裕市長は「たけだバーベキューさんには、もっと加古川市でこんなことをしたらいいんじゃないのか、というアドバイスをざっくばらんにいただきたい」と語った。 所属事務所である吉本興業からは、小・中学校の先輩である陣内智則に次いで2人目となる同市観光大使だが、陣内が以前に『SMAP×SMAP』(フジテレビ系)で同市の名物である「かつめし」を紹介していたことに触れ「『まさかSMAPさんが、かつめしを!』と驚いた。それに負けないように、色々とPRできたら」と意気込んだ。 陣内は就任以降、フジテレビの松村未央アナウンサーとの結婚が決まるなど、良い話が多かったということで「春先ぐらいに、ふわっと観光大使になるんじゃないかという話をいただいたら、それ以降、仕事の流れもよくなっています。開運の街・加古川でもいけるんじゃないか」と笑顔を見せた。 また、今月の2月には千原ジュニアと食事していると偶然、陣内・松村アナのカップルと会ったそう。その時は千原ジュニアに陣内がイジられていたとのことで「『お前全然、彼女を笑かしてへんやんけ』みたいな。デレデレしてました」と、陣内の様子について語った。(斎藤雅道)
-
トレンド
高橋四丁目の居酒屋万歩計(2)「帰ってきたとぶさかな」(居酒屋)
2009年05月25日 15時00分
-
トレンド
高橋四丁目の居酒屋万歩計(3)「豊後」(ぶんご、居酒屋)
2009年05月25日 15時00分
-
レジャー
日本ダービー(JpnI、東京芝2400メートル、31日)丹下日出夫の虎の巻 アンライバルドは最低でも2着は外さない!
2009年05月25日 15時00分
-
レジャー
日本ダービー(JpnI、東京芝2400メートル、31日)アプレザンレーヴ 父超えで頂点に立つ
2009年05月25日 15時00分
-
レジャー
「オークス」(JpnI、東京芝2400メートル、24日)ブエナビスタ2冠奪取 秋は凱旋門賞挑戦へ
2009年05月25日 15時00分
-
レジャー
東海S(GII、ダ2300メートル)ワンダースピードが押し切る
2009年05月25日 15時00分
-
レジャー
さきたま杯(JpnIII、浦和1400メートル、27日)スマートファルコン 主役の座は譲れない
2009年05月25日 15時00分
-
その他
福岡SG第36回「笹川賞」クオカードを10人にプレゼント
2009年05月25日 15時00分
-
社会
経済偉人伝 早川徳次(シャープ創業者)(48)
2009年05月25日 15時00分
-
レジャー
HP版!!狙え「藤川京子のフォーキャスト馬券」
2009年05月23日 15時00分
-
レジャー
オークス(JpnI、東京芝2400メートル、24日) 絶好調・石沢記者 イナズマアマリリス 波乱のヒロイン演じる
2009年05月23日 15時00分
-
レジャー
オークス(JpnI、東京芝2400メートル、24日) 藤川京子 ブエナビスタが2冠達成よ!
2009年05月23日 15時00分
-
レジャー
HP版!!狙え「アベコーのハッピー馬券」
2009年05月23日 15時00分
-
レジャー
オークス(JpnI、東京芝2400メートル、24日) アベコーの気になる本命は!?
2009年05月23日 15時00分
-
レジャー
オークス(JpnI、東京芝2400メートル、24日) 本紙・橋本はブエナビスタ中心
2009年05月23日 15時00分
-
レジャー
オークス(JpnI、東京芝2400メートル、24日) 関西本紙・谷口 センスの大きさはディープ級 ブエナビスタに死角なし
2009年05月23日 15時00分
-
その他
徳永心ちゃん大特集予告
2009年05月23日 15時00分
-
スポーツ
野球 オバQ横浜大変身のナゾ
2009年05月23日 15時00分
-
スポーツ
戦極 ライト級王者・北岡が挑戦者・廣田を格下扱い
2009年05月23日 15時00分
特集
-
野球人生“燃え尽きた”元プロ野球選手・宮國椋丞氏 今後は「周りの人に頼られたり、笑顔にしたい」
スポーツ
2025年07月25日 23時30分
-
豊ノ島、YouTubeチャンネルで若乃花とコラボ熱望 タレントとして相撲番組で「冠番組」持ちたい
芸能
2025年07月21日 12時00分
-
-
豊ノ島“ライバル”琴奨菊との思い明かす 業界には「いい物は残し、時代に併せて変わっていけば」と期待
芸能
2025年07月20日 12時00分
-
宮迫博之「雨上がり決死隊」再結成は「蛍原さん次第」 ドジャース始球式の裏話も明かす
芸能
2025年07月14日 17時00分
-
元ザブングル松尾陽介、沖縄で芸人のセカンドキャリアサポート 芸人引退に「心境の変化」
芸能
2025年04月28日 19時03分