ノアは前日、田上明取締役が社長に就任し、小橋建太、丸藤正道を副社長に据える新体制を発表したばかり。百田氏を含めた、前役員の永源遙、仲田龍、小川良成の4名は相談役としてバックアップすることになっていた。
この日、事務所を訪れた百田氏は「会社に辞表を提出しました。オレは自分の生き方を通してきたから、生き方に反することはできない」と説明。「三沢(前)社長が(ノアを旗揚げして)社長になる時も、その段階でトップの選手がなっている。(現時点で)誰がトップでやっているかといえば、小橋だと思った。小橋(が新社長)でなければ、辞めるという判断のもと辞表を出した」と理由を明かした。
百田氏は今後について現役続行の意思を示しており「うちのかみさんの会社でも興行は打てる組織になっているので。引退興行ぐらいはやりたい」と現役レスラー最年長出場記録更新を目指しているという。
三沢真由美夫人から「バラバラにならないように」と伝えられていただけに、この辞任騒動が与えるダメージは計り知れないものがあり、この事態により一層の団結力を強めることが急務となってくる。
ノア側は辞表の受理を保留しており、今後の動向に注目が集まる。