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芸能 2018年12月17日 12時40分
一般の施設は“高齢者に幼児言葉”? 『世界一受けたい授業』介護特集、阿川佐和子のセレブ介護が物議
15日に放送された教育バラエティー番組『世界一受けたい授業』(日本テレビ)のある特集がネット上で物議を醸している。 この日の放送では、「2時限目 社会」で、エッセイストの阿川佐和子が先生として出演。この特集では父を看取り、認知症の母の世話をした経験を持つ阿川が書いた著書『看る力 アガワ流介護入門』(文春新書、共著)をテーマに、「明るいアガワ流介護術」が紹介された。 番組には阿川の父が入院していたという病院の院長も出演していたが、その中では、「好物は喉に詰まらない」「万が一詰まっても、病院なのですぐ対処できる」と紹介。さらに、「一般の介護施設ではよく赤ちゃん言葉を使う」「一日中パジャマのままベッドで過ごす方も多い」などと指摘しつつ、その病院では「どんな相手にも丁寧な敬語で対応する」「パジャマから部屋着に着替えてもらい、日中はベッドから下りて生活にメリハリをつける」などと紹介していた。 しかし、これについてネットからは「どんな好物でも嚥下障害が起きてたら安易に食べられない。言い方に語弊がある」「お金に糸目をつけないで高い病院に預けるなら誰だって明るい介護ができるよ…」「いまの介護業界ディスりたいの?世界一受けたくない授業だわ」といった批判的な声が殺到。また、実際に介護職に就いているというネットユーザーからは、「介護職員になると高齢者を子ども扱いしないように指導される」「相手に合わせてたまに敬語を話すことはあっても赤ちゃん言葉は使わない」といった指摘も寄せられ、「現実の介護の現場を馬鹿にしてる」「本当に在宅介護に悩んでる人が受けたい授業ではなかった」という声が噴出していた。 番組では、実際に食べる力が衰えている患者のために、食べやすいように食事が工夫されていると紹介する箇所もあったものの、「好きなものなら喉に詰まらないのです」と断言する場面も。一部からは「この特集見て、介護って気負わなくていいんだって思った」「辛いだけが介護じゃないよね」といった声も見受けられたが、介護の現状と乖離した紹介がなされたため、ネットユーザーを刺激してしまったようだ。
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芸能 2018年12月17日 12時30分
土屋太鳳、“キラキラとした青春映画”の女子高生役を卒業宣言 その切実な裏事情
女優・土屋太鳳(23)が15日、都内で主演映画「春待つ僕ら」(平川雄一朗監督)の公開記念舞台あいさつに出席した。 同映画は、クラスになじめない女子高生・美月(土屋)と、バスケットボール部のイケメン男子5人が繰り広げる青春ラブストーリー。 各スポーツ紙によると、土屋は「卒業式に参加する気分です」とあいさつ。15年のNHK連続テレビ小説「まれ」の主演が転機となり、「朝ドラをやる前と後では役柄が全然変わった。終わってからはキラキラした青春映画が多くなった」と振り返ったという。 また、「高校は3年で卒業。私も女優として、3年間制服を着させてもらった。今回は集大成で卒業作品と思いながら撮影しました」と、笑顔で話し、JK役が多かった青春映画からの“卒業”を宣言したというのだ。 「なぜか、今や『女が嫌いな女』の代表格のような存在になってしまった土屋。JK役の青春映画はどうしてもイケメン俳優と共演する機会が多く、その俳優とのラブシーンも世の女性たちから嫉妬を買うほど嫌われている。そういう状況を踏まえたうえでの卒業宣言だったと思われる」(芸能記者) 今年7月期にJK役で民放で連ドラ初主演作となった「チア☆ダン」は平均視聴率7・1%(ビデオリサーチ調べ、関東地区)と振るわず。 JK役ではなかったものの、今年9月公開の主演映画「累-かさね-」も興行的には振るわなかった。「今後、事務所がどういう路線で売ろうとしているかが、かなり微妙なところでは。今まで封印していた“お色気”の解禁も視野に入れなければ、女優として盛り返すのは難しそうです」(同) 土屋がどんな作品を選ぶのかが注目される。
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芸能 2018年12月17日 12時20分
「いろんな人がムカついている」古市憲寿氏の小説、まさかの芥川賞候補に 受賞の可能性は?
17日朝の『とくダネ!』(フジテレビ系)で驚きのニュースが報じられた。“炎上”発言で知られる社会学者・古市憲寿氏の小説が、第160回芥川賞の候補作に選出されたというのである。 その候補作は、古市氏にとって初めての小説『平成くん、さようなら』(文藝春秋)。安楽死をテーマにして、生きることの意味を問い直す内容となっているが、この『とくダネ!』冒頭、いきなり司会の伊藤利尋アナウンサーから、「先生、おめでとうございます!」と呼ばれた彼は、冷静に「まだまだ候補なんですけれども」と回答。また、「いろんな人がムカついていると思うんですよ。なんで古市が候補なんだっていう」と、自分の置かれた状況も冷静に俯瞰していた。 さらには、「でもそういう人は、逆にほかの候補作も面白いので、読んでもらって賞が盛り上がれば」という大人な発言もしていた。 古市氏の著書は安楽死がテーマというが、具体的にはどんな本なのか? 「主人公は、平成を象徴する人物としてメディアに取り上げられ、現代的な生活を送る『平成くん』です。彼は合理的でクール、性的な接触を好まない。ところがある日、平成の終わりと共に安楽死をしたいと恋人の“愛”に告げます。これだけでも、この主人公は古市氏を擬人化したものということが分かるでしょう。彼の思いや実体験がそのまま反映されているのでリアルなのです」(芸能記者) 候補に残っているのは古市氏の著書を含めて6作品。ズバリ受賞の可能性はあるのだろうか? 「可能性的には高いと思います。権威のある芥川賞ですが、近年は出版不況の影響で売上重視の傾向を強めています。2015年、第153回芥川賞にピース又吉直樹 の『火花』(同)が受賞し、 253万部(単行本のみ)を記録したのがその好例でしょう。つまりはメディア露出している人が好まれているのでは」(同) 芥川賞の選出対象となる作家は、かつては「無名あるいは新人作家」に限られていたという。だが最近は、すでにキャリアを重ねている作家が受賞することも珍しくなく、新人の登竜門ではないようだ。いずれにしても受賞発表は来年1月16日。これで古市氏が獲ったらアンチが黙ってないかも!?
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芸能 2018年12月17日 12時15分
東国原氏、“息子と弟子の素行不良は元貴乃花親方の教育方針が悪い”と投稿し物議 執拗に叩く理由とは
15日夜、元宮崎県知事の東国原英夫氏が、Twitter上で元貴乃花親方の教育や指導方法に疑問符をつけ、物議を醸した。 東国原氏は元貴乃花親方について、「貴ノ岩事件勃発当初の頃、その事件をきっかけに、角界・相撲協会等を大改革してくれるものと大変期待をしていた」と投稿。しかし、「その後の一連の(元)貴乃花親方の言動は期待外れ。本当にガッカリさせられました」とバッサリ切る。 さらに、話は元貴乃花親方の「指導方針」へ。東国原氏は「元貴乃花親方は、二言目には弟子や子供の指導・教育の徹底と言いますが、果たしてそれが何処まで貫徹・成就されているのか甚だ疑問です」とし、「貴ノ岩関や(花田)優一氏の素行の悪さは方々で耳にします。元貴乃花親方の教育・指導方法は正しかったのか。成果はどうか」と、元貴乃花親方の「責任」に言及した。 この発言に、ネットユーザーは怒りの声を上げる。ツイートのリプライには「元貴乃花を叩いても仕方ない」「個人攻撃にすぎない」「本人の責任では」などと批判が殺到。さらに、「自分の20代を思い出してほしい」「あなたがそれを言えるのか。師匠の顔に泥を塗ったこともあったのでは?」という声や、「素行の悪さについてはあくまでも噂。事実なら耳にした話を明確にしてもらいたい」という指摘もあった。 東国原氏は『バイキング』(フジテレビ系)に出演し、坂上忍や相撲協会寄りの意見を持つ横野レイコ氏とともに元貴乃花親方批判を繰り返しており、「貴景勝以外はポンコツ」などと、誹謗中傷とも思えるコメントを行っている。その延長線上の発言だと思われるが、Twitter上においても元貴乃花親方を批判するとは、少々異常のように思えてならない。 本サイトでも既報だが、元貴乃花親方は日本テレビやテレビ朝日の取材は受けているが、批判を繰り返すフジテレビの取材は一切受けておらず、快く思っていないことは明らかだ。東国原氏を始め、横野氏、坂上、そしてフジテレビ関係者は、相撲界を去った元貴乃花親方を憎み、批判を繰り返すのだろうか。その理由も明らかにしてもらいたいものである。
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芸能 2018年12月17日 12時10分
突然卒業発表したHKT・指原 原因となったのは、ある信じがたい噂?
人気アイドルグループ・HKT48の指原莉乃が15日、都内で行われたHKTのコンサートで、突如グループからの卒業を発表したことを、各スポーツ紙が報じている。 各紙によると、来年4月28日に神奈川・横浜スタジアムで卒業コンサートを行い、卒業後の5月28日にHKTの本拠地である福岡・マリンメッセ福岡で“大感謝祭”を開催。 指原はアンコールで、「ここで報告があります。私、指原莉乃は…HKT48を卒業します。すごく考えた結果です」と泣きながら報告。 コンサート後、指原はツイッターで「今日のHKT48のコンサートで、卒業発表をしました。突然でびっくりさせてしまってごめんなさい。平成のギリギリまでアイドルを全力で楽しみます!」と綴った。 「すっかり乃木坂・欅坂の『坂道グループ』に勢いで圧倒され、48グループは“斜陽産業”になってしまった。ソロでのCMやテレビ番組でたっぷり稼いでいる指原だけに、もはや自分の時間を最優先にしてのんびり仕事をすることを決断したのだろう」(レコード会社関係者) もともと、指原は07年10月にAKB48の5期生研究生オーディションに合格し、08年3月に劇場デビュー。2012年5月にソロデビューし、同6月の選抜総選挙で4位に入るなど躍進したが、同月、「週刊文春」(文藝春秋)で過去の“交際”を相手の男性に告白され、その一件を機にHKT48へ完全移籍したが、移籍後、前人未到の総選挙3連覇を達成するなど大活躍中。 そして、今回の卒業発表となったが、あるうわさが飛び交っているというのだ。 「恋愛禁止が暗黙のルールの48グループだが、指原が“ガチ恋愛”しているのではといううわさが流れています。それを原因にはしたくなかったので、卒業発表を前倒しにしたのでは。いずれにせよ、今後、周辺がさわがしくなりそうです」(芸能記者) AKB卒業後、苦戦する主力メンバーは多いが、指原は現状からすれば卒業後も安泰に思われるが…。
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芸能 2018年12月17日 12時00分
自らNHKに猛烈売り込みをかける笑福亭鶴瓶スピンオフ「大河ドラマ」
NHKドラマ制作局が嬉しい悲鳴に沸いている。 二桁台の平均視聴率を何とかキープしている大河ドラマ『西郷どん』(NHK)で岩倉具視役を演じている笑福亭鶴瓶(66)が、自らスピンオフのドラマ企画をNHKに持ち込んだという。「当然ですが、ドラマは鈴木亮平(35)が演じる主役の西郷隆盛が西南戦争で自決するまでを描きます。鶴瓶演じる岩倉は、西郷の訃報を聞き、『そうか死んだんか、あいつはアホなやっちゃ』と言って芸者遊びしているんです。でも、その頬にはうっすらと涙が一筋落ちるんです。ちなみにこの涙は鶴瓶のアドリブだそうです」(ドラマ関係者) 鶴瓶は、この先の岩倉具視の物語をどうしても演じたいとNHKに猛烈売り込みをかけているのだ。「正直、NHKは当惑しながらも喜んでいる。だって鶴瓶といえば、スケジュールはいっぱいなんです。そればかりか、大久保利通役の瑛太や、徳川慶喜役の松田翔太にもNHKに代わってキャスティングしたと言うんです。瑛太も松田も忙しいが、鶴瓶に頼まれたらイヤとは言えません。出演の方向で話が進んでいるそうです」(同) 企画を持ち込まれたNHKサイドも、同様の対応だという。「鶴瓶といえば、視聴率12〜15%を取る『鶴瓶の家族に乾杯』(NHK)のメーンMC。万が一にも機嫌を損ね、NHKと袂を分かつことになったらたまりません。事情はどうあれ、制作する方向で話が進んでいるようです」(テレビ事情通) 気になる出演料だが…。「特番となるため、鶴瓶は1本当たり300万円〜。瑛太や松田などは出演シーンや拘束時間にもよりますが1本80〜150万円くらいになるようです。もっとも、収録は本当にごく一部。8割以上はこれまでのVTRのシーンなどのつなぎ合わせと言うんです」(前出・ドラマ関係者) 鶴瓶が売り込んだスペシャルドラマ『西郷どん〜その後の獅子たち〜(仮題)』は1月中に放送予定だ。
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芸能 2018年12月17日 12時00分
張本氏、上原投手は「10球なら良い球」、菊池雄星投手メジャー移籍には露骨に不快感で批判殺到
16日放送の『サンデーモーニング』(TBS系)で、張本勲氏が巨人を一度自由契約になり12月に再契約した上原浩治投手と、西武からポスティングシステムでMLB入りを目指す菊池雄星投手について、独自の理論に基づいたコメントを行い、物議を醸した。 番組では、関口宏が「こういうことになりました、巨人再契約」と自由契約となった巨人と再契約したことが伝えられる。すると、張本氏は「まだ10球くらいは大丈夫でしょう」と、コメント。10球では打者1人で終わってしまうこともあるだけに、関口は「10球?」と驚きの声を上げてしまう。 張本氏は「1イニングだから3人だから。だいたい10球くらいは良い球投げますからね。歳からいってもこの人の直球はまだ速いから、大丈夫だと思います」とコメント。微妙な根拠で「まだやれる」という見方を示す。 関口から「来週(後に2週間後に訂正)(上原が)来てくれるそうです」と伝えられると、張本氏は「あ、そうですか、俺けなそうと思ったんだけどよかった」と発言し、笑いを取った。 続けて、関口から菊池がポスティングシステムを利用し、複数球団と交渉中であることが紹介されると、張本氏は、 「どこ入ってもいいじゃないですか。アメリカのチームに入るんだから、どこに入ろうとあんまり関心ないですよ」といつもの通りメジャーリーグ関連の話を露骨に嫌悪した。 ただし、「活躍できるか」の問いには、「田中将大やダルビッシュ、マエケンくらいはやるでしょう」とコメント。力は評価しているようだった。 上原は「10球なら通用する」発言については、「10球じゃ1人で終わる」「実はけなしている?」「ワンポイントで使えってことか」などのツッコミが。また、「もうスピードは出ない」「今年のピッチング見たんかな?」など、評価に否定的な見方を示すネットユーザーも多かった。 そして、菊池への発言には「呆れた」「けなすならスルーしてほしい」など、批判が集まることになった。 「10球くらいなら良い球投げる」と揶揄された上原は、30日にゲスト出演するという。以前、張本氏のメジャー嫌いに「喝」を入れたことがある上原だけに、発言への反応が注目される。
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芸能 2018年12月17日 11時50分
松岡修造、年下サッカー選手より“綺麗な血管”? 「声を出して応援」が健康の秘訣
スポーツキャスターの松岡修造が14日、都内で行われた明治安田生命「みんなの健活プロジェクト」発表会に出席。イベントの一環で血管年齢診断を測定することになり、張り切って診断に応じたが、診断結果は100点満点中の52点。松岡は現在51歳だが、同年齢の男性ではいい方の結果だと説明を受けるも、「喜べない」と不満顔を見せ、「ショックです」と肩を落とした。 イベントには女優の広瀬アリス、川崎フロンターレの中村憲剛、松本山雅FCの橋内優也、FC琉球の富所悠も登壇。38歳の中村も血管年齢診断を受けたが、こちらは34点。51歳の松岡より低い数値にやはり落胆の表情で、「修造さんに負けたのがショック」とため息。シーズン終了後にパーティなどに呼ばれるケースが多いといい、不摂生が原因と自己分析した。 健康を維持するための「健活」が話題に挙がると、広瀬は「体をよく動かしています。ジムに通っていたり筋トレしたり。忙しい時こそ運動してリフレッシュすることが多いです」と自身の工夫を紹介。松岡の方は「応援すること」が自身の「健活」だといい、「応援することが生きがい。引退してからは応援しかない。自分のことより人のこと。だからこそ一生懸命になれる」と持論を展開。 「声だけでなく僕は動きも入りますから、サッカーの応援をしている人も同じ。すごく体力を使うでしょうし、それも『健活』に入ると思います」とにっこり。「最近一番声を出したこと」を問われると、「それは女子フィギュア(スケート)でしょうね」とさらに笑顔。「紀平(梨花)さんが世界一になった。素晴らしいこと」とフィギュアスケートのグランプリファイナルで、浅田真央以来日本勢13年ぶりに、シニア1年目Vの偉業を達成した紀平の健闘を称えていた。(取材・文:名鹿祥史)
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社会 2018年12月17日 06時00分
「片づけが苦手」だと“発達障害”? 昨今よく耳にするようになった理由
最近、“発達障害”という言葉をよく見聞きしないだろうか。発達障害とは、脳機能の生まれついた発達の偏りによるもの。2000年に日本で発売されたアメリカのベストセラー『片づけられない女たち』ではADD(注意欠陥障害)が取り上げられ、ここから日本でも発達障害という言葉が広まっていった。この本では「片づけが苦手なことは性格の問題ではなく、障害の可能性がある」と主張している。 「ゴミ屋敷に近いほど家が散らかっている」となると、明らかに不健康のように感じられるが、片づけが苦手だという人自体は少なくない。部屋が汚い、仕事場のデスクの上がゴチャゴチャしている、ということは男女ともにありがちだ。片づけが苦手なことに悩んでいる人もいるが、それは発達障害のせいなのだろうか。27日発売の『発達障害グレーゾーン』(扶桑社新書)などの著書があり、自身も発達障害の当時者であるフリーライター・姫野桂(ひめの・けい)さんに話をうかがった。 「片づけが苦手なことが発達障害であると断定はできませんが、その可能性はあります。ADHDの特性により優先順位をつけることが難しいため、必要なものとそうでないものの区別がつかない、というのが一番の要因として挙げられます。また、次から次へと興味が移ってしまう特性を持つ人は、片づけの途中で別のものに目が行ってしまい、よけいに散らかってしまうというケースも。また、ジェンダーの背景から、女性の場合は、男性と比べて『片づけができない=だらしない』とより思われてしまいやすい生きづらさがあります」 「片づけが苦手=発達障害」と簡単に断定することはできないが、可能性はあるという。そもそも、最近はNHKで特集が組まれるようにもなったが、かつて発達障害の人はいなかったのか。それとも世間で認識されていなかったのだろうか。その点も姫野さんに聞いた。「発達障害の特性を持つ人は昔からいましたが、よりコミュニケーション能力を求められる時代になり、可視化されてきただけだと思います。バブル期なら仕事ができない人も窓際族としてお給料をもらえていたけれど、不景気になって最初にクビを切られたのは、(発達障害の特性も含め)仕事ができない人たちだったと、取材した精神科医に聞きました。また、病気ではなく障害なので、治ることはありません」 それでは、冒頭の「片づけができない」ということ以外に発達障害の可能性がある特性には、何があるのだろうか。「『仕事で同じミスを何回も繰り返す』『昔から“空気が読めない”と言われる』『いくら注意しても遅刻や忘れ物をする』こういった特性を持つ人が、自分の悩みは発達障害ではないかと思い、専門外来に行くケースが急増しています。ただ、それでも発達障害だと診断されるとは限らないですし、特性はその人によって本当にさまざまですね」 自分が発達障害ではないかと思ったときには、自己判断で決めつけずに、専門外来に行き専門家の判断を仰ぐことが大切であることは間違いないだろう。コメント:姫野 桂(ひめの けい)著書『私たちは生きづらさを抱えている 発達障害じゃない人に伝えたい当事者の本音』(イースト・プレス)https://amzn.to/2L9Dl1o『発達障害グレーゾーン』(扶桑社新書)https://amzn.to/2QGcqj5
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社会 2018年12月17日 06時00分
田中角栄「名勝負物語」 第三番 石原慎太郎(4)
これまで例のなかったなんとも目まぐるしい“政界遊弋史”を刻んできた石原慎太郎は、平成11(1999)年、かつて一度は敗北した東京都知事選に再チャレンジ、今度は当選を果たした。 在職中、定例記者会見をジャンパー姿でやるなどのほか、都職員給与カットを要求して「自殺したり、ホームレスになるよりはいい」、火山活動が続く三宅島視察の翌日には都職員を「木っ端役人」、練馬駐屯地での自衛隊記念式典では「三国人」と発言するなど、怖いモノなしの“石原流”は変わらなかった。一方で、横田基地の全面返還などに意欲を示したものの、ディーゼル車の排ガス規制実施以外、その実績は必ずしも評価の高いものとは言えなかった。特徴的だったのは、国政を意識した活動が多かった点であった。 この完全燃焼し切れなかった都知事のイスを辞したあと、石原はまったく突然に『天才』と題した田中角栄“激賞”本を出版、大きな話題を得た。あれだけ田中批判に体を張った感のあった石原が、一転して「未曽有の天才」「希代の政治家」と手放しだったからだ。例えば、その『天才』では、次のように記している。少し長いが、抜粋してみる。 「彼ほど先見性に富んだ政治家は存在しなかったということを、痛感させられた。現在のこの国の態様を眺めれば、その多くが彼の行政手腕によって現出したということがよく分かる。私が東京という首都を預かる知事になって試みながらかなわなかったことの数々は、もし彼が今なお健在であり、彼に相談を持ちかけたなら、かなえられたかも知れぬとつくづく思う。私を若い友人として付き合いをしてくれた佐藤栄作にしろ、異例の抜擢で閣僚に据えてくれた福田赳夫にせよ、田中角栄ほどの異形な存在感などはありはしなかった。 いずれにせよ、私たちは田中角栄という未曽有の天才を、(ロッキード事件で)アメリカという私たち年来の支配者の策謀で、失ってしまった。歴史への回顧に、もしもという言葉は禁句だとしても、無慈悲に奪われてしまった田中角栄という天才の人生は、この国にとってじつは掛け替えのないものだったということを改めて知ることは、決して意味のないことではありはしまい。この歳になって、田中角栄の凄さが骨身にしみている」(要約) 都知事として国政を意識した活動が多かった石原の、自らが「田中角栄」になれなかったゆえの無念さがにじむ文章でもある。 そして、田中角栄に“陥落”した決定的なこんなエピソードを、『天才』ほか他の著作、発言でもこう披露している。★カブトを脱いだエピソード「角さんが退陣したあとの昭和52年秋口、スリーハンドレッドクラブ(茅ヶ崎市)のゴルフ場にあるテニスコートでテニスをしてクラブに引き揚げたとき、仲間の参院議員と角さんがいた。私もびっくりして、まずいなと思って仕方なく一礼したら、角さんはいかにも懐かしげに、『おお石原君、久し振りだな。こっち来てすわれよ』と言い、自分から立って窓際からイスを持ってきて自分の横に据えてくれた。私が『いろいろご迷惑をおかけしてすいません』と頭を下げたら、『ああ、お互いに政治家だ。気にするな。ここに来てすわれよ。まあ、ちょっと付き合って一杯飲めよ』と。 自ら立ち上がって近くにいたウエイターに言うんだ。『おい、ビールをもう一つ』。この人はなんという人だろうと、思わずにはいられなかった。私にとっては、あれは他人との関わりで生まれて初めての、おそらくたった一度の印象的な出会い、経験だった。角さんは好きだね。私は、あの人が好きだったんです。関心がありましたもの。関心があるというのは、好きになる前兆なんじゃないのかな。人間の人生を形づくるものは、何と言っても他者との出会いにほかならない」(要約) 石原慎太郎、只今86歳。田中角栄が病魔に倒れ、政治的影響力を喪失してから33年の歳月が流れている。田中と石原、長く距離を置いていた二人の“寵児”の関係とは何だったのか。 途中、政治家としての挫折はあったものの、ほとんど実人生の苦労を知らずにスター街道を走り抜いた石原。対して、田中は貧窮の中で地べたを這い、叩き上げで政界の頂点にのぼった。そこには、いみじくも先に石原が述べているように、実人生とは人との出会いにあることが浮かび上がる。そこから、人間の本質、政治の本質が見えてくるのである。 石原には、小説家と政治家の“乖離”が残念ながらつかめなかったとも言えた。苦労は買ってでもしろ、との俚諺もあるように、田中は、それを早々に肉体で受け止めていたということだった。 石原は、こうも言っている。「日本は田中角栄がつくった」と。 完全に、カブトを脱いだ述懐ということだった。(文中敬称略/次回は三木武夫元首相)***********************************************小林吉弥(こばやしきちや)早大卒。永田町取材49年のベテラン政治評論家。抜群の政局・選挙分析で定評がある。著書に『愛蔵版 角栄一代』(セブン&アイ出版)、『高度経済成長に挑んだ男たち』(ビジネス社)、『21世紀リーダー候補の真贋』(読売新聞社)など多数。
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