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スポーツ 2019年10月28日 12時00分
メジャーリーグ嫌いの張本勲氏に「一緒にアメリカ行こう」 田淵幸一氏、暴言を優しく諭し称賛の声
27日放送の『サンデーモーニング』(TBS系)で、ゲストの元阪神、西武の田淵幸一氏が、メジャーリーグの話題を極端に嫌う張本勲氏を諭すシーンがあった。 番組では、メジャーリーグの珍プレーを紹介。ヒューストン・アストロズのジャスティン・バーランダー投手が、三塁前のセーフティバントをスライディングしながら捕球しに行った上、無理な体勢から一塁に投げようとして脚に当ててしまう様子を紹介する。 これを見た張本氏は、 「ありがちなプレーなんですよ。アメリカの選手の一番良いところは、最後の最後まで諦めない。彼、21勝してるんですよ今年。たいへんな大投手なんですよ。ありがちなんだ、大投手でも大選手でも慌てるとああいうことが起きる」 と珍しくアメリカの野球選手を褒め称える。すると、横にいた元阪神タイガース・西武ライオンズ選手で、福岡ダイエーホークス元監督田淵幸一氏が、「でも張本さん、ちょっとそろそろメジャーにも注目しましょうよ。いつも『そんなもん、野球はいいんだ』って言ってるけど、今度、一緒にアメリカ、メジャー一緒に行きましょうよ」と諭す。 張本氏は受け入れることができなかったようで、「一人で行ってくれよ」と突き放す。ところが、田淵氏が「『サンデーモーニング』のお金で」と話すと笑顔になり、「おおそうか、それなら行ってみようか」と笑った。 関口宏は「番組のお金で」をスルーし、「確かにアメリカには関心ないっていうんですが」とポツリ。田淵氏は「そうなんです、いつも見てるんだけどね」とコメント。張本氏は無言だった。 この田淵氏の言動に、視聴者からは「田淵氏の優しさ」「言い方は優しかったけど注意だよね。でも良かったと思う」「いつも見ているからおかしさに気がついているのかも」など、称賛の声が相次ぐことになった。 金田正一さんが亡くなり、張本氏の暴走を止めることのできる人物がいなくなったと言われる昨今。田淵氏のような後輩ながら、諭すことができる人物は貴重かもしれない。
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芸能 2019年10月28日 11時55分
“田舎出身”の町田啓太、紅葉だけに気持ちも「高揚」 好きな女性の唇にもこだわり
劇団EXILEの町田啓太が25日、都内で行われた期間限定のポップアップストア「アルマーニ ビューティ KOYO」のオープニングイベントに出席した。 ジョルジオ・アルマーニの期間限定ストアとして渋谷区の神宮前にオープンした同ストア。紅葉をモチーフにした場内のインテリアを見回した町田は「気持ちが高揚(紅葉)しております」と照れくさそうにオヤジギャグ。 紅葉見物には興味があるといい、「僕は群馬の田舎出身。アウトドア中心で育ちました。山登りも好きでしたし、今の時期紅葉ももちろん見に行きたいなって」と嬉しそうに語る。この秋の過ごし方についても、「自然の中でスポーツやったりするのが僕の中で一番好き。野球や武道をやって来たし、スポーツの後は温泉に行ったりして汗を流すのが最高だと思っています。今年はメンバーみんなで紅葉見に行くという感じではないけど、バーベキューに行こうとか考えています」と述べる。 また、同ブランドのコンセプトに絡め、エレガントな女性像を問われると、「(困っている人に)気軽に手を差し伸べられる女性は素敵。電車の中だったり、席を譲っていたりする人を見ると素敵だなって。写真に収めたくなります。優しさがにじみ出ている感じはエレガントじゃないかなって」と持論を展開。 「女性の唇の好み」については、「初対面の時、目と同じくらい、唇にも目が行く。僕は唇が薄いので厚い唇に憧れます」とコメント。新発売の「リップマエストロマットネーチャー」を手に取ると、「結構周りが男性ばかり。でも、きょうだいとかは実は女きょうだい。妹とかは化粧っ気がないのでこれをプレゼントしてあげたい。普段からドレスアップとかしないので、これでドレスアップしてって声をかけたい」と話していた。(取材・文:名鹿祥史)
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社会 2019年10月28日 11時45分
「改憲をしろということ?」の声も 『サンモニ』青木氏と谷口氏、共に天皇制を批判し物議
27日放送の『サンデーモーニング』(TBS系)で、ジャーナリストの青木理氏と法学者の谷口真由美氏が天皇制について猛批判を展開。一部視聴者から怒りの声が相次いでいる。 番組では、天皇陛下が即位礼正殿の儀に臨む様子を詳細に放送。その後、番組の出演者がコメントを行う。 この中で、谷口氏は「天皇が憲法に則りとお話をされてたので、憲法1条を改めて読み直した」と話す。その上で、「象徴天皇制と言うものは、主権の存する国民の総意に基づくって書いてあるんですね。で、今回天皇制そのものっていうことも議論にやっぱりならないっていうのも、ちょっとやっぱ主権者として天皇制をどう考えるかっていう事を皆さんが忘れてるんじゃないかなと思うんですね」と、現状の象徴天皇制に異論を唱える。 そして、「人が象徴として生きるってどういうことなのか。そういうこと強いているってことはどういうことなのか。天皇及び皇族に基本的人権はあるのかとかそういう観点で、議論もう一度やっぱりちゃんとしなきゃいけないじゃないかなという風に考えます」と現行の憲法で定められた象徴天皇制を考え直すべきだという意思を示した。 そして、22日の即位礼正殿の儀当日にも、『モーニングショー』(テレビ朝日系)で天皇制について異議を唱え、一部から猛批判を受けた青木氏は、「即位の礼ってほとんど議論もなく前例踏襲にしちゃったんですね。しかし、これ政教分離に反して大丈夫なのかという疑問が裁判所からあったんだけど大丈夫か」と即位礼正殿の儀を「政教分離の原則に反している」と裁判所が疑問視したと話す。 続けて、「それから男系男児だけで存続出来るのか。これで天皇制の根本的なありようとかも議論にしなくちゃいけないことがたくさんあるのに、慶事でおめでとうございますだけでいいのかっていうあたりは今回強く思いましたよね」と『モーニングショー』での発言と同じく、「慶事でおめでとうだけでいいのか」と苦言を呈した。 谷口氏の発言に、一部視聴者は「それは改憲をしろということか?」「あなたの発言を国民の総意にしないでもらいたい」「天皇制を考え直すべきなんて思っている人は特殊な人達だけでは?」「なぜ天皇陛下と呼ばないのか」と怒りの声が上がる。 そして、22日の当日に続いて「おめでとうだけでいいのか」と発言した青木氏については、「呆れた」「意見の偏ったこの人がテレビに出続けられる理由が知りたい」など呆れの声が相次ぐことになった。一方、普段安倍政権を批判する層からは、同意の声も見られた。 様々な意見がある中で、天皇制を疑問視する人の出演が目立つ『サンデーモーニング』。天皇制存続に賛成する有識者のコメントも取り上げての議論を望む視聴者の声もある。
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スポーツ 2019年10月28日 11時30分
阪神、バレンティン争奪戦には参加しない? 暗に示した“マネーゲーム”不参加の意思、矢野監督の方針にも影響か
プロ野球界は「オフの補強」に向けて動き始めた。しかし、その言葉を聞かされた瞬間、今オフの主役の去就が絞られた。ひょっとしたら、下交渉も終わっているのではないか? フリーエージェント権行使(以下=FA)の申請期間が始まった10月24日、阪神・谷本修副社長兼球団本部長(55)が報道陣に囲まれた。今オフのFA補強について聞かれ、ハッキリとこう言い切った。 「極めて、消極的です」 今オフ、矢野阪神はFA市場を静観する。その前日から“確実な情報”として飛び込んできた話もあった。本塁打王3回、ベストナイン&最高出塁率2回、打点王1回、2013年MVPにも選ばれた東京ヤクルトのウラディミール・バレンティン外野手(35)がFA権を行使するという。 バレンティンのFA権行使の情報はヤクルトサイドから漏れてきたもの。関係者によれば、ヤクルトはバレンティンに「2年の複数契約」を提示。年俸額は不明だが、バレンティンの代理人は「交渉の窓口を広げたい」と回答してきたという。故障さえしなければ、70打点以上の計算も立つ選手だ。 守備難、来季36歳という年齢から「興味ナシ」の球団もあるが、「変化球主体の日本の野球に来日1年目の新外国人選手が対応できないケースも多いので」と、前向きに捉えるチームも少なくない。 某球団のスタッフが「私見」と、こう語っていた。 「バレンティンの現推定年俸は4億4000万円。それ以上の年俸を提示するとなると、ちょっと…」 バレンティンのFA権行使のウワサは水面下で囁かれていた。阪神副社長の「消極的発言」は“バレンティン獲得はない”と、暗に宣言したものでもあるのだ。 「ソフトバンクがバレンティンに興味を示しているとの情報も交錯しています。資金源が豊富なソフトバンクなら4億円以上でも払えるでしょうし、巨人もマンザラではないと聞いています。マシソン(3億5500万円)、ビヤヌエバ(2億2500万円)、森福(8400万円)が退団した分をそのまま充てれば軽く4億円に届くし、今季限りで引退する阿部慎之助の推定年俸も1億6000万円でした」(ベテラン記者) 日本一を目指す巨人にとって、「これ以上、ソフトバンクに好選手を行かせるわけにはいかない」との思いもあるようだ。 「DeNA・筒香のメジャーリーグ挑戦が決まりました。狭い横浜スタジアムなら、ヘタクソなバレンティンの外野守備でも致命傷にはなりません」(前出・同) こうした情報を聞くと、「マネーゲームには参戦しない」とする阪神の選択は正しいのではないか? もっとも、阪神は福留、糸井のレギュラー外野手の年齢的ネックを解消しなければ、優勝戦線に加わることはできない。日本球界向きの新たな外国人選手を探すようだが、矢野燿大監督は覚悟を決め、若手育成を最優先事項に挙げたそうだ。 「近年の阪神はシーズン途中、緊急で外国人選手を獲ることを繰り返しています。オフの間に『計算の立つ外国人選手』を獲れば、腰を据えて若手育成に専念できるという意見も球団内部にはあるそうです」(在阪記者) バレンティンの去就に注目が集まるのは間違いないようだ。(スポーツライター・飯山満)
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芸能 2019年10月28日 07時00分
ついに期待のセンターメンバーも逃げだしお先真っ暗のAKB48
アイドルグループ・AKB48の矢作萌夏が27日、フジテレビ系「ミライ☆モンスター」に出演し、グループからの卒業を発表した。また、グループの公式ウェブサイトでは、来年2月1日が最後の握手会になることが発表された。 矢作は昨年1月の「第3回ドラフト会議」でAKB48チームKに指名され加入し、5月に公演デビュー。まだまだグループでの経験は浅いが、今年1月にソロコンサートを開催。9月に発売されたシングル「サステナブル」ではセンターをつとめていた。 学業とグループの活動の両立を目指していたというが、公式サイトで「限られた時間の中ではグループ活動に参加できないことも多く、ファンの方々へ申し訳ない気持ちでいっぱいでずっと心苦しかったです」と謝罪した。 「運営側が未来のエースとして猛プッシュし、異例のスピードで“出世”を果たしていた。しかし、若い割になかなか計算高いことでも知られており、いろいろ考えた結果、早めに見切りをつけることにしたのでは」(テレビ局関係者) AKBといえば、今年は姉妹グループのNGT48が元メンバーの山口真帆が暴行を受けた事件の騒動がいまだに終息せず48グループ全体のイメージがダウン。 9月には唯一の地上波冠番組が終了し、連続出場を続けて来た紅白への出場もピンチだと言われている。「矢作が逃げ出したのを見て、今後も若いメンバーのグループ卒業が相次ぐのでは。そうなると、ベテランメンバーたちはグループを支えるために残らざるを得なくなり、もはやお先真っ暗」(芸能記者) 矢作の卒業発表は波紋を広げそうだ。
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社会 2019年10月28日 06時30分
中国の“恐るべき水責め”…メコン川流域5カ国を巨大ダムで支配!?
各地で猛威を振るった台風19号が首都圏を直撃した際、荒川が「氾濫危険水位」に到達した。荒川が氾濫した場合、埼玉県戸田市などが水没するとのシミュレーションもある。 10月13日夜の情報番組『Mr.サンデー』(フジテレビ系)に出演した橋下徹元大阪市長が、台風19号の豪雨による河川の氾濫被害をVTRで見た後、「都市化されている下流地域に被害が出ないように、上流部であえて氾濫させる考え方がある」とビックリ仰天の発言をした。少々誤解と誇張があったようだが、下流が上流の堤防決壊によって救われるというこのヒドい話が、今回の19号で現実になった。 こうした「水」を武器に下流各国を脅しているのが中国だ。「チベット高原に源を発する東南アジアにおける最大のメコン川は、ミャンマー、ラオス、タイ、カンボジア、ベトナム5カ国で形成する『メコン経済圏』に住む人々には欠かせない存在です。メコン川には、中国主導の巨大なダムが11カ所完成しており、現在さらに8カ所が計画中です。中国側がダムの水を勝手に放流すると、下流域では水位が急激に上昇し、自然環境破壊ばかりか、洪水が局部的に発生するのは明らか。農業、漁業に甚大な影響が出ます」(中国ウオッチャー) 8月1日にバンコクで開催された『メコン・イニシアティブ閣僚会議』に出席したポンペオ米国務長官は「上流をコントロールする中国が下流域の生活を支配している」と警告し、メコン問題は「次の南シナ海だ」と指摘した。中国が上流ダムを放流するゾと脅して政治交渉に臨めば、下流域諸国は何らかの取引を求めながらも、引き下がらざるを得なくなる。 「実際、今年初め、中国が景洪ダム(中国雲南省)を改修工事すると言いだし、いきなり放流したため、下流の穀倉地帯は水害被害に遭っています。その上、7月からは貯水を始めたので、今度は干ばつに襲われ、現実の脅威に見舞われました」(同・ウオッチャー) ベトナム政府の「国防白書」には、「(ベトナムが)南シナ海における領有海域への不満を言い続けるなら、メコンの水流で締め上げる」と、中国が恐喝外交を展開したと記されている。 中国は、こうして“反中国運動”を抑え込むのだ。
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社会 2019年10月28日 06時00分
田中角栄「怒涛の戦後史」(11)内閣総理大臣・池田勇人(下)
「田中の大蔵だけはダメだ。放言はするし、危なっかしい。代えろ」 第2次池田改造内閣の組閣にあたって、その骨格づくりを任された池田勇人首相側近の大平正芳は、しかし「田中蔵相」案に反対の池田に、こう食いさがった。「たしかに田中は年齢も若く、いろいろと言う向きもありますが、経済、財政政策に対する能力は相当なものがあります。もし、どうしても田中蔵相がダメだとおっしゃられるなら、自分は入閣を見送りたいと思います。なんとか、田中の蔵相をお認めいただきたい」 大蔵省以来の部下、側近としてかわいがってきた大平にそこまで言われては、もはやこの人事案を呑むしかなく、池田は不安半分の中で「田中蔵相」を認めた。 大平は大平で、任された人事をいいことに、自ら外務大臣ポストを選び、内政と外交、田中と自分の二人でこれからの自民党の政治は、自分たちが責任を持ってやっていこうという気持ちを高ぶらせたのだった。 やがて田中が、そのあと大平が、自民党総裁選を勝ち抜いて首相の座に就く折りには、「盟友」としてそれぞれの派閥が全力投球で支援態勢を敷くことになるのだが、二人の「盟友」関係は、このときの人事案の一件が出発点となっている。 ちなみに、この「田中蔵相」が実現したもう一つの裏面は、吉田茂元首相の左大臣、右大臣格と言われた、池田と佐藤栄作の関係があった。池田が「宏池会」という派閥を発足させて先に首相になったとき、佐藤もまた「次」をうかがって佐藤派「周山会」を結成した。田中は佐藤派入りして、若くして派閥の“台所”、すなわち資金面を担う家老的存在となった。 その親分の佐藤に、第2次岸信介内閣で蔵相として入閣話が出た際、時の一方の実力者・大野伴睦がこれに反対した。これに業を煮やした田中は単身で大野のもとに乗り込み、「佐藤蔵相を呑めないなら、あなたの副総裁も消すしかない」と迫り、ついには「佐藤蔵相」を実現させることに成功したのである。 すなわち、佐藤にとっては田中に大きな“借り”があり、これを返すため佐藤が側面から、池田に「田中蔵相」の実現を強く働きかけたということだった。 さて、田中の国家予算を握る大蔵大臣就任は、やがて政界の頂点を目指す挑戦への、大きな起点となった。この池田内閣での蔵相のあと、政権が佐藤に移った際、自民党幹事長ポストに就いて党を掌握したことで、田中は一気に階段を駆け上がっていくことになるのである。 しかし、田中にとって挑戦の起点となる蔵相ポストは、なんとも険しいところであった。大蔵省は、優秀な官僚の集まる霞が関の中でも、エリート中のエリートぞろい、他の官庁とは別格の「官庁中の官庁」として知られている。 大蔵官僚は当然プライドが高く、例えば、大蔵省では相手の出身大学を聞くことはない。東大、それも法学部卒業に決まっているからだ。入省年次と、出身高校だけを聞くのが“常識”である。尋常高等小学校卒業の田中は、いくらそれまで「腕力のある政治家」として伝わっていても、ここ大蔵省では“排除”の対象となるのが必至ということだった。 しかし、田中はとんでもなく明晰な頭脳、誰もがうなる人心掌握術の妙、度胸のよさ、そして必ず夜中の2時には目覚まし時計で起き、布団の中で六法全書をめくり、大蔵省関係資料を頭に叩き込むといった猛勉強で、エリート秀才たちと向かい合ったのだった。★大蔵省“手中”のカネ 大蔵省登庁第1日目、大臣就任後初めて幹部を前にして、自ら尋常高等小学校卒業を口にしたうえで「できることはやる。できないことはやらない。しかし、すべての責任はこの田中角栄が背負う!」とした挨拶は、政治家の演説史上でも特筆される名言として残っているが、なるほど以後、抜群の政治的能力を発揮して大蔵省幹部たちを取り込んでいった。 プライドの高い秀才たちの話を聞く一方、最後は自ら決断を下す。例えば、経済最大の懸案だった「資本取引の自由化」などの政策が、落としどころとして大蔵官僚たちが満足する格好になったことで、幹部からは「天才大臣」の声さえ出たものだった。 しかし、田中にとっては大蔵省を“手中”とするには、もう一つ何かが足りないとの思いがあった。本当にオレの仲間なのか、との疑心が付いて回ったのである。そのために使ったのが、カネということだった。 それまでの大蔵大臣は、幹部への中元、歳暮は夫人用の浴衣地かハムなどの詰め合わせ程度のものであった。田中はそれを一変させ、現物以外に“現ナマ”をつけたのだった。事務次官、局長、局次長あたりまでは100万円から数十万円を、ポケットマネーから出した。例えば、昭和30年代後半あたりの100万円は、今日ならおよそ450万円に相当するというべらぼうなものである。 昭和39(1964)年11月、池田首相はガンとの闘いのさなか、東京五輪の灯が消えるのを待つかたちで内閣を総辞職した。後継は佐藤となった。田中はその佐藤内閣で大蔵大臣留任、その半年後、第1次改造内閣で蔵相を辞任、自民党幹事長のイスに座る。 吉田茂、池田勇人、佐藤栄作という「保守本流」のバトンを引き継ぐ者として、田中角栄には自ら目指す頂きが確実に視野に入ってきたということだった。(本文中敬称略)***********************************************【著者】=早大卒。永田町取材49年のベテラン政治評論家。抜群の政局・選挙分析で定評がある。著書に『愛蔵版 角栄一代』(セブン&アイ出版)、『高度経済成長に挑んだ男たち』(ビジネス社)、『21世紀リーダー候補の真贋』(読売新聞社)など多数。
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社会 2019年10月28日 06時00分
245匹の動物、夫婦、子供3人、愛人が同居 児童虐待と動物虐待容疑で逮捕、子供の健康状態に心配の声
自宅でペットを飼う人は多い。しかし、度が過ぎると弊害が起こることもあるようだ。 海外ニュースサイト『clickorlando』は、劣悪な環境下で子育てをしながら動物飼育をしていた大人3人が児童虐待と動物虐待の容疑で逮捕されたと10月21日に報じた。 同記事によると10月20日、米フロリダ州の警察が児童の生活環境を確認しようと民家を訪問。すると、57歳の夫と49歳の妻、8、9、10の子供3人、43歳の夫の恋人の合計6人が一つ屋根の下に暮らしていたという。また、犬4匹、猫2匹、ネズミ178匹、フクロモモンガ10匹、鳥14羽のほか、フトアゴヒゲトカ、ヒョウモントカゲモドキ、ハリネズミ、ヤモリ、カメ、ウサギなど全部で14種類、245匹の動物がいたという。 子供たちと動物にとってふさわしくない環境であることは一目瞭然で、強烈なアンモニア臭が立ち込める家の中は、腐敗した食べ物や動物の死骸、糞尿にまみれていたそうだ。足首の高さまでゴミで埋まった子供部屋にはマットレスのない二段ベッドが置かれていたという。 警察はこれまでに5回この家を訪問したことがあったが、家の中の確認はできなかったようだ。妻と恋人の両方と別れ、子供3人を連れて家を出る決心をした夫が、子供を連れていくことを妻に拒否されたため「この家が子供にとって健全な生活環境であるかチェックしてほしい」と警察に要請。これを受け、初めて警察が家の中に立ち入ったという。 警察によると子供たちは、適切に飼育できなくなるほど動物が増え、飼い主の生活が破綻する「多頭飼育崩壊」を起こした家で、劣悪な環境に耐えながら日常生活を送っていたそうだ。警察はその場で、夫と妻、恋人の3人を児童虐待と動物虐待の容疑で逮捕したという。 3人の子供たちは当局に保護され親族に引き渡された。また、動物は保護団体に引き取られたという。動物が保護された時、ケージ内には水や食べ物がなく、ノミが寄生し、毛が抜ける皮膚病にかかった動物もいたそうだ。 このニュースが世界に広がると、ネットでは「不衛生極まりないゴミ屋敷の中で生活していた子供がかわいそう。子供に健康被害がなかったのか心配」「多頭飼育崩壊の問題は深刻だ。動物愛護の観点からも3人の大人には厳しい罰を」「動物の数にも驚くが、両親と父親の恋人が同居しているような家庭環境が子供にとって良いはずがない」「子供がいる家で異常を感じたら警察が強制立ち入りできるようにすべき」「夫が警察を呼んだおかげで子供たちと動物が救出されて良かったが、夫は子供たちの生活環境について自分にも責任があると思わなかったのだろうか」といった声が寄せられた。 多頭飼育崩壊は日本でも起きている。 神戸市の市営住宅で猫53匹を放置していた40代の女性が強制退去処分を受けたと、『産経新聞WEST』がネット記事を2018年1月5日に掲載した。 同記事によると、女性が市営住宅で飼い始めた数匹の猫が、のちに大量繁殖。女性は飼育困難になり引っ越したが、毎日市営住宅に戻って猫の餌やりを続けていたという。 部屋の明け渡しを求めて提訴した市は悪臭による迷惑行為を主張。神戸地裁がこれを認める判決を下し、市が強制退去に踏み切ったという。部屋には猫の糞尿が堆積し、猫の死骸からは大量のハエやウジ虫がわくなど「地獄絵図」そのものだったそうだ。 このように、飼っている動物が世話できないほどに増え、悪臭や騒音で近隣とトラブルになる例は各地で相次いでいるという。2019年3月16日に『朝日新聞』が報じたところによると、環境省はこうした事態を未然に防ぐための自治体向けのガイドラインを作成するため、近く専門家による検討会を立ち上げるそうだ。 動物を飼う人は子育てと同様に、動物が健康で快適に暮らせる環境を整える重大な責任を負っている。記事内の引用について3 children, 245 animals removed from 'deplorable' Florida homehttps://www.clickorlando.com/news/3-children-245-animals-removed-from-deplorable-florida-home「膝までの汚物に大量のハエ」猫50匹放置で“野壺”と化した人気市営住宅「多頭飼育崩壊」の悲劇https://www.sankei.com/west/news/180105/wst1801050003-n1.htmlペット増えすぎ、環境省が対策指針 飼い主社会的孤立もhttps://www.asahi.com/articles/ASM386CQTM38UBQU017.html
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その他 2019年10月27日 23時00分
ゴーストハンターが撮影に成功!“悪魔の顔”がコワ過ぎる…
欧米ではれっきとした“職業”でもあるゴーストハンターたち。そんな彼らが、イギリスで最も呪われているといわれる家で“悪魔の顔”の撮影に成功した。 イギリスの都市・ハルにあるホステル『39 デ・グレイ・ストリート』は7つのベッドルームがある。表向きは普通の簡易宿泊所だが、心霊研究家によると「拷問を受けて亡くなった子供たちの魂の宿となっている」という。 心霊懐疑論者でさえ、この建物については奇妙な現象が起きると認めざるを得ないほどのイワク付きのホステルだ。数えきれないほどの事件の現場にもなっているといい、数日以上、宿泊した人はほとんどいない。 これまで数々の心霊研究家、ゴーストハンターたちがここを調査し、皆が「ここにはたくさんの子供たちの魂が投獄されている」と話している。 ゴーストハンターのリー・ステアとケニー・ソーは、デ・グレイ・ストリートで恐怖の体験を味わい、悪魔の顔を撮影したことを動画サイト『ハル・ライブ』で発表した。家具に悪魔のような顔が現れ、緑の霊が出てくるのも目撃したという。 ケニーはこう語る。「デ・グレイ・ストリートでは“鏡の部屋”で霊が話し掛けてきたのです。私たちは霊に出てきてもらうように言いました。そうしたら、煙の中に緑の霊が出現したのです。次に“アンディの寝室”に行き、動画撮影し、私たちが『アンディ』と呼び掛けたところ、『ここでは不幸だった』という声が録音され、驚きました。“屋根裏部屋”では、霊から『帽子を脱げ』と言われました。さらに霊に『ライトの前に出てきてください』とお願いすると、『歩き続けなさい』と言われました。ダビデの星が置かれた部屋から唸り声が聞こえてきて、本当にびっくりしました」 また、リーは次のように話す。「これまでに何百もの心霊スポットで調査してきましたが、今回は最高のリアクションがありました。悪魔の家具で満たされた“サットンマナーの部屋”は、もともとは本家とは別の離れ家で、戦争では遺体安置所として使用されていた場所です。私たちが足を踏み入れた瞬間、黒い猫が飛び出してきました。不運の兆候ですよね。私たちが部屋の中に入ると、重苦しい空気でした。木製の家具とベッドのヘッドボード上の木工品が、悪魔の姿のように変形していることに気付きました。タップ音が聞こえたので、ガイガーカウンターで測定すると、放射線が急上昇し始めました」 2人は新たな実験を行うために、今年末にも再びデ・グレイ・ストリートを訪れる予定だという。
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ミステリー 2019年10月27日 23時00分
現代になっても変わらない 天皇家と瑞兆の数々
10月22日、天皇陛下が日本国の内外に即位を宣明される儀式である即位礼正殿の儀が行われた。国民の祝日であり、テレビで中継を見ていた人や、中には皇居の近くまで赴いた人も多いのではないだろうか。 この日、残念ながら東京は朝から雨が降っていたが、即位礼正殿の儀が始まった頃には雨が止み、日が差してきて皇居の上に虹がかかるという現象が起きた。一連の様子を目撃していた人も多く、ツイッター上には皇居の虹を撮影した画像が多く上げられ、話題になった。 実は、当日は他にも各地で天候に関する様々な事が起きており、この日富士山が初冠雪したり、また静岡の浅間神社では本殿前の桜が数輪開花したという。この神社の御祭神は木花咲耶姫であり、天皇家にゆかりのある神社でもある。さらに海では珍しい魚のマンボウの巨大個体が漁獲されたという。ちなみにマンボウは大漁不漁を占う魚という伝承があり、識者によればこのマンボウは非常に珍しい種類だったそうなので、吉兆の方だろうと言われている。 昔から時代が改まる時や聖人が生まれた時、新しく天皇が即位した時には瑞兆が起きると言われていたが、21世紀の令和になっても変わらないのかと話題になっていた。 なお、瑞兆は平成の御世においても起こっており、例えば秋篠宮悠仁親王殿下の誕生に際しても様々な事例が報告されていた。 まずは、ご懐妊発表直前の2006年1月11日、琵琶湖にて黄金の体色をしたビワコオオナマズが捕獲された。他にも、名古屋市中区の「ランの館」でも不思議なシンクロニシティが起こっている。秋篠宮殿下がお手植えになった「プリンセス・キコ」というランが、紀子さまの懐妊が明らかになった直後に偶然開花しているのだ。 さらに、ご出産前日の9月5日、北海道を行幸啓中の天皇皇后両陛下の前に、二重の虹が現れる。ご出産当日の9月6日には、日本列島を直撃する予定だった台風12号が突如コースを変更し、外洋に去っていったのだ。ちなみに台風が日本列島の直撃を避けるように移動していった、という事例は今回も確認されている。 瑞兆とされるものは、いずれも一つ一つは単なる偶然の産物かもしれない。しかし、目出度い日に幸運が重なったことは、素直に祝って楽しんでも良いのではないだろうか。(山口敏太郎)
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時間をかけてブレークしたももクロの弟分・超特急
2015年12月17日 15時05分
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2015年12月17日 14時00分
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2015年12月17日 13時40分
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2015年12月17日 13時23分
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2015年12月16日 21時36分
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アイドル
AKB48 高橋みなみ ももクロ百田とのコラボえび反りは「老体に鞭を打ちました」
2015年12月16日 21時15分
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HKT48 指原莉乃 FNSでアイドルコラボステージに歓喜「これが天国」
2015年12月16日 21時00分
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FNS歌謡祭で伝説のステージ! AKB48、ももクロ、ハロプロ 総勢99名のアイドルが豪華メドレー
2015年12月16日 20時33分
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結成30周年記念!! おニャン子クラブ&ソロデビュー組による125枚のアナログ盤シングルレコード全250曲を収録したアルバムが発売
2015年12月16日 19時00分