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メジャーリーグ嫌いの張本勲氏に「一緒にアメリカ行こう」 田淵幸一氏、暴言を優しく諭し称賛の声

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張本勲

 27日放送の『サンデーモーニング』(TBS系)で、ゲストの元阪神、西武の田淵幸一氏が、メジャーリーグの話題を極端に嫌う張本勲氏を諭すシーンがあった。

 番組では、メジャーリーグの珍プレーを紹介。ヒューストン・アストロズのジャスティン・バーランダー投手が、三塁前のセーフティバントをスライディングしながら捕球しに行った上、無理な体勢から一塁に投げようとして脚に当ててしまう様子を紹介する。

 これを見た張本氏は、

 「ありがちなプレーなんですよ。アメリカの選手の一番良いところは、最後の最後まで諦めない。彼、21勝してるんですよ今年。たいへんな大投手なんですよ。ありがちなんだ、大投手でも大選手でも慌てるとああいうことが起きる」

 と珍しくアメリカの野球選手を褒め称える。すると、横にいた元阪神タイガース・西武ライオンズ選手で、福岡ダイエーホークス元監督田淵幸一氏が、「でも張本さん、ちょっとそろそろメジャーにも注目しましょうよ。いつも『そんなもん、野球はいいんだ』って言ってるけど、今度、一緒にアメリカ、メジャー一緒に行きましょうよ」と諭す。

 張本氏は受け入れることができなかったようで、「一人で行ってくれよ」と突き放す。ところが、田淵氏が「『サンデーモーニング』のお金で」と話すと笑顔になり、「おおそうか、それなら行ってみようか」と笑った。

 関口宏は「番組のお金で」をスルーし、「確かにアメリカには関心ないっていうんですが」とポツリ。田淵氏は「そうなんです、いつも見てるんだけどね」とコメント。張本氏は無言だった。

 この田淵氏の言動に、視聴者からは「田淵氏の優しさ」「言い方は優しかったけど注意だよね。でも良かったと思う」「いつも見ているからおかしさに気がついているのかも」など、称賛の声が相次ぐことになった。

 金田正一さんが亡くなり、張本氏の暴走を止めることのできる人物がいなくなったと言われる昨今。田淵氏のような後輩ながら、諭すことができる人物は貴重かもしれない。

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