トレンド
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トレンド 2010年04月08日 10時30分
マンガ大賞2010発表 受賞作は『テルマエ・ロマエ』
先月、マンガ大賞2010が発表され、『テルマエ・ロマエ』が大賞を受賞した。順位は以下の通り。大賞:『テルマエ・ロマエ』ヤマザキマリ2位:『宇宙兄弟』小山宙哉3位:『バクマン。』大場つぐみ・小畑健4位:『アイアムアヒーロー』花沢健吾5位:『アオイホノオ』島本和彦6位:『娚の一生』西炯子7位:『虫と歌 市川春子作品集』市川春子8位:『海月姫』東村アキコ9位:『モテキ』久保ミツロウ10位:『高校球児 ザワさん』三島衛里子 マンガ大賞は、各書店の漫画担当者など有志で構成されたマンガ大賞実行委員会主催の漫画賞だ。2008年に第一回が発表され、今年で3回目。「友達に勧めたくなる漫画」を選ぶことをコンセプトとし、選考委員・実行委員は手弁当で活動している。ちなみに過去の大賞受賞作は第1回(2008年)は『岳』(石塚真一)、第2回(2009年)は『ちはやふる』(末次由紀)だった。選考対象は前年の1月1日〜12月31日までに単行本が出版された漫画作品(過去にマンガ大賞受賞作は除外)。翌年3月に大賞を発表する。選考条件としては最大巻数8巻までの作品としている。これはまだ評価が定まっていない連載開始数年の作品を取上げるためと、読みたいと思ったとき、手に取りやすいボリュームというのも理由。たしかに、賞を取ったのなら読んでみようと思っても、いきなり何十巻もあったらどうしよう、と悩む読者もいるかも。読者のことも考えた方針は、実際に現場で働く書店員ならではの視点だろうか。変わらぬ不況や電子書籍の本格的な発売とその影響力の心配等、出版業界・書店業界はまだまだ厳しく不透明の時期が続きそうな状況。書店員が選ぶ賞としては「本屋大賞」も知られているが、どちらも業界に元気を与える情報発信源になってほしい。マンガ大賞HPhttp://www.mangataisho.com/index.html(横浜 六太 山口敏太郎事務所) 参照 山口敏太郎公式ブログ「妖怪王」http://blog.goo.ne.jp/youkaiou
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トレンド 2010年04月07日 17時00分
たった1500円で『ブラタモリ』体験!? 知られざる花見スポットへご案内!!
いよいよ花見シーズン到来。 サクラの名所には風情のかけらもない連中が殺到して、さぞ美観を損ねていることだろう。 前日からの壮絶な場所取り合戦…さらには大声・セクハラ・酔っぱらい同士の大喧嘩。 近所迷惑をかえりみないドンチャン騒ぎに辟易している方も多いはず。 そこで編集部では、浮き世を離れて優雅に貸切クルージングを敢行。 最近では花見スポットとして人気急上昇中の目黒川を、ビール片手にボートで周遊することにした。 まあ実のところ、クルージングとは名ばかりの難民船のようなボロ船ではあったが、10人集めれば1人あたま1500円とお手頃価格。 おまけに迷惑な花見客もいなければ、場所取りの必要もない。 時間もなければ金もないという貧乏ライターにとっては実にありがたい。 しかし、意気揚々に集まった面々を待ち受けていたのは、あいにくの雨模様。 そして春だというのに、寒すぎる気温。 今回ばかりはキャンセルという選択肢もあったが、締め切りも間近で他に時間を取れるあてもない。 傘とブランケットを借りて、雨の目黒川へと漕ぎ出すことにした。 いっこうに止まぬ雨の中、目黒川の花見スポットで記念撮影をしたあと、しばらく橋の下で雨宿りをしていると、船長からこんな提案があった。 「このまま目黒川を進むと、雨宿りできる橋も少なくなってきます。そこで、これから引き返してお台場方面にコースを変えてみてはどうでしょうか? 雨が強くなってきたら、レインボーブリッジの下で雨宿りもできますし…」 寒いわ冷たいわで一気にテンションの下がりはじめている一同は、「もうどうでもいいわ」といった感じで、船長にお任せすることにした。 だが、ここでミラクルが起こる。 目黒川を脱出して海辺に出ると、磯の匂いとともに絶景のイルミネーションが広がったのである。 海面に浮かび上がるレインボーブリッジ、ビル群の隙間から先端だけ見える東京タワー。 さらには船着き場のついた高級マンション、海上保安庁の巡視船や工場萌えにはたまらない工業地帯。 船長の解説つきで巡ると、実にわかりやすく面白い。 聞けば、NHKで放映されていた『ブラタモリ』という番組でタモリも絶賛したコースなのだという。 クルージングの後半には雨もやみ、かえって空は晴れわたって、海面に映るネオンの光をいっそう際立たせていた。 もちろん海岸沿いには桜の花も咲き誇り、ライトアップされている。 雨のおかげで、むしろ得をしてしまった気分である。 たった1500円でブラタモ体験。 実に有意義なひと時が過ごせた。 このクルージングの模様は、同乗した大崎のキャラクター「一番太郎」くんがブログやtwitterで紹介している。 案内してくれた旅行会社さんへのリンクも載っているので、ぜひご覧いただきたい。◆大崎一番ブログ「目黒川夜桜クルーズいったよ☆」http://o-saki.jugem.jp/?eid=420 ちなみに今年の貸切クルージングは、好評につき予約は締め切られている模様。 興味を持たれた方は、ぜひ来年。 しかし今回のクルージングは正規のルートではないので、旅行会社さんにはあまり迷惑のかからぬよう、ご注意いただきたい。 しかし予約する際に相談すると、もしかするとあなたも…。(犬山秋彦 山口敏太郎事務所)参照 山口敏太郎公式ブログ「妖怪王」http://blog.goo.ne.jp/youkaiou
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トレンド 2010年04月07日 16時30分
コンピューターゲームの20世紀 第9回…『弟切草』
<そもそもゲームタイトルが恐ろしい> かつて日本のAVGは前回紹介した『メタルスレイダーグローリー』のようなコマンド選択方式が主流であったが、本作『弟切草』の登場により状況は一変する。 初の「サウンドノベル」作品となった本作。テキストを読み進めているうちに分岐点が出現し、その都度自分で好きなものを選択する。選んだ選択肢によってその後の展開が変化し、それを何度か繰り返すことでエンディングに到達。これがサウンドノベルの大まかな流れである。従って、小説というよりはひと昔前に流行ったゲームブックに近い。また、マルチエンディング方式を採用している点が従来のAVGとは決定的に異なり、プレイを重ねることで新たな選択肢やシナリオが出現する。しかもその数が膨大。1度クリアしたら終わりという、コマンド選択方式AVGの弱点を見事に払拭してみせたわけだ。 さらにはリアルなサウンドとグラフィックが用意されている点も特徴の1つで、弟切草プレイ時に女性の笑い声が背後から聞こえてきた時は、1人でトイレに行くのがはばかられたほど。これだけは何度プレイしても慣れなかったものである。<チュンソフト製のサウンドノベルは信頼度が高いものの…> 本作は初のサウンドノベル作品ということでシステム的に未完成な部分が多く、毎回スタート地点からのやり直しを強いられるのは、周回プレイを前提としているゲームとしては非常に辛い仕様。テキスト速度が遅いのも周回プレイをためらわせる原因の1つであるように思う。 しかし、それらは微々たる問題だ。そんなことよりも、時々生じるストーリーの矛盾はなんとかならなかったのだろうか。「中華料理店に入ったはずなのにメニューは牛丼しかなく、注文したら何故か寿司が出てきた」。こんな具合である。場合によっては張られた(はずの)伏線が意味をなさないことすらあるのだから困ってしまう。これが、後の『かまいたちの夜』や『街』とは決定的に異なる点だ。従って、かまいたちの夜のように「このエンディングを目指してみよう」と思ってプレイするのではなく、本当に小説を読むような感じで気負わずに楽しむといい。ホラータッチの作品が苦手な方や、事件の解決の過程を楽しみたいという方には前述の作品がオススメだ。特に、街については個人的にサウンドノベル最高傑作だと思うのだが、かまいたちほどメジャーではなかったりするのが残念でならない。 話を元に戻そう。AVGは90年代初頭には絶滅寸前にまで追いやられたものの、弟切草の登場により一時的にだがブームを迎える。ゲームの評価は分かれると思うが、弟切草の功績は後世にまで伝えられるべきであろう。ただし、比較的簡単に製作できてしまうためか、サウンドノベル方式のAVGには駄作が多いのも事実であり、特に、ブームの間は玉石混淆どころか大半がゴミという惨状。チュンソフト以外の作品に手を出すことはかなりの“賭け”でもあった。もっとも、チュンソフト“純正”作品についても、かまいたちの夜の続編はイマイチだったわけだが…。 アダルト作品が圧倒的に多いものの、現在に至るも同形式を採用したゲームは発売され続けており、もはやAVGという枠を超え、1つのジャンルとして定着した感があるサウンドノベル。今後は3D対応の作品が発売されることも予想される。(内田@ゲイム脳)(C)1992 CHUNSOFT/長坂秀佳DATA発売日…1992年3月7日メーカー…チュンソフトジャンル…AVG(サウンドノベル)ハード…スーパーファミコン
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トレンド 2010年04月07日 16時00分
景色も楽しめるラブホテルランキング
エルシーラブコスメティック(東京都中央区)が運営する、口コミラブホテル情報サイト「ラブステ」がホテルの部屋から見ることのできる景観について独自に調査、評価し「贅沢ロケーションランキング」として発表した。 第1位に輝いたのはホテル 大阪の難波にある『ホテル アルプス』。ミナミの繁華街のど真ん中に建つ高層ホテルで、元はシティホテルだったとう。部屋数も70 室と多く、どの部屋も広めのつくりになっている。1302号室のバルコニーからはミナミの夜景はもちろん、通天閣まで見渡せる夜景が絶品。ジャグジーの露天風呂が設置されておりロマンティックな一夜を過ごせる事間違いという。<ラブホ贅沢ロケーションランキング>1位 ホテル アルプス 難波(大阪府)2位 ファンタジア 天神橋(大阪府)3位 アビラリゾート いわき市(福島県)4位 HOTEL VIGADO(ホテルヴィガド) 横浜(神奈川県)5位 RESORT TOWER HOTEL LA FESTA 横田 多摩(東京都)6位 HOTEL リージェント大高 緑区(愛知県)7位 I'LAND(アイランド) 豊田(愛知県)8位 HOTEL IKOI(イコイ) 川口(埼玉県)9位 ホテルセブンシーズ 大洗(茨城県)10位 ホテル ヴァンヴェール 土浦(茨城県)
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トレンド 2010年04月07日 14時00分
イケメンユニット「PureBoys」メンバーにインタビュー 第5回 三浦 涼介
話題のイケメンユニット「PureBoys」。4月14日からは舞台公演『7 Guys Gone〜7つの心の忘れ物〜』(セブン・ガイズ・ゴーン)がはじまり、さらには同日にファーストアルバム「Pure Vox」も発売開始される。インタビュー第5回目は三浦 涼介クンだ。 Q.春は出会いの季節? 別れの季節? A.人それぞれだと思いますが、僕は出会いだと思います。別れは寂しいけど、呆気ないもの…。出会いは、夢も未来もあるから。そういう意味でも、出会いの季節。 Q.今どこへ旅行にいきたい? A.ハワイ Q.几帳面? ルーズ? A.時と場合によるけど。時間は守りたいですね。 Q.人見知りする? A.します。 Q.休みの日は何してる? A.本を読んだり、映画を観たり。当たり前の事を当たり前にしてます。 Q.口癖とかある? A.嘘でしょ!? Q.最近ハマっている漫画やテレビ、映画は? A.韓国映画。 Q.舞台やアルバムについての意気込みは? A.シアターサンモールという劇場はお客さんも一緒に同じ空間、空気を楽しんでもらえる場所だと思うので、是非見に来てもらいたいですね。明日からの勇気や笑顔になってもらえたらと思いながら作品作りをしたいなと、いつも思ってます。そして、アルバムはピュアボーイズの歴史を感じてもらえる一枚になってると思います。新曲は、大人な感じのピュアボーイズをお届け出来ると思いますので是非聴いて下さい。※「PureBoys」のファーストアルバム「Pure Vox」(7名の直筆サイン入り)の読者プレゼントはこちらhttp://npn.co.jp/present/detail/6003694/三浦 涼介 <みうら りょうすけ>生年月日 1987年2月16日 (23歳)出身:東京都身長:181cm趣味 絵画制作特技 一輪車<芸歴>舞台 「MATERIAL」舞台 「bambino」 シリーズ 舞台 「ハロルド&モード」 主演ドラマ CX 「のだめカンタービレINヨーロッパ」 ロラン役ドラマ CX 「シバトラ」 金沢岳 役ドラマ EX 「相棒VII」 16話 安原慎一役ドラマ CX 「BOSS」 4・5話 武田弘之 役映画 「リアル鬼ごっこ」 鈴木誠 役映画 「ALLDAYS 二丁目の朝日」 主演 目黒真雄役映画 「書の道」 立浪陽介 役
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トレンド 2010年04月07日 13時30分
映画『桃色のジャンヌ・ダルク』公開中の増山麗奈の、新作絵画が怖すぎる
現在、渋谷ユーロスペース・レイトショーにて『桃色のジャンヌ・ダルク』が公開中のアート革命運動家(?)増山麗奈。自ら、反戦アート集団「桃色ゲリラ」を主宰し、反戦デモでイラクに行ったり、警察官とひともんちゃくあったり、雪の中半裸で絵を描いたり、母乳まいたり、まあいろいろな事をしている彼女を追ったドキュメンタリー。そんな増山センセイは映画公開と同時進行で、いろいろやっている。 先週、テレビ朝日の「おねがいランキング」でもちょっとだけ紹介された『桃色のジャンヌ・ダルク』(渋谷ユーロスペース・レイトショー)は、16日(金)まで。まだ余裕はあるが、夜9時からの上映のみなので早くいかないと終わってしまう。イベント日以外でも増山麗奈が劇場でウロウロしている日があるようなので、行けば遭遇できる確立は高い。 そんな増山麗奈、映画公開と同時進行でいろんな事をやっている。まずはこれで終刊になってしまう革命?雑誌、「ロスジェネ4号」(かもがわ出版)の絵を担当。“ロスジェネ・ブーム”の発端となった雑誌だけに。終刊は残念だけど、内容は充実している。今月中旬には書店に並ぶ予定。 そして東京・銀座の「Ginza Art Lab」にて、増山麗奈個展「女電車〜WOMAN TRAIN」(4月12日〜24日)も開催する。近代100年のあいだ女性達が無理矢理コスプレしてきた『オンナの型』を自らが演じ、おんなの人生を問う短編アートムービー「WOMAN TRAIN」(監督・主演/増山麗奈)を史上初公開!! 絵画展示とビデオ映像で複合的に見せる。 ブログでも紹介中の写真を見る限り、何かスゴイ事になっているようだ。(コダイユキエ)絵画:増山麗奈「タイヤ・ロッカー」 720×900mm 布 にアクリル、スワロフスキー、ペン、紙 2010 (C)Rena Masuyama Courtesy of Ginza Art Lab)写真:「WOMAN TRAIN」映像作品 一部 (c)Rena Masuyama Courtesy of Ginza Art Lab)
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トレンド 2010年04月07日 12時30分
墓まいら〜が行く! 木戸孝允(桂小五郎) 幕末編
漫画ファンには、週刊少年ジャンプの看板コミック『銀魂』で「ヅラではない、桂だ!」でおなじみのキャラクター桂小太郎のモデル、桂小五郎こと木戸孝允とその妻幾松(松子)のお墓参りに行って来ました。 場所は京都霊山護国神社。 1868年(皇紀2528年。明治元年)に、明治維新の実現のために倒れた志士たちの御霊を奉祀するために、明治天皇の発案で京都 東山の霊山に創建された神社です。 坂本龍馬と中岡慎太郎のお墓をはじめ、千人を超える志士たちのお墓があります。 木戸孝允は西郷隆盛、大久保利通とともに“維新三傑”とも評された維新の大物です。 その一方、会津藩兵に捕らえられた時に隙を見て脱走。その後も新選組の追撃を間一髪で振り切るなど、変幻自在に逃げ回り「逃げの小五郎」の異名を得るほどでした。 維新後は自分の立場をわきまえ中立の立場をとり、政府の中心となって版籍奉還や廃藩置県などの実現に尽力しました。 桂小五郎といえば、妻、幾松(松子)のエピソードもたくさんあるのだが本当のところは…ただ幾松も従四位を賜るほどの女傑。昔も今も嫁さんが強いということかな(笑)。 ちょっと親近感をもってお墓参りができました。 お墓がある場所はアップダウンがあり足元も悪いため、動きやすい服装に運動靴をおすすめします。 京都霊山護国神社京都府京都市東山区清閑寺霊山町1一般300円・中学生以下200円 AM9時〜PM17時JR京都駅〜市バス13分、バス停:東山安井下車〜徒歩10分。または京阪電気鉄道四条駅〜徒歩25分名神高速京都東IC5km20分桂小太郎も活躍? 映画情報はこちら「劇場版 銀魂 新訳紅桜篇 」2010.4.24 全国ロードショー公式サイト:http://wwws.warnerbros.co.jp/gintama/ (すぐれいち 山口敏太郎事務所)参照 山口敏太郎公式ブログ「妖怪王」http://blog.goo.ne.jp/youkaiou
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トレンド 2010年04月07日 11時30分
【これじゃ売れない!】 弟もデビュー、百恵・友和の看板がかえってボーカルの“ユウ”を追い詰める。「Peaky SALT(ピーキーソルト)」
今日の【これじゃ売れない!】は、2008年にメジャーデビューしたバンド「Peaky SALT(ピーキーソルト)」。バンド名を聞いてもピンと来ない人が多かろうが、大手食品メーカーのお菓子のCMでさんざん彼らの曲と映像はテレビに流れているので、一度は目にした事もあるはず。そう、このバンドのボーカルとギターを務めるユウくんは、「あの有名人夫婦の息子なんです」と紹介され続けて早2年。これ、かえって障害になってない? 次男の三浦貴大も、「ファイト一発!」のCMでケイン・コスギと共演する事が決まり、母の山口百恵以外はみんな芸能活動をしている三浦家。どこぞの演歌夫婦と違い、家庭を守り復帰しない母・百恵と、温和な俳優の父・友和の仲の良い両親に育てられた二人の息子。彼らは、2世タレントという大きな看板をイヤな顔ひとつせず背負っている。しかし俳優の弟はいいが、ロックバンドを組んでいる兄にとってこの看板は、宣伝になるが決してカッコのいいものじゃない。ロックバンドこそ、デビュー後に多くファンが付き、売れないとやっていけない商売だからである。両親のファンであるオジサンオバサンはCDを買ってくれない。そんな知名度は、かえって邪魔なのだ。 以前「Peaky SALT(ピーキーソルト)」のデビューイベントで彼らを見たが、ユウの声はいい。(さすが親ゆずり!)歌う曲も爽やかでいい。しかし、緊張感ゼロのユウのタレ目と、公式データよりも身長が低めなのが気になった。GW中の5月3日、千葉の本八幡でライブやるみたいだけど、いっぱいお客さん来るのだろうか? ちょっと心配だ。 イラストレーターの和田誠と、タレント平野レミの息子である和田唱がボーカルを務めるTRICERATOPS(トライセラトップス)は、親の七光りを非常に嫌い、公式の場で親の名を出すことはほとんどしなかった。が、歌がいいので売れた。和田の書く“幸せすぎる歌詞”に一瞬レミの顔が浮かぶが、今となっては気にならない。記者も大好きなバンドだ。それから、前出の「どこぞの演歌歌手夫婦」の息子Taka (タカ)がボーカルを務める「ONE OK ROCK(ワンオクロック)」。彼らは圧倒的な歌唱力と迫力ある演奏で2010年ブレイク必須のバンドとして注目されている。はっきり言って、「ワンオク」に負けている「Peaky SALT(ピーキーソルト)」。大丈夫か? ユウ、このままで大丈夫なのか。(コアラみどり)
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トレンド 2010年04月07日 10時00分
写楽の“謎”に迫る時代劇ミュージカル『戯伝写楽』
謎の天才絵師・東洲斎写楽。写楽が駆け抜けた江戸の、粋なカルチャー文化をたっぷり盛り込んだオシャレなミュージカル、天使のララpresents『戯伝写楽』が、4月7日(水)〜4月17日(土)まで東京・青山劇場で上演される。 江戸の町から、突然姿を消した天才絵師・写楽。謎の多い彼の物語を、「レ・ミゼラブル」等ミュージカルの主演が続く橋本さとし、元宝塚トップスターの大和悠河がエンターティメント色豊かに熱演。人相書きのおせい(大和)の才能に目を付けた能役者の斉藤十郎兵衛(橋本)は、ある事を企むが…。中島かずき・作、荻田浩一の・演出は、異色の組み合わせ。豪華で多彩な共演者は、葛山信吾、ソニン、東山義久、岸祐二、小西遼生など。サックスやパーカッションなど、一流のミュージシャンたちによる、迫力の音楽も魅力。(写真:『戯伝写楽』 4月7日(水)〜4月17日(土)東京・青山劇場)
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トレンド 2010年04月06日 16時00分
幻の食材? 天神崎のヒジキ
和歌山県田辺市にある天神崎は、世界的にも有名なナショナルトラスト発祥の地です。桜も咲き始め春本番となると、この海も本領を発揮します。 紀南地方の春の味といえば「ひろめ」と言う海草です。語源は、「幅の広いワカメ」と聞きました。天神崎で採れるものは肉厚で香りが濃く、サックリと歯ごたえが良いのです。残念なことに「ひろめ」は輸送や加工が難しく、他県では滅多に口にすることができないのだそうです。この季節、この土地だけで食することのできる味なのです。 そして、海上では赤い旗を掲げたジャコ(イワシの稚魚)漁の漁船が目立つようになります。地元の魚屋や八百屋などでは、まるで夜店の金魚のようにビニール袋に生きたまま入れられたジャコを見ることができます。やはり新鮮なものはこの季節、この土地だけのものなので貴重です。地元ではお吸い物や卵とじ、かき揚で食べるのが一般的です。お勧めはお吸い物です。柔らかな風味のだしがよく出て、とても美味しいです。 さらに、なんといっても天然のヒジキです。天神崎の観光シーズンはもちろん夏ですし、情報誌などにも紹介されていないので、知る人は少ないと思いますが、春の天神崎は圧巻です。民家の軒先、遊歩道、漁港やダイビングスクールなどの駐車場に「ヒジキ」が干されている景色が広がります。それがすべて天神崎で採られた天然のものというのですから凄いです。未だ冷たい春の風に乗って、海草独特の潮のいい香りに町中が包まれます。誰でも自由に採ることができるのだそうですが、地元の馴れた方々は別ですが、流石に素人には見分けることが難しく、加工も手間が掛かるので、お勧めはできません。 よく乾燥されたヒジキは一時保存され、夏に、薪で火を起こし大釜で茹で、また乾燥させるという昔ながらの製法で作られます。市場に出回ることはほとんどなく、地元の小さな魚屋、八百屋で運が良ければ買うことができます。調理後、市販のものと異なり、色は少し茶色がかった透明感があります。肉厚で柔らかく、しかもコリコリとした心地よい歯ごたえがあり、なんといっても、濃厚で甘く、滋味という言葉がよく似合います。初めて天神崎のヒジキを食べた人は、ヒジキの概念が変わるのだそうです。大袈裟ですけど、その位美味しいのです。目の前にこんなにあるのに、一般では滅多に口にすることができないので、幻の食材になるのでしょうかね? しかし、この海の幸の豊富な海も、年々増える観光客や、ごみ問題、環境破壊などで、徐々にその姿を変えてきています。10年後、20年後も豊かであり続けられるように大切にしていきたいです。(sel 山口敏太郎事務所)参照 山口敏太郎公式ブログ「妖怪王」http://blog.goo.ne.jp/youkaiou