トレンド
-
トレンド 2010年09月08日 11時00分
私は家族に捨てられた。醜いアヒルの子のように。ドキュメンタリー映画『アヒルの子』
家族が憎い。誰にも愛されていない。 私は捨てられた。醜いアヒルの子のように。 5歳のときに家族のもとを離れ、とある団体に預けられた小野さやか。醜いアヒルの子のように家族に捨てられたひとりの女の子は二度と捨てられたくない思いでいい子を演じ続けてきた。でも彼女は決心した。「私のことをもっと見てほしい、知って欲しい」20歳になったさやかは家族ひとりひとりと「たたかう」ことを決意した。 日本映画学校の卒業制作として小野さやか自身が監督した映画『アヒルの子』(制作総指揮:原一男)。自身が悩み、成長する姿を通して、真の家族の形を浮き彫りにしたドキュメンタリー作品。迫力の作品の制作総指揮は、『ゆきゆきて、神軍』で知られるドキュメンタリー映画監督、原一男。映画『アヒルの子』監督:小野さやか 制作総指揮:原一男製作:日本映画学校 配給:ノンデライコ作品HP:(http://ahiru-no-ko.com/)上映中東京渋谷 アップリンクX(〜9月17日(金)まで、1日2回上映、連日トークショーあり)。順次公開予定第七藝術劇場(大阪)、京都みなみ会館 (京都)、金沢シネモンド(石川県)
-
トレンド 2010年09月07日 18時00分
夏の終わりの避暑地で何が…、ツルゲーネフの名作に想を得た意欲作『窓』
9月16日(木)〜26日(日)本多劇場で上演される、M&Oplays+PPPPプロデュース『窓』。 夏の終わりから秋にシフトするこの季節にぴったりの避暑地の物語。ドラマ、舞台で活躍する高橋一生、ドラマ「モテキ」で好演中の野波麻帆のほか、演出家としても数々の舞台を手がける河原雅彦が俳優として出演の話題の舞台。「シナリオライター志望」の青年スミノが、スキャンダルの渦中にある女優カスミと出会う。彼女をめぐって様々な男たちが繰り広げる愛憎劇に巻き込まれ、翻弄されるスミノだが…。夏の終わりの避暑地を舞台に、成長していく青年の深層心理を丁寧に描く。 作・演出=倉持 裕、その他の共演は小林高鹿、ぼくもとさきこ、玉置孝匡、近藤フク、吉川純広、内田亜希子。M&Oplays+PPPPプロデュース『窓』 東京公演:本番=2010年9月16日(木)〜26日(日) 本多劇場大阪公演:9月29日(水)お問い合わせ:森崎事務所(http://morisk.com/index.html)
-
トレンド 2010年09月07日 16時30分
庄司ゆうこのポジティブ・ヨガ 『アーチのポーズ』
こんにちは! 9月1日に株式会社ポジティブスターヨガ、会社登記しましたぁー♪ 全く実感沸かないけど、今月から私も女社長になりまーす。お店は来月オープンだから、今月は友達や身内を呼んでレッスンの練習する予定ですよ〜、そんなわけで毎日がワクワクドキドキです。 なんか9月に入ったというのに東京地区は35度越えという今年は異常気象ですね、外は暑いけど室内は冷房ガンガンに効いてたりして、温度差が激しいから体調おかしくなりそう…。 そこで私はおかしくならないようにほぼ毎日、ヨガやって、体の内側から暖めるようなポーズを中心に行ってます! 今日ご紹介するのは『アーチのポーズ』!! まずこのポーズは、腕から胸、太ももまでを天井に向かって大きく反らすことで、体がキュッと引き締まり、美しいボディラインになれるのです! また肺から腸にかけて刺激されるので、機能が高まります。 肺が元気になると、免疫力もアップされて、お腹と太ももの前面を意識して行うとより効果的みたいですよ。 風船の中でやってるから腰が中途半端にしか上がってなくてすみません…。 本当はもう少し腰を天井に突き上げて、頭頂部を床に置くのが正しいポーズです。 その時、目線は真下の床を見て、腕は伸ばして、足と手は出来るだけ近づけましょう♪ このポーズは太りにくい体になるみたいですよ! 私、今月末に大事な撮影が入って事務所にそれまで絞ってきなさいって言われたから真剣にダイエット頑張ろーと思います…。 それではまた来週〜!《★庄司 ゆうこ★プロフィール》1984年2月22日、兵庫県生まれ。T160 B86 W57 H84 B型趣味=ヨガ、カラオケ2010 年最強レースクイーン図鑑掲載中、『出番ですよ!「美女の館」』(千葉テレビ)レギュラー出演中オフィシャルブログ=ポジ☆ポジ☆ポジティブ(http://ameblo.jp/shojiyuko/)
-
-
トレンド 2010年09月07日 15時00分
映画『恋するナポリタン 〜世界で一番おいしい愛され方〜』に出演した茂木健一郎氏に山口敏太郎が聞く、恋と脳と記憶の不思議な話(3)
茂木 そうですね。まさにそうだと思います。ただ、そこで客観性っていうものをある程度確保しておくことも、人類の文明の中では役に立ったわけで。誰が誰にいくら借金してるとか、そういうのってある程度客観的に分からないと困りますからね。その狭間の中で人間って揺れてきたと思うんですけど、少なくとも恋愛って、思いっきり主観的でいいし。恋愛なんてある意味で全部イリュージョンだから。 山口 そうですね、完全にイリュージョンですよね。 茂木 だって「この人じゃなきゃいけない」っていうことはないわけだから。 山口 結局それぞれ恋愛をしてる。恋愛を演じている男女、あるいは三角関係、四角関係を形成する誰もが、幻想を持ち合っている。ひとつのファンタジックなお芝居をやっている、みたいなことでしょうか? 茂木 そうですね、「幻想」という共通の言葉で、お互いにコミュニケーションしているわけですけど、でもそれが何かね、物語を動かす原動力になっているわけです。だから僕はね、「想い」が最初にあると思います。やっぱり恋愛でもそうですけど、誰かと繋がりたいという想いがあったり、ご飯にしても、おいしいものが食べたいという想いがあったとすると、逆に食べさせたいっていう想いもあって、その想いがどのように絡んで物語になっていくかっていうのが、我々の人生なんです。それって、まだ無限にあるんですよ。その物語の組み合わせのパターンというか、可能性というか。だから人と人との心が入れ替わるっていうことで、無限の可能性のひとつが見えてくるわけだよね。 山口 そうですね、だから割と人格が入れ替わるっていうパターンの映画は今まで何本もあったんですけれども、今回は一人の人間の中に二つの人格が入ってしまうというパターンで、大変興味深く思っておりますが、それが決してオカルトチックにとか、おどろおどろしくではなくて、さらっと日常生活のワンシーンで描かれているというところに、制作サイドの表現の上手さというのを非常に感じたんですね。 茂木 そうですね、今風ですよね。空気感がね。 山口 若い女性がスッと入っていけるような。一歩間違えればかなりSFチックな話になってしまうのに。本来なら男の子しか入っていけない設定なんですが、割と女性でも入っていけるところが不思議という感じがします。 茂木 今そういう、超常的なもの、オカルト的なものが、日常化してるんでしょうね。ライトなものになったというか。 山口 スピリチュアルブームとか、一連のブームがありましたからね。そこら辺で日常化してしまった感はありますね。 茂木 ヘビーウェイトじゃなくて、それもひとつのバランスっていうか。命ってバランスが大事だから。バランスを崩さないウェイトだったら、僕は妄想とか、そういうのもいいと思うんですよ。 山口 やはり、時々妄想すると楽しいですよね。 茂木 そうです。でも、それがバランス崩しちゃって、要するになんだかイッちゃってる人がいるじゃないですか?(笑)。 山口 振り切っている人ですね(笑)。 茂木 振り切っちゃって、やることやってないっていうのがおかしいんですよ。やることやってれば、妄想はいいんです。 山口 妄想癖の人で、税金も払っていない、年金も払っていないとかいう人いるじゃないですか。そういう人はやっぱり駄目なんですね。社会人として、仕事をやって、時々妄想に浸るのがベストだと。 茂木 生活をちゃんと営んでないとね。自分がなんもマトモな生活もしてないのに、大きなことばかり言う人っているよね。そうじゃなくって、ちゃんと足元をしっかりすべきかと。 山口 ああ、そうですよね。やっぱりそこら辺で、妄想と現実のバランスが取れる人が一番面白くて。テーマパークでも全部「楽しい」という世界観だけじゃなくて、ちょっとお化け屋敷のようなものが混じってるから、バランスが取れる。陰陽思想でしょうね。そういうバランスが取れる人っていうのが、素敵な現実主義者で。科学偏重主義、頑なな現実主義になっちゃうと、四角四面のつまらない人になってしまうっていうところがあるんですよね。 茂木 坂本龍馬だってそうだよね。妄想ですよね。 山口 坂本龍馬の言動は、完全に妄想ですよね。自分の立場とか考えたら普通できないことを口にしている。でも妄想をちょっとずつ現実にしていって、新しい妄想をどんどん広げて現実化していきましたよね、龍馬は。 茂木 全然『恋ナポ』とは関係ない方に話は行ってますが(笑)。 山口 『恋するナポリタン』を見た人は、ちょっとだけ妄想力をつけて、後は現実を豊かにしてくださいという(笑)。 茂木 なるほど、それはいいね。 山口 いいですね。微かなる狂気は大いなる力になるってことですよね。この映画そのものですよ。主人公の女性もね、ちょっとだけ不思議。不思議な部分を体験しながら、実生活では一流のシェフをフィアンセにもつ現実主義を持ちながら。現実主義だけど、ちょっと不思議なところも持っているじゃないですか。だから先生がおっしゃった、「ちょっとだけ不思議」っていう感じで、いいじゃないですか。 茂木 ちょっとだけ不思議が、日本を救うね。 山口 そうですね。科学偏重主義とか、そういうのは駄目になっちゃいますね。 茂木 ああ、ウマい! また機会があったら是非。 山口 是非、今後とも宜しくお願いします」(了)映画『恋するナポリタン 〜世界で一番おいしい愛され方〜』9月11日(土)よりヒューマントラストシネマ渋谷、シネ・リーブル池袋ほか全国ロードショー<ストーリー>「プロポーズの返事をしないといけない!」 幼なじみでグルメライターの佐藤瑠璃(相武紗季)から入っていた留守電のメッセージ。驚いたイタリアンシェフ田中武(塚本高史)は、彼女の元へ駆けつけるが、瑠璃の傍には先輩シェフの水沢譲治がいた。 武が瑠璃に想いを伝えようとしたその時、ピアニスト槇原佑樹(眞木大輔)が起こしたアクシデントに巻き込まれてしまう。 奇跡的に一命を取り留めた佑樹には、なぜか武の記憶が宿っていた。 あの日、武が瑠璃に伝えたかった想いとは?〔STAFF & CAST〕企画/プロデューサー:野間清恵監督:村谷嘉則出演:相武紗季 眞木大輔 塚本高史/市川知宏 岡山智樹/茂木健一郎/真琴つばさ 市川亀治郎/北大路欣也(C)2010「恋も仕事も腹八分目」フィルムパートナーズ
-
トレンド 2010年09月07日 14時30分
東京立ち食いそば紀行・第1回「かめや・神田西口店」
早い安い、でも味はちょっと…。立ち食いそばに対して、そんなB級ならぬC級イメージを持っている読者も多いのではないだろうか? しかし最近はそばや出汁、天ぷらなど具にこだわる店が増えてきており、これがなかなかあなどれないレベルになっているのだ。本コーナーでは、そんな隠れた極上B級グルメといえる名店を、毎回一店舗ピックアップ。そのあなどれなさを紹介していきたいと思う。 今日のランチをカレーにするかラーメンにするか迷っているB級グルメファンのあなた、たまには“早くて安くて美味い”立ち食いそばなんて、いかが? さて記念すべき第一回は“かめや・神田西口店”。さまざまな飲食店がひしめく神田西口商店街にあり、昼時ともなると近隣のサラリーマンが行列を作る人気店だ。 こちらの名物は、なんといっても元祖の温泉たまご。立ち食いそば店では、通常生たまごが使われることが多いのだが、こちらではトロトロ温泉たまごが使われているのだ。生の場合、食べている途中でツユに溶けこんで味が薄くなったりすることがあるのだが、温泉卵ならば、最後までしっかりとツユを味わうことができる。これは本当にナイスアイデアです。おツユは濃いめの色ながら、味はスッキリしていて鰹節の香りがたっているもの。うんうん、これをたまごで薄めちゃ、もったいないもんね。おツユを吸ったポッテリ天ぷらを、トロリとした黄身にからめてパクリ。そして茹でおきながらコシが強めのそばをズズッ。止まらない幸せの反復運動を繰り返すうち、あっという間に完食してしまいました。 ちなみに“かめや”さんは、同じく神田の西口と、新宿の思い出横丁にも支店がある。最も古いのは新宿店で30年以上、こちら神田西口店も20年以上の歴史があるという。昨今の不景気、今年の酷暑と、飲食店にはきびしい状況が続いているが、昼時のかめやさんは、相変わらず盛況だった。やはり本当に美味いもの、だからなんだろう。(本橋隆司)「かめや 神田西口店」最寄り駅:JR・東京メトロ神田駅東京都千代田区内神田2-13-1営業時間:07:00〜21:00定休日:日曜日天玉そば:400円
-
-
トレンド 2010年09月07日 14時00分
コンピューターゲームの20世紀 第23回…『アウトラン』
<ドライブの爽快感を体感できる> 1986年に登場した『アウトラン』は、その美しい映像と軽快なBGMで人気を博した、レースゲームの傑作である。いや、レースゲームというのには御幣があるかもしれない。たしかにレース的な要素は散見されるのだが、プレイ感覚はどちらかといえばドライブに近く、次々に移り変わっていく美しい風景を眺めているだけでも幸せな気分に浸れたものだ。 しかし、3年後に登場した続編『ターボアウトラン』は、大幅な使用変更によりドライブ的要素が極端に薄まってしまう。ターボボタンが追加されたり、パトカーがけたたましいサイレンを鳴らしながら追走してくるなど全体的にせわしない。ハードロック調へと変更されたBGMも(曲自体は悪くないのだが)、それに拍車をかけている。 結果、初代のように「海辺をのんびりドライブでも…」という気持ちにはとてもなれず、むしろ度重なる他車の妨害に「そこの車、邪魔なんだよ! オラ!」とDQNも顔負けの大荒れ運転だ。加えて、路上に障害物がやたらと設置されているのもいただけない。 また、設定されたライバル車よりもチェックポイント通過が遅い場合、助手席の彼女がライバル車に移ってしまうというビッチな演出も用意されており、イライラは募る一方である。 それでもアウトランシリーズは1993年に『アウトランナーズ』が、2003年には実に10年ぶりの新作となる『アウトラン2』が発売され、息の長い活躍を続けた。さすがにもう続編の話は聞こえてこないし、アーケードゲーム自体が衰退の一途をたどっているため、よほどのことがない限り新作の登場は望めないだろう。が、純粋にドライブを楽しみたいという欲求は、家庭用ゲーム機で満たされることとなる。<家にいながらオアフ島をドライブ> 2007年に日本語版(XBOX360)が発売された『テストドライブ アンリミテッド』(TDU)。ハワイのオアフ島が舞台のこのゲームは、ドライブゲームの集大成とも呼ぶべき代物だ。細かい通りまで再現されたオアフ島を気の向くままにドライブできる夢のようなゲームで、インターネットを通じて友人とツーリングまでできてしまう。アウトラン好きなら是非プレイしてみてほしい。ちなみに来年には続編の発売も予定(今年9月の発売予定が延期に)されている。 なお、TDUではハードディスクにインストールしたBGMを流しながらドライブできるのだが、真っ先に入れたのは他ならぬアウトラン。夕暮れ時のオアフ島で『LAST WAVE』を聴いていたら、なんだか泣けてきた。(内田@ゲイム脳)DATA発売日…1986年メーカー…セガハード…アーケードジャンル…レース
-
トレンド 2010年09月06日 17時30分
カフェで世界一周体験
いくら円高といえども「予算」と「暇」のない方は海外旅行なんて遠い夢の話…。そうため息をつく方に朗報だ。「サクラカフェ幡ヶ谷」は都内で異文化体験ができるカフェと評判になっている。同店では30か国以上の料理や飲み物を注文することが可能なのだ。 これだけの地域の食事を用意できることには理由がある。「併設されているサクラホテルは外国人の方が多く宿泊されます。宿泊された方から各国の家庭的な料理を教えてもらい、メニューに加えています」(同店の担当者)。メニューの脇にはレシピの提供者からの顔写真が掲載されている。飲み物のおススメは南米を原産とする黒マテ茶にふわふわミルクを入れた「I LOVE YOU」。こちらはアルゼンチンからの旅行者の方からのアイデアだという。また、食べ物のおススメはドミニカやコスタリカをイメージしたピタ。「毎朝必ず召し上がる外国人の宿泊客の方もいますね」(同店の担当者)。さらにうれしいのが料金がとってもリーズナブル。チェーン店のカフェで飲み物と軽食を頼むよりもお得なのだ。 もちろん、ホテルに併設されているカフェなので、宿泊している外国人が多く利用している。外国人の方とお友達になることだって可能なのだ。「まずは、“Hello,Where are you from?”と気軽に話かけて見て下さい」(同店の担当者)とのこと。大きなスポーツイベントがある時は、多くの宿泊客がカフェに集合するので、その時に一緒に盛り上がるのも手かも。 「この夏はどこも旅行に行けなかった…」という方は、幡ヶ谷から“世界一周の旅”に出かけてみてはいかがだろうか。サクラカフェ幡ヶ谷24時間営業東京都渋谷区幡ヶ谷1-32-3京王線幡ヶ谷駅徒歩3分
-
トレンド 2010年09月06日 15時30分
一輪車世界一・比美野めいびの「イライラしたから歌舞伎町でキックかましてきた」
突然ですが、イライラ抱えてませんか? 週末になればイライラMAX! 週末でなくてもイライラ当たり前! 会社で部下にコノヤロー! 今日も上司に怒られた! 嫁から毎度「しっかりしてよ!」と…。 耐えるのもいいけど、時には発散しなきゃ!! ってコトで、今回は歌舞伎町のド真ん中にある格闘ジム「新宿ジム」に行ってきました。 煌びやかな街並みの中にドンと構えているのがここのジム。初めて通りかかった時は「え! こんなところにジムあるの!?」と、驚きだった。 場所だけではなく、営業時間も他のスポーツクラブやジムなどと大違い。平日19時〜翌朝8時までのオールナイトというから、夜のお仕事や出勤前のサラリーマンにも大人気なのだ。 ジムの中は、リングに上がっているプロ選手やアマチュアの試合で優勝した女子選手など、現役の選手たちはもちろんとして、まったくの格闘技初心者の姿も多く見られる。初心者から現役選手まで本当に幅広く利用しており、上を目指したい人には刺激的でオススメのジムである。 「好きな時間に来て、好きな時間に帰れる」フリー練習が主だが、何をしていいかまったくわからない初めての人にも、常駐のトレーナーが目的と体力に合った練習方法を教えてくれるので、安心して挑戦することができる。 フリー練習以外にも、毎週行われるキックボクシングクラスやプロレスなどのメニューも用意され、最近は女性の参加が多く華やかだそうだ。 サンドバックにさまざまなウェイト器具、おまけにシャワーも完備し、仕事や人に会う前でも、安心して汗を流せる格好の場所。 鍛えるのが大好きな方、夏なのにプヨついた方、筆者のようにストレス発散したい方…是非一度! 一発かましに行ってほしい。■ムエタイ キックボクシングジム 新宿ジム東京都新宿区歌舞伎町2-2-10 地下1階http://www.plus-blog.sportsnavi.com/shinjuku-kickboxing/(比美野めいび)プロフィール:国際一輪車大会金メダル二連覇の経歴を持つ、元世界一。有名アーティストのバックダンサー、プロ野球球団チアを経て、現在はプロの社交ダンサーとして歌舞伎町で真面目に勤務中。http://blog.meibi.net
-
トレンド 2010年09月06日 15時00分
映画『恋するナポリタン 〜世界で一番おいしい愛され方〜』に出演した茂木健一郎氏に山口敏太郎が聞く、恋と脳と記憶の不思議な話(2)
茂木 というようなことも考えられますね。そもそも愛っていうもの自体、現実が変容しているわけでしょう? 山口 そうですね、かなり、わん曲していますね(笑)。 茂木 だから、現実って一つじゃないんですよね。むしろ感情が現実を作るって言えばいいのかな。脳の働きでもよく知られているんですよ。妄想なんかも、客観的な事実はあるんだけれども、自分がある感情を持っていて、その結果現実を歪めてしまっている。でも、本人はそれに気付かない。 山口 それは、オカルト現象でもありますよね。 茂木 お得意の(笑)。オカルトっていわれている現象は、実は人間の真実を表しているわけで、例えば、そうだなあ…えっと困ったな、不適切な事例しか思い浮かばない(笑)。 山口 割と心に闇がある人が幽霊を見やすい、とかですか? 茂木 逆に言うと、それだけ(オカルト現象は)クリエイティブだってことですよ。100年とか200年、バレないような嘘をつくっていうのは、物凄く創造的なことだから。だから映画も、100年200年バレない様な嘘をつける映画がよい映画だっていうことですよね。 山口 だから、この作品にはうまく騙されましたよ(笑)。映画の随所においしい料理が出てきて、観ていて食べたいなって思ったんですね。それでいい音楽が流れてきて気持ちよくなって、おいしい料理、気持ちいい音楽とストーリーが絡み合って、まさにナポリタンのように絡み合って(笑)。 茂木 おっ!(笑)。 山口 ウマいこと言ってしまいました(笑)。グルメも音楽も、わざと演出で入れていて、心地よい記憶とともに映画のストーリーを記憶させる。多分、何年か経って思い出した時に「『恋するナポリタン』、ああ、あれいい映画だったね」っていう風に言わせるために、おいしい記憶、気持ちいい音楽の記憶が、映画と同じようにハーモニーを奏でてる。ここらへんの演出については、先生はどう思われますか? 茂木 おいしさって、すべての人間の幸せの原点なんですよ。だって「衣食住」っていうけど、その中で「これがないと命が繋げない」っていうのは「食」だから。しかも食って、脳にとっても単に栄養素を摂るということ以上に意味があって。おいしさって、2種類あるってことですよ。 山口 どういう意味でしょうか? 茂木 体にいい栄養が行くっていう意味においては、タンパク質とか脂肪だとかビタミンだとか、いろんなものが入っていなくちゃならないんだけど、“味わい”っていうのはね、脳の神経細胞がそれで活動して喜びを感じて、脳内でドーパミンっていうのが出て、脳が生きる力を得るわけですよ。それって栄養素とは別の話なんです。脳に与えられる喜びなんですよ。その脳に与えられる喜びっていうのは、食事を誰と食べるとか、誰が作ってくれたか、どういう思いで作ってくれたかっていうことも含めて、おいしさっていうのは脳の中で生まれるんです。 山口 なるほど。 茂木 やっぱりおっしゃったようにね、素敵な音楽とおいしい食事と、仲間とか恋人とか、そういうものの存在がトータルでおいしい味わいになっているわけです。だから『恋するナポリタン』っていうのは、究極のおいしさのテーマなんでしょうね。だってナポリタンって、普通のスパゲッティですよ。それが恋していて愛していて、大事な人が作ってくれると、最高の天国の味になるんでしょう。 山口 そうですよね。だから主人公が「ナポリタンは無理!」って言った背景には、お母さんを亡くした悲しみがあって、「ナポリタン=お母さんの味」だというイメージがありますから、お母さんの思い出そのものだから作れない、無理だって言っていても、でも大好きな幼なじみのために、人生最良の日に作ってあげたいっていうのは、やっぱり彼女に対する思いやりであったのかもしれませんね。 茂木 そうですね。 山口 料理とメモリーっていうのは連動してるんだなあ、っていうのが僕の勝手な話なんですが、先生のお話で脳に栄養が行くから、おいしい料理を食べてた時の記憶は鮮明だし、なぜ恋人同士がホラー映画を見に行ったり、おいしい料理を食べに行ったりするのか、やっと理解できました。恐怖とかグルメとか感動という脳の体験は、恋愛感情と非常に密接にリンクしているのかなあ、という気がしたんです。 茂木 そうですよ。だって守ってほしい訳だからね、女の子からすると。「つり橋効果」っていうのがあって、つり橋渡って出てくると、そこで会った人を好きだと思っちゃう。自分がドキドキしてつり橋を渡って、そのドキドキが相手を見る目に移ってしまう。恋をするって、生きることの不安とか、そういうことと絶対関係してくるんですよ。自分一人でもう全部充足しちゃってる人なんて恋をしないんですよ。自分が一人で生きる上で、いろいろ不安とか怖いこととかがあるから、他人を必要とするんで。 山口 あと、今回記憶が他人に移るということだったんですけど、こういうことって可能性的にはあるんでしょうか? 例えば今、人工海馬とかいろいろ言われてますが、ああいうものが普通にチップとして埋め込まれてる未来があったとしたらですね、他人の記憶を垣間見るってことができるんでしょうか?」 茂木 うーん、原理的には可能かもしれないですが、当分無理だと思いますね。 山口 数百年先の話でしょうか? 茂木 そうですね。ただ人間、無理なことでもそれを想像することでね、脳で作るから。透明人間なんかもそうでしょ? タイムマシンもそうだよね。タイムマシンだって、一般相対性理論でいうと、一応可能ってことになってる。だけどそれを現実に構築するっていうことを行うのは無理だから。 山口 そうですね、予算的にちょっと無理ですね。でも、人間の脳って本当に不思議だなあって思いますよ。子供の頃に体験した記憶でも、じつは模造記憶である場合があって、親から「こういうことがあった」って言われて、思い込んだ記憶とかありますよね。 茂木 よくあります。逆に言うと、人の記憶っていうのは、正確に覚えていることが一番大事なことじゃなくて、生きる上で役に立つっていうことが大事なんですよ。だから、いろいろ妄想してしまったり、偽の記憶を作ってしまうことが、正確な記憶を覚えてることよりもむしろ、その人が生きる上で役に立つことだったら、やっちゃっていいんです。極端な話ですが。 山口 自分の記憶に、実用的にちょっと手を加えてデータとして残しておくのは構わない、ということですか? 茂木 自分を支えてくれているのだったら、いいと思いますよ。 山口 なるほど。それだと人間の存在とか歴史的事実っていうのは結局、皆が客観的に持っている保存記憶の集合体でしかない。ということは歴史って、人の思い込みとか、思い込みの強い人の妄想で変わっちゃったりするわけですか?(その3に続く)映画『恋するナポリタン 〜世界で一番おいしい愛され方〜』9月11日(土)よりヒューマントラストシネマ渋谷、シネ・リーブル池袋ほか全国ロードショー<ストーリー>「プロポーズの返事をしないといけない!」 幼なじみでグルメライターの佐藤瑠璃(相武紗季)から入っていた留守電のメッセージ。驚いたイタリアンシェフ田中武(塚本高史)は、彼女の元へ駆けつけるが、瑠璃の傍には先輩シェフの水沢譲治がいた。 武が瑠璃に想いを伝えようとしたその時、ピアニスト槇原佑樹(眞木大輔)が起こしたアクシデントに巻き込まれてしまう。 奇跡的に一命を取り留めた佑樹には、なぜか武の記憶が宿っていた。 あの日、武が瑠璃に伝えたかった想いとは?〔STAFF & CAST〕企画/プロデューサー:野間清恵監督:村谷嘉則出演:相武紗季 眞木大輔 塚本高史/市川知宏 岡山智樹/茂木健一郎/真琴つばさ 市川亀治郎/北大路欣也(C)2010「恋も仕事も腹八分目」フィルムパートナーズ
-
-
トレンド 2010年09月06日 14時00分
ド派手な中年男・箭内道彦がプロデュースする期待の新人、高橋優が歌う地味なデビュー曲「素晴らしき日常」
思いのほか売れてしまった神聖かまってちゃんに“とって代わる”次世代のアーティストを探し回っている記者。先日から気になっていたピンの歌手、高橋優にメボシをつけライブ会場でCDも買い、すっかりとりこに。しかし高橋の曲はすでに国民的お笑い番組や交通機関のCMで使われテレビやラジオでガンガン流れている。そしてとうとうニュース番組で彼の特集が組まれるほどに。思った以上に注目されていた人物であった。でもそれにはちょっとした裏があって…。 9月3日の日テレ「NEWS ZERO」ゼロカルチャーのコーナーで箭内さんという広告業界の大物と一緒に特集されていた高橋優。この間ライブに行ったとき「NEWS ZERO」の撮影クルーがいたのでそれを知っていた。「いつ放送するのよ?」とおばさんらしくADの子を問い詰めたところ、8月27日という話だった。が、当日はオザワさんのニュースでコーナーがとんでしまい一週間後の3日に放送が変更。わざわざ録画をしてまで見てみると、客席の一番前にいたはずの記者が写ってない!やはりおばさんのファンがいては見た目まずいのか。少々テンションが下がったところに、女物の着物みたいな服を着た高橋のプロデューサーで箭内道彦というド派手なおっさんがしゃべりだした。 「若い人のポテンシャルが高くなってドウノコウノ…」 知らないけどこの人、そんなに有名な人なの? 40才過ぎてからやっと人のためになる仕事をしなければマズイと思って若いアーティストをプロデュースしたって言ってるけど、じゃ今までのCMはなんだったのかしら。クライアント第一主義?そういえば高橋のデビュー曲「素晴らしき日常」のCMではベテランの三宅裕司が売れる売れると騒いでいるけど、「売れればいい」みたいなあのセンスはここから来てるのね。そんな箭内さんのおかげか、「素晴らしき日常」は深夜の国民的お笑い番組「あらびき団」のエンディングテーマに使われていて、毎週下まつげを描いた東野幸治と藤井隆のライトとレフトのトークの後で激しく流れている。そこだけ画像が昭和っぽく地味で、変に味わい深いけど。 高橋優の曲の魅力はなんといっても圧倒的にメリハリが利いた気持ちのいいメロディーに語呂よく乗った、重そうに見えて実はそうでもない素朴な詩。アコーディオンを使った前奏などアレンジもなかなか奇抜だ。高い歌唱力を持つご本人はまだ日本にこんな人がいたのかと思うくらい純粋な青年で、ライブ後のサイン会でもまるで選挙の立候補者みたいに一生懸命ファンひとりひとりに両手で握手をしてくれる。歌詞のダメだしを書いた記者の悪魔のレターもファンレターと間違えて大変喜んで受け取ってくれた(申し訳なくなくなるからそんなに喜ばないでくれー)いまどきこのきまじめさがちょっと怖い、26才のお地味男子である。 「東京メトロ」「あらびき団」「NEWS ZERO」と新人なのに太めのテレビ露出を次々果たす高橋優。本来素朴なギター弾きなのに派手なデビューをしてしまい、(器用なんだろうけど)あまり器用に見えない彼はこの先芸能界でやっていけるのだろうか、ちょっと心配になった。(コダイユキエ)