スポーツ
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スポーツ 2019年07月31日 06時30分
新日本『G1』Bブロック、全勝のジョン・モクスリーが内藤哲也撃破で首位独走状態!
新日本プロレス真夏の最強戦士決定戦『G1クライマックス29』Bブロック公式戦の5戦目が28日、愛知県体育館で開催された。今年は同所で2連戦となったが、札止めとなった初日に続いて、この日は5,278人の満員マーク。連日の盛況となった。 まず、後藤洋央紀と矢野通のCHAOS同門対決。矢野は同門対決で本領を発揮する。この日も策士の矢野は試合前、後藤に友好モードを示したが、スキをつき丸め込みでだまし討ちするなど、会場は矢野ワールドに包まれた。しかし、これを規格外のパワーで切り抜けた後藤は、忘れた頃に飛び出す後藤式で丸め込んでカウント3。機嫌がいい後藤は勝利の“ざんまいポーズ”を披露。矢野を悔しがらせた。 続いて、ジュース・ロビンソンとNEVER無差別級王者の石井智宏が激突。髪の毛をバッサリ切ってから吹っ切れたのか、自信を持って試合をしているジュースは、ハイスピードかつ当たりの強い石井の攻撃にしっかり対応し、好勝負に。終盤、石井はジュースのパルプフリクションに対し、めったに出さないタイガースープレックスで切り返すと、最後は垂直落下式ブレーンバスターが決まりカウント3。石井が勝利を収めたが、ジュースの成長には目を見張るものがある。 前日の前哨戦の後、タイチが求める形で握手を交わしたジェフ・コブとタイチの一戦。この日もタイチはクリーンにいくと見せかけたが、やはりこれはわな。ダーティーファイトでコブのペースを崩す。しかし、コブは急所蹴りをヘッドバットで切り抜けると怒涛の反撃を見せる。最後はツアー・オブ・ジ・アイランドでフォールを奪い、しっかりとお仕置きして見せた。コブは後半戦、注目した方がいいかもしれない。 セミファイナルでは、鷹木信悟とジェイ・ホワイトがシングル初対決。長身のジェイは持ち前のインサイドワークで間を外しながら、鷹木の首に着実にダメージを与えていく。鷹木も力強いファイトで応戦し、ジェイを追い込むが、最後はラスト・オブ・ザ・ドラゴンを切り抜けたジェイが、クロスアーム式のブラディサンデー。さらにブレードランナーで20分近い死闘を制した。クロスアーム式のブラディサンデーは初披露だと思われる。ブラディサンデーはバレットクラブの初代リーダー、プリンス・デヴィット(現フィン・ベイラー)の必殺技だった。ジェイは後半戦に向けてまた厄介な技を出してきた。 メインイベントはIWGPインターコンチネンタル王者の内藤哲也と、IWGP USヘビー級王者のジョン・モクスリーのチャンピオン同士によるシングル初対決だ。モクスリーがディーン・アンブローズのリングネームで、WWEのスーパースターとして活躍していた半年前には考えられないカードが名古屋で実現した。 モクスリーはWWEの第一線で活躍していたにもかかわらずWWEとの契約を終えて、新日本プロレスのシリーズの中でも最も過酷とされる『G1クライマックス』にエントリーすると、開幕戦のダラス大会を除きフル参戦、ここまで無傷というツワモノだ。モクスリーは場外戦でペースを握るも内藤が花道のラフ殺法で反撃。しかしモクスリーがパワー殺法で内藤を追い詰める。終盤、コリエンド式のデスティーノを決めた内藤だったが、最後はダブルアーム式DDT、デスライダーでカウント3。内藤もモクスリーを止めることができなかった。試合後、モクスリーは名古屋のファンに感謝の意を述べながら、G1優勝宣言。この黒船はホンモノだ。文 / どら増田写真 / 爽健美
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スポーツ 2019年07月30日 22時30分
プロレスラー世界遺産 伝説のチャンピオンから未知なる強豪まで── 「星野勘太郎」ケンカ最強の呼び声も高い“陰の実力者”
現役時代に大きなタイトルの獲得はなかった星野勘太郎だが、公称で身長170センチ、実際には160センチ半ばの小さな体で、ハツラツと動き回る姿を覚えているファンは多いだろう。 また、ケンカ最強との呼び声も高く、リング外では選手たちににらみを利かせていたとも言われている。※ ※ ※ 魔界倶楽部(プロレス結社魔界倶楽部)が結成されたのは2002年8月のこと。前IWGP王者の安田忠夫とパンクラスから移籍した柳澤龍志、魔界1号こと平田淳嗣の3人がオリジナルメンバーである。 その後は村上一成や柴田勝頼、元リングスの長井満也など格闘技寄りのメンバーが加わって、ケン・シャムロックやボブ・サップらが来日参戦した際の受け皿にもなった。ただ、こうしたメンバーたちよりもファンに強いインパクトを与えたのが、総裁の星野勘太郎である。 “プロレス冬の時代”と言われたこの時期でも、「ビッシビシ行くからな!」の決め台詞には、聞き覚えがあるというファンは少なくないはずだ。「当時、総合格闘技に執心していたアントニオ猪木の意向をくみ、格闘系の選手たちが集められていたが、それを売り出すためにパッケージにして、プロレスのできる魔界1号と2号(当時KAIENTAI DOJOに所属していた筑前りょう太)に脇を固めさせた。かつてのマシン軍団にあやかって一部選手にマスクをかぶせ、若松マネジャーの役割を星野さんに依頼したというのが全体のフォーマットです」(新日関係者) 1995年に引退した後は神戸でプロモーターをしていた星野だが、黒いスーツに白ネクタイをビシッと決めたダンディーな出で立ちや、乱闘になれば自ら率先してパンチを繰り出すその姿は、ともすればリング上の選手たちよりも真剣に映ったものだった。 もともと強烈な猪木シンパで、プロモーターとしても猪木が主催する興行では積極的にチケットをさばいていたというから、猪木絡みのアングルに抜擢されたとなれば頑張るのも当然か。「クセの強い面々がまがりなりにも軍団として成立したのも、信望の厚い星野総裁があってこそ。地方大会の後にはメンバーを連れて飯を食わせる親分肌で、あとはやっぱりその腕っぷしですよ」(同)★あの前田日明とガチの乱闘騒ぎ 1961年の日本プロレス入門前にはプロボクサーを目指していたという腕自慢で、ケンカ最強との呼び声も高かった。 ロープに振った相手にフライング・ヘッドバットをぶちかまし、ヘッドロックに捉えてマシンガンパンチを浴びせる。小さな体から繰り出す直線的かつ明快なファイトで、若手時代は“突貫小僧”のあだ名で親しまれた。 1967年のアメリカ遠征時には、山本小鉄とタッグチーム「ヤマハ・ブラザーズ」を結成。テキサス州、テネシー州などで人気を博し、それぞれ地元のタッグタイトルも獲得している。なお、このコンビ名は“小型ながらパワフルで機動性に優れている”と、当時のアメリカで知られていたヤマハのバイクにちなんで命名されたものであった。 「年齢は小鉄さんが2つ上ながら、入門は星野さんのほうが2年早い。控室だと星野さんの言うことに、小鉄さんが『ハイ、ハイ』と従っていましたね」(同) 鬼軍曹として若手から恐れられ、解説者やレフェリーとしても強面の印象が強い小鉄が、先輩とはいえ年下の星野に頭が上がらなかったというあたりからも、星野の裏の実力者ぶりがうかがえよう。 帰国後の1970年には猪木とのコンビで、第1回NWAタッグリーグ戦で優勝を果たした(決勝の相手はニック・ボックウィンクル&ジョニー・クイン)。 同じ韓国籍の大木金太郎との関係があってか、新日本プロレスへの加入は日プロ崩壊後の1974年。「その頃の猪木のビッグマッチの映像を見直すと、花道で猪木の後ろに付き添い、鋭い眼光を飛ばす星野の姿が必ずと言っていいほど映っています。猪木のボディガードとしては藤原喜明が有名ですが、その元祖が星野でした」(プロレスライター) リング上では中堅のポジションに甘んじ、新日において大舞台を踏むことはなかったが、時おり“裏の顔”を見せた。「上り調子の新人や外国人が新日マットを舐めないようにと、一発くらわすのが星野の役回りだったようで、ダイナマイト・キッドとの激しい攻防は映像に残されています」(同) UWF軍との対抗戦でも前面に立った星野は、あの前田日明を相手に乱闘騒ぎを起こしている。「テレビ中継もない地方大会のタッグマッチで、星野が前田にガチのパンチを食らわせたところ、それをプロレス的な仕掛けと思った前田は“もっとやってこい”と挑発した。これに星野がブチ切れて、試合後にデッキブラシを片手に控室まで殴り込んだんです」(同) 稽古では小鉄、試合では星野が目を光らせ、新日の黄金期を支えていたというわけである。星野勘太郎***************************************PROFILE●1943年10月9日〜2010年11月25日。兵庫県神戸市出身。身長170㎝、体重105㎏。得意技/パンチ、フライング・ヘッドバット。_文・脇本深八(元スポーツ紙記者)
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スポーツ 2019年07月30日 22時30分
大雅がK-1離脱後初勝利!那須川天心戦に向け「RIZINファイターとして盛り上げる!」
RIZIN『RIZIN.17』▽28日 埼玉・さいたまスーパーアリーナ 観衆 16,930人(満員) 元K-1ファイターの大雅は、2017年6月、K-1のリングで皇治に勝ってから約2年間勝利から遠ざかっていた。K-1 WORLD GPスーパーフェザー級王座にまで上り詰めたものの昨年にK-1を離れ、RIZINやRISEに主戦場を移すもなかなか結果が出なかった。今回の町田光戦は「負けたら死ぬ」覚悟で臨んだという。 記者会見や計量では、RIZIN初参戦で爪痕を残そうとした町田の個性的なキャラクターに持っていかれたが、試合では、1Rから町田がアグレッシブな動きを見せる中、大雅は冷静に対応していたように見えた。町田が必殺技の居合いパンチのポーズを見せると、大雅も掟破りの居合いパンチのポーズで応戦するなど、「後がない」精神状態の中にも余裕が見受けられた。 2R終盤には大雅のスーパーマンパンチが町田の顔面をかすめると、そこから怒涛のラッシュ。惜しくもこのラウンドは倒しきれなかったが、3Rは町田の飛びヒザ蹴りやワンツーをかわし、終盤にラッシュからの左フックでダウンを奪う。これが有効打になり、大雅が3-0の判定で町田を倒した。 試合後、マイクを持った大雅は「RIZINに出させてもらってから全然いい試合ができてなくて、きょうの試合もダメダメだったんですけど、これからRIZINファイターとして、RIZINをもっとでかくして、盛り上げられるように頑張るんで。僕の目指しているところは変わってないので、これからも追いかけ続けていきます」とあいさつ。テレビカメラはリングサイドの那須川天心が笑顔で拍手を送る姿を捉えている。 インタビューブースで大雅は「ホントはもっとリラックスして試合したかったんですけど、固くなっちゃって倒しきれなかったですね。負けたらホント死ぬと思ってたんで(苦笑)。固くなってましたね。リラックスしきれなかったです…まだやりきれてないですね。ホント全然2割しか出てないんでもうちょっと冷静に試合できるよう練習します」と反省しきり。以前から熱望している天心戦については「年末にやりたいです。次って言ったら早いと思うので、10月に強い選手とやらせてもらって、そこでしっかりKOしてアピールしたいです」と語った。今後は大晦日での天心との対戦を見据える。 報道陣からこれを伝え聞いたRIZINの榊原信行CEOは「RIZINでもやっと1勝して片目が開いた。試合後、話しましたけど反省しきりだったので良かったなと。この試合で満足されても困るわけで。もっと高みを目指してまだ若いのでしっかり頑張ってほしい。(天心戦については)試合後、カメラが天心を抜いてましたけど、天心は笑ってましたからね。眼中にないと言うか、視界にも入ってないんじゃないですかね」と辛口。「試合を見て天心がシリアスな顔をするくらいにさせないと、きょうの試合内容で天心とやるにはまだまだだと思います。でも全然若いんで一気に成長する可能性がある。まだまだ期待はしたいと思いますね」と来月23歳を迎える大雅に榊原CEOらしいエールを送っていた。 天心対大雅はK-1離脱後すぐに実現していたなら、さいたまスーパーアリーナが埋まるぐらいのドリームカードだった。しかし、天心は堀口恭司とキックボクシングルールで、フロイド・メイウェザーとボクシングルールでそれぞれ対戦し、さらに大きな存在になり、大雅は足踏みをしてしまった感が否めない。ここから年末に向けて、“あの頃”以上の進化した大雅を披露し、再び天心戦をドリームマッチと思わせてもらいたい。取材・文・写真 / どら増田
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スポーツ 2019年07月30日 18時00分
巨人が恐れる「人工知能野球」横浜DeNAの逆メークドラマ
独走する巨人だが、原辰徳監督が「逆メークドラマ」に気を揉んでいる。現在2位につけ、AI(人工知能)分野で最先端を行く横浜DeNAが、チーム采配にそれを導入したことで、2年連続日本一の福岡ソフトバンク、孫正義オーナーも警戒を始めたという。 両リーグ最速で50勝に到達、7月22日時点で2位に7ゲーム差を付ける原巨人。スポーツメディアは相も変わらず、原監督と、FAで広島から丸佳浩を獲得したフロント陣の礼賛ばかりが目立つ。しかし、他球団から驚異の目で見られているのは、7ゲーム差に急接近した横浜DeNAの「AI采配」なのだ。 その代表が、ソフトバンクの孫正義オーナーだ。7月18日に都内で開いた自社のイベントでのコメントに、心境がよく表れている。 「この数年で日本はAI後進国なってしまった。手遅れではないが、目覚めないといけない。(中略)『AIに何ができる』と低く評価するのは時代錯誤も甚だしい」 このように、同じIT企業であるDeNAなどのAI開発に同意を示し、パ・リーグの首位を走るソフトバンクホークスも含めて、グループ全体にハッパをかけたのだ。 「孫社長が言いたかったのは、AIの革命は始まったばかりで、インターネットに例えるなら25年前の状況だと。当時はヤフーやアマゾンが生まれたばかりで、フェイスブックもグーグルもない。球界も同じで、巨人、阪神が中心の頃からインターネットの時代を迎え、ソフトバンクが牽引する時代に変わったが、安穏とはしていられない。今度はAIを取り入れたチームが覇権を握る。それがAIを利用したソリューション(解決策)に力を入れるDeNAだと先読みしているのです」(全国紙の経済部記者) 巨人が恐れているのも、DeNAのAIを使った采配である。 DeNA首脳は4月に10連敗した時点で今季のペナント優勝を断念。ラミレス監督の采配能力に見切りをつけると、優勝チームを巨人と想定し、徹底的なデータ分析を開始した。 「裏の監督室」と呼ばれるチーム戦略部にDeNAのゲーム開発アナリスト4人による精鋭部隊を作って、これまでスコアラーたちに頼っていたリサーチの飛躍的向上に成功した。結果、5月下旬まで最下位だったチームを2位に押し上げたことが、何より物語っている。しかし、本領を発揮するのはこれからだという。 「チーム戦略部のゲームアナリストたちが取り組んでいるのは、トラックマン(弾道測定器)を使って巨人の各打者の球種に合わせた打球の方向をデータ化することです。メジャーリーグ流の大胆な守備シフト(遊撃手や二塁手が打者に応じて二塁ベース後方を守るシフト)も出来上がっています。投手の配球分析も精度が高まっており、AI知能が次の1球を高確率で予測できるんです。だが、実戦投入はCS(クライマックスシリーズ)まで封印します。巨人との短期決戦で最高のパフォーマンスを発揮させるのが最終的な目的ですから」(DeNA関係者) 4番の筒香嘉智は7月15日の広島戦から2番に変更すると、同17日から3試合連続でマルチ安打を記録。巨人の坂本勇人が2番でリーグトップの本塁打を放っていることを分析した結果で、出塁率が高い中で得点圏打率が低い筒香の特性をリカバーするための「AI采配」といえる。この打順変更は監督、コーチ陣も承知していなかったという。つまり、チーム戦略部からのトップ指令なのだ。 20日の中日戦では、筒香、乙坂智、投手の石田健大以外、6人の右打者を起用して右腕の山井大介を攻略し、2017年から続いた連敗を5で止めた。これも、「山井攻略の鍵は右打者」というAI知能による采配だった。 これまでのラミレス監督の采配やDeNAの戦力なら怖くもないが、敵将がAIに代わり、既存のセオリーは通用しない。2ケタ近い貯金を持つ原監督が神経を尖らせているのもこのためだ。 「これまで監督やコーチの経験や勘、サイン盗みといった野村克也さんの時代の戦術とは一線を画する、確率に裏打ちされた戦術です。将棋や碁では既に人工知能に勝てない時代を迎えている。今年3月にダイヤモンドバックスと戦略的パートナーシップを結び、AIを駆使した最新のメジャー流情報収集戦略を取り入れた優位性は、巨人の巨大戦力をもってしても大きな脅威。ペナントレースを優勝しても、CSでひっくり返される可能性は高い」(スポーツ紙デスク) 昨季、広島が2位に7ゲーム差を付けて3連覇したように、2007年にCS制度がセにも導入されて以来、ぶっちぎり優勝が目立つ。2位以下のチームが深追いせず、CS出場を優先して戦うからだ。2017年が10ゲーム差、2016年も17・5差。1996年には11・5ゲーム差あった広島のリードを長嶋巨人がひっくり返した「メークドラマ」は今も語りぐさだが、もはやその再現は難しい。 巨人がリーグ優勝に最も近いのは間違いないが、ところがどっこい、今季はCSまで奥の手を封印するDeNAの「逆メークドラマ」が待ち受けるのだ。 セの貯金を巨人がすべて独占していることから「勝率5割に満たないチームはCSを辞退するべきだ」などという無茶苦茶な声も出始めたプロ野球界。それだけ巨人陣営がDeNAのAI采配を恐れていることの証左なのである。
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スポーツ 2019年07月30日 17時30分
松坂大輔「最短のKO」の裏でチラつくアメリカ永住権
今季2度目の登板は、ファンの期待を大きく裏切る結果となってしまった。 去る7月27日、中日・松坂大輔(38)がDeNA戦に先発したが、1アウトしか奪えずに、8失点と大炎上してしまった。プロ最短KOとなり、即刻二軍落ちが通達された。 「松坂は前回登板(7月16日)の後、登録を抹消され、二軍で調整していました。休養タップリで登板したはず。与田(剛=53)監督は多くを語ろうとしませんでしたが、『何をやってたんだ!?』と松坂に怒っていたはずです」(スポーツ紙記者) 全体にボールが高めに浮き、DeNA打線がいとも簡単に打ち返していたような印象を受けた。中日関係者は今回の8失点KOについて、「走り込み不足」と指摘していたが、ふに落ちない点がいくつかある。 松坂の練習が明らかに不足しているのなら、それを叱り、ハードワークをやらせるのも首脳陣の役目では? 経験豊富なベテランだが、「扱いにくい性格」ではない。また、叱られてブンとむくれるタイプでもないはずだ。 「厳しいことを言うようだけど、限界ということでしょう。ハードな走り込みをさせたら、登板する前にバテてしまうと判断し、マイペース調整を許していたんでしょう」(球界関係者) おそらく、もう一度チャンスは与えられるだろう。ただ、松坂のハングリー精神を疑問視する声も聞かれた。 「今年2月、松坂は一時渡米しています。ファンと接触し右肩を痛めたと告白する前ですよ」(前出・同) その一時渡米の目的は、アメリカ永住権を取得するためだった。2007年にレッドソックスと契約した当初から取得に向けて動いていたらしく、ようやくその目処がついたのだという。 「この手続きによって、松坂自身の引退後、そして夫人の米生活が保証されました」(前出・同) 松坂に限らず、日本人メジャーリーカーは「アーティストビザ」と呼ばれるものを取得する。その名の通り、芸能、科学、スポーツ、音楽、映像など特殊技術や才能のある外国人に対し、アメリカが発行するもの。松坂とその家族は、福岡ソフトバンクに帰還する15年までそのビザで生活をしていた。 現在、松坂は夫人と3人の子どもをアメリカに残し、単身赴任で日本生活を送っていることはすでに報じられている。しかし、それだけではないのだ。米国で生まれた松坂の2人の子どもは米国籍を持っているが、夫婦と第一子は持っていない。そのため、夫婦と第一子はビザを定期的に更新する必要がある。一家そろって、アメリカで生活できる環境を整えたのが2月の一時帰国だった。 「アメリカ永住権を得て、松坂の生活が大きく変わることはありませんでした。しかし、米国内でのビジネスが可能となり、資産運用でもアメリカ人と同じようにいろいろなことができるようになりました。引退後の生活で困ることなんか、ひとつもありません」(特派記者) 松坂の現役にこだわる気持ちは、単に野球への思いだけ。「生活がかかっている」という必死さを疑う声があるのはそのためだろう。ただ、今回のKOはあまりにもヒドすぎだ。必死さを見せなければ、永住権に関するイヤミも浴びせられるだろう。(スポーツライター・飯山満)
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スポーツ 2019年07月30日 11時30分
『サントリードリームマッチ2019』MVPは高橋由伸!苦笑いで「久々に野球が楽しかった」
7月29日、『サントリードリームマッチ』が東京ドームで行われた。1995年から“夢や感動を伝えたい”をコンセプトに行われているイベントで、今年で24回目を数える。出場選手は往年のスタープレーヤーばかりで、ネームバリューは抜群。梅雨明けのドームの外よりも熱い戦いが今年も繰り広げられた。 今年も昨年に引き続き、山本浩二が体調不良のために、東尾修監督代行が率いる「ザ・プレミアム・モルツ球団」と田尾安志率いる「ドリーム・ヒーローズ」が対戦。昨年は12ー6のダブルスコアでモルツが圧勝し、5連勝を遂げている。 6連勝を狙うモルツは摂津正、雪辱を果たしたいヒーローズは井川慶と、この中では若手の両投手での先発で幕を開けた夢の試合。序盤はジリジリとした展開で無得点が続くも、3回には、元ジャイアンツの尚成対由伸による高橋同士の対戦、4回には、桑田真澄対ランディ・バースの対戦などで会場を沸かせた。6回には、野村弘樹対片岡篤や立浪和義の“PL対決”や、ピッチャー高橋由伸対バッター桑田真澄の“攻守入れ替え対決”などのここでしか見られないマッチアップも見られた。 直後に代打小田幸平が告げられると、マウンドには中村紀洋が登場。小田が中村の独特なフォームを大袈裟に真似ている間に投球して笑いを誘い、更にはフォームを直接指導するなど、徐々にエンターテインメント色が強くなる。 その裏、モルツは和田一浩のショートゴロの際に、サードランナー高橋雅裕がホームに突っ込み一度はアウトの判定も、ドリームマッチ初のコリジョンルール(走者の走路をふさいではならない)が適用され得点が認められた。このプレーから流れが変わり、モルツは一挙5点を挙げ、逆転に成功した。 7回モルツの攻撃では、ギャオス内藤対池山隆寛のスワローズ対決となったが、頭部を通過するビーンボールに池山が激高。マウンドへ詰め寄り一足即発のムードに会場は騒然となるが、なんとキスで仲直り。続くバッター・古田敦也に対してもビーンボールを投げ込み、“またもや“の期待が高まるが、古田はマウンドへ向かわず頑なに拒否。見かねた一塁塁審・大和がマウンドで熱いキスをお見舞い。“ダチョウ倶楽部コント”が無事完結した。 もちろん、リビングレジェンドも溌溂とした姿を披露。“浪速の春団治”に乗って登場した川藤幸三は口に「プレモル」を含むと、バットに吹きかけるパフォーマンスの後、尻餅をつくほどの渾身のフルスイングを披露。負けじと“球界のご意見番”張本勲もフルカウントからのボールをしっかり見極め、“あっぱれ“なフォアボールを選ぶなど、まだまだ若い者には醸し出せない雰囲気で、スタンドのオールドファン達に元気を届けた。 試合は7-2でプレミアムモルツ球団が勝利。MVPには、現役時代を彷彿とさせる右中間へのツーベースや、ピッチャーまでこなした高橋由伸が初出場にして栄冠を手にした。ヒーローインタビューでは「久々に野球が楽しかった」と自虐気味の意味深発言。これにはナイン、観客共に苦笑いだった。 ペナントレースとは一味違った、野球の楽しさを詰め込んだレジェンド達による“夢の球宴”。老若男女が楽しめるイベントは、野球に関心の薄い層にも響いたようで、お爺さんとお孫さんが「また野球見たいね」と話し合う笑顔がそれを物語っていた。楽しい時間を過ごした40,228人の満員で膨れ上がった東京ドーム。ほろ酔いで帰路につく観客は皆、笑顔が溢れていた。(文中敬称略)取材・文・写真/ 萩原孝弘
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スポーツ 2019年07月30日 06時30分
RIZIN・朝倉未来、矢地祐介に無傷の勝利! 令和の格闘界を背負うニュースター誕生
RIZIN『RIZIN.17』▽28日 埼玉・さいたまスーパーアリーナ 観衆 16,930人(満員) 朝倉兄弟の兄、朝倉未来(みくる)がRIZIN初のメインイベントに登場。RIZINの重鎮、矢地祐介を相手に判定に持ち込まれたものの、無傷で3-0の判定勝ちを収めた。 「今回ふたりともリスクを背負ったんで、お互い本気で殴り合ってるときに楽しくなっちゃって」 未来は、試合中に笑みを見せたことについて聞かれ、このようにサラリと言ってのけた。試合では、未来が放った左のローキックが矢地の動きを止めた。未来は「予想通りの闘い。前に出した足が内側を向くクセがあるからカーフキックが弱点だと思った。分析通りの動きで全部通じた。相手も力強かったけど俺も強いんで、なかなか倒せないと思う」と続けた。対戦相手の矢地も「悔しい。とっても悔しい」と嘆きながら「強かった。作り方が上手かった。ヒザ下も終盤ききましたし、相手の方が一枚上手でした」と完敗を認めている。 今回の一戦、未来は本来のフェザー級(66kg)からライト級(70kg)に階級を上げて臨んだ。ライト級百戦錬磨の矢地に完勝したことで『RIZIN.19』(10.12エディオンアリーナ大阪)で開幕するライト級GPへの出場へ期待が高まる。しかし本人は「それはファイトマネー次第(笑)。ぶっちゃけそこまで興味はないですね。俺の基準としてフェザー級ならUFCでも通用すると思っているけど、ライト級でやったらUFCのトップに勝てる気がしない。その気持ちを持ってトーナメントに出るのは良くないと思うので」と消極的な姿勢を示した。 しかし、令和の格闘界を背負うニュースターの誕生に、RIZINの榊原信行CEOは黙っていなかった。「ライト級GPには出てもらおうと思っています。矢地との試合を見ても十分やれる。あの矢地に何もさせなかったわけですから。本人はフェザー級でやりたいと思いますけど、ウチは今年フェザー級のトーナメントをする予定はない」ときっぱり。 「ライト級の日本代表として出てきてほしい。体格の問題もありますが、まだ2カ月半あるので、きょう見た感じではほぼ無傷なので全然できる。毎晩行って口説きます(笑)。未来としては冒険ですが、想いも背負って、(チャンネル登録者数15万人の)YouTubeを見ているファンも背中を押してくれるはずなので、チャレンジしてもらいたい」と語り、全力で説得する考えを明らかにした。 『RIZIN.18』(8.18愛知県体育館)では、弟の朝倉海(かい)が、日米バンタム級王者、堀口恭司と対戦する。榊原CEOは「『朝倉兄弟、恐るべし』堀口が磐石に勝てる相手ではない」と海の活躍にも期待を寄せた。今回は地上波の生中継がなかったが、こういう大会で出てきたスターが、大晦日の大きな柱として成長していくのだろう。取材・文 / どら増田写真 / ©︎RIZIN FF
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スポーツ 2019年07月29日 22時30分
新日本『G1』Aブロック、オカダ・カズチカがKENTAとの全勝対決制し折り返し!
新日本プロレス真夏の最強戦士決定戦『G1クライマックス29』Aブロック公式戦の5戦目が27日、愛知・愛知県体育館で開催された。今年は同所で2連戦が組まれており、初日は6,142人(札止め)の大観衆が詰めかけた。ちなみに愛知県体育館では第1回大会の公式戦も開催されている。 まず、ともに2勝2敗の飯伏幸太とランス・アーチャーが対戦。飯伏はアーチャーのパワーに苦しみ立体殺法を封じられてしまう。しかし、打撃でアーチャーの動きを崩していくとボマィエ、続けてカミゴェを決めるが、なんとアーチャーは倒れない。ならばと今度はサポーターを外してカミゴェをもう一発決め、カウント3。飯伏は連敗から3連勝と復活。アーチャーはその逆になったが、今シリーズはシングルプレーヤーとしての存在感を発揮しているだけに、これからに期待だ。 続いてこちらも2勝2敗同士のウィル・オスプレイとバッドラック・ファレが対戦。ジュニアヘビー級とスーパーヘビー級による一戦だ。試合はファレが体格差で圧倒した。しかし、チェーズ・オーエンズと邪道のバレットクラブが介入する無法行為に対して、海野レフェリーが反則と裁定しオスプレイの勝利となった。昨年はタマ・トンガが無法行為を繰り返し、ハロルド・メイ社長の逆鱗に触れ会場から追放されたこともあった。バレットクラブの今後の行動次第では昨年同様、背広組の怒りに触れることもあり得るだろう。 3試合目はEVILとザック・セイバーJr.の一戦。この2人は昨年の対戦でクリス・ジェリコがEVILを急襲し、無効試合になるなど、いわくつきのカードだ。今シリーズ大荒れのザックは得意の関節地獄で試合を優位に進めていくが、EVILのパワーに押し切られ、最後はEVILが決まってカウント3。精彩を欠いているのか、歯車が合わないのか……。まだ1勝とは、ブリティッシュヘビー級王者のザックらしくない。 セミファイナルでは、たびたび名勝負を繰り広げている棚橋弘至とSANADAが対戦。“ポスト棚橋”ともされるSANADAに大きな声援が送られた。試合では、SANADAのねちっこい技の数々に棚橋は苦悶の表情を浮かべる。さらにSANADAはSkull Endであと一歩まで棚橋を追い詰めるが、棚橋はこれを切り抜けると、ドラゴン・スープレックスからハイフライフロー2連発がズバリと決まってカウント3。ハイフライフローを“解禁”した棚橋が、覚悟の差でもぎ取った勝利だ。 メインイベントでは、開幕4連勝のオカダ・カズチカとKENTAによる全勝対決。KENTAが得意の打撃でペースを握ると、GAME OVERでオカダを苦しめる。その後もKENTAは打撃でオカダのリズムを崩しにかかるが、体格で勝るオカダは、ドロップキックで自らのペースを取り戻すと、KENTAのgo2sleepに対し、オカダは旋回式ツームストーン・パイルドライバーで串刺してから、最後はレインメーカーでカウント3。オカダが5連勝で単独首位に立った。 試合後、両者は握手。KENTAがリングを後にすると、オカダは「久しぶりに3つ言わせてください。ひとーつ!特にありません。ふたーつ!特にありません。みっつー!きょうは台風なのに、こんな熱い声援ありがとうございました!愛知県民のために、『G1クライマックス』優勝して、この愛知県に帰ってきます!そのときはここ名古屋にカネの雨が降るぞー!」と地元・愛知のファンに『G1』制覇を約束した。 オカダはプロレスリング・ノアでトップを獲り、WWEに渡ったKENTAに勝ってIWGPヘビー級王者としての責任を果たし、公式戦を無傷のまま折り返した。19年ぶり3人目となる同王者のG1優勝も現実味を帯びてきた。文・写真 / どら増田
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スポーツ 2019年07月29日 20時20分
練習しすぎて筋肉痛? 石原さとみ、恒例の始球式は“ノールック投法”でスピードボールを投げ込んだ!
29日に東京ドームで行われた『サントリードリームマッチ 2019』で女優の石原さとみが登場し、恒例の始球式を行った。 今年で6年連続の始球式の大役を務める石原さとみ。過去5年とも趣向を凝らした始球式で観客を沸かせている。初登場となった2014年は、右手負傷による影響でサウスポー投球となったが、翌年からは、レジェンドピッチャーのコピーを披露している。2015年は元ロッテオリオンズの村田兆治さんの「マサカリ投法」、2016年はメジャーリーグで旋風を起こした野茂英雄氏の「トルネード投法」、昨年は元阪急の山田久志氏や元ロッテマリーンズの渡辺俊介氏の「サブマリン投法」、昨年は現横浜DeNAベイスターズの投手コーチ“ハマの番長”三浦大輔直伝の「二段モーション」と、往年の名プレーヤー達のユニークな投球フォームを模す一風変わった始球式は、もはやドリームマッチのひとつの名物として、年々注目度が高まっている。 爽やかなブルーの衣装に見を包んで登場した石原さとみは丹念にマウンドを馴らし、三塁側に視線を移してセットポジションに入ると、キャッチャーを見ないで投げる「ノールック投法」を披露。右バッターボックス上部に逸れたものの、スピードあるストレートでバッター高橋由伸から空振りを奪った。すると三塁コーチャーズボックスの岡島秀樹に駆け寄り熱い抱擁を交わし、満面の笑みで喜びを表現した。 今回の投法はドリームマッチ初出場の、岡島秀樹の独特なフォームを真似たもの。「ノールック投法」は、投げる瞬間に視線を下に外す難しいフォームだが「筋肉痛になるほどたくさん練習した」成果が出たことに喜び、岡島には「手取り足取り凄く丁寧に的確に」指導されたことを明かした。更に本番で登坂した岡島に対して熱視線を送りながら「師匠」と呼び応援していた。 先日発表された「ロマンチックな夏旅を一緒に楽しみたい芸能人」で3位にランキングされるなどの人気を誇り、まさしく“高嶺の花”の石原さとみだが、毎年この始球式では違った魅力を見せてくれる。石原も「傾斜のついたところで練習したい」と、早くも来年に向けてやる気満々。今から来年のピッチングが楽しみだ。取材・文・写真 萩原孝弘
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スポーツ 2019年07月29日 17時00分
大船渡・佐々木朗希、決勝戦で1球も投げず涙の終戦 登板回避の裏にあった背景とは
ドラフト戦線、異常アリ。令和の怪物・佐々木朗希(大船渡=3年)が岩手県決勝戦で散った。最速163キロを誇る怪物は、夏の甲子園のマウンドを経験しないまま、次のステージに進むことになった。 「連投させたら、故障する可能性が高いとし、指導者は彼を投げさせませんでした。決して間違った判断ではありませんが…」(地元メディアの一人) 今年4月、U-18野球・日本代表候補の強化合宿が行われた。その紅白試合で163キロを投げ、一気に“全国区の注目投手”となった。高校生時代の大谷翔平(160キロ)よりも速いのだ。しかし、これが悲劇の始まりだった。 一部報道によれば、佐々木は岩手県大会の準決勝前(7月24日)、県高野連の医療スタッフに右肘の違和感を打ち明けていた。 日本高等学校野球連盟(=高野連)は球児の健康管理について配慮してきた。医療スタッフが待機しているのも、その一環で、「何かおかしい」と球児の異変に気付けば、審判団にも報告することになっている。興味深いのは、佐々木自らが医療スタッフに違和感を申し出たこと。東北地区を担当する在京球団スカウトがこう続ける。 「故障ではないと思います。疲労が出たのかな」 佐々木は岩手県大会4試合に登板し、計435球を投げている。その4試合から右肘の違和感について探ってみた。最初は16日の2回戦でわずか19球。18日の3回戦はコールドゲームになったため、93球。中1日だが、無理をさせたとは言えるほどではない。4回戦(21日)で投じたのは194球、中2日での先発だ。しかし、4回戦から中2日経った準決勝で、129球を投げている。試合前に違和感を訴えた一戦だ。 この試合で投げさせず、決勝戦まで様子を見て、回復したのなら、投げさせるという選択肢もあったはず。しかし、違和感を訴えた後に投げさせたということは、県高野連医療スタッフも「問題ナシ」と診断したのだろう。大船渡・国保陽平監督もまだ、「イケる」と考えたはずだ。 「国保監督は、佐々木に剛速球で押しまくるピッチングではなく、変化球を低めに集め、打ち損じを誘う技術を習得させようとし、一時期、全力投球を禁止させました」(前出・地元メディア) また、大船渡は公立校であり、令和の怪物と他部員を差別しない指導も続けてきた。そんな怪我防止に気を配り、集団生活の教育を続けてきた指導者が、違和感を訴えた準決勝で佐々木を投げさせ、翌日の決勝戦で登板させなかった真相が見えてきた。 ある学校関係者によれば、国保監督はU-18強化合宿から帰って来た佐々木を病院に連れて行ったそうだ。精密検査を受けさせ、その結果を見て、指導方針を決めたという。 「国保監督が気に掛けたのは『骨密度』の数値でした。佐々木はまだオトナの体になっていません。骨密度の検査結果、佐々木はまだ身長の伸びる体だと分かり、無理をさせたらすぐに怪我をする、怪我のしやすい体と分かったんです」 要するに、医学的根拠を持って、連投はさせないと決めていたようだ。 先のプロ野球スカウトがこう言う。 「U-18強化合宿後の精密検査の話は、聞いていました。成長過程にある体が1年や2年で変わるわけではありません。佐々木は10年に一人の逸材ですが、『即戦力ではない』と評価を変えた方が良さそうですね。プロのペナントレースで先発ローテーションが務まる体にはなっていません」 岩手県大会の公式パンフレットを見ると、佐々木の身長は190センチと書いてあった。「まだ伸びるのかよ!?」と思ってしまったが、体の大きさだけでは判断できないものがあるようだ。(スポーツライター・飯山満)
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