スポーツ
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スポーツ 2016年05月22日 16時00分
友成那智 メジャーリーグ侍「007」 日本人大リーガーの最新マネー事情
日本人大リーガーの年俸が超高額であることは広く知られているが、税金でどれほど引かれるか、節税はどうしているのかといった点は、ほとんど報道されていない。そこで、今回は大リーガーの懐事情をお伝えしよう。■手取り額 日本では高年俸の選手に45%の所得税と10%の地方税が掛かる。そのため55%を税金に持っていかれ、手元に残るのは45%に過ぎない。 米国では所得税(連邦税)の最高税率が39.6%なので、日本人大リーガーはまずこれを支払う義務が生じる。 これに地方税(州税+市民税)が加わるが、米国では州税のない州が7州ある反面、州税率が10%を超す州もいくつかある。そのため地方税が2〜3%で済む人もいれば10%を超すケースもある。 2〜3%で済むのは州税がない州に居住し、かつ所属球団も州税がない州にあるケースだ。岩隈久志は州税のないワシントン州シアトルに自宅を構えている。球団もシアトルにあるため、地方税の負担は2〜3%で済み、連邦税と合わせても総納税額は42%にとどまり、58%が手元に残る。 逆に田中将大は球団の所在地が州税の高いニューヨーク州で、自身も同州(ニューヨークのマンハッタン)に居住しているため10%を超す地方税を収めないといけない。そのため連邦税と地方税を合わせた総納税額は50%近くになり、手元に残るのは年俸の半分ということになる。■代理人に年俸の5% それ以外に避けられない大きな出費がある。代理人に対する報酬で、年俸の5%が出ていく。それにより最終的に残るのは年俸の45〜53%になってしまう。■メジャー流節税法 多くのメジャーリーガーが実践しているのは、州税負担の大きい州から州税のない州に移り住むことだ。ニューヨーク州は地方税が際立って高いため、ヤンキースの選手は大半が州税のないフロリダ州に自宅を構えている。ヤンキースの主力選手でニューヨークに自宅があるのは、節税に無頓着な田中将大だけである。■年俸以外の収入(1)インセンティブ 故障リスクの高い選手は保証年俸が低く抑えられ、稼働率に応じてインセンティブ(付加給)が支払われる契約になるケースが多い。 その典型が前田健太で、保証年俸は300万ドルしかないが、故障せずに32試合先発と200イニングを同時にクリアすれば1015万ドル(11億円)のインセンティブが出る契約になっている。岩隈久志も190イニングをクリアすると250万ドル、青木宣親も500打席で100万ドル(1億1000万円)、600打席で200万ドル(2億2000万円)支払われる契約を交わしている。(2)ポストシーズン分配金 日本では日本シリーズに勝っても優勝チームの選手が手にする分配金は300万円程度だが、メジャーの分配金はそれより一ケタ規模が大きい。昨年はワールドシリーズに勝ったロイヤルズの選手に37万ドル(4100万円)、敗れたメッツにも30万ドル(3300万円)支払われた。それだけでなく、リーグ優勝シリーズで敗退した2チームの選手に13万ドル(1430万円)、地区シリーズで敗退した4チームの選手に3万6000ドル(400万円)、ワイルドカードゲーム(1ゲームプレーオフ)で敗退した2チームの選手に1万5000ドル(165万円)の分配金が支払われており、計10球団の選手が分配金にありついた。(3)グッズ収入 MLBと選手会との協定でグッズの売り上げ収益は選手に平等に分配される決まりになっている。そのため、フルシーズン在籍した選手には数万ドルの分配金が支給される。(4)航空チケット 日本人選手には家族1人につき毎年、日米間の往復航空券(ファーストクラスかビジネスクラス)が2枚支給される。上原浩治は奥さんと子供2人の計4人家族なので、8枚の往復航空券(金額にして720万円相当)が球団から支給されている。(5)家賃補助 日本人大リーガーの契約書には球団が毎年3万ドルから5万ドルの家賃補助をするという項目が入っているケースが多い。この金額が一番高いのは田中将大で、毎年10万ドル(1100万円)が支給されている。しかし、現在住んでいるマンハッタンの中心部にあるトランプタワーのコンドミニアムは家賃が月額650万円なので、それほど助けにはなっていないようだ。 このように、日本人大リーガーは年俸以外に様々な収入があるので、メジャーに行って2、3年目には郊外の高級住宅地に立つ豪邸を200万ドル(2億2000万円)程度で購入し、日本では味わえないセレブな暮らしを満喫することになる。ともなり・なち 今はなきPLAYBOY日本版のスポーツ担当として、日本で活躍する元大リーガーらと交流。アメリカ野球に造詣が深く、現在は大リーグ関連の記事を各媒体に寄稿。日本人大リーガーにも愛読者が多い「メジャーリーグ選手名鑑2016」(廣済堂出版)が発売中。
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スポーツ 2016年05月20日 16時00分
シンクロ日本代表 国際大会優勝でもスパルタ・井村コーチとの埋まらない温度差
シンクロナイズド・スイミング「マーメイドジャパン」が、日本選手権兼ジャパンオープンで優勝した(5月1日)。しかし、喜びの声はない。彼女たちを指導する井村雅代ヘッドコーチ(以下、HC)は「練習から完璧なものができていない」と、リオデジャネイロ五輪本番での危機意識を口にした。 「彼女たちはすでにリオ五輪出場権を獲得しています。今回のジャパンオープンは本番さながらの緊張感で挑みましたが、井村HCの言う通り、演技は未完成でした」(体協詰め記者) 未完成だったのには理由がある。マーメイドジャパンは五輪出場権を懸けた3月の世界大会後、演技プログラムを大幅に変えたからだ。この時期のプログラム変更は、リオ本番に間に合わない危険性をともなうが、その決断には井村HCの強い信念が秘められていた。 「3月の最終予選で、日本は金メダルを争うライバルのウクライナに敗れているんです。それも、『0.0525点差』の僅差。井村HCは審査基準に関する抗議も行うほど激昂していましたが、同時に、このままではリオ本番で勝てないと察したようです」(同) 帰国直後の井村HCは、リオ出場を決めた感想を求められたが、「腹が立っただけで帰ってきた」と吐き捨て、演技プログラムの変更もすぐに強行された。 「シンクロはチームプレーです。1人がミスをすると、すべてがダメになってしまう。彼女たちはミスした選手を慰め、励ますが、井村HCの考えだと、かばい合う優しさが演技の質を落とす、と。ウクライナに負けた後、井村HCは悔し涙を浮かべるほど怒っていたのに、彼女たちは五輪出場を喜んでいました。強化合宿中の練習時間は1日平均12時間強。休日は自主練習。上を目指すなら、それくらいやらないと…」(関係者) 演技変更にはマーメイドのメンバーたちを引き締める狙いもあったようだ。井村HCは、勝てるメンバーでなければ厳しくしない。非情な練習を続けても井村批判が出ないのは、指導者としての信念が伝わっているからだろう。
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スポーツ 2016年05月19日 15時10分
白鵬の懲りない“ダメ押し”連発に怯える対戦力士たち
横綱の品格は、どこへ…。 8日から始まった大相撲夏場所(東京・両国国技館)もいよいよ終盤。優勝争いも白熱しているが、2場所連続37回目の優勝を目指す本命の白鵬(31)の横綱らしからぬ荒っぽい相撲に批判が高まっている。 勝負がついたあとに押したり、投げ飛ばしたり…。これら白鵬が行う“ダメ押し”は、いまに始まったことではない。先場所も連発し、8日目の嘉風戦では寄り切った後、土俵下に投げ落とし、下敷きになった井筒審判長(元関脇逆鉾)が左大腿骨骨折で全治3カ月という重傷を負う深刻なトラブルも引き起こしている。 「申し訳ない。(お詫びに)何でもしたい気持ちです」 翌日、審判部に呼び出されて厳重注意された白鵬は、一応こう謝罪していた。 審判部幹部は、この場所前の力士会にも乗り込んで改めてダメ押し厳禁を通告したが、肝心の効果はさっぱり。今場所も白鵬は平然とこのルール違反を繰り返し、5日目の魁聖戦で寄り切った後、背中を押すダメ押しに及んだ。 「あれではお客さんにケガをさせる可能性がある。横綱になって10年。そのくらい(トップの)横綱という地位で周囲が奉ってしまうと、自分がやっていることは間違いない、と思ってしまうのが人間の常だ」 目撃した横審の守屋秀繁委員長は、こう苦々しい口調で慢心を指摘した。 「何か大きなフラストレーションでもあるのでは?」 こう推測する協会関係者もいるが、それをぶつけられた相手はいい迷惑。さすがに36回も優勝している横綱だけに正面切っての批判は聞こえてこないが、「ケガでもしたら損。できることならやりたくない」と、こぼす力士も出てきている。 5日目の打ち出し後、こんな動きをいち早く察知した一門の友綱審判部副部長(元関脇魁輝)は白鵬の師匠である宮城野親方(元幕内竹葉山)に電話で注意。翌朝、友綱親方の元に出向いた白鵬は、「以後、気を付けます」と反省の意を伝えたというが、横綱ともあろう者がこんなことをすること自体、異例なのだ。 また先場所、井筒親方が負傷したとき、一部の審判委員から、「出場停止にすべきだ」という声も上がったという。 果たして、白鵬の横綱らしからぬ所業はこれで収まるか。苛立つ白鵬の振る舞いから、まだまだ目を離せそうにない。
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スポーツ 2016年05月17日 16時00分
おもしろ大相撲「宇良劇場」開演 新十両・宇良が宙を舞う
「宇良劇場」が大相撲を盛り上げている。新しい目玉の出現だ。 大相撲春場所が東京・両国国技館で5月8日から始まったが、今場所もまた人気は上々。37回目の優勝を目指す横綱白鵬(31)を筆頭に、成績次第では横綱昇進の声も掛かる大関稀勢の里(29)らのツバぜり合いが見どころ。 しかし、新十両ながら、上位陣に負けないほど人気急上昇中の力士がいる。初土俵から7場所という、史上4位タイのスピードで十両に昇進してきた木瀬部屋所属の宇良(23)だ。 宇良は、身長1メートル73センチ、体重127キロと体は決して大きくないが、取り口は豪快そのもので、ファンの注目を集めている。中でも関西学院大時代、奇手の“居反り”を得意にいていたことで、その名を知られていた。 居反りは相手のフトコロに潜り込み、両ひざを抱え上げて後ろに反って倒す大ワザで、昭和30年に決まり手が制定されて以来、幕内で二度、十両で一度しか出ていない珍手。最も新しいのは、23年前の平成5年初場所で、十両の智ノ花が花ノ国を相手に決めている。 「稽古場では3回も決めているそうです。3月末の新十両会見でも『相手が大きい十両の方が出やすくなる』と自信を見せていました。木瀬親方(元幕内肥後ノ海)も『居反りはもともと逆転のワザだけど、宇良の居反りは攻めのワザ。それ以外にも多彩なワザの持ち主で、見ていて面白い』と売り込んでいます」(担当記者) この奇手のおかげで、宇良人気はうなぎ上り。化粧まわしも母校の京都・鳥羽高校や関学大などから3本も贈られた。新調した締め込みもひと際目立つピンク色で、異能力士ぶりに花を添えている。 「ファンばかりでなく、力士仲間からも注目の的ですよ。ワザ師ぶりではずっと先輩の安美錦も、『オレも居反りを見たい』と言って、4月末の稽古総見のときも、『やれ、やれ』と、けしかけていました。楽しみな力士が出てきましたね」(協会関係者) これとまったく対照的なのが、これまで人気が大きく先行していた遠藤(25)だ。2場所ぶりに幕内に復帰したものの、場所前に再び古傷の左ひざに痛みが出て稽古ができない日が続き、終始憂い顔だったのが気掛かりだ。 勝てなければ人気も落ちる。明らかに遠藤への声援は小さくなった。
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スポーツ 2016年05月16日 14時00分
プロレス解体新書 〈力道山vs木村政彦〉 今なお波紋を呼ぶ“昭和の巌流島”
1954年(昭和29年)12月22日、力道山vs木村政彦の一戦は相撲と柔道の頂上決戦として注目を集め、“昭和の巌流島”とも称された。結果、力道山が木村を血溜まりに沈める圧勝となるが、話はそこで終わらない。 その舞台裏は、今なお謎が残されたままである。 力道山が木村を一方的に叩き潰した結末については、「引き分けの約束を力道山が破った八百長崩れ」とするのが大勢の見方だった。これは当事者である力道山と木村も、両者ニュアンスは異なりながら、大筋ではそれに近い見解を示している。 力道山の言い分は、「試合中、木村に八百長を持ち掛けられ、それを断ると股間蹴りの反則を犯してきたために制裁を加えた」というもの。 一方で木村は、「もともと引き分けの約束だったものを覆された」と言う。 残された映像を見ると、確かに力道山が言うような蹴りを木村が放つ様子は収められているが、それがどこに当たっているのか、故意に急所を狙ったものなのかは判然としない。 また、その蹴りのときまでは、両者ともにロックアップから始まるオーソドックスなプロレスを展開していて、その“仕組み”を考えれば、力道山が“八百長を断った”というのも素直には受け取り難い。 木村は試合前に、「力道山のプロレスはジェスチャーの多いショーだ。真剣勝負なら負けない」と語っているが、その“事件”の瞬間まで行われていたのは、まさに興行としての試合であったようにしか見えない。つまり、「もともと引き分けの約束」という木村の言が正しそうなわけだが、では、その申し合わせがなぜ崩れてしまったのか。 この試合前には、主催の毎日新聞が力道山、木村の間に入って調整を行っている。毎日新聞は、両者の闘いを軸にしたプロレスの全国巡業で、ひと儲けを目論んでいたとされ、よって、緒戦は引き分けとし、以後は勝った負けたを繰り返して行こうということで話はついたはずだった。 のちに力道山が公開した木村署名の「1戦目は引き分け」とする念書は、そのときのものである。しかし、同様に木村側へ念書を渡すことになっていた力道山は、なぜか「忘れてきた」とこれを履行しなかったという。つまり、この時点で力道山は、八百長破りを画策していたものと思われる。 大会スポンサーでありプロレスの宣伝媒体でもある毎日新聞を、ぞんざいに扱うことになったのは、それ以上の存在がすでに力道山のバックについていたためである。 プロレス興行に関しては、三波春夫らのマネジメントをしていた日本興行界のドン・永田貞雄が、力道山の『日本プロレス』設立当初から深くかかわっていた。 また、この試合をテレビ放送した日本テレビとNHKは、シャープ兄弟の時代から日プロを支援している(当時、地上波テレビはこの2局のみ)。 興行でもメディアでもしっかりとバックがあったところに、無理やり割り込もうとしたのが毎日新聞であり、その新興勢力に力道山が従えば、それまでの縁を裏切ることにもなりかねない。 よって八百長破りは力道山個人ではなく、その周辺の利益享受者も含めての総意であったと見るべきだろう。毎日新聞としても“横入り”の引け目があったからこそ、約束を破った力道山を糾弾することができなかったというわけだ。 また、木村は当時『国際プロレス団』という団体を熊本で興していて、これは日プロの力道山からすれば明白な商売敵であり、それを潰すことは将来的にプラスになるとの計算もあっただろう。 なお、簡単に八百長破りとはいうものの、素手での闘いである以上、もしも相手の実力が大きく上回っていたならば、いくら不意を突いたところで簡単に決まるものではない。 近年は木村側の立場からその真の実力を再評価する声も多いが、果たして現実にはどうだったか。 体格ではひと回り以上も力道山が大きく、また年齢も七つ若い。日々、本格的にプロレス修行を重ねていた力道山に比べ、プロ柔道家としての志敗れた木村は、零落の荒れた生活ぶりだったともいう。 木村が、グレイシー柔術の始祖であるエリオ・グレイシーを破ったことを評価する声もあるが、これはグレイシー旋風の起こった近年の視点に過ぎず、当時のエリオのレベルを判じる材料は乏しい。柔道最強と大相撲の関脇との比較で、そもそも前者の実力の方が上なのかという疑問もある。 「柔道史上最強の木村が、大相撲で関脇止まりの力道山に負けるわけがない」とはいうが、相撲の方が競技としての歴史は古く、新弟子候補を全国各地からスカウトしていた当時においては、アマチュアのみの柔道界より人材豊富であったと推察される。 その中で上位にあった力道山もまた、朝鮮相撲での実績を買われてスカウトされた存在であり、これが木村に実力で劣るというのは再考の余地のある議論ではなかろうか。
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スポーツ 2016年05月15日 12時00分
「俺の手のひらの上で転がした」内藤哲也“消化試合”をベストバウト級の試合で制す!
「レスリングどんたく2016」5・3福岡国際センターには、5,299人という超満員の観客が詰めかけた。【試合前は五分五分も試合後にはL・I・Jを支持】 内藤哲也が石井智宏を相手に初防衛戦を行ったメインのIWGPヘビー級選手権試合は、30分を超える大熱戦。内藤がオカダ・カズチカを破りIWGPヘビー級王座を初戴冠した4・10両国国技館大会では内藤への支持が圧倒的だったが、この日は両国で「帰れ」コールまで受けた石井への声援も数多く飛んでおり、度重なる介入を繰り返したロス・インゴベルナブレス・デ・ハポン(以下L・I・J)に対しては大きなブーイングが浴びせられた。これはL・I・J旋風がまだ地方にまで行き届いていないことを意味している。しかし、戦前は「消化試合」と言い切っていた内藤と「凄惨な消化試合」と言い返した石井の意地がぶつかり合い、石井が滅多に使わないドラゴンスクリューや膝十字固めなどを繰り出して、内藤にとっては泣きどころである膝を効果的に攻め立てたことで、タイトルマッチに相応しい年間ベストバウト級の試合となった。観客はこれを制した内藤に惜しみない拍手を送り、最後はL・I・Jの大合唱。この光景は、以前オカダが棚橋弘至を破り、レインメーカーショックを与えたときと非常に似ている。【内藤辛勝も「すべては俺の手のひらの上だよ」】 「『石井、あと一歩だったんじゃないか』とか『内藤、凄く追い込まれたんじゃないか』とか、みなさん思ってるかもしれないけど、残念ながらそれもすべて、俺の手のひらの上ですよ。だから、俺言ってんじゃん! たとえ、防衛戦の相手がキャプテン・ニュージャパンで、会場が東京ドームだとしても、俺はドームを大爆発させますよ。もうね、挑戦者が誰とか関係ないから。俺がリングで、俺の世界を見せれば、たとえキャプテン・ニュージャパンだとしても、俺は東京ドームを爆発させますから。だから、石井が頑張ったんじゃないよ。あれは石井が頑張っているように見えただけ。あれはすべて、俺の手のひらの上です」 6日に行われたシリーズ明け会見で、内藤は一気にこうまくし立てた。L・I・Jを結成してからの内藤は勝っても負けても“余裕”を崩さない。オカダも終始“余裕”がある選手だが、クセがある分、内藤のほうが不気味さを兼ね備えているように見える。5・3福岡大会をテレビ解説した山崎一夫氏は「もともと持っていた華の部分に、毒が加わった」と内藤を評した。あれだけ凄い試合を見せられて「俺の手のひらの上だよ」と言われてはファンの頭の中は混乱するのではないだろうか。もちろん対戦相手にとってはこれ以上の屈辱はない。 ただ、最近のプロレスは“分かりやすさ”を追求するがあまり、ファンに“考える”力が欠けているのは確か。それはプロレスというジャンルが広がっていくためには決して悪いことではないのだが、プロレスに対して“考える”ことはプロレスを楽しむ上で醍醐味のひとつである。内藤が発するストレートな発言と、今回の謎かけのような発言から内藤旋風を紐解いてみるのも面白いだろう。【次なる挑戦者はオカダに決定も「俺がやりたいのは…」】 「今日の会見、俺が次の挑戦者を指名するための会見じゃなかったんですか? なんで、俺が話し始める前に、もうすでに大阪城のカードを発表しちゃってるわけ? エェ〜…。ホント、俺の、そしてIWGPヘビー級チャンピオンの決定権のなさを、改めて痛感しましたよ。今日、俺は指名できると思ってたからね。次の挑戦者として指名したかった相手は…EVIL! EVILの福岡での後藤戦、見た? 滝に打たれ、コスチュームを変え、そしてCHAOSの一員になった後藤を、福岡で圧倒しましたからね。今、IWGPの挑戦者として、一番ふさわしいのはオカダなんかじゃないよ。EVILだと俺は思いますけどね! なんなら、ファン投票でもやってみますか? 誰に挑戦してほしいか、オカダなのか、EVILなのか、ファン投票をやってみたほうがいいんじゃないですか?」 4・10両国大会の一夜明け会見から、内藤が会社の決定に反した挑戦者を指名すること(前回はキャプテン・ニュージャパンとの30連戦)が恒例化しつつあるが、今回は福岡で挑戦表明をして挑戦が認められたオカダ(6・19大阪城ホール戦が決定)ではなく、同門のEVILが次期挑戦者に相応しいとコメント。SNSなどで会見をライブ配信で見ていたファンの反応は、7割近くがEVIL戦を支持しており、対戦相手が誰であろうとも「今の内藤なら誰とやっても面白くなるから、内藤がやりたい選手とやるべき」という声が大半を占めていると言ってもいい。そして、すぐにリターンマッチが認められたオカダに対して皮肉を込めるかのように「俺が大阪城で負けてもすぐに再戦できるなら軽い気持ちで挑めちゃう」と語り、2014年の1・4東京ドーム大会で自身が屈辱を味わった「ファン投票の開催」を提案した。【ブーイングを浴びせ続けた大阪のファンへの想い】 「非常に楽しみですよ、大阪のお客様の反応が。まぁ、やっぱり心のどこかで大阪のお客様だけには手のひら返しをしてほしくないな、と。あの、かつての大阪のままでいてほしいなって思ってますよ。なので、かつて僕が浴びたブーイングという名の大歓声を、僕は大阪城のメインイベントで期待してますよ」 内藤に対して全国で最もブーイングを浴びせていたのは大阪のファン。かつてブーイングや罵声を浴びせていた大半のファンは現在、手のひらを返したかのように内藤を支持している。内藤は、そんなファンに対して複雑な感情を持っているのではないだろうか。その気持ちが会見でのコメントに繋がったように思える。大阪の過剰なまでの大ブーイングがなければ今の内藤はもちろん、L・I・Jも結成されることはなかったはず。ある意味、L・I・Jにとって大阪は生誕の地なのかもしれない。 6・19大阪城大会には舌戦を繰り広げている木谷高明オーナーも来場するだろう。内藤はオカダだけではなく、ファンや権力とも闘うことになる。(増田晋侍)<新日Times VOL.18>
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スポーツ 2016年05月12日 10時00分
盟主交代 巨人が「補強SOS」を送る福岡ソフトバンク巨大戦力
由伸巨人が福岡ソフトバンクホークスに“SOS”を出した−−。 巨人は日本ハムとの間で、左のセットアッパー、乾真大を獲得する交換トレードを成立させたが、補強はまだまだ続く。一連の賭博事件で巨人は4人の投手を失った。高橋由伸監督(41)の構想に入っていた左のリリーバー・高木京介の喪失は特に痛かった(1年間の失格処分、後に契約解除)。 「計算に入っていたドラフト1位の桜井俊貴がつるべ打ちに遭い、即二軍落ち。一軍昇格が遅れるようであれば、先発が務まる投手をトレード補強しなければなりません。打線も、ギャレットが心配のタネです。マジメな性格なので不振になると考え込んでしまうので」(球界関係者) そこで着目されたのが、巨大戦力を誇る福岡ソフトバンクホークスだ。 「長谷川勇也のように、首位打者のタイトルを獲得しても('13年)レギュラーが確約されない選手もいます。育成の三軍選手にしても、他球団の二軍に引けを取りません。他球団ならレギュラーを張れる選手がゴマンといる」(スポーツ紙記者) 巨人はそのホークスとの“ホットライン”を持っている。球団事務所の電話からホークスに、「短縮ダイヤルでつながっている」という話もあるくらいだ。 「両球団内で成立したトレード、コーチの交換にしても、本人よりも先に球団スタッフが知っていたこともありました」(同) また、ホークスの王貞治球団会長は巨人OB会長職を退いてはいるが、親密さは変わっていない。巨人側がトレードを持ち込めば前向きに対応してくれるはず。 「元ホークス選手は総じてレベルが高い。亀澤恭平は中日でレギュラーを獲り、巨人でも立岡宗一郎が外野の一角を奪いました。ヤクルトでもホークス二軍で鬱積していた山中浩史がローテーション入りしており、新垣渚もホークス出身。ホークス選手は“チャンスがあるならば他球団でも”の心境です」(同) 各球団は「ホークス側から近く仕掛けてくる」と見ている。去る4月20日、松坂大輔が二軍戦に登板した。日本球界復帰後、初の公式戦先発。2回被安打4、失点2で、「一軍登板は程遠い」との声も聞かれたが、実際は違う。 通用するか、否かを判断するのは工藤公康監督(53)だからだ。 「二軍首脳陣が“松坂復活”の件で託されたのは実戦登板できたか、どうかだけ。通用するかどうか、どう使っていくかを決めるのは、あくまでも工藤監督です。松坂は王会長が孫正義オーナーに直談判し、3年12億円も投資して獲得した経緯もある。投げられるのならば、近く一軍で使わざるを得ない」(前出・球界関係者) 松坂が工藤監督の前で投げることになれば、巨大戦力の有能な一軍投手の誰かが弾き出される。同様に、昨秋のドラフト1位・高橋純平に関して、「今季後半に一軍デビューする」との情報もある。松坂だけではなく、高橋も一軍に上がるとなれば、弾き出される投手は増える。巨人以外のセ・リーグ各球団もこうした推移を見守っているのだ。 「近年のトレードには特徴があって、東日本大震災以降、各球団は移籍選手の生活にも配慮しています。ホークスと交換トレードとなれば、九州全般に広まりつつある震災の影響もくんであげるはず。そのあたりは当該球団で話し合うことになるでしょう」(同) ヘンなジンクスもある。 「千葉ロッテでは『家を買った、建てたばかり』の選手が移籍するケースが続いています。今江敏晃は家を建てたら、FA宣言せざるを得ない低評価を突き付けられました。また、西武ライオンズにいた帆足和幸投手(現ホークス打撃投手)は東日本大震災が起きた直後、家族を転居させました。『子どもの進学が…』と言っていましたが、同年FA宣言してホークスに移籍しました」(ベテラン記者) 由伸巨人がホークスの若手を狙うとしたら、選手を九州に行かせない金銭トレードになりそうだ。工藤監督も、「選手のチャンスが広がるのなら」との思いから反対しないだろう。 「最下位に低迷するDeNAもホークスの巨大戦力に目を付けています。高田繁GMは王会長とも親しく、工藤監督には『初代指揮官』の交渉をした経緯があります。阪神も同様で、若手登用で好スタートを切ったものの、『タマ切れ』の感が漂っています。阪神はいろいろな球団にトレードを申し込みましたが、相手側が『欲しい選手がいない』とし、相手にされませんでした。でも、今年は金本知憲監督によって若手が成長しているので対応も変わってくるはずです」(同) 巨大戦力のホークスであえてウイークポイントを挙げるとすれば、捕手だろう。若手の山下斐紹などが出てきたが、「打撃優先」の選手である。細川亨、鶴岡慎也の両ベテランにはこれ以上の上積みを求めるのは無理。山下と世代的にかぶらない20代後半から30代前半の捕手ならば、「ホークス側がサービスしてくる」との見方もされている。 セ球団の優勝への近道は「ホークスと仲よくすること」かもしれない。
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スポーツ 2016年05月11日 14時00分
友成那智 メジャーリーグ侍「007」 問題山積のチームを救った救世主 ドジャース前田健太
ドジャースは昨年、ライバルであるサンフランシスコ・ジャイアンツに8ゲーム差を付けてナ・リーグ西地区を制した。しかし、ドジャースではオフに入って間もなく、攻撃の要である天才外野手ヤシエル・プイグの粗暴な振る舞いを苦々しく思っていた大エースのクレイトン・カーショウが球団首脳にプイグのトレードを要求。それを球団が拒否したため、選手間だけでなく、主力選手とフロントとの間にも、ぎくしゃくした空気が流れた。 さらに、昨年19勝3敗、防御率1.77という驚異的な成績をマークした右のエース、ザック・グレインキーがプイグとの軋轢を嫌って再契約を拒否。FAで同地区のダイヤモンドバックスに移籍、6年220億円の契約を交わしチームを去った。 これでローテーションは大きくレベルダウンした。そのうえ、キャンプで8人いる先発投手のうち4人が故障して長期欠場することになり、ローテの5番手にルーキーのストリップリングを起用してシーズンに臨まざるを得なくなった。 一方、宿敵ジャイアンツはオフに積極的に動きエース級の先発右腕ジョニー・クエトとジェフ・サマージャを獲得したため、チーム力は完全に逆転。アナリストや記者の多くはジャイアンツの地区優勝を予想し、問題山積のドジャースには高い評価を与えなかった。 そんな悪い流れにピリオドを打ったのがマエケンこと前田健太だった。 先発の4番手レベルと過小評価されていたマエケンがメジャーで投げ始めた途端、無失点を続けたことはチームにとって嬉しい誤算であり、久々の明るい話題になった。いきなり14イニング無失点をやってのけたことで、ファンはグレインキーが抜けた大きな穴をしっかり埋めてくれる投手が出現したことを知り、メジャー・ナンバーワンの投手であるカーショウに次ぐ第2エースになることを期待するようになった。 結果的にマエケンの出現で、ドジャースは悪い流れにピリオドを打つことができたので、彼の出現はチームにとっても大きな意味を持つものとなった。 マエケンは速球の平均スピードが145キロ程度で、メジャー球団の評価もダルビッシュや田中将大に比べるとワンランク低かった。それなのに、初登板からこれまで日本人投手が見せたことのないレベルの活躍を見せているのはなぜか? 米国スポーツメディアのアナリストや記者連は、以下の2点を高く評価している。 一つはハードヒット率の低さだ。この指標は強いライナー性の打球や痛烈なゴロ打球が出る比率を示すもので、メジャー平均は15%程度だ。マエケンはこれが9%程度で、メジャーでもトップレベルの低さ。これは、同じ球種を投げる場合でも、一球一球スピードと軌道を変えながら投げているため、打者はドンピシャのタイミングで叩くことができないのが最大の要因だ。 マエケンは速球系のスピードが140キロ台の中頃なので、打球がいい角度で上がり外野に飛んでいくと一瞬外野席まで飛ぶように見えるが、打球は失速して大きな外野フライに終わることが多い。これは微妙にタイミングが狂っているからで、計算し尽くされた投球の産物と言っていい。 もう一つ高く評価されているのは、ボールになるスライダーを振らせるテクニックだ。 マエケンはスライダーを最大の武器にしていて、広島時代からスライダーでスイングを誘う技術はピカイチだった。それがメジャーに来て以来、この得意技を使う頻度が増えた。これはメジャーのストライクゾーンが外側にボール1つ分、ないし1個半くらい広いことをフルに活用して、右打者を仕留める手段にしているからだ。 マエケンの好調を語るうえで、もう一つ見逃せない要素になっているのが、優秀なキャッチャーの存在だ。日本人投手は変化球を多用するため、リードの上手い捕手と組んだ場合と、そうでない場合とでは防御率がまったく違う数字になる。松坂大輔はレッドソックス時代、リードの上手いバリテックと組んだ時の防御率は4.00だったが、リードの下手なビクター・マルチネスと組むと5.47、サルタラマッキアと組んだ時は7.25というひどい数字だった。岩隈久志は今季、受ける捕手が入れ替わって的確なリードをしてもらえないので、投球自体は悪くないのに防御率が4点台で、勝ち星に見放されている。 それとは逆に、マエケンは捕手に恵まれている印象を受ける。今季は正捕手のグランダルが6割、第2捕手のエリスが4割くらいの比率で女房役を務めると思われるが、グランダルは昨年の捕手防御率が3.34、エリスも3.35でともにトップレベルだった。エリスは特に変化球の使い方が上手く、マエケンの初登板と2度目の登板時に女房役を務めて、2試合連続で無失点ピッチングをサポートしている。ドジャースを選択したメリットはいくつかあるが、キャッチャーに恵まれたこともその一つだ。ともなり・なち 今はなきPLAYBOY日本版のスポーツ担当として、日本で活躍する元大リーガーらと交流。アメリカ野球に造詣が深く、現在は大リーグ関連の記事を各媒体に寄稿。日本人大リーガーにも愛読者が多い「メジャーリーグ選手名鑑2016」(廣済堂出版)が発売中。
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スポーツ 2016年05月10日 15時00分
夏場所前の稽古も不十分 白鵬が力士会会長“引退”前倒しの理由
4月25日に発表された大相撲夏場所(5月8日初日、両国国技館)の新番付で4場所ぶりに東の正横綱に返り咲いた白鵬(31)だが、ちょっとおかしい。 先場所、白鵬は4場所ぶりに36回目の優勝をしたものの、危険なダメ押しや横綱らしからぬ立ち合いの変化を見せ、千秋楽の表彰式では館内の大ブーイングを浴び大粒の涙を流した。 「稀勢の里が1差で激しく追い上げていましたからね。ブーイングを飛ばしたファンにすれば“横綱がなんだ、そんなにまでして優勝したいのか”と思ったのでしょう。これで白鵬は、モンゴル相撲で6回優勝している父親に並んだという思いもあって、いろんなものが込み上げてきたと話していましたが、あんなことは初めて。相当ショックだったんじゃないでしょうか。あれ以来、すっかり元気がなくなってしまったのです」(担当記者) 20日に打ち上げた春巡業でも、最後まで稽古らしい稽古はやらずじまいだった白鵬。それどころか、9日の藤沢巡業(神奈川県)から5日間も腰痛を訴えて朝稽古や取組からも外れていた。連日のバス移動で、ずっと座席に座って膝を曲げていたため、「腰(の筋肉)が硬くなってしびれた」そうで、「(30代になって)体調が変わってきている」と苦笑いしていたが、これまで“無事これ名馬”を印象付けてきた横綱だけに、こんなことは珍しく、報道陣を驚かせた一幕も。 常勝横綱もいよいよ肉体の曲がり角に差しかかったのか…。 そう言えば、20日付の自信のブログでは、ひと足先に引退を表明していた。 「本日をもって力士会会長を引退します。新会長には日馬富士がなります」 こう綴って、6年間務めてきた力士のリーダーの座から降りたのだ。春場所前は、8月の夏巡業が終わったら勇退することを表明していたのだが、それがどうして4カ月も早まったのか。ブログには、詳しいことは書かれていなかったが、もしかすると、急速にやる気を失ったのかもしれない。 「26日の力士会には、二所ノ関審判部長(元大関若嶋津)ら協会幹部が乗り込み、力士全員に改めてダメ押し厳禁を通告した。力士会会長のままでは面目丸つぶれですからね。その前に辞めてしまえ、ということになったのかもしれません」(協会関係者) 心も体も下降線。果たして、白鵬は大丈夫だろうか。
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スポーツ 2016年05月10日 12時00分
ACミランにも中国マネーが…なりふり構わぬW杯出場権“爆買い”
イタリアのサッカー名門クラブのACミランが中国の検索エンジン大手バイドゥに売却される可能性があると報じられ、あの“爆買い”がサッカーW杯の出場権をもかっさらうのかと世界を驚かせている。 中国代表が2018年W杯ロシア大会のアジア最終予選へとコマを進めた。 「1次予選の段階から薄氷の勝利の連続だったのですが、海外メディアだけでなく中国国内でも『奇跡的進出』と伝えられています」(特派記者) 中国サッカーといえば、'15、'16年の移籍市場で南米の現役代表選手を次々と獲得。欧州リーグのビッグクラブを驚かせ、国内リーグ『スーパーリーグ』は異様な盛り上がりを見せている。代表チームはまだW杯に出場するレベルには届いていないが、秘策はあった。 「南米の強豪国には代表入りが叶わなかったものの、見どころのある若手がゴマンといます。『ユニホームの色は問わない、W杯に出たい』とする選手も多く、彼らを帰化させ、代表の戦力にしようとする動きがあるのです」(専門誌記者) その資金源はテレビ放映料だ。中国は空前のサッカーブームで、「独占中継権が欲しい」とする国内テレビ局が殺到。異例のオークション方式の販売となり、'20年までの5年間、80億元(約1400億円)の値で競り落とされた。 さらに「サッカー中継のスポンサーに」と名乗りを上げる企業も後を絶たず、さらにアメリカ、カナダ、シンガポールなど、海外在住の中国系ビジネスマンがインターネット中継を視聴。約1660万人の海外赴任者がサッカー中継をする有料サイトと契約した。 「『スーパーリーグ』全16クラブには、年間放映権料収支の4%ずつが振り分けられました。約11億円ずつですよ。各クラブはこの莫大な分配金を使い、新たな外国人選手獲得を目指しているのです」(同) 今後の選手獲得は、強豪国で代表入りも可能な有望若手選手となる。 「水面下での獲得交渉は1次予選中から始まっていた。最終予選中の補強が間に合わなかったとしても、本大会出場が決まれば中国代表はガラリとメンバーを変えてくる可能性もある」(同) 移籍市場で猛威を振るう中国は金に糸目はつけない。すでにロックオンされている大物選手は…。
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