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清原の呪いか 松坂大輔、斎藤佑樹「崖っぷち」の甲子園ヒーロー(1)

 30年前の甲子園大会を沸かせた清原和博容疑者が、連日ニュースを賑わせている。PL学園時代のユニホームなどを飾っていた甲子園球場内の歴史館では「教育的配慮」を名目に、同容疑者に関する展示物すべてを撤去してしまった。その余波だろうか。'98年、'06年の甲子園ヒーローたちも、もがき苦しんでいる。

 「いろいろ考えている。これからのことも含めて」
 日本ハム・栗山英樹監督がそう憤ったのは、斎藤佑樹(27)に関してである。'06年夏の甲子園大会を沸かせたスターは、今季、プロ6年目を迎える。3月6日に行われたDeNAとのオープン戦で中継ぎ登板し、1イニングを無失点に抑えたものの、そこに至るまでの実戦3試合では全くいいところがなかった。とくに巨人戦では「2回披安打5失点4」と炎上している。
 「1イニングを抑えたDeNA戦がラストチャンスでした。結果は出したものの、6番からのほぼ下位打線が相手ですからねえ…」(スポーツ紙記者)

 一方、'98年の甲子園優勝投手、ソフトバンクの松坂大輔(35)には「早期復帰」に関して一縷の望みが見えてきた。韓国・斗山との練習試合では288日ぶりの実戦マウンドを踏んだ。2イニングを投げ、披安打ゼロ。最速は141キロだったが、昨年8月にメスを入れた右肩は順調に回復しているようだ。
 「5月の交流戦が始まるころ、松坂の一軍復帰が見られるはず。そこで長いイニングが投げられれば、ペナントレース中盤までは先発で使ってもらえると思う」(スポーツ番組担当デスク)

 選手層の厚いソフトバンクにおいて、松坂に先発を任せられる余地が果たしてあるのか。いくら松坂獲得を決めた王貞治球団会長や株主総会で「見守ってほしい」と訴えたオーナーの孫正義氏のバックアップがあったとしても、プロ野球は実力の世界。“昔の名前で出ています”で、そうそう勝利が舞い込むわけがない。
 だから「松坂の早期復帰」に、「中盤まで」と付くのは、工藤公康監督の“計算”だという。
 「ドラフト1位の高橋純平ですよ。他球団では、オコエ瑠偉(楽天)、高山俊(阪神)、平沢大河(ロッテ)たちが連日マスコミを騒がせている。高橋は、ファームでじっくり育てる方針とはいえ、いまだベールに包まれたまま。そこがミソ。その育成プランは工藤監督が評論家時代に学んだスポーツ科学が影響しています。高校3年時に痛めた左太股、新人自主トレで故障した左スネも順調に癒えており、シーズン後半に将来のエース候補である高橋がお披露目される段取りです」(球団関係者)

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