社会
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社会 2018年08月30日 06時10分
エアコン故障で入院患者4人死亡、殺人容疑で病院を捜査 会見した院長に“罪の意識がない”と猛批判
28日、岐阜県警が岐阜県岐阜市一番町の「Y&M藤掛第一病院」で、80代の入院患者4人が26日から27日にかけて相次いで死亡したと発表。夜になり警察が殺人容疑で同病院を捜査した。 警察によると、死亡した4人は病院の3、4階に入院していた。当時エアコンが故障中だったが、病院はとくに対策をせず放置し、患者が死亡。病院関係者の通報で、事態が発覚した。なお通報者は「20日からエアコンが故障していた」と話していたという。 4人の死因は熱中症と見られているが、死亡診断書の死因は心不全となっていたことから、警察は「幅広い観点で捜査するため」として、殺人容疑で捜査を行う方針だ。 28日には院長が記者の取材に応じ、4人の死亡について「元病が非常に恐ろしい病気なもんで(エアコン故障は関係ない)」「(亡くなった人は)非常に恐ろしい病気なので、COPDとかね、気管支ぜんそくとかたばこを飲んでたの。若いときに。やっぱりたばこは酷いね」と発言する。 そして、エアコンの効いた部屋に移動させなかったことについては、「患者さんの中にも暑い部屋が良いという人もいるので、その人らには残ってもらっている」と説明。「病院としてはなにか問題があったとは考えていない」と言い切る。 その態度は、患者を死なせてしまったことに罪の意識を感じている様子が見受けられず、「患者が若いときにたばこを吸ったから死んだのだ」と言わんばかり。受け答えがテレビで放送されると、ネットユーザーから「罪の意識がない」「人の命を軽く見ている」「自己保身だ」などと猛批判が上がることになった。 「Y&M藤掛第一病院」は老人医療を専門としており、人生を終える人も多いという。そのため、院長は人の死に慣れてしまっているのかもしれないが、その対応は責任を感じているとは到底思えず、医療従事者として適格であるか、疑問があると言わざるを得ないだろう。 今後、警察が詳細を捜査する予定。「真実」をしっかりと明らかにし、過失である場合は病院側にきっちりと責任をとってもらいたいものだ。
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社会 2018年08月29日 20時30分
兵庫・権現ダム遺棄事件 大阪十三キャバクラ嬢が狙われたストーカー被害
兵庫県の権現ダム(加古川市平荘町)の岸から数メートル沖に浮いた衣装ケース内に詰め込まれた状態で、大阪市淀川区十三に住む小西優香さん(20)の遺体が発見されたのは8月11日。1週間経った18日未明、県警は森翔馬容疑者(20=同市西区)と、稲岡和彦容疑者(42=同市生野区)を死体遺棄の疑いで逮捕した。「2人は遺棄を否認しているが、交友関係の聞き込み情報や9日朝に森容疑者と小西さんが大阪市内で一緒に歩いているところを捉えた防犯カメラ、稲岡容疑者の車が映り込んだダム湖近辺まで続く山陽自動車道のNシステムの映像などから、逮捕に至った」(捜査関係者) この捜査関係者によれば、11日に発見された衣装ケースは縦約75センチ、横と高さが45センチ、小西さんの足がはみ出た状態で水中に横倒しにされ、ケースにはロープで2つの土のうが付けられていた。「死亡推定時刻は10日午後で、小西さんは白色のTシャツと長ズボンを穿き、着衣に乱れはなかったそうですが、首に絞められたような跡が残っていた。また、現場に小西さんの化粧ポーチや財布などは残されていたものの、携帯電話は見つからなかった。しかし、あまりのずさんなやり口に捜査員は首をかしげていたそうです」(全国紙社会部記者) 三重県松阪市出身の小西さんは昨年春に地元の高校を卒業後、歯科衛生士の専門学校へ通うため大阪へ引っ越した。「その学費を稼ぐため、十三のキャバクラで勤め始めたんです。彼女は美人だし話も上手だから、店ではすぐに指名が殺到したそうです。昨年から今年春にかけて3つぐらい店を変わったみたいですが、どれも引き抜きだったと聞いている。今年の夏の初めからはスカウトされた梅田の高級店で働いていたんです」(小西さんの友人) 十三の風俗案内所の従業員はこう言う。「彼女のことは覚えてますよ。確か、見たのはキャバに体験入店で入ったとき。でも、すぐに売れっ子になって客もようついて、店も引き止めにかかったみたい。結局それで自信つけて、梅田の高級店に行きましたよ。だから十三は短かったはずですが、ここにいる頃から、かなり羽振りはよかったみたいです。事件見てびっくりしたけど、梅田でも人気があったようだから色々あったんと違いますかね」 昨年9月の小西さんのツイッターには《中免取りに来た ずっとほしかったからやっと… 今年ジェット(編集部注:水上バイク)の免許も取ったし、免許取るのが趣味みたい 大阪来てからなんか色々変われた気がする 来て良かったなあん》、今年6月にも《卒検が土曜で受かったから免許Get 車に単車にジェットに免許いっぱいや ツーリングにジェット お誘い待っています》と書き込み、私生活の充実ぶりと交友関係の広さも窺える。しかし、その様子は7月に入り一変、「連絡を取ると『仕事に疲れた』とか、『三重に帰りたい』なんて、らしくないことを言い始めた」(前出・友人)という。 8月には同じく小西さんのツイッターに、以下のようなストーカーらしき男が見え隠れするようになる。《前座ってきたおっさんにガン見されてるなう おっさんこんな事書かれてとは知らずガン見なう 隣の自撮りしている女の方見とけよ 今日はイライラする日やなあ》(6日)《後ろぴったりつけられてエスカレーターはさすがに鳥肌やったから駆け下りたし》(同日) また、亡くなる前日と見られる9日未明には、《悔しいのとか色んな気持ちがあふれてきて泣きたい気分や》と書き込まれている。「大阪市内で水商売に携わっていた森容疑者は、小西さんが勤務していた十三のキャバクラへ客として度々出入りしていました。一方の小西さんも、森容疑者の店を訪れており、いわば、もちつもたれつの関係だったと見られています。しかし、最近はそのバランスが崩れもめていたという情報もある。一方の稲岡容疑者は、小西さん目当てにキャバクラへ通い詰めていたが、たまったツケを小西さんに激しく責められていたという。また、もともと稲岡容疑者の小西さんへのストーカーまがいの行為を、小西さんから頼まれた森容疑者が咎めていたという話があります。いずれにせよ、皮肉にも小西さんの人気ぶりが事件に巻き込まれた発端と言えます」(地元記者) キャバクラ嬢が絡んだ事件といえば、小西さんの遺体が発見された同日、新潟県十日町市の林道で両足を縛られた上に背中に包丁が刺さった状態で遺体が見つかった谷愛美さん(24)は、シングルマザーながら新潟市内の店で働くホステスだったという。「18日には、警察が行方を追っていた谷さんの知人男性(36)の遺体が同県糸魚川市の林道周辺で発見されています。2人はもともと谷さんが勤める店で知り合ったとの話があり、交際もしていたという。男性は発見される前、自殺未遂を起こし退院後に行方をくらましていたため、何らかのトラブルがあったと見られています」(前出・社会部記者) 水商売で人気を集める女性はその華やかさとは裏腹に、常に危険にさらされているのかもしれない。
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社会 2018年08月29日 18時00分
学校給食の開始が追いうちをかける牛乳不足の深刻
猛暑に豪雨、日照不足などの極端な天候の変化により、9月以降の牛乳不足が懸念されている。 毎年、夏になると乳牛のバテで生乳不足が騒がれるが、今年は猛暑の予想が発表された段階で牛乳の品薄が不安視されていた。 「そもそも今、高齢化や後継者不足により酪農家が減少傾向にあることから、全国的に生乳生産量が減っている。そのため夏前から乳製品の品薄が危ぶまれていたんです」(食品メーカー関係者) しかし、7月、8月と、その予想を上回る悪天候が続いた。「生乳の主産地である北海道でも、6月下旬からの長雨で牛の餌になる牧草の生育が遅れていた。配合飼料で補う場合も多いのですが、通常と違う餌を使うと生乳の質が低下したり、乳量が減ることもあるため、簡単には手を出せないのです」(酪農関係者) 史上最速の梅雨明け以降、猛暑日が続く関東、さらに北陸、西日本、四国でも日照不足で牧草が生育不良になり、搾乳量が激減している。「関東は7月上旬時点において前年比で3%以上減っているとされる。その関東へ出荷する東北でも5月ですでに30℃を超える日があったため、厳しい状況に陥っている。その後も安定しない天候が続いていることから、さらに生産は落ち込んでいると見られます」(農林水産省関係者) 8月下旬には夏休みも終わり、全国で一斉に学校給食が始まるが、これが牛乳不足に追いうちをかける。「生乳不足は8月中に解消されそうにない。10月時点でも生産量が前年比2割減との予想もある。そこへ来て学校給食が始まれば、市販で出回る分が直撃を受けることは間違いありません。乳業メーカーは牛乳の確保に、お盆休みも返上して奔走しています」(大手食品メーカー関係者) こうなると、当然、バターやチーズなどの乳製品の製造も煽りを受ける。 「すでに北海道でのバターの生産量が減少していることから、ケーキや菓子類などの嗜好品にも影響する。健康志向が高まる中、ヨーグルトなどは需要が非常に高まっているが、メーカーが対応しきれない上、さらに値上げに踏み切る可能性も出てくる」(流通ジャーナリスト) 日本の酪農再生へ向け、国を挙げての取り組みが急務だ。
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社会 2018年08月29日 12時20分
同僚女性の下着を盗んで撮影後に… 61歳男の異常すぎる行動にドン引き
28日、仙台市の環境局に勤務する61歳の男が同じ場所に勤務する女性の下着を盗んだとして逮捕されたことが判明。その気持ちの悪い行動にドン引きする人が続出している。 男は6月25日、勤務していたごみ処理施設の女子更衣室に侵入。女子職員の下着を盗み、自宅に持ち帰ったものと見られる。 ここまでは一般的な下着泥棒だが、異常行動はここから。男は携帯電話で下着を撮影したのち、再びごみ処理施設の女子更衣室に舞い戻る。そして下着を元の場所に戻し、何食わぬ顔をしていた。そのため被害女性はまったく被害に気がついていなかった。 男としては一件落着だった模様だが、7月中旬に職務質問を受けた際、携帯電話に保存していた下着画像を見られてしまう。これを警官に問い詰められた男は、盗んで撮影したことを自供。あえなく逮捕された。なお、なぜ警察が男の携帯電話までチェックしたのかについてはわかっていない。 男は昭和54年に採用され、長年勤務したのち、定年後も再任用されていた。そうなると常習性が懸念されるが、現在のところ確認できていない様子。今後、警察の捜査で明らかになるものと思われる。 この奇妙な事件に、ネットユーザーは「気持ちが悪い」「余罪があるのでは」「なぜ下着があるのか」などの驚きの声が続出。そして、「なぜ職務質問で携帯電話の画像を見るのか」「行き過ぎた職務質問だ」と男の犯行に論外としながらも、警察の職務質問について苦言を呈すネットユーザーも多かった。 女性の下着への執着ですべての信頼を失った61歳の男。わざわざ戻しているところを見ると律儀な性格であると思われるのだが、異常行動の代償は大きなものになってしまった。
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社会 2018年08月29日 06時00分
鹿児島・口永良部島と連鎖する鬼界カルデラ&富士山破局大噴火
今回の異変が、最悪の事態を招く引き金になるかもしれない。 8月15日、気象庁は口永良部島(鹿児島県屋久島町)で噴火の可能性が高まったとして、噴火警戒レベルを“火口周辺規制”の「2」から“避難準備”の「4」に引き上げた。 口永良部島では15日午前0時頃から火山性地震が相次ぎ、同日は37回を観測。その後は大幅に減ったが、「今後は広範囲にわたる異変に十分に注意すべき」とする専門家の声は多い。「口永良部島は2015年5月にも噴火しているが、今回の火山活動による地震の震源はその時よりも深く、新岳火口南西の地下約5キロで起きている。加えて、前回は噴火の4カ月ほど前から火山ガスの放出量や火山性地震が徐々に増えていったが、今回は活発化のスピードが早まっている可能性があります」(サイエンスライター) 3年前の噴火の際には新岳火口から最大約140キロの速さで火砕流が全方位へ広がり、屋久島などへの全島避難を余儀なくされた。「屋久島から北西に約12キロ離れた口永良部島の北東の海底下には、世界最大のマグマ溜まりである鬼界カルデラがあることが知られている。このカルデラでは溶岩ドームが今も成長中と見られ、一説には噴火した際、最悪の場合で日本国内に1億人の死者が出るという絶望的な見方もある。その片隅に、今回再び活動を起こした口永良部島があるわけです」(同) カルデラは火山活動によって形成された窪地で、鬼界カルデラの大きさは直径約20キロ。今年2月には神戸大海洋底探査センターが、そのカルデラ内に直径10キロ、高さ600㍍の世界最大級の溶岩ドームを確認したと発表している。 今回の口永良部島の活動について、これまで数多くの巨大地震、噴火を予知し的中させてきた、琉球大学理学部名誉教授の木村正昭氏は、こう説明する。「太平洋プレートが押してくるプレッシャーによるものであることは、間違いありません。このプレッシャーは7年前、東日本大震災という超巨大地震を引き起こしましたが、決してあれで終わりというわけではなく、第二、第三の巨大地震が準備されているはずです。そうでなければ、大平洋プレートは大陸側のユーラシアプレートの下にもぐって行けませんからね。この太平洋プレートからのプレッシャーは日本列島全体にかかっているわけですから、口永良部島が噴火しそうになっているのは、何らかの危険を知らせるシグナルと言えるのです」 折しも昨今は、世界中で火山活動が活発化している。日本で一昨年4月に熊本地震が発生した直後には、チリのビジャリカ山、メキシコのコリマ山、アラスカのクリーブランド山が同時に噴火し、チリ、エクアドルでそれぞれM5.6とM7.8、南太平洋のバヌアツでM5.9の大きな地震が起きている。今年に入ってからも、日本では草津白根山や霧島連山の新燃岳、海外ではフィリピンのマヨン山やハワイのキラウエア火山などが相次いで噴火した。「これらはすべて、太平洋をぐるりと囲んだ環太平洋造山帯と呼ばれる地域で起きている。つまり、太平洋プレートやその周辺のプレートによる大陸側へのプレッシャーが影響しているということです。そのため、口永良部島の活動の活発化は、その後の大きな動きの序章にすぎず、後に鬼界カルデラの破局的な噴火が待ち受けているとの見方もできるのです」(前出・サイエンスライター) そうした中、環太平洋造山帯に含まれる日本は「関東圏でもそうですが、巨大地震が今起きても不思議ではない、待ったなしの状況」(前出・木村氏)だという。 防災ジャーナリストの渡辺実氏も、こう警鐘を鳴らす。「東日本大震災がその再来と言われている貞観地震(869年)が起きた時代は、まさに天地動乱でした。この時と同じく、今は地殻が大きく変動しており、今後も当時を彷彿とさせる地震や噴火がこれでもかというほど起きるでしょう。貞観時代と比較すると、現在起きていないのは相模・武蔵地震のような関東での地震、仁和地震にあたる南海トラフ巨大地震、そして、富士山噴火になります」 864年に起きた富士山の貞観大噴火は、記録に残る中でも最大規模とされ、富士五湖の西湖と精進湖、さらには青木ヶ原樹海もこの時に形成された。木村氏は、数々の巨大地震の最終章として用意されているのが、富士山噴火だと見る。「私は太平洋プレートによるストレスが何らかの地殻変動によりいったん解消された後に、今度は富士山がプレッシャーを受けると見ています。富士山自身、今も噴火に向かって準備が進んでいるが、それが最後の一押しになるかもしれません」(木村氏) いずれにせよ、日本が環太平洋造山帯に位置する以上は、鬼界カルデラや富士山の噴火の連鎖が起きても何らおかしくはないということだ。「約7300年前に起きたとされる鬼界カルデラ噴火に至っては、東北地方まで覆った火山灰により西日本の縄文人が一度死滅したと言われている。遠い過去であっても実際に起きている限り、同様の事態は必ず襲うのです」(前出・サイエンスライター) それが今ではないことを祈るしかない。
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社会 2018年08月28日 12時00分
スマホをポケットにしまった直後に…「ながらスマホ」自転車で女性を死なせた元女子大生に執行猶予判決
27日、昨年12月川崎市内の路上で左手にスマホ、右手に飲み物、左耳にイヤフォンをした状態で自転車に乗り、歩行中だった当時77歳の女性と衝突し死なせたとして、重過失致死罪で在宅起訴された元女子大生(20)の裁判が開かれ、横浜地裁川崎支部は被告に対し、禁錮2年執行猶予4年の判決を言い渡した。 先月12日に開かれた裁判では、検察側が「少なくとも5〜6秒間はスマホを見て完全に脇見運転しており、安全運転の意識が欠如している」として、禁錮2年を求刑。これに対し弁護側は、元女子大生が大学を既に退学しており、社会的制裁を受けていること、そして反省していることなどから、執行猶予付きの判決を求めていた。 横浜地裁川崎支部の江見健一裁判長は、「被告が右手に飲み物、左手にスマホ、左耳にイヤフォン」をした状態で自転車に乗り、スマホをポケットにしまった直後に事故を起こしたと認定。「歩行者を死傷させうるとの自覚を欠いた運転は自己本位で過失は重大」と指摘する。 しかし、時速が約9キロと低速であること、本人が十分に反省していることなどから、執行猶予が相等と判断。禁錮2年執行猶予4年の判決となった。 この甘いとも思える判決に、ネットユーザーの怒りが爆発。「人を死なせて執行猶予付きとは許せない」「罪を重くしないとこの種の事件は減らない」「人を轢き殺して刑務所にも入らないのはおかしい」など、異を唱える人が続出している。 また、「遺族がかわいそう」「自分の家族がこうなったら殺したいくらい憎い」「人生を強制的に終わらせられた悲しみや憤りに報いていない判決」と、遺族を慮る声も多かった。いずれにしても、今回の判決を不満に思っている人はかなり多いようだ。 執行猶予付きとかなり甘いようにも思える判決だが、今後遺族が民事裁判を起こす可能性が高く、こちらでは高額な損害賠償請求が行われるものと見られており、女性の人生は茨の道。残念ながら自業自得といわざるを得ないだろう。 しかし、「安全性を軽視し、人を殺めたにもかかわらず執行猶予付き判決」という事実が人々の支持を得られていないことも事実で、遺族の感情を汲んだものとは到底思えない。今後、ながらスマホなど安全意識を著しく欠いた事故については、厳しく罰するような法律の整備が必要だろう。
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社会 2018年08月28日 06時00分
傷痕は死後つけられた? 自称・僧侶が妻子らしき2遺体を損壊・遺棄した事件が“猟奇的”
26日、自宅で妻子と見られる2遺体を損壊・遺棄したとして、札幌市豊平区に住む自称僧侶の男(60)が豊平署に自首したことが判明。その猟奇的な事件に驚きの声が上がっている。 警察によると、25日午後6時過ぎ、自称僧侶を名乗る男が「自宅に亡くなった家族がいる。罪を償うために来た」などとして出頭。供述を元に男の自宅を捜索した結果、浴室で男女2人の遺体を発見した。 2人は男の妻と10代後半の長男と見られており、遺体には刃物で傷つけられた痕があったという。現在のところ、誰が殺したのか、いつ死んだのかなどについてはわかっていないが、死後それほど経過していない模様で、痕は死後付けられたものと見られている。 警察は男を死体損壊と死体遺棄で逮捕し、動機や死因を捜査していく模様。また、2人の遺体についても身元の特定を急ぐ方針だ。なお、一部には男の供述が曖昧で、殺人の可能性もあるという。 この不可解な事件に、ネットユーザーは「気味が悪い」「どうしてこうなったのか」と驚きの声を上げる。本人が「僧侶」と話していることや、死後遺体をナイフで切りつけていると見られていることなどから、「猟奇的なものを感じる」という声もあった。 現在のところ不確定な要素が多く、これから事実が明らかになると思われるが、「自称僧侶」という不可解な職業や妻子と見られる2人が亡くなり、死後に傷つけられたと見られることは非常に猟奇的と言わざるを得ない。 幸せな生活を送っていたと思われる3人に一体何があったのだろうか?
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社会 2018年08月27日 06時00分
田村淳、“起業家”“投資家”としての顔 タレント活動にも応用している?
ロンドンブーツ1号2号の田村淳が13日、自身のインスタグラムを更新。海外でゲームをプレイする写真とともに、「ゲームは国境を越えるよね」とコメントし、ファンから反響を呼んでいる。詳しくは書かれていないが、自身が携わるビジネスのPRではないかと見られている。 実は、昨年10月に田村は「BE BLUE VENTURES」という会社をアメリカのカリフォルニア州で設立している。共同代表という形で起業したこの会社は、日本とシリコンバレーにおける「企業コンサルティング」「ベンチャー支援」「新規事業開発支援」の3つを掲げている。この会社で、“eスポーツ”(ゲームの対戦で競う)に関するプロジェクトも展開しているようだ。 田村は、この会社だけでなく、いくつものビジネスにかかわっている。中でも、投資や支援にかかわることが多く、ブログメディア「THE BRIDGE」の取材の中で田村は、「積極的に自分でできる範囲の投資はやっていきたい」「もちろん(投資も含めて)成功して欲しい、儲けたいという気持ちもありますが、それよりもこのお金で若い人たちに新しいことを考えてよ、っていうのが楽しみ」と語っている。 “起業”“投資家”という活動を通して、芸能界とは別の分野で才能を発揮している。 田村のタレント活動はというと、全盛期よりもテレビで見かけなくなったという印象を持つ人も多いだろう。現在、地上波では『金曜★ロンドンハーツ』(テレビ朝日系、相方・田村亮と共演)と『池の水ぜんぶ抜く』(テレビ東京)、2本のレギュラー番組を持っているが、その他は地方局やCS放送、ネット番組に出演している状況。2013年頃から全国放送のレギュラー番組が減少した影響からか、ネットの動画配信を積極的に行うようになったようだ。昨年から今年にかけて田村が青山学院大学の合格を目指し、受験までの奮闘を追ったリアリティーショーもネット配信番組「AbemaTV」の企画だ。 起業・投資・受験と、さまざまな分野にチャレンジする田村だが、メインのタレント活動についてはどう考えているのだろうか。 「田村さんは投資家としての経験をタレント活動に応用しているようです。全国放送だけでなく地方局やネット番組などに出演しているのは、投資家としての経験を積むうえで学んできた“分散投資”の考え方が色濃く出ていると言えるでしょう。以前、田村さんは“同じ方向性、流れだけではだめだ。他の方法も知っておきたい”と発言していますが、投資を通じて芸能活動への危機感が増したのかもしれません」(芸能ライター) 田村は起業家へのサポートを通じて、タレントとしての自身をプロデュースする力も養っているのかもしれない。副業での経験を本業で生かす、視野を広げるという点で、私たちも参考にできるところがあるのではないか。今後の田村の活動に注目したい。記事内の引用について田村淳の公式インスタグラムよりhttps://www.instagram.com/atsushilb/
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社会 2018年08月26日 12時10分
田中角栄「名勝負物語」 第一番 田中真紀子(2)
遠藤周作いわく「すげえ娘だ」 対して、思春期の真紀子に徐々に自我が目覚めてくる。日本女子大学付属中学からそのまま高校に進学した真紀子は、2年生になったとき、突然「アメリカへ留学したい」と言い出した。田中としては、良妻賢母として育てたいのにアメリカでヘンな虫でも付けてきたらたまらんということで、猛然と反対したのである。当時のことを、田中の関係者から聞いていた旧田中派担当記者の証言が残っている。 「『どうしても行く』と譲らない真紀子に対し、田中は『貴様、まだ未成年だろ。扶養の義務はオレにある。20歳になってから行け』となだめ、すかしをしたがラチがあかない。田中はついには、真紀子に手を上げるという修羅場になったと言う。それから約半年間、真紀子は田中に一切口を聞かずのダンマリ戦術。ついにはな夫人が『この人の気性ならキチンとやってくると思います。やってあげてください』と田中を説得、ようやく留学が実現した。こうした父娘のケンカはまだ多々あったようで、二人とも言い出したら聞かない。真紀子の“反撃”を受けて、田中はトイレに逃げ込み、内からカギをかけてしまったこともあった。真紀子はこれを、父親との『タイトル・マッチ』と言っていたそうです」 のちに真紀子は演劇の道にのめり込み、雑誌の対談が縁で作家・遠藤周作の推薦をもらって劇団『雲』の研究生になったものだが、その対談で話がハデな父娘ゲンカに及んだあと、遠藤は半ばこう嘆息した。「キミはすげえ娘だねぇ。お父さんがかわいそうな気がしてきたぞ。とにかく、キミは実行力があるんだなぁ」 かくて、真紀子は念願のアメリカ留学へ旅立ったが、その地でほろ苦い恋心を燃やす相手と出会うことになる。田中の父親として最も恐れていたことが、密かに進行していたことになる。=敬称略=***********************************************小林吉弥(こばやしきちや)早大卒。永田町取材49年のベテラン政治評論家。抜群の政局・選挙分析で定評がある。著書に『愛蔵版 角栄一代』(セブン&アイ出版)、『高度経済成長に挑んだ男たち』(ビジネス社)、『21世紀リーダー候補の真贋』(読売新聞社)など多数。
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社会 2018年08月26日 12時00分
日大問題第3R チア女子部員「パワハラ」刑事告訴の最終手段
「アメフトの次はチア!?」 世間がそう呆れた日本大学の応援チアリーディング部(愛称=ディッパーズ)のパワハラ問題が新たな局面を迎えた。被害女子学生側が“2枚目の告発状”をマスコミ各社に配布したのだ。この告発が『逮捕Xデー』を前倒しさせそうだ。「(当該の女性監督の)解任はマスコミで知りました」「(日大は)近く調査をまとめて発表すると言っていましたが、私たちには連絡もくれないのか?」 騒動が明るみに出たのは、8月9日。被害女子学生側は、埒が明かないと思ったのだろう。チア部の大野美幸監督から受けたパワハラに加え、その後の日大側のおざなりな対応を告発。大学は同日に大野監督の解任を発表したが、何も解決されていなかったのだ。「アメフト部の悪質タックル事件で対応の拙さを指摘され、相当こたえています。だから、即日解雇という迅速な動きを見せたんですが、肝心の中身が伴っていませんでした。騒動に関してはもちろんですが、2度も続けての対応の拙さに学生の父母からの抗議が寄せられました。生徒を送り出した全国の高校からも『抗議に近い問い合わせ』が殺到しています」(大学関係者) 今年2月、大雪の日のこと。大学事務員が当該女子学生に代わって、大野監督に練習の有無を電話で確認したという。「中止」の連絡が遅れたのだが、その後、大野監督はその女子学生を誹謗する言動を続け、部内のイジメまで引き起こし、女子学生は精神的に追い込まれてしまった。「チア部員の女の子がよく泣いているんです。同じ子かどうかは分からないけど、ディッパーズが厳しいのは有名で、仲間同士なのに何かあると責められて、『すさんでる』ってみんなで話してました」 本誌記者が直撃した男子日大生の証言だ。 「大学が恐れているのは、その女子学生による刑事告訴なんです。ストレス障害の診断書が提出されれば、刑法に問われるかもしれません。女子学生の名誉回復、再発防止を最優先に考えねばならないのに、そういう発想になること事態、教育機関として疑問です」(日大関係者) ダンマリを決め込んだままの田中英壽理事長(71)も問題だ。「警視庁は近く、アメフトの危険タックルを犯した学生から話を聞きます」(社会部記者) 危険タックルを指示した疑いのある内田正人前監督(63)、井上奨前コーチ(29)の事情聴取を、警視庁は任意ではあるがすでに開始している。傷害罪の共謀共同正犯、教唆に当たる可能性があるのか、今後も話を聞いていくが、実際にタックルを行った学生からの聴取は最終的な裏付けになると思われる。「危機管理学部には警視庁OBもいます。任意聴取の流れは早い時期に把握していたと見るべきです。臨時理事会で内田、井上両氏を懲戒解雇に処したのは、現職の日大職員が逮捕されるのを防ぐためでしょう」(同) 女子学生の出方次第では、「チア部の大野監督も」(同)ということになる。田中理事長の責任を問う声 また、田中理事長は大学のHPで「学生ファーストの理念に立ち返って」と題した声明を発表したが、これに納得した関係者は少ない。組織のトップである理事長も監督責任を問われそうだ。「チア部の被害学生がどこまで追及するつもりなのか。相談の対応に当たったのは、当時、保健体育審議会の事務局長だった内田氏です。組織ぐるみとなれば、田中理事長にも火の粉が及ぶでしょうし、捜査当局からすれば内部情報も聞きやすくなります」(同) 学内には、他にも田中理事長の責任を問う声が出ている。反社会的勢力との交際発覚で日本ボクシング連盟終身会長の座を追われた山根明氏(78)を客員教授に招いたのは当の田中理事長だ。すでに教授職を解かれてはいるが、一連の学内騒動を指し「理事長だけ無傷というのはおかしい」と、首を傾げているそうだ。 前出の大学関係者によれば、この女子学生は、関係者と話し合い、元の大学生活を取り戻すつもりだったという。それを台なしにしたのは大学側で、当時対応していた内田氏は「監督とよく話し合ってください」と言ったものの、「そういう機会と場所を提供してください」と被害女子学生側が懇願すると、「そんな場所はない!」と突っぱねたそうだ。 「実は2月15日の夜、大野監督は女子学生の家へ謝罪に訪れています。『感情的になってしまった』と頭を下げたそうです。虚偽発言の訂正などを求めたら、はぐらかされましたが…。ただ、大野監督の高校指導者時代を聞くと評判がいいんです。人が変わったのかな?」(チア部を知る1人) 日大側へは「対応した体裁だけ」「組織的にナアナアで終わらそうとしている」の声もよく聞かれた。 そういう組織に熱血女子監督も染まってしまったとすれば、トップ・田中理事長の責任は重い。