社会
-
社会 2019年05月22日 06時00分
11歳少年を地面に叩きつけ逮捕 我が子可愛さで暴走するモンスターペアレントたち
親なら、少しでも子供のために何かしてあげたいと思うものだろう。海外には子供を思うがあまり、正々堂々と戦うはずのスポーツの場で、トラブルを起こした親たちがいる。 海外ニュースサイト『ABC7』は2019年5月18日、アメリカ・カリフォルニア州で行われたキッズバスケの試合で、観戦中の母親が試合をぶち壊し、騒動になったと報じた。同記事によると、10歳前後の子供たちからなるバスケチームの試合中、試合を観戦していた母親が、自身の子供が所属するチームの対戦相手の9歳の男児にさりげなく足をかけたそうだ。選手はドリブル中で、母親の足につまずいて転倒。同記事は母親が9歳の男児に足をかけた様子を動画で公開しているが、幸い、大けがには至っていないように見える。母親の行為は周りで見ていた人たちの証言で明らかとなった。試合後、母親は両チームのコーチから注意を受け、今後、試合を観戦することを一切禁止されたという。 子供の試合で母親同士がヒートアップしてしまうこともあるようだ。 2019年2月15日、アメリカ・ウィスコンシン州でジュニアレスリングの大会を観戦中の母親同士が、けんかを始めたと海外ニュースサイト『METRO』が報じた。同記事によると、試合中、劣勢に立たされた選手の39歳の母親が、相手選手の32歳の母親に対し「調子に乗るな」と挑発。手を出すことはなかったが、挑発を受け、相手選手の母親が劣勢だった選手の母親につかみかかり、取っ組み合いのけんかが始まった。当初、2人の母親は応援席にいたが、競技エリア内まで入り込み、けんかを続けたという。周りの人が仲裁に入り、2人はけんかをやめたが、試合は一時中断となった。 子供の試合で熱くなるのは母親だけではない。 2017年11月9日、アメリカ・ノースカロライナ州で行われたアメフトの試合を観戦していた当時40歳の父親が息子の対戦相手の当時11歳の少年に暴行を働いたと海外ニュースサイト『abc13 News』が報じた。同記事によると父親は、息子が出場している試合を観戦していたが、突然フィールドに出向き、息子の対戦相手である11歳の選手を地面にたたきつけ、その後、体を地面に押しつぶすなどの暴力を振るったという。周りの人が警察に通報し、父親は駆け付けた警察によって逮捕された。両チームは昔からライバル関係にあり、選手たちはフェアプレーをしていたものの、応援席が熱くなりすぎる傾向があったようだ。父親は警察の調べに対し、「息子はスター選手なのに、このままでは相手の選手につぶされると思った」と話しているという。 我が子を思うあまりに自己中心的で理不尽な要求をする親は「モンスターペアレント」と呼ばれ、日本でも問題となっている。しかし、海外のモンスターペアレントは日本以上にやっかいな存在のようだ。
-
社会 2019年05月21日 23時00分
高層階でも要注意!「ドローン盗撮」悪夢の手口
数十万円する本格的なプロ用から数千円で買えるオモチャまで、幅広い種類が販売されているドローン。上空など、これまでにない場所からの撮影が可能になったが、それにより新たな盗撮被害も増えている。 盗撮などの犯罪事情に詳しいジャーナリストのK氏は、次のように語る。「性能次第ですが、ドローンなら高層マンションやビルの室内を外から撮影できます。高層階だからノゾキの心配がないとカーテンを開けたままにしている女性も多く、盗撮魔の格好のターゲットになっています」 しかも、こうした高層建築物での“ドローン盗撮”が行われるのは、そのほとんどが夜間。そのため、覗かれている側はまったく気づいていないと指摘する。「窓を閉めているのでプロペラの回転音も聞こえません。さらに盗撮犯の多くはドローン本体を真っ黒に塗っているため、識別がとても難しいんです」(K氏) また、同じくらい狙われやすいのが、露天風呂のある温泉などの入浴施設だ。「壁や柵などの囲いはありますが、露天風呂は基本的に、上空からは無防備です。盗撮経験のあるマニアは、『山奥の静かな場所でも、温泉の近くには必ず川があります。独特のプロペラ音もかき消されるから絶対にバレない』と言っていました。確かに、マニアの間では明らかにドローンで盗撮したと思われる映像が数多く出回っていますが、撮影者は露天風呂から少し離れた場所にいることが多く、現行犯で捕まえるのは難しい。警察はネットで公開された映像などから捜査しているのが現状で、入浴施設側も対策に頭を悩ませています」(同) しかも、小型で高性能な機種が次から次へと登場している。入手も容易とあって、ドローン盗撮は今後もしばらく増えそうな勢いだ。
-
社会 2019年05月21日 22時00分
卑劣医師が悪用した処方薬“レイプ・ドラッグ”で強姦動画も
その昔、『スクリュードライバー』(今でもある)なるカクテルがあって、口当たりはいいが、アルコール度数が高く、女性に勧めて酔わせて落とすというナンパの方法があったが、数年前から直接脳神経に作用する“レイプドラッグ”なるものの存在が知られていた。 5月8日、医師の立場を悪用して若い女性に睡眠導入剤入りのアルコール飲料を飲ませて性的暴行を繰り返したとして、昭和大学病院の内科医らが逮捕された。 準強制性交容疑で警視庁捜査1課に逮捕されたのは、医師の金古政隆容疑者(29)。昨年12月18日深夜から19日未明にかけてn、東京・品川区の自宅マンションに連れ込んだ20代女性を乱暴した疑いで、押収した容疑者の携帯電話には、女性をレイプする様子が残されていたという。 「当日、五反田の居酒屋で男女6人で飲酒後、近くのカラオケ店に移動。金古が持ち込んだ度数の高いウオッカや焼酎を気に入った女性に大量に飲ませ、泥酔させて犯行に及んでいる。金古はすでに同様の事件で起訴されており、今回が3回目の逮捕。さらに余罪があるとみている」(捜査関係者) 金古容疑者が最初に逮捕されたのは今年2月27日、わいせつ目的略取と準強制性交の疑いだった。 こちらの事件の発生は1月18日の深夜。知り合いの20代女性2人と、後輩の同大学病院研修医・大林久晃容疑者(26)の4人で飲み、酒に睡眠作用のある薬をこっそり混入。前後不覚になった女性たちをタクシーで金古容疑者のマンションに連れ込み、2人の容疑者が輪姦していた。 「飲み物に混入された薬は、市販されていない処方薬の睡眠導入剤『マイスリー』だったようです」(全国紙記者) この薬、酒に混ぜて飲めば、ほぼ確実に意識を失わせる効果があるとされ、数年前にも開業医が使用して犯行を繰り返していたことで知られる“レイプ・ドラッグ”だという。 「昨年摘発されたリアルナンパアカデミー事件でも、被害女性を泥酔させていましたが、今回の事件は医師が薬の知識を悪用している点で、より悪質です」(同) 川崎市出身の金古容疑者は、私立岩手医科大学を卒業後、昭和大学病院に勤務。大林容疑者は名古屋の進学校から昭和大学に進学し、同大横浜市北部病院で研修医をしていた。 レイプドラッグは、ビール一杯と睡眠薬一錠でも記憶を失うという。記憶がない体験は、薬物を投与された可能性を示す。被害者は一刻も早く、各警察本部の性犯罪被害相談窓口へ相談するべきだ。。全国共通の短縮ダイヤルは#8103で語呂は「ハートさん」だ。被害女性は、くれぐれも泣き寝入りにしないように。
-
-
社会 2019年05月21日 17時30分
ファーウェイ製スマホ「死亡」のお知らせ!? グーグル取引中断でユーザー悲鳴
5月20日、米国のグーグルが中国のファーウェイとの取引を中断したと米紙が報じ、ファーウェイ製のスマートフォンユーザーを中心に悲鳴が上がっている。 取引中断の背景には、現在加熱している米中の“貿易戦争”があると見られ、これによってファーウェイ製スマホでは今後、「Google Play」などのサービスが使えなくなったり、OSのアップデートができなくなったりする可能性が危惧されている。 「アプリを例にイメージするなら、『アプリが使えなくなる』のではなく、『そもそもアプリを購入するストアにつなげなくなる』わけですから大事です。さらにグーグルに続けとばかり、インテルなどの半導体メーカー大手も取引を中断する可能性が囁かれています。もしその通りになった場合、ファーウェイ端末は事実上の“完全終了”と言っても過言ではない事態です」(IT系ライター) 日本でもファーウェイ製スマホの利用者は少なくない。まだ買い換えたばかりという人もいるだろう。ネット上では早速、《先月買ったばかりのP20liteどうすんだよ》《俺のスマホがただの高級文鎮になった》《Youtubeもグーグルだけど見られなくなるの?》などと、悲鳴とも諦めともとれる声が上がっている。 果たして本当に、それらは全くの無価値になってしまうのだろうか。 「グーグルは問い合わせに対し、取引中断を認めながらも、『既存のファーウェイ端末は引き続き機能する』と答えているようです。少なくとも今しばらくは、これまで通りに使用することができそうですね。ただ裏を返せば、今後発売される製品については機能しないとも受け取れます」(同・ライター) 直近でファーウェイ製スマホへの買い替えを検討している人は、様子見をした方が良いということらしい。 気になるのは今後の展開だ。 「グーグルのOS『Android』に代わり、中国独自のOSが採用される流れになるのではと予測する人もいます。そうなるとファーウェイ端末はもっぱら中国人ユーザー向け専門になる可能性も。もちろん日本で使用することもできるでしょうが、人気のアプリは諦めざるを得ないかもしれませんね」(同) まだ行く末のはっきりしない状況下。続報が待たれる。
-
社会 2019年05月21日 17時00分
「性根どうなってんの」「軽犯罪以上」バイキングで坂上忍らが丸山議員を大バッシング、“ただのイジメ”と非難殺到
21日放送の「バイキング」(フジテレビ系)で、丸山穂高議員の「戦争発言」の余波について特集が組まれた。司会の坂上忍をはじめ出演者たちが口々に丸山議員を批判したが、「小学生のいじめ」などと坂上や番組への非難が殺到した。 丸山議員は11日夜、ビザなし交流で北方領土の国後島を訪問していたところ、訪問団の大塚小彌太団長に「戦争をしないとどうしようもなくないですか」などと発言。所属していた日本維新の会から除名処分を受け、野党6党派は辞職勧告決議案を衆議院に提出するなど、国会を揺るがす騒動になっている。 20日、騒動後初めて国会に現れた丸山議員は囲み取材に応じ、辞職勧告決議案を「非常におかしな話で由々しき事態」などと批判。また例の戦争発言は「賛否を聞くため」と釈明している。 丸山議員の釈明をVTRで見た坂上は、「自分に鈍感なんでしょうね」「とことん口が減らないんだな」「この人の性根はどうなってんだろうな」と呆れ顔で非難。火曜レギュラーのヒロミも、「見ててイラつくね」、ミッツ・マングローブは「軽犯罪以上のもの」、ゲストの甲斐よしひろも「恥知らずぐらいひどいことを言っている」など、口々に丸山議員を糾弾していた。 しかし今度はこの状況にネットユーザーが怒りをあらわに。「台本有りきの延々としたやり取り」「誹謗中傷するだけなら小学生のいじめと同じ」「坂上忍さんも自分に鈍感なのでは?」などとバッシングを繰り広げた。 また、「テレビ番組は全て丸山穂高議員を誹謗中傷をしていますが、北方領土問題を解決出来る別の案を発言すべき」「きちんと北方領土問題解決について議論して」など、丸山議員叩きに終始するのではなく、騒動の根本にある北方領土問題の解決に向けて議論すべきという意見も見られた。 かねてから「ネットは見ない」と断言している坂上だが、これが原因で自身が視聴者の声に鈍感になっているのなら切ない話である。
-
-
社会 2019年05月21日 11時20分
毎日新聞の記事を宮内庁が否定 安倍首相の「上皇陛下は座ったままだった」発言はフェイクニュース?
20日、宮内庁の西村泰彦次長が定例会見を開き、14日に安倍晋三総理大臣が天皇陛下に行った「内奏」について、毎日新聞が紙面上で「前の天皇陛下はいつも座ったままだったが、今の陛下はドアまで送ってくださって大変恐縮した」とコメントしたと報じた件について、「そのような発言はない」と否定。毎日新聞に怒りの声が集まっている。 問題の記事は、毎日新聞が16日の朝刊に載せたもので、「関係者の話」として、安倍総理が「前の天皇陛下はいつも座ったままだったが、今の陛下はドアまで送ってくださって大変恐縮した」というコメントを行ったと報じた。 西村次長はこの件について、「官邸幹部にも確認したが、首相はそのような発言をしていなかった」と説明。そして、上皇陛下の日頃の対応から、退出する「総理大臣を座ったまま見送ることはありえない」とし、「上皇陛下の尊厳を極めて傷つけ、極めて非礼で遺憾だ」と毎日新聞の記事を厳しく糾弾した。なお、現在のところ、抗議の予定などはないそうだ。 仮に安倍総理のコメントが事実だった場合、上皇陛下の振る舞いを糾弾しているかのようにも思えるだけに、総理として不適切な発言であることは間違いない。もちろん、言ってもいないことを言ったと報じることはメディアとして適切ではなく、フェイクニュースである。 このニュースに、ネットユーザーから「事実無根が全国紙の記事になったのなら当然抗議するべき案件」「上皇様のご性格からして座ったままはありえない。誰かが話を捻じ曲げたとしか言いようがない」「嘘でも本当でも、こういうことを記事にするマインドが問題」と怒りの声が噴出する。 また、「天皇陛下なら総理大臣を座って見送っても問題ない」「高齢の上皇様が座って見送ることに問題を感じない」という声も。 一方で、「宮内庁はどうして強く抗議しないのか」「強く言えないのは、似たようなことがあったということでは?」「嘘なのに抗議しないのはおかしい」と、宮内庁の対応を疑問視する声もあった。 現在のところ、毎日新聞がどのような意図を持ち、宮内庁が否定した報道を行ったのかは不明。上皇陛下や安倍総理の名誉を傷つけかねない報道だけに、説明が求められる。
-
社会 2019年05月21日 08時00分
あなたは大丈夫? 浮気発覚に、迷惑行為…Googleマップに写ってしまった“動かぬ証拠”たち
2007年にサービスを開始したGoogleマップの機能“ストリートビュー”では、その名前の示す通り、路上の写真や世界中のあらゆる場所を、まるで現地にいるかのように見ることができる。しかし、その便利なストリートビューが思わぬ事件につながることもあるようだ。 海外ニュースサイト『Mirror』は2018年10月12日、ペルーの首都リマに住む男性が、Googleマップのストリートビューで、自分の妻らしき女性が男性と親密にしている写真を発見し、妻が浮気を認めたため離婚したと報じた。同記事によると、男性が車を運転する際に、ストリートビューで目的地までの道順を調べていたところ、妻が持っている服と全く同じものを着た女性が道端のベンチで謎の男に膝枕をして、男の髪をなでながら仲睦まじくしている写真を見つけたという。激怒した男性が発見したストリートビューの写真を妻に見せて問い詰めると、妻は浮気を認めたという。その後、2人は即離婚したそうだ。 Googleマップのストリートビューが動かぬ証拠となって事件が解決した例がある。 海外ニュースサイト『THE Sun』は2019年1月23日にオーストラリアのブリスベンでGoogleマップのストリートビューに迷惑行為をしている写真が掲載された43歳の男が逮捕されたと報じた。 男は、過去4年間にわたり、特定のエリア内にある他人の庭に向けて放尿するなどの迷惑行為を行っていたという。住民たちから多数通報されていたため、警察は捜査していた。そんな中、男が民家に向かって放尿している瞬間の写真がGoogleがストリートビューに掲載されているのを警察が発見。警察はストリートビューの写真をもとに身長や髪型などから男の特定に成功したという。これが動かぬ証拠となり、男はわいせつ容疑などで起訴された。 まさかGoogleマップに自分の写真が掲載されるとは誰も想像しないだろう。しかし、もしかしたらあなたや身近な人も、知らぬ間にGoogleマップに登場しているかもしれない。
-
社会 2019年05月21日 06時30分
世の中おかしな事だらけ 三橋貴明の『マスコミに騙されるな!』 第320回MMT対財務省(後編)
財務省はMMT(現代貨幣理論)に対する「反論資料」において、前回(319回)の論点に加え、1つ、個人的に実に興味深いことを書いている。 筆者ら反・緊縮財政派は、日本銀行が日本政府の子会社であることを受け、一般政府と中央銀行を合わせた「統合政府」で経済や財政を考える。統合政府の場合、日本銀行が保有する国債は、実質的に「政府の負債」ではなくなる。何しろ、返済も利払いも不要なのである。つまりは、現金紙幣と同じだ。 自国通貨建て国債のみしか発行していない国は、中央銀行が自国通貨を発行し、国債を買い取ることで返済負担が消滅する。だからこそ、黒田日銀総裁の発言にもあるように「自国通貨建て政府債務はデフォルトしない」のである。 というわけで、財務省が財政破綻論を主張するならば、「自国通貨建て政府債務はデフォルトしない」に反論する必要があるわけだが、正面からは不可能なので(嘘つきになってしまう)、「反論資料」では絡め手で否定してきた。〈日本銀行の国債保有について○政府と日本銀行を統合して考えれば政府の負債(国債)と日本銀行が保有する資産(国債)が相殺されるとの指摘があるが、仮に政府と日本銀行のB/Sを統合したとしても、日銀の保有する国債の額だけ政府の債務が見かけ上減少するだけであり、当座預金等の日銀の債務が負債に計上されるため、負債超過の状態は変わらない。〉 実に興味深い。 少なくとも、日銀が保有する国債について、財務省も統合政府で考えると「日銀の保有する国債の額だけ政府の債務が見かけ上減少する」ことは認め(ここがポイントだが)、〈当座預金等の日銀の債務が負債に計上されるため、負債超過の状態は変わらない〉 と書いているのである。当座預金等とは、具体的には現金紙幣と日銀当座預金のことである。財務省は現金紙幣や日銀当座預金という負債の存在により「負債超過」であることは同じであると反論しているのだ。ということは、財務省は政府の「負債超過(=純負債)」について悪と認識していることになる。あるいは、認識させようとしている。 財務省の資料には、残念ながら日銀のバランスシートしか載っていない。というわけで、筆者は親切心を発揮し、統合政府のバランスシートを作成した。なお、数値データは資金循環統計2018年末速報値版を使用する。 図の一番右が、一般政府と日銀のバランスシートを合算した「統合政府のバランスシート」である。当たり前だが、一般政府と日銀を統合した相殺される国債は、日銀保有分(466兆円)のみで、統合政府のバランスシートでも「国債・財投債」は442兆円分残っている。もっとも、負債の半分程度は、元々は日銀の負債として計上されていた現金(115兆円)、日銀当座預金(405兆円)に姿を転じた。 財務省は、〈当座預金等の日銀の債務が負債に計上される〉と書いている。それはその通りというか「当たり前の話」だが、ということは、財務省は「現金や日銀当座預金といった“国の借金”が原因で、日本は財政破綻する!」と、言いたいのだろうか。 あるいは、統合政府にしたところで、日銀の純資産(28兆円)の金額分、政府の純負債が消えるだけであるため、財務省のいう「負債超過」は711兆円(=739−28)で計上されている。この一般政府や統合政府の負債超過、純負債が問題であり、711兆円を「ゼロにする必要がある」と財務省は主張しているのだろうか(そうとしか読めないが)。 誰かの資産は、誰かの負債である。あるいは、誰かの純資産は、誰かの純負債。 政府の純負債を縮小し、ゼロにするということは、その分、我々国民の「純資産」を削るという話になってしまうのである。つまりは、財務省には我々の資産を減らそうという魂胆があるとしか思えないのだ。 プライマリーバランス黒字化は、所得面で国民を貧乏にする。さらに「負債超過」の削減は、資産面で国民の金融資産を根こそぎ奪い取ることを意味する。 財務官僚がそこまで深く考えたとは思わないが、いずれにせよ「誰かの純負債は、誰かの純資産」であり「政府の純負債は、国民の純資産」であるという事実くらいは認識して欲しいと、切実に思う。 ところで、統合政府のバランスシートの貸方(右側)を見ると、面白いことが分かる。現金とは文字通り「現金紙幣」である。現金紙幣について「借金だ!」と、騒ぎ立てる人はいない。 日銀当座預金と国債は、共に「統合政府」の負債である。そして、両者の“違い”は、「当座預金には金利が付かず、国債には金利が付く」以外には存在しないのである。 我々、一般の国民や企業が日常的に使用する「銀行預金」で考えてみよう。銀行預金は市中銀行の負債だが、主に金利が付かない当座預金と、付利される定期預金(あるいは普通預金)に分かれている。日銀当座預金は、市中銀行の当座預金と性質が全く同じである。それでは「国債」は? 国債は、一定期間(償還期限まで)は現金化できず(※金融市場で売買することは可能だが)、利子が付く。つまりは、国債は定期預金と同じなのである。要するに、「国債という債務が原因で、政府は財政破綻する!」といったレトリックは、何と、「定期預金という債務が原因で、市中銀行が倒産する!」と言っているのに等しいという話になるのだ。 どこの世界に「定期預金が原因で銀行が破綻する」などと騒ぎ立てる者がいるというのだろうか。日本国内に蔓延した財政破綻論者が、いかに無知であるか、財務省がどれほどデタラメか、この一点だけでも理解できる。財務省や財政破綻論者は、「銀行は定期預金が増えると破綻する!」と叫んでいるのも同然なのである。********************************************みつはし たかあき(経済評論家・作家)1969年、熊本県生まれ。外資系企業を経て、中小企業診断士として独立。現在、気鋭の経済評論家として、分かりやすい経済評論が人気を集めている。
-
社会 2019年05月21日 06時00分
「ミタゾノ」もビックリ? 髪を剃られ、体中に24本の釘を打たれる…家政婦が受けた悲惨な虐待
家事に手が回らなかったり苦手な場合、金銭的な余裕があれば家政婦を雇う人もいるだろう。しかし全ての雇い主が家政婦を大切に扱うとは限らない。海外では雇い主から悲惨な仕打ちを受けた家政婦たちがいる。 海外ニュースサイト『METRO』は2019年5月15日、サウジアラビアで家政婦として働いていた26歳のフィリピン人女性が、雇い主から屈辱的な扱いを受けたと報じた。報道によると、女性は裕福な家庭に家政婦として雇われ、懸命に仕事に励んでいたそうだ。ある日、女性は家の隅々まで掃除をしようと高級家具をずらしたのだが、その際に高級家具を直射日光にさらしてしまったという。家具は直射日光に当たると、どうしても色あせてしまう。雇い主は高級家具が日光にさらされているのを見て激怒し、罰として女性を自宅の庭の木に縛り付けた。女性と一緒に働いていた別の家政婦が縛り付けられた女性の姿を写真に撮りSNSに公開。別の家政婦も雇い主からひどい扱いを受けていて、現状を世界に知ってほしいという想いがあったようだ。写真は拡散され、フィリピン政府の助けによって女性は国に帰ることができた。 香港では、2年間虐待に耐えた家政婦がいる。 2013年8月、香港で家政婦として働いていた当時30歳のインド人女性が、雇い主から虐待を受け続けたと、海外ニュースサイト『South China Morning Post』が報じた。報道によると、女性は働いている間、下着の着用を禁止されるセクハラ行為を受けており、さらに髪を剃り上げるように命じられていたそうだ。寝る際は、手足を縛られキッチンかトイレで寝ることを強要された。女性は雇い主に怯え、言われるがまま2年間、嫌がらせを受け続けたが、虐待に耐えかねた女性はある日、寝る際に縛られたヒモを切ろうとしたそうだ。しかし雇い主に見つかり、雇い主は激怒。「また逃げようとしたら歯を抜いてやる」と言い残して、女性をヒモで椅子に縛り付けたまま数日間旅行に出かけた。女性は旅行から帰った雇い主がヒモを緩めた隙を狙って、雇い主の家から逃げ出したという。 自身の扱いについて雇い主に意見したため、ひどい虐待を受けた家政婦もいる。 2010年8月、サウジアラビアで家政婦として働いていたスリランカ人の49歳の女性が、雇い主から釘や針を体中に刺される仕打ちを受けたと海外ニュースサイト『CBS News』が報じた。報道によると、女性は休む日なく働いていたため「少しだけ仕事量を減らしてほしい」とお願いしたそうだ。しかし雇い主は女性の言葉に激怒し、額や手、足に計24本もの釘と針を刺したという。女性は自分で病院に行き処置を受けたが、額に刺された釘の中には、目の神経に触れるほど深いものもあったという。女性はその後、スリランカ政府の助けによって帰国した。 家政婦は雇い主が生活しやすいようにサポートする仕事であり、奴隷ではない。暴力を働くなどもってのほかだ。現在放映中の『家政夫のミタゾノ』(テレビ朝日系)なら、TOKIOの松岡昌宏扮する三田園薫が、こうしたとんでもない雇い主を成敗してくれそうだが…。
-
-
社会 2019年05月20日 23時00分
手を触れない次世代型痴漢「AirDrop痴漢」が拡大中!
中高年ユーザーの多くは知らないかもしれないが、iPhoneをはじめ、iPad、MacBookなどのアップル製品には、自社デバイス同士で画像などのデータを直接送受信できる機能が付いている。その機能が「AirDrop(エアドロップ)」だ。 「相手のメールアドレスや電話番号を知らなくても半径9メートル以内なら送信が可能で、全く知らない人に一方的にデータを送りつけることができるんです。これを悪用し、満員電車内で男性器などの卑猥な画像を不特定多数の人間に送信する。これが“AirDrop痴漢”で、最近被害が増えています」 そう語るのは通信機器に詳しいライターのI氏。’17年夏頃から海外で被害が報じられるようなった相手に触れない従来型とは違うタイプの痴漢で、国内では同様の手口が一気に拡散した。昨年7月にはJR山陽本線の車内で卑猥な画像を送りつけた31歳の会社員が兵庫県警に逮捕されている。 「このAirDrop機能ですが、初期設定ですべての人と送受信可能な状態になっています。これを《受信しない》か、知り合いからの送受信に限定する《連絡先のみ》に設定を変更すれば被害の心配はありませんが、ほとんどの人は初期設定のまま。卑猥な画像を送って相手の驚く反応を見て楽しむこの手の痴漢が増えている背景には、この機能の認知度の低さが大きく影響しています」(I氏) 中には「身体を触ったわけではないから、違法ではないのでは?」と思う人もいるかもしれない。だが、法律的はアウトだという。 「すでに複数の検挙例がありますが、いずれも罪状は迷惑防止条例違反。警察は犯罪抑止という観点からもAirDrop痴漢というネーミングにも好意的です。要は、身体に触ったか否かが問題ではないということです」(同) 不特定多数に送信するため、男性が受信する可能性だってあるはず。なぜこれで興奮できるのかは疑問だが、はなはだ迷惑な話だ。
-
社会
バカ事件fromアメリカ・テネシー州編
2010年04月08日 17時00分
-
社会
全国の指名手配犯をマークせよ! 懸賞金も見れる「使命手配.jp」
2010年04月08日 15時30分
-
社会
中学生「宿題はサイトの“丸写し”」が増えてゆく?
2010年04月08日 13時00分
-
社会
神々の里にこだました木遣りと大歓声 諏訪大社・御柱祭
2010年04月08日 12時30分
-
社会
麻薬はなぜ“魔薬”なんだろう(ヘロイン)
2010年04月07日 15時00分
-
社会
与謝野&平沼“敬老会”新党 その正体に迫る!
2010年04月07日 13時00分
-
社会
かわいい事件fromアメリカ・オハイオ州編
2010年04月07日 11時00分
-
社会
やっぱり嫌われた“平成の坂本龍馬”
2010年04月06日 13時00分
-
社会
バカ事件fromアメリカ・ウィスコンシン州編
2010年04月05日 18時30分
-
社会
与謝野馨氏 新党結成へ そのキャラクターに迫る!
2010年04月05日 14時30分
-
社会
東京MAN-ZOKUニュースが休刊
2010年04月05日 13時40分
-
社会
ニセ募金活動へ詐欺の判決…「子どもたちへの寄付」を騙り2500万円騙し取った男
2010年04月05日 11時00分
-
社会
バカ事件fromアメリカ・コロラド州編
2010年04月02日 17時30分
-
社会
バカ事件fromアメリカ・バージニア州編
2010年04月02日 14時00分
-
社会
バカ事件fromアメリカ・コネチカット州編
2010年04月01日 17時30分
-
社会
バカ事件fromアメリカ・オハイオ州編
2010年03月31日 14時00分
-
社会
バカ事件fromアメリカ・ニューヨーク編
2010年03月30日 15時30分
-
社会
話題沸騰の問題作『「若者奴隷」時代』 の著者、山野車輪氏にインタビュー(後編)
2010年03月30日 12時30分
-
社会
祝開通、大橋ジャンクション
2010年03月29日 17時30分
特集
-
あかつ、アメリカ・アポロシアターでの「動きで笑わせるネタ」は世界にも テレビに年数回でも出られる自分は「持ってる」
芸能
2025年10月03日 12時00分
-
TKO・木下、篠宮との一件を明かす 目標は「タイと日本のハブ」 挑戦に対する厳しい声には「どうでもいい」
芸能
2025年09月26日 18時00分
-
-
元ボーイフレンド・宮川英二、最大の挫折は「M-1グランプリ」 セカンドキャリアは、芸人やお笑いサークルの学生の就職支援 芸人の給料も赤裸々に語る
芸能
2025年09月18日 17時00分
-
岡平健治「19」解散は「お金の問題じゃない」 岩瀬敬吾、地元に戻るのを「止められてよかった」 今後はバラエティーで「ポンコツっぷりを見て笑ってほしい」
芸能
2025年08月05日 23時00分
-
misono、家族について「マジで気持ち悪い家族」 「⼦ども⾃然にできると思っていたけど……」と不妊治療の再開、明かす
芸能
2025年09月16日 11時00分