社会
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社会 2020年07月08日 06時00分
コロナで外出規制中ゲームに没頭した24歳男性が死亡 死因は深部静脈血栓症
新型コロナウイルスの影響で各国ではロックダウンの措置が取られたり、外出が制限されているが、とある国ではロックダウンで自宅にいることが多くなったことで体に支障をきたし、死亡した人がいる。 イギリス・ベッドフォードシャー州に住むサッカーのコーチをしていた24歳の男性が、ロックダウン中に家でゲームをしすぎたことで死亡したと、海外ニュースサイト『UNILAD』と『7NEWS』が7月3日までに報じた。 >>電車内でゲームに夢中になっていた男性 電車内で水と間違えて洗剤を誤飲し死亡する<< 報道によると、男性はロックダウンの影響で3月下旬から仕事が休みになったそうだ。イギリスでは3月23日からロックダウンの措置が取られ、散歩や買い物以外の外出は制限されていた。 男性はゲームが好きで、ロックダウンになり仕事が休みになってから1日6〜7時間、毎日椅子に座ってゲームをして過ごしたそうだ。男性と一緒に暮らしていた男性の父親がたまには散歩に行くようにと促したが、男性は聞く耳を持たなかった。父親によると、男性は寝ずに朝までゲームをしていた日もあったという。 5月に入ると、男性は吐き気を催すことが多くなり、ひどい時は気を失うこともあったが、受診はしなかった。6月3日の午後10時30分頃、父親が男性の部屋に行くと、男性が倒れていたという。父親はすぐに救急車を呼んだが男性は救急車が到着する前に死亡した。死因は深部静脈血栓症だった。深部静脈血栓症とは、同じ体勢を続けることで血流が悪くなり、静脈の中に血の塊ができて血管が詰まる症状のことをいう。最悪の場合、死に至ることがある。ゲームなどをして長時間、同じ体勢でいることが原因になるほか、飛行機や車などで長時間、同じ体勢でいることでも発症しやすい。 このニュースが世界に広がると、ネット上では「私もロックダウン中にゲームばかりしていたから怖くなった」「ゲームをしていると時間を忘れる。7時間なんてすぐに経ってしまう」「ロックダウンに入ってから、リモートワークでずっと椅子に座っている。常に同じ体勢だから気をつけた方がいいかも」「男性はサッカーのコーチで体力はあったはずなのに、そんなことに関係なく深部静脈血栓症は発症するんだ」といった声が挙がっていた。 海外では、他にもロックダウン中に体に支障をきたした人がいる。 中国・湖北(こほく)省に住む26歳の男性が、ロックダウン中に食べ過ぎ、100キログラム太ったと、海外ニュースサイト『Oddity Central』が6月15日に報じた。同記事によると、男性はロックダウン前の体重は約180キログラムだったが、ロックダウン中に食べ過ぎたことに加え、運動もしていなかったため、ロックダウン中のおよそ5か月間で、約100キログラム太り、約280キログラムになったという。 男性は6月1日、目を閉じることができない症状が出て救急車を呼んだ。男性が病院に運ばれると、医師は心不全や呼吸器障害が見られると診断した。男性はすぐに手術を受けたことで、命に別状はなかったという。男性はその後の検査で、遺伝的要因で肥満になっている可能性を指摘されたため、胃の縮小手術を受けたそうだ。 ロックダウンで外出が制限されたことにより、生活習慣が乱れ、大病を患うだけではなく、死に至った人もいるようだ。記事内の引用について「Man, 24, Dies From Blood Clot After Spending Most Of Lockdown Gaming」(UNILAD)よりhttps://www.unilad.co.uk/news/man-24-dies-from-blood-clot-after-spending-most-of-lockdown-gaming/「Football coach, 24, died from blood clot after playing video games in lockdown」(7NEWS)よりhttps://7news.com.au/sport/soccer/football-coach-24-died-from-blood-clot-after-playing-video-games-in-lockdown-c-1141225「Chinese Man Gains 100Kg During Five-Month Lockdown」(Oddity Central)よりhttps://www.odditycentral.com/news/chinese-man-gains-100kg-during-five-month-lockdown.html
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社会 2020年07月08日 06時00分
野党連合の旗頭に小泉今日子が急浮上 〜あなたに会えてよかった〜
女優の小泉今日子(54)が次期衆院選に出馬し、野党統一の旗頭になる――。そんな驚愕情報が永田町界隈で飛び交っている。「野党統一が叫ばれて久しいが、相変わらずバラバラで安倍一強に翻弄されている。弱さの元凶はリーダーとなる人材不足です。野党第一党の立憲民主党・枝野幸男代表、蓮舫副代表、そして国民民主党の玉木雄一郎代表に求心力やカリスマ性はない。そんな中、キョンキョンこと小泉今日子に突然、弱小野党連合の旗頭への期待が高まっているのです。第一の理由は賭けマージャンで辞任した黒川弘務・東京高検検事長絡みの検察庁法改正反対へ小泉が真正面から反対の狼煙を上げ、法案ストップに影響力を及ぼしたこと。大きなうねりを巻き起こした小泉パワーが政界で評価されているのです」(全国紙記者) 安倍政権は、時の政権が検事総長など検察幹部の任期延長に介入できる法改正に乗り出したが、「検察への政治介入で独立性が脅かされる」と野党や有識者から猛反発が起きた。 安倍政権は最終的に数の力で法案を強行採決する構えだった。しかし、安倍一強に猛然と立ちはだかったのが、小泉の『♯検察庁法改正に反対します』のSNS投稿だった。同投稿に多くの芸能人が賛同し、国民の反対の声を一気に拡大させ、安倍政権は今国会での成立を断念せざるを得ない状況に追い込まれた。 これだけなら芸能人の反対投稿で、まだ茶飲み話の範囲。しかし、小泉の政界進出がまことしやかに語られるようになったのは、5月31日付の日本共産党の機関紙『赤旗』1面に女優の渡辺えりと対談で突然登場したためだ。対談で小泉は暗に国の文化政策の批判を展開した。「彼女は長年在籍した芸能事務所から独立し、今は舞台などにウエートを置いている。5年前、自身の会社を立ち上げた際、あと10年、60歳までは突っ走ると宣言していた。今回の検察庁法改正反対や赤旗登場は折り返しの5年目。政治的発言を強めているのは、トップアイドルから日本の政治という新たな舞台に進出する腹を固めたと囁かれている。彼女は神奈川県の出身。神奈川選出の政治家は、小泉進次郎環境相、菅義偉官房長官、河野太郎防衛相と大物がゴロゴロいるから、触発されたのかもしれませんね。野党にすれば、救世主ですよ」(芸能関係者) 今日子に会えてよかった。
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社会 2020年07月07日 19時00分
放し飼いの闘犬が逃走、女性に重傷を負わせトイプードルを噛み殺す 飼い主の男に怒りの声殺到
飼育していた闘犬を放し飼いにしたうえ逃がし、女性に重傷を負わせ、抱いていたトイプードル死なせたとして、53歳無職の男が千葉県動物愛護条例違反並びに過失傷害の疑いで書類送検されたことが判明。その行動に怒りの声が上がっている。 事件が発生したのは千葉県銚子市。自宅の敷地内で闘犬「ピットブル」を放し飼いにしていた53歳の男が5月15日午前、買い物に出ようとしたところ犬を逃がしてしまう。男はこのことを警察に通報せず、放置した。 犬はその後民家の敷地に侵入。中にいた女性(67)の腕や腹に噛みつき、全治40日の重傷を負わせる。さらに、抱いていたトイプードルを噛み殺した。女性の夫が通報し、事態が発覚。駆けつけた動物愛護センターによって保護された。 ピットブルは非常に危険な闘犬で、一部の国では所有が規制されており、飼育には厳重な注意を要する。男は昨年6月に知り合いのブリーダーから闘犬を譲り受け、放し飼いにしていたが、かなりずさんな飼育体制で、狂犬病の予防接種も受けさせていなかったことがわかっている。警察の取り調べに対し、容疑を認め、「申し訳ないことをした」と話しているそうだ。なお、このピットブルはブリーダーの元に返されたとのことだ。 闘犬を放し飼いにしたうえ逃し、女性に重傷を負わせ、トイプードルを噛み殺すという事件に、「許せない」「ピットブルを飼う資格が一ミリもない。闘犬として生まれてきた犬種だということをわかってない」「女性は家族を殺されている。ふざけるなといいたい」と怒りの声が上がる。 また、「自分も放し飼いにされた犬に襲われ怪我をした。それなのになぜ書類送検で済むのか。許せない」「ピットブルを放し飼いにしていたなんてゾッとする。放し飼いにしている人間を罰するべきだ」「今は狂犬病も心配される時期。大型犬の飼育も許可制にするべき」と、処分の甘さや意識の低さにも怒りの声が上がった。 闘犬だと理解して飼っておきながら、小型犬のような扱いをしたうえ、女性に重傷を負わせ、トイプードルを殺す。この罪が書類送検で済むことに、憤りを持つのは当然だ。
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社会 2020年07月07日 12時00分
34歳会社員男、駅のホームで下半身を露出し自慰行為を女性に見せつけ逮捕 「怖すぎる」ドン引きの声集まる
兵庫県丹波篠山市内のJR福知山線・南矢代駅で下半身を露出したとして、大阪市の会社員の34歳男が逮捕されたことが判明。その行動にドン引きの声が相次いでいる。 事件が発生したのは4月19日午後10時半頃。JR南矢代駅のホームで、ホームに向かって階段を降りてきた22歳の女性に対し、下半身を露出すると自慰行為を見せつける。その後、ホームに来た電車に乗り込み、去っていった。なお、この駅は無人だった。 >>43歳男、10代少女に下半身を露出し逮捕 動機の「コロナだから…」に怒りの声<< 4月26日になり、女性が被害届を提出。警察が防犯カメラの映像などから男を割り出し、公然わいせつの疑いで逮捕した。逮捕された男は単身赴任中で、丹波篠山市には家族が住んでいた。警察の取り調べに対し、男は「下半身を露出したことは間違いない」と容疑を認めているという。 このなんとも気持ちの悪いニュースに、「怖すぎる。女性がトラウマになってしまうかもしれない…」「防犯カメラに映った自分の姿を見て彼は何を感じたのだろうか」「罪自体はたいしたことないだろうけど、家族や親戚、会社の人間などいろいろな人に後ろ指を指される。代償はあまりにも大きい」と呆れる声が上がる。 一方で、「行為は犯罪」としながらも、「ストレスが溜まっていたことだけは想像できる」「単身赴任の寂しさがあったんだろうね…」「行き場のない気持ちがあったのかもしれない」などと、男の心境を慮る声も出た。 このような犯罪はエスカレートする可能性があるだけに、軽微とは決して言えないものがある。単身赴任の寂しい気持ちがあったのだろうが、許されることではない。
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社会 2020年07月07日 12時00分
女子高生を緊縛撮影! NHK番組制作会社プロデューサーがワイセツ行為で逮捕
相手が18歳未満の女子高生だと知りながらわいせつな行為をしたとして、警視庁は6月18日、番組制作会社『NHKエデュケーショナル』プロデューサーの菊池真哉容疑者(59)を児童買春・児童ポルノ禁止法違反(児童ポルノ製造)と、都青少年健全育成条例違反(性交類似行為)の疑いで逮捕した。「逮捕容疑は2018年7月26日、東京都墨田区内のレンタルハウスで17歳の女子高生を裸にして下半身を触り、写真を撮影した疑いです。この女子高生とはSNSで知り合い、10回ほど会ってそのたびに同様の行為に及び、1回1万円を渡したと供述している。ただ、容疑者は『裸にして縛り、写真を撮ったが、わいせつなことはしていない』と容疑の一部を否認しています」(捜査関係者) 菊池容疑者は神奈川県横浜市で妻子と暮らしているが、逮捕後の家宅捜索の結果、自宅のパソコンから1000枚以上の女性の緊縛写真を押収されている。「今回の女子高生は、パンツ姿で上半身を縛られている写真を撮られたそうです。押収された写真はいずれもSMチックな緊縛写真で、本人も『縛られた女性に興味があった』と特異な性癖を認めています」(全国紙社会部記者) 菊池容疑者は大学卒業後、NHKに入局。一貫して番組制作畑を歩き、14年に関連会社のNHKエデュケーショナルへ出向して、そのまま社員となった。逮捕時は語学部部長プロデューサーの肩書で、ラジオ番組『世界へ発信!ニュースで英語術』を担当していた。 同社は社員280人で、NHKのEテレ、ラジオ番組を中心に、年に1万本の教育番組を提供している。その会社の幹部プロデューサーによるハレンチ事件だけに、不祥事が続くNHK本体も含めて大きな波紋が広がっている。 この国は、やはり『NHKから国民を守る党』にガンバってもらった方がいい!?
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社会 2020年07月07日 06時00分
イベントで希少な鉱物を発見、3億6000万円を手に入れる 男性は全額寄付、地元に学校を建設し称賛の声
誰もが一度はお金持ちになりたいと憧れを持ったことがあるだろうが、海外には数億を手にするも自ら手放した人がいる。 タンザニア・マニヤーラに住む畜産業を営む52歳の男性が、総額およそ77億4400万タンザニアシリング(約3億6000万円)のタンザニアナイト(注・タンザナイトとする表記もある、以下同)と呼ばれる鉱物を見つけるも、鉱物を発見したことによって得た金銭を全て寄付すると明かしたと、海外ニュースサイト『UNILAD』と『INSIDER』が6月25日までに報じた。男性は鉱物採取の専門家ではなかった。 >>店でひと言話しかけた2人を射殺 怒らせた理由に「信じられない」の声<< 報道によると、男性は鉱物採取のイベントで、9.2キログラムと5.8キログラムの2つのタンザニアナイトを発見したという。『UNILAD』によると、これまで発見されたもっとも重量の重いタンザニアナイトは、3.3キログラムだったそうだ。タンザニアナイトが発見される場所は、タンザニアのごく一部の場所に限られており、発掘すること自体難しく、地球上で最も希少な宝石の一つだと言われているという。今後20年で、タンザニアナイトの世界供給は枯渇すると予想されているため、価値が高い。なお、男性がこれまで鉱物採取の経験があったかどうかは明かされていない。 タンザニア政府は、男性が発掘した鉱物を国立美術館に展示するため、男性から77億4400万タンザニアシリング(約3億6000万円)でタンザニアナイトを買い取った。男性は77億4400万タンザニアシリング(約3億6000万円)を手にしたが、自身が住む地域の発展のための資金として全額寄付した。資金は、学校やショッピングモールの建設費に充てられる予定だという。 男性は、『UNILAD』のインタビューに対し、「私が住む地域には子供を学校へ行かせられない貧しい人々がたくさんいる。私は学校に行けず、教育を受けることができなかったが、地域の子供たちには教育を受けさせてあげたい」と話しているという。男性は自身のライフスタイルを変える予定はなく、自身の仕事である2000頭の牛の世話を今後もしていきたいと思っているそうだ。 このニュースが世界に広がると、ネット上では「一部を寄付するのではなく全額寄付することがすごい。私ならできない」「政府が買い取るほどのタンザニアナイトを男性が見つけたのがすごい。もともと知識があったのか」「自分は教育を受けられなかったのに、他の子供に受けさせたいと思えることが立派」「牛の世話を職業としている人がこんな高価なタンザニアナイトを見つけたなんて幸運」「イベントには専門家も参加していたはず。その中で男性がこんな大きなタンザニアナイトを手にするなんて。地元に学校などを建てたいという男性の優しい気持ちがタンザニアナイトを引き寄せたのかも」などの声が挙がっていた。 海外では大金を手にするも、全て寄付した人が他にもいる。 カナダ・アルバータ州に住む男性が、宝くじで当選し、4000万カナダドル(約31億円)を手にするも、全て慈善団体に寄付したと海外ニュースサイト『Global News』が2013年12月に報じた。同記事によると、男性は、宝くじを購入する少し前に44年間務めていた電気の卸売の仕事を定年退職したそうだ。男性は定年退職後に宝くじを購入し、4000万カナダドル(約31億円)を手にしたという。 男性は当選したことに驚いたが、その後、すぐに慈善団体に全額寄付することを決めた。寄付先は4人の子供たちとともに決定する。子供たちも、全額寄付をするという父親の考えに賛同しているという。 男性は同記事の取材に対し、「私には家族がいてそれで十分なんだ。将来、暮らしていけるだけの貯えもコツコツとしてきたし、必要以上のお金はいらない」と話しているそうだ。 億単位の金銭を手にしても、私欲に走らず、社会貢献のために投資しようとする人が世の中にはいるようだ。記事内の引用について「Man Who Became Overnight Millionaire Plans To Build School For Locals」(UNILAD)よりhttps://www.unilad.co.uk/news/man-who-became-overnight-millionaire-plans-to-build-school-for-locals/「A Tanzanian miner became a millionaire overnight. He says he wants to use his new riches to build a school near his home」(INSIDER)よりhttps://www.insider.com/tanzanian-miner-millionaire-2-huge-gemstones-2020-6「$40M Calgary lotto winner says he’ll donate all money to charity」(Global News)よりhttps://globalnews.ca/news/1034841/40m-calgary-lotto-winner-says-hell-donate-all-money-to-foundation-for-charity/
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社会 2020年07月07日 06時00分
安倍首相「9月解散」断行へ 二階幹事長は封じ込め(2)
二階氏引退、後継者に三男 それでは、安倍首相は9月に衆院解散を断行し、残り任期を全うするために、来るべき内閣改造、自民党役員人事でどのような構想を描いているのか。 政府関係者が焦点を解説する。「ズバリ、幹事長人事です。首相は自身の後継に期待する岸田氏を幹事長に昇格させ、衆院選を仕切らせたい。しかし、二階氏が抵抗するのは必至だ。首相がどうやって納得させるかが最大の見所だね」 首相は、麻生氏に加えて菅氏も続投させて政権の屋台骨を維持。茂木敏充外相、河野太郎防衛相、小泉進次郎環境相ら「ポスト安倍」候補を、閣僚や党の要職に置く布陣を考えているのは間違いない。 一方で、党内の細田、岸田、麻生、二階の主流4派閥が政権を支える「4派体制」も継続したい。それには二階氏の処遇が最大のポイントになってくる。 安倍首相に近い中堅議員が秘策を明かす。「解散と連動し、二階氏の三男を後継とすることに、お墨付きを与えるのです。80歳を超える二階氏はもう引き際です。そこで、電撃解散で二階氏は引退を表明しますが、選挙区の衆院和歌山3区では後継候補者を選んでいる時間がないとの理由で三男を公認する。これなら二階氏も首を縦に振るはずです」 問題は二階氏の選挙区を狙う、和歌山選出の世耕弘成参院幹事長の存在だが、世耕氏は安倍首相側近を自認するだけに「首相が因果を含めればいい」(同)。これで4派体制も安泰になるというわけだ。 衆院選で自民党が過半数を維持すれば、首相が最後のレガシーに取り組む態勢もできる。首相の思惑通り、岸田氏は後継の地位を固められる。党員投票が伴う総裁選になっても「これだけのお膳立てがあれば、いくら人気のない岸田氏でも石破茂元幹事長に勝てる」(党中堅議員)との見立ては、そう外れていない。 本当に安倍首相が思い描くシナリオ通りに進むのだろうか。立民幹部は「独りよがりの、絵に描いた餅だ。自分が置かれている状況をまったく理解していない」と切り捨てる。首相のシナリオは、コロナの感染拡大はないことが大前提になっているが、その保証はない。第2波が来たら「選挙どころではない」が、永田町の一致した見方だ。 そうでなくても「自治体はどこも、コロナ襲来に備えて対応に忙しく、膨大な選挙事務を強いることはできない。もし解散すれば党利党略、個利個略を優先したと激しく批判され、惨敗するのは目に見えている」。自民党の若手議員もそう不安を口にする。 加えて、安倍内閣の支持率がこれ以上、下がらないこともシナリオの前提になっている。しかし、検察庁法改正や持続化給付金の問題は燻り続けており、一連のコロナ対応を含めて、野党は引き続き厳しく追及する構えだ。 さらに首相を直撃しているのが、前法相の河井克行、案里夫妻の選挙違反事件。河井前法相が首相側近の1人だっただけに世論の批判の高まりが予想される。 東京のコロナ感染者は連日2桁を記録し、市中感染の拡大が懸念されている。動き始めた経済も再びストップし、日本はコロナ大不況に突入することになりかねない。秋口に内閣支持率が20%を切る事態もありえる。そうなれば、解散など不可能だ。「『安倍首相には解散できない』と見切られた途端、首相はレームダック化し、政局は一気に流動化しかねない」 先の自民党中堅議員の偽らざる懸念だ。 そもそも、6月19日の4人組の会食も、再結束を確認できたわけではなかった。出席者に近い若手議員によると、会食を提案したのは麻生氏だったが、早期解散を説く麻生氏に、菅氏は不機嫌そうな表情を浮かべ、会話が弾むことはなかったという。 先の立民幹部はこう予言した。「安倍首相は解散できないまま、10月には東京五輪中止が決まる。首相の1年延期が裏目に出ることになるわけで、政治責任を問われるのは確実。11月の米大統領選でトランプ氏が敗北すれば、トドメとなり首相は野垂れ死にする。後継首相には石破氏がなるだろう」 安倍首相の命運は尽きるのか。鍵は新型コロナの行方と、主権者である国民1人1人が握っている。
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社会 2020年07月06日 22時30分
過去を消した女たち 第16回 美鈴(36) 働かない男に代わり出会い系で客を探していた
「今から思うと、大変でしたね。毎日が必死でした」 今回、話を聞いた美鈴(36歳)は、今から6年ほど前、日々の生活費を稼ぐために体を売っていたと振り返る。 現在、関東地方のとある県でシングルマザーとして暮らす美鈴は、丸顔の可愛らしい女性だ。その当時、都内でパートナーの男性、その間にできた2人の子どもの4人で暮らしていた。 芸能関係の仕事をしていたというパートナーの男性とは、彼女がスナックで働いている時に出会った。「私はすごいミーハーで、芸能界のこととか、すごく興味があったんです。初めて彼の横に座った時から、芸能人の誰々と釣りに行ったとか言っていて、単純にすごい人なんだと思い込んでしまったんです。彼が私のことをどう思っていたのかは知らないですけど、すぐにお付き合いが始まりました。ただ、彼には奥さんがいて、私は愛人のような存在でした」 男性は週に数日、美鈴のマンションに通ってくるようになり、数カ月後、美鈴は妊娠した。どうするか迷ったが、「産んで欲しい」と男性は言ったという。「ちゃんと面倒を見続けるからという言葉を信じ、産むことにしました。それから数年間は彼の仕事が順調だったので、養育費も払ってくれていました」 不倫という薄氷の上に成り立っていた2人の関係に暗雲が立ち込めたのは、子どもが2歳の時だった。「私たちの関係が奥さんにバレて、彼は離婚したんです。都心のマンションとかもすべて奥さんに渡し、ほぼ無一文のような状態で転がり込んで来たんです」 離婚と時を同じくして、順調だったという男性の仕事も傾きはじめた。離婚に至るまで、どんな経緯があったのか。男性の元妻からしてみれば、不倫などより、彼の収入減こそが離婚の要因だったのかもしれない。 一方の美鈴にとって、子どもと3人での暮らしは、望んだことだった。しかも一緒に暮らしてすぐに2人目を妊娠したこともあり、当然、籍を入れることも考えた。「結局、籍は入れませんでした。夫婦として暮らしていくのは厳しいなと思ったんです。家の隅にホコリがあるとか、食事を作るのが遅いとか、些細なことで暴力を振るわれました。一緒に暮らして、彼の嫌な面がたくさん見えてしまったんです。子どもにも厳しくて、しつけだと言って毎日怒鳴っていました。上の子は4歳の時にオムツを外したのですが、たまたまオネショをしてしまったことがあり、ひどく怒られたことがあっんです。それ以来、長男は夜だけでなく、昼間もオムツが外せなくなってしまいました」 パートナーの男性は、家庭内暴力ばかりでなく、仕事もしなくなっていった。「私と出会った頃は、トランペットの演奏者として、有名歌手のバックで演奏していたこともあったんです。実際、彼が映っているDVDを見せてもらったこともあったので、かなり稼いだ時代もあったようです。でも、詳しいことは分かりませんが、だんだん仕事が減って、子どもが3歳の頃には無収入になっていました。生活が出来ないから何度も働いてとお願いしたんです。でも、元ミュージシャンというプライドからなのか、アルバイトすらしてくれませんでした。いつまたオファーが来るかもしれないと言い、毎日、公園でトランペットの練習をする以外、何もしていませんでした」 いつ来るか分からないステージのために練習するより、その日の生活が何より重要だった。おそらく、パートナーの男性も、そのことに気づいていただろう。だが、男のプライドにより、一家の生活はさらに困窮の度合いを深めていった。「食費を工面するだけでも精一杯、自分のことは二の次でした。化粧品を買うこともできないので、ドラッグストアの試供品で化粧をしたこともありました」 美鈴は、自分の手で一家を支えることを決意した。それは体を売ることだった。「子どもが小さかったので、水商売をするのは無理。昼間に出会い系で相手を探しました。そんなことはやりたくなかったけれど、子どもたちを育てるためには仕方ありませんでした」 売春は美鈴にとって、かなりの苦痛を伴う仕事だった。半年ほどで、精神的にも限界に至ったという。「怖い目にあったりとかはなかったんですけど、やはり、体を売ることへの抵抗感が消えなかったんです。それでストレスが溜まり、些細なことで私まで子どもを怒るようになったり、それまで以上に家庭の中がギスギスしてしまいました。ある日、ふと思ったんです。彼と一緒にいるからいけないんだ。この人と離れて暮らそうと」 2人の子どもを連れて、美鈴は実家へと帰った。「最初から、そうしていればよかったのかもしれませんが、家族4人で暮らすことが子どもにとって大事なことだと信じていたので、頑張っていたんです」 帰るべき場所があり、美鈴は売春から足を洗うことができた。これからも、もう二度とあんなことはしたくないという。 新たにはじまった生活の中で、売春していた過去を、彼女は親にも、子どもにも、誰にも話していない。ただ、消すことのできない傷として、心には永遠に残り続けていくのだ。
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社会 2020年07月06日 21時44分
都知事選の得票でハッキリ分かれた“勝ち組”と“負け組”
過去最多の22人が立候補した東京都知事選挙だが、現職の小池百合子氏(67)が、前回を大幅に上回る366万票を獲得し再選を果たした。「今回のコロナ騒動になってからようやく稼働し始め、それまでは何もしていなかった小池知事。しかし、連日テレビに出演していることで、お茶の間の視聴者は“頑張ってる感”を印象付けられ、投票したため大量得票が得られたようだ」(政治部記者) 立憲民主党、共産党、社民党の支援を受けた宇都宮健児氏(73)、れいわ新選組の山本太郎代表(45)、日本維新の会が推薦した小野泰輔氏(46)はそろって落選したが、その次点で18万票を獲得し日本第一党党首の桜井誠氏(48)は“勝ち組”になったようだ。「当初から主要5候補として紹介されたのは、小池氏、宇都宮氏、山本氏、小野氏、そして、N国党党首の立花孝志氏。桜井氏はメディアの取材を一切拒否。ネットを中心に選挙活動を行っいたが、強烈な右寄りの思想をネット民が支持した。一方、立花氏は都知事選への“真剣度”が低く前回よりも票を伸ばしたものの、4万票あまりだった」(同) 以下、泡沫候補とくくられている候補者の中でも“勝ち組”がいるようだ。「政見放送で全裸になった後藤輝樹氏、目立った動きがなかった澤紫臣氏はそろって2万票あまりを獲得、。そして、スーパークレイジー君こと西本誠氏は街頭演説でのパフォーマンスで目立ち1万票を獲得。この3人は今後につながる出馬だった」(同)
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社会 2020年07月06日 19時00分
92歳女性、自動車を運転し4台を巻き込む事故 高齢者の免許返納が進まない現状に憤りの声も
岐阜県岐阜市の大型ショッピングセンターで、92歳女性の運転する乗用車が車4台に次々とぶつかる事故が発生した。 女性は3日午前10時40分過ぎ、岐阜県岐阜市正木中の大型ショッピングセンター「マーサ21」を自動車で訪れ、駐車場にバックで車庫入れを試みる。ところが、ここで後ろに止まっていた車に衝突した。 ここでパニックに陥った女性は、前進して別の車2台に衝突。さらに、バックする際に1台とぶつかり停車。結局、計4台を巻き込む事故を起こす。警察の取り調べに対し、女性は「最初にぶつかった後、慌ててしまった」「びっくりしてしまった」などと話しているという。 このニュースを聞いたネットユーザーを驚かせたのは、92歳の女性が免許を持ち、自動車を運転していたこと。「なぜ92歳が普通に運転していたのか」「そりゃ90代の人に咄嗟の判断は無理」と女性の責任を問う声や、「運転免許を返納するべきではなかったのか」「家族は何をしていたのか。下手したら死亡事故を起こす可能性だってあった」「車がないと何も出来ない地区なのかもしれないけど、家族は絶対運転をさせるべきではなかった」と家族に怒りを浴びせるネットユーザーも出た。 高齢者による自動車死亡事故は多く、政府は免許返納を促しているが、交通網が整備されていない地域を中心に、なかなか進んでおらず、死亡事故やアクセルとブレーキを間違え、商業施設やコンビニエンスストアに車が突っ込むケースなどが相次いでいる。 2019年4月に、東京・池袋の路上で「予約していたフレンチレストランに遅れそうだった」という理由で、旧通産省工業技術院の元院長・飯塚幸三氏(89)が運転する自動車が当時31歳の女性と3歳娘を轢き殺した事件が発生。飯塚氏が現在も逮捕されず、事故前と何ら変わらぬ生活していること、乗っていた自動車が「高齢者に優しくない」というような趣旨の発言をしたことに怒りの声が上がり、「高齢者の免許返納」を迫る声が強まっている。 その一方で、「高齢者だからといって免許を返納するのはおかしい」「しっかり技能テストを受ければ問題ない」「田舎で車に乗れなくては、死ねと言っているのと同然」とする声もあり、なかなか進んでいない状況だ。 92歳が自動車を運転し事故を起こした今回のケースは一見、「どこにでもある」ように思える。しかし、「身体能力の低下した高齢者が未だに車に乗っている」という事実は非常に恐ろしく、決して看過できるものではない。飯塚氏のような人物を二度と出さないためにも、厳しい措置が迫られているのではないだろうか。文 櫻井哲夫
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いよいよ12月中に南海トラフ巨大地震が起きる不気味な警告
2016年11月29日 10時00分
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人が動く! 人を動かす! 「田中角栄」侠(おとこ)の処世 第45回
2016年11月26日 14時00分
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寒い日にはこれ! 冬の野菜を食べて体を芯から温める
2016年11月26日 13時43分
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世の中おかしな事だらけ 三橋貴明の『マスコミに騙されるな!』 第198回 超国家組織『規制整合性小委員会』
2016年11月25日 14時00分
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“値下げ断行” 『ミスド』が仕掛けるデフレ戦争の勝算
2016年11月25日 10時00分
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東京五輪までに量産なるか 夢のFCVエコカー自動車業界の切磋琢磨と不安
2016年11月24日 14時00分
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米国ファースト主義で「もうかる」日本企業24社リスト
2016年11月24日 10時00分
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社会
女児を裸で撮影「平塚・乳児死亡事件」保育士再逮捕! 強制猥褻で服役した過去も発覚
2016年11月23日 16時00分
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社会
森永卓郎の「経済“千夜一夜”物語」 トランプショック
2016年11月23日 14時00分
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社会
韓国・朴大統領の地獄 “暗殺、投獄、死刑” 歴代大統領の呪われた末路
2016年11月23日 10時00分
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社会
東京 大阪 直下型大地震で陥没パニックとなる危険スポット
2016年11月22日 14時00分
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社会
安倍首相が「トランプ詣で」手土産に1月解散総選挙へ大博打
2016年11月22日 10時00分
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社会
人が動く! 人を動かす! 「田中角栄」侠(おとこ)の処世 第44回
2016年11月20日 14時00分
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社会
手遅れになる前に! モラハラによる健康被害と改善策
2016年11月19日 16時25分
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社会
森永卓郎の「経済“千夜一夜”物語」 急速に進む中高年非婚
2016年11月19日 14時00分
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社会
世の中おかしな事だらけ 三橋貴明の『マスコミに騙されるな!』 第197回 経済成長と認知的不協和
2016年11月18日 14時00分
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社会
少子高齢化と地方離れで進む「空き家」激増に食指動かす不動産業界の目論見
2016年11月18日 10時00分
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社会
トヨタ、ホンダ、ススキ、スバル… 自動車メーカーがしのぎを削る「自動運転」ここまで進化した!(2)
2016年11月17日 14時00分
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社会
コストカッター・日産ゴーン社長に震え上がる三菱自動車社員
2016年11月17日 10時00分
特集
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あかつ、アメリカ・アポロシアターでの「動きで笑わせるネタ」は世界にも テレビに年数回でも出られる自分は「持ってる」
芸能
2025年10月03日 12時00分
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TKO・木下、篠宮との一件を明かす 目標は「タイと日本のハブ」 挑戦に対する厳しい声には「どうでもいい」
芸能
2025年09月26日 18時00分
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元ボーイフレンド・宮川英二、最大の挫折は「M-1グランプリ」 セカンドキャリアは、芸人やお笑いサークルの学生の就職支援 芸人の給料も赤裸々に語る
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2025年09月18日 17時00分
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岡平健治「19」解散は「お金の問題じゃない」 岩瀬敬吾、地元に戻るのを「止められてよかった」 今後はバラエティーで「ポンコツっぷりを見て笑ってほしい」
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2025年08月05日 23時00分
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misono、家族について「マジで気持ち悪い家族」 「⼦ども⾃然にできると思っていたけど……」と不妊治療の再開、明かす
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2025年09月16日 11時00分