社会
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社会 2009年11月10日 15時00分
連載「こちら米国自治領北マリアナ諸島ロタ島テテトビーチ前派出所」(2)
南国のロタ島も、日本同様の不況を迎えているという。楽園の雰囲気は不況を忘れさせてくれるが、島民の現実はそうでもないようだ。 「今はマリアナ諸島全体が不景気だね」。島の東にある港で親せきらとバーベキューを楽しんでいたジェームス・アタリクさんは、日本からの見知らぬ来訪者に食事をふるまいながら、島の実情を語った。 「ロタはすぐには良くならないよ、1〜2年後だね。島にカジノを作る案が話されているけど難しいと思うよ。カジノはテニアン(北マリアナ諸島の一つ)、ロタは自然! 役人のあれ作るこれ作るは賛成じゃないね」 一方、弟のジロンさんは「娘は大きくなったらハワイか米国本土の大学に通わせたい」という。島の仕事は限られているからだ。景気回復のための大規模開発か、観光地として大自然を残すのか、島の意見もさまざまだ。取材後、島内にカジノを作る案が正式に発表された。 島内唯一の中心街、ソンソン村を歩く。病院などの公共施設に加え、ここだけは3〜4階建の雑居ビルが立ち並び、やっと繁華街に来たという気にさせてくれる。しかし、中をのぞけばそのほとんどがもぬけのカラ。営業しているレストランを探して、すきっ腹を抱えながら村中をたどるハメに。 さびれた中心街で漂流しかけ、たどり着いたのは日本料理の「東京苑」。味は意外と悪くない。 「数年前からこの辺りのスーパーもどんどんつぶれちゃいました。観光客の減少はコンチネンタルのグアム・サイパン便がなくなってからですね。昔はノースウェストもあったし…。でも私はこの島が好きですよ」と店を一人で切り盛りするエミリさん。 フィリピン生まれのエミリさんは数年前にこの島にやってきた。島内のホテルで働いている従業員もだいたいがフィリピン人という。何故地元の女性がいないのか? その理由はこの島の女性に目をやれば分かる。ロタは20〜30代の女性がすっぽりと消えていた…。
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社会 2009年11月09日 15時00分
鳥取サギ女新事実“秒殺疑惑”
“鳥取サギ女”事件で新事実が判明。周囲の知人男性6人が不審死している鳥取県鳥取市の元スナック従業員の女(35)=詐欺容疑で逮捕=と金銭トラブルがあり、10月7日に遺体で見つかった自営業円山秀樹さん=当時(57)=が前日6日に車で自宅を出発、1時間後には車が遺体発見現場脇の路上に放置されていたことが9日、目撃者の証言で分かった。殺害されたのであれば“秒殺”だった疑いが強まった。 外出後わずか1時間で何があったのか? 円山さんは「集金に行く」と言って出発しており、鳥取県警は外出後間もなく集金をめぐり何らかのトラブルに巻き込まれた可能性が高いとみて調べている。 円山さんの親族によると、残された書類などから、いずれも詐欺容疑で逮捕された元スナック従業員の女と同居の男(46)に計約140万円の未収金があったとみられ、この日の集金相手はこの男女だった可能性が高い。 円山さんと同居していた女性(62)によると、円山さんは家電販売や取り付けの仕事をしており、10月6日午前7時半から同8時ごろ車で自宅を出発した。 遺体は7日午後2時ごろ、自宅から車で約15分、直線で約4キロ離れた鳥取市内の摩尼川で発見、車もそばに放置されていた。車内に円山さんの財布があったが3000円しか入っておらず、集金を終えた様子はなかった。 6日午前8時45分ごろに近くを通った男性(62)は車を見ていないが、イノシシ猟のため現場を訪れた人の目撃証言では、午前9時すぎには円山さんのものとみられる車が止まっていたという。 現場は市街から山あいに入ってすぐの川沿いの一本道。 “鳥取サギ女”をめぐっては、今年4〜10月に知人男性3人が相次いで不審死。いずれも体内から睡眠導入剤が検出されており、事件性が高まっている。その後、過去にも女と接点のあった男性3人が死亡していることも発覚。2004年5月には読売新聞の男性記者(42)が列車にひかれ死亡しているほか、07年8月には泳ぎが苦手だったとされる会社員男性(27)が水死、昨年2月には男性警察官が首を吊っている。 女はかなりのぽっちゃり系で、働いていたスナックでは明るい性格と露出過多の服装などで人気があった。
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社会 2009年11月09日 15時00分
連載「こちら米国自治領北マリアナ諸島ロタ島テテトビーチ前派出所」(1)
みやげ物を探すにもひと苦労するほど、手つかずの大自然が残る米国自治領北マリアナ諸島ロタ島。さんさんとした太陽が真っ白い砂浜に降り注ぐテテトビーチ前から、まだ日本人には知られてない南国の“秘島”を現地リポートする。 サイパンとグアムの間に浮かぶ人口3000人余りのこの小さな島にも選挙の季節がやってきた。サイパン、ロタ、テニアンなど14島からなる北マリアナ諸島の知事と議員を選ぶ選挙が先ごろ行われた。 議会は両院制を取っており、普通選挙で選ばれる。米国本土の選挙同様、知事が代われば議員も総入れ替え。島民は「知事官邸があるのに、新しい知事が就任する度にすぐ別の家が建ってしまうのさ」と皮肉る。ゆったりとした時間が流れるこの島で、選挙は島をあげての大イベントだ。 選挙数カ月前には、島内の看板は支持を訴える候補者のポスター一色。ロタで一番有名なビーチ、ここテテトビーチでも盛大なバーベキューパーティーが開催された。 候補者の支援者らがバーベキューで有権者をもてなす。ここにやって来れば誰でも無料で食べ放題という、日本ではちょっと考えられない大胆な票の取り込み合戦が繰り広げられるのだ。もちろん気の優しいロタ島民のこと、観光客が興味本位でふらっとのぞいてみてもしっかりごちそうしてくれるから心が広い。 普段は観光客ばかりで島民はあまり訪れることのないテテトビーチ前は、休日になるとお祭り騒ぎの様相だった。 しかし、島の長老アントニオさん(81)は「俺は行きたくないよ。行ったら一票入れなくちゃいけなくなっちゃうからね」と苦笑いする。それもそのはず、いまロタ島は日本と同じくらいの不況下にあるのだ…。
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社会 2009年11月07日 15時00分
鳥取サギ女“さげまん伝説”
鳥取県鳥取市の元スナック従業員の女(35)=詐欺容疑で逮捕=の知人男性5人が不審死している事件で、女の“さげまん伝説”が浮上した。死亡した男性のことでそう言われているのではない。“偽装夫婦”を演じていた男(46)=別の詐欺容疑で逮捕=は女と知り合うまでエリート&ハンサムで通っていたといい、女と同居してすぐ“ダメおやじ”に転落したという。 いずれも知人男性が連続不審死し、体格が太めという特徴も似ている埼玉の“婚活サギ女”と区別するため、“鳥取サギ女”と呼ばれる女。婚活サギ女との大きな違いは、約2年の付き合いになる“内縁の夫”がいることだ。 “夫”は女と同じ日に別件の詐欺容疑で逮捕されている。2人は周囲に「表向きは夫婦で、戸籍は別々」と関係を明かしていた。アパートの部屋は隣同士で、実質的に同居状態だったというから“事実婚”に近い。女は子供5人と暮らしていたため、定員オーバーで隣に部屋を借りたようだ。 出会いは女の働いていたスナックだった。複数の知人などによると、2人は2007年12月、スナックでホステスと客として知り合い意気投合。翌年8月、男は隣の部屋に引っ越し、スナックを辞めた女と2人で農機具の転売などで生計を立てるようになった。すぐに金銭トラブルを抱えるようになったという。 男はそれ以前、自動車販売会社に勤務。対応が丁寧で感じのいい“トップセールスマン”で通っていたが、女と同居したころから様子が一変。ダメな中年男に成り下がった。 「エリートですてきな男性だったのに」。男から車を購入したことがある女性は、ことし春、久々に会った男が「財布を落としたので金を貸してくれ」と頼むのに首をかしげたという。 リサイクルショップの社長(63)はことし9月、農機具を10万円、冷蔵庫を1万5000円で2人に売ったが、代金の支払いはなく、反対に「パソコンを買ってくれないか」と持ち掛けられた。 女のナニが好感度バツグンだったエリート営業マンを骨抜きにし、転落させたのか? 2人の逮捕以降、アパートには「金を返してもらえない」という人が次々訪れるようになったという。
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社会 2009年11月07日 15時00分
横浜発砲事件現場のウラで囁かれた声
6日午後2時半ごろ、横浜市南区吉野町のマンション1階にある不動産会社事務所内で男が拳銃を発砲し、男性3人がけがを負う事件が発生。神奈川県警によると、そのまま立てこもって拳銃自殺した男は指定暴力団稲川会系組幹部の林賢二容疑者(62)で、「おれも死んでやる!」と大声を上げ、捜査員突入時には血を流してソファにもたれかかっていたという。 事件現場は横浜市営地下鉄吉野町駅から約100メートルの国道16号線そば。路地を入ったところで普段はあまり人通りがないという。近くの商店従業員は「最初はヘルメットをかぶったお巡りが走って行ったので、何かあったのかなと思っていたら機動隊みたいなのもきたんだよ。まきぞい食らったら大変だって近くの店はみんなシャッターを閉めちゃったよ」と興奮気味に話した。 周辺にある別のマンションの管理人は「警察から外には出るなと言われたよ。この辺りの家はみんなそう言われたんじゃない」という。 現場付近の飲食店店主は「私は昭和20年からここで商売してるけど、ドンパチしたなんていうのは記憶にないよ」。一方で30代主婦は「近くにいくつか暴力団関係の事務所があると聞いたことがあります。子供もいるので怖いです」と不安そうに語った。
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社会 2009年11月07日 15時00分
東京・お台場に“友愛ツリー”が出現
今年はツリーも“友愛”!? カップルでにぎわう東京・台場のデックス東京ビーチに“友愛”をテーマにした「台場メモリアルツリー」が登場した=写真。 ツリーは生木としては都内最大級の高さ約20メートルで、約20万個のLEDを使用。音楽に合わせてイルミネーションが変化し、雪の結晶や「メリー・クリスマス」の文字が登場する。点灯は午後5時から午前0時まで。 内容はというと、これがちっとも友愛を感じさせない。ハート型の撮影スポットが目新しいくらい。広報担当者も「一応、LOVEをコンセプトに作りました(苦笑)」と苦し紛れだ。 それでも、レインボーブリッジと東京タワーをバックにした最高の夜景に、鳩山首相の理念などどこ吹く風の熱〜いカップルが強烈な“友愛”を深めていた。
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社会 2009年11月06日 15時00分
市橋容疑者整形失敗か、“中近東系ハンサム外国人”になり損ねた疑い
千葉県市川市で2007年、英国籍の英会話講師リンゼイ・アン・ホーカーさん=当時(22)=の遺体が見つかった事件で死体遺棄容疑で指名手配中の市橋達也容疑者(30)の風貌が驚くほど変わった。千葉県警は5日、市橋容疑者が整形手術を受けるため、10月に名古屋市内の病院を訪れた際の顔写真を公開。別人にしか見えない大胆な顔面整形だが、鼻を高くしてあごヒゲをたくわえるなど整形後のイメージとして“中近東系外国人”に近付こうとしていた疑いが出てきた。 リンゼイさんにしつこく接近した市橋容疑者は、外国人女性好きといわれる。新宿・歌舞伎町2丁目での目撃情報などからゲイ疑惑も囁かれているが、いずれにしろ外国人への興味や憧れは強かった。そんな外国人への変身願望を胸に抱いて手術台に上ったのか。 新たな手配写真と、手術後に病院で撮影した写真は一部異なる。実際には口ヒゲとあごヒゲを生やしていた。県警が整形後の写真を公開するにあたって先入観を排除するため、ヒゲを消す加工をしたためだ。 都内の美容整形関係者は「ヒゲをはやしていても外国人には見えないと思いますよ。ただ、鼻を高くするなど外国人っぽくしようとした可能性はありますね。鼻を高くしたいとか、彫りを深くしたいなどと外国人男性への変身願望を持つケースは少なくない。市橋容疑者の場合、中近東系のハンサムな男性をイメージしたのかもしれません」と指摘する。 公開された市橋容疑者の整形手術後の写真は、二重まぶたにするなど顔の特徴が大きく変わっている。「以前の知り合いが街中で会っても気付かないだろう」。美容整形のプロたちも認めざるを得ない変ぼうぶりだ。 「目や鼻、口元など顔の目立つ部分の整形でかなり印象が変わった。写真のように、まゆのそり方や髪形も変えると、ぱっと見では見分けがつかない」と話すのは、酒井形成外科(東京都豊島区)の酒井倫明院長。 気になるのは口元の部分の膨らみ。「固形のシリコーンを入れる手術をするが、これほどの量を入れるとなると、自分なら、バランスが悪くなるからやめた方がいいと止める」と話す。印象を変えるための苦渋の決断だったのかもしれない。 最近はコンプレックス解消のために整形する若い男性が増えているが、飛び込みで何カ所も直したいという人は少ない。市橋容疑者は高くした鼻をさらに数ミリ高くしている。ヒゲをたくわえて中近東系男性に変身しようとしたのならば、残念ながら失敗だろう。
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社会 2009年11月04日 15時00分
婚活サギ女は薄毛フェチ!?
“婚活サギ女”は薄毛フェチ!? 埼玉県警に結婚詐欺容疑などで逮捕された無職女(34)=東京都豊島区=の知人男性6人が不審死している事件で、女の異常性癖が浮かび上がってきた。思春期にお笑いタレント・志村けんにあこがれるなど、薄毛の男性に恋心を寄せていた過去が発覚。自身の髪形にも強いこだわりを持ち、しなやかな頭髪でセックスアピールしていた形跡がある。 かつて女が暮らしていた東京都板橋区のマンション周辺住民は「妹さんがよく遊びにいらしていたみたいで、姉妹そろって体格がよかった。お姉さんはロングヘアーをなびかせるなど、羽振りよさそうに振る舞っていました」と証言する。 女は料理サイトのブログでも髪形や健康的な美肌、白い歯についてのこだわりを記述。わざわざ東京・南青山にある有名美容室に通い、元女優の君島十和子さんを担当する美容師を指名するほど気にしていた。 これほどまでに髪形に執着した理由として、決して無関係ではなさそうなのが意外な男性の好みだ。故郷・北海道で過ごした学生時代、薄毛の男性教師への片思いをきっかけに志村けんに夢中になったとの情報が浮上。「当時の同級生の証言から、女が志村けんのファンだった可能性が高まっている。コントの『変なおじさん』が面白いからなどという子供っぽい理由ではなく、異性としてあこがれていたみたい。発育がよくどちらかといえばませていた女は、その年ごろの女の子としてはきわめて珍しい趣味だったといえる」(事件取材するジャーナリスト) いまでこそ薄毛の中高年男性は“枯れオヤジ”などともてはやされているが、女が思春期を迎えた1980年代後半から90年代前半はいわゆるアイドル全盛期。同級生がテレビの男性アイドルにキャーキャー黄色い声援を送るなか、女は人気アイドルグループには見向きもしなかったという。 不審死した男性もまた40〜80代と全員年上だった。前出のジャーナリストは「女は決して器量がいいほうではなかった。それゆえブログでは胸元を強調したり、美肌やロングヘア、白い歯で女性らしさをアピールしていた。有名美容室に通ったのも弱点をカバーするためのけなげな努力とみていい。そうした外見上の悩みがあったからこそ、恋愛対象には精神的にイーブン(同等)か優位に立てるよう、何らかの身体的コンプレックスを抱く男性を選んだのではないか。婚活サイトで若さをアピールできる年上男性ばかり相手にしたのは本能だったのかもしれない」と指摘する。 女は同級生と比べても大柄で飛び抜けて早熟だったとされる。ところが結局、身長は約155センチ止まり。おいしいものがふんだんにある都会で年齢を重ねるうち、趣味のグルメにハマって体重ばかり増えていった。 ブログにそんな悩みを記すこともあった。「明るい時間に露天風呂に入ると気持ちがいいけれど、自分の全裸を太陽の光で眺めることになり、イヤでもいろいろなことを自覚させられる」(ブログより) ありのままの自分を受け入れてくれる男性を求めたのか。女はこれまでの捜査当局の調べに対し、金銭目的で男性に接近したことを供述している。不審死との関係こそはっきりしていないものの、真剣に婚活にはげむ中高年男性の気持ちをもて遊んだことは許されない。
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社会 2009年11月04日 15時00分
婚活サギ女“規格外ジャンボケーキ”発注の過去
周囲の男性が次々と不審死している東京都豊島区の無職女(34)=結婚詐欺容疑などで逮捕=にまつわる仰天エピソードを入手した。菓子好きの女はかつて、街の洋菓子店で規格外のジャンボサイズのケーキを頻繁にオーダーメイドしていた。金にまかせてメニューにない大きさのケーキをホールごと“大人買い”した過去は、いったい何を暗示するのか。 “婚活サギ女”のまさか! の過去が明らかになった。女がメニューにないジャンボケーキをオーダーしていたのは、2006年夏ごろまで住んでいた東京都板橋区徳丸のマンション近くの洋菓子店。しかも1度や2度ではなかったというから驚く。 「月2回のペースでケーキを1ホール購入していただきました。購入するのは店頭にない特注の7号(直径21センチ)から9号(直径27センチ)の大きさでした。フルーツでコーティングし、さらにバラ型に絞った生クリームをデコレーションした特注品です」と同店店員。 一般的に、4人家族だとしても1ホール5号もあればバースデーケーキやクリスマスケーキとして十分足りる。同店でも6号までは店頭に展示されているが、それ以上の大きさはない。 ところが女は7〜9号にとどまらず、直径30センチ(10号)という超特大サイズに豪華なデコレーションを加えた1万2600円の特注ケーキを注文したこともあった。この大きさだと通常18〜20人用となる。 午前中に注文して昼に商品を受け取りにくるパターンが多く、「常連客でしたが、あまり世間話などをしたことはなかった。向こうから話しかけてくるということもなかったので」と店員は振り返る。 「えっ、外見上の印象ですか? 結構ポテっとされていましたね。妹さんや姪っ子さんらしきお子さんと来る時もありましたが、姉妹そろってふくよかでした。ただ、変なクレームをつけるようなイヤなお客さんではなかった」(同店員) 発注したジャンボケーキはパーティー用だったのか? 妹や姪と食べていたとしても明らかにサイズオーバー。金目当てで年上の男性に接近し、引っ張り出した金はこうした豪華ケーキなどに消えたのかもしれない。飽くなき食欲を示す仰天エピソードは、これまでの捜査当局などの調べで明らかになった計9000万円におよぶ底抜けの金銭欲とダブる。事件の全容解明が待たれるところだ。
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社会 2009年10月31日 15時00分
中高年ネット婚活の実態/婚活サギ女「金目当て」と供述
埼玉県警に結婚詐欺などの疑いで逮捕された無職女(34)=東京都豊島区=の知人男性が相次いで不審死した事件で、女が詐欺容疑について「金に困り生活を維持するためだった」と供述していることが31日、捜査関係者への取材で新たに分かった。舞台となったのはネット上の「婚活サイト」で、事情通によると、出会いを求める中高年男性の金品を狙う“蜘蛛女”を見分けるのは難しいという。その実態と回避策は。 やはり金目当てだった。女は定職に就いた形跡がない一方で、高級外車ベンツを乗り回し、一流レストランで食事をするなど派手な暮らしをしており、県警はこうした生活を続けるために詐欺を繰り返したとみて、裏付けを進めている。女が住んでいた豊島区池袋のマンション周辺のコンビニ店員は「やっぱりあのマンションですか。たぶんこの店にも来たことがあると思うんですけど、最近の顔をみないと分からない」と興味津津の様子だった。この手合いの女に、どうすれば引っかからずに済むのか? 「女性に免疫のない男性の場合、恋愛事情に精通した友人や知人の助言が絶対に必要です。自分が受け入れられるかばかり気にしてしまい、相手をチェックする余裕がないからです。ところが中高年男性は、それなりにプライドもあるため隠したがるケースが多い。急にサカリがついたようにみられるのは恥ずかしいのです。“蜘蛛女”の思うツボです」(事情通) 婚活サイトや出会い系サイトなどネット上で網を張る“蜘蛛女”は、同時に複数の男性を相手にするためメールでのやりとりに執着するという。 前出の事情通は「複数の男性相手にあることないことしゃべっていると、そのうち辻つまの合わないことを言ってしまう。その点、メールは記録が残るため確認しながら打てます。女にも生活がありますし、まとめて処理できるメールは使い勝手がいいのです」と解説する。 主な手口は、相手をいい気分にさせる軽い褒め言葉を連発。質問内容は仕事の話が中心という。「懐具合を探りたいのです。過去の恋愛経験や友人の話など、人柄を知ろうとする質問はまず出てきません。家族構成にも関心ありませんが、男性の気を引くため、親との同居話に踏み込んだり、健康面を気遣ったりするから難しい」(同) やりとりを重ねるうちに正常な判断力を失い、いったん乗せられたあとでは取り返しのつかないことが多いという。 捜査関係者によると、女は学生や専門学校生としてサイトに登録、男性と知り合うとすぐサイトを通さず連絡を取り合うようにしていたとみられる。こうなると運営側にもチェックのしようがなく、やりたい放題だ。 30代前半の男性の未婚率が50%に迫り晩婚化が進む一方、ITが普及しサイトで出会いを求める年齢層は拡大の一途をたどっている。国立社会保障・人口問題研究所の統計によると、2005年時点の30〜34歳の男性の未婚率は47.1%。10年前と比べて9.8ポイント上昇しており、結婚の平均年齢は年々上がっている。 ネットで「結婚 出会い」と検索すると約1680万件がヒット。婚活支援サイトの中には、本人確認もなく、出会い系と区別がつかないものも多い。前出の事情通は、「“蜘蛛女”にひっかからないよう、恥ずかしがらず第三者に相談することをお勧めします」と締めくくった。 大手婚活サイト「エキサイト恋愛結婚」には約3万人が登録。女性は月会費無料だが、男性は1890円。サイト上で気に入った相手にメッセージを送り、意気投合するとメールアドレスや電話番号を交換し、やりとりする仕組みだ。 運営するエキサイト(渋谷区)の広報担当者によると、男女とも半数以上が30代で、男性の場合は40代以上が約3割を占める。会員の85%は結婚歴がないが、離婚や死別し、再婚相手を求める会員も増えている。サイトでは異性との付き合いに慣れていない人向けに、「相手の食事のペースに合わせる」などと、メールでのやりとりや初デートのときのアドバイスを手取り足取り教えるコーナーもある。 エキサイト担当者は「悪質な『出会い系』のイメージをぬぐうために、さまざまな取り組みをしてきた」と話す。入会時には免許証や保険証で本人確認。違法行為を防ぐため、専門スタッフが24時間体制でサイト上を監視し、不審な会員を通報する機能もある。 今回のような詐欺事件の防止策については「会員に対し、会うときの注意点を周知していくしかない」としている。 別の婚活サイト「ヤフー!縁結び」でも、「いきなり金の無心をする」などといった悪質事例を紹介し、注意を呼び掛けている。
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2007年03月24日 15時00分
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石原カジノ構想消滅!?浅野氏に“追い風”吹く
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上層部スタッフが告発 NOVA 怪文書
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