“婚活サギ女”のまさか! の過去が明らかになった。女がメニューにないジャンボケーキをオーダーしていたのは、2006年夏ごろまで住んでいた東京都板橋区徳丸のマンション近くの洋菓子店。しかも1度や2度ではなかったというから驚く。
「月2回のペースでケーキを1ホール購入していただきました。購入するのは店頭にない特注の7号(直径21センチ)から9号(直径27センチ)の大きさでした。フルーツでコーティングし、さらにバラ型に絞った生クリームをデコレーションした特注品です」と同店店員。
一般的に、4人家族だとしても1ホール5号もあればバースデーケーキやクリスマスケーキとして十分足りる。同店でも6号までは店頭に展示されているが、それ以上の大きさはない。
ところが女は7〜9号にとどまらず、直径30センチ(10号)という超特大サイズに豪華なデコレーションを加えた1万2600円の特注ケーキを注文したこともあった。この大きさだと通常18〜20人用となる。
午前中に注文して昼に商品を受け取りにくるパターンが多く、「常連客でしたが、あまり世間話などをしたことはなかった。向こうから話しかけてくるということもなかったので」と店員は振り返る。
「えっ、外見上の印象ですか? 結構ポテっとされていましたね。妹さんや姪っ子さんらしきお子さんと来る時もありましたが、姉妹そろってふくよかでした。ただ、変なクレームをつけるようなイヤなお客さんではなかった」(同店員)
発注したジャンボケーキはパーティー用だったのか? 妹や姪と食べていたとしても明らかにサイズオーバー。金目当てで年上の男性に接近し、引っ張り出した金はこうした豪華ケーキなどに消えたのかもしれない。飽くなき食欲を示す仰天エピソードは、これまでの捜査当局などの調べで明らかになった計9000万円におよぶ底抜けの金銭欲とダブる。事件の全容解明が待たれるところだ。