社会
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社会 2011年02月21日 17時00分
文京区西村修に続き、元新日本プロレス・木村健悟氏が品川区議選に出馬表明!
昨夏の参院選で落選した西村修(全日本プロレス)が、4月に行なわれる統一地方選挙(4月17日告示、24日投開票)にて、文京区議選に立候補することは、リアルライブで報じた通り。今度は西村の新日本プロレス時代の先輩である元プロレスラーの木村健悟氏(57)が、2月20日、品川区議選に出馬することを表明した。 木村氏は98年の参院選に民主党の比例代表で立候補したが落選。これが、13年ぶり2度目の政治家へのチャレンジとなる。夫人の木村洋子氏(民主党)は、5期務めるベテランの目黒区議。長男・木村寛紀氏も07年に東京都議補選、大田区議選に出馬した経験があり(いずれも落選)、まさに政治ファミリーといえる。 木村氏は昨年末に選挙へのトライを決意。すでに、品川区内の駅前で街頭演説なども行なっており、満を持しての出馬表明となった。現時点では政党の公認は受けず、無所属で出るもようだ。 大相撲(宮城野部屋)からプロレスに転向した木村氏は、72年に日本プロレスに入門。73年には坂口征二(新日本プロレス相談役)らとともに、新日本に移籍。初代IWGPタッグ王座、NWAインター・ジュニアヘビー級王座などを奪取した。藤波辰爾(ドラディション代表)とのライバル抗争は、人気を博した。03年4月の西村戦を最後に引退。引退後はスカウト部長として、フロントとして活躍したが、06年に退職。最近では目黒区内でリサイクルショップを経営していた。 現役バリバリの西村と違い、表舞台から消えて久しい木村氏には、もはやプロレス時代の知名度はあまり通用しないだろう。目黒区が地元であることから、地元外での出馬にも不安が覗く。いかに品川区民に、“人間・木村健悟”をアピールするかが勝負の分かれ目になるのではなかろうか。 出馬表明後、引退試合の対戦相手でもあった西村から電話で激励を受けたという木村氏。区は違えど、品川区と文京区で新旧プロレスラーの熱いバトルがスタートする。木村氏は「区民の皆さまと行政のパイプ役をやりたい」と意欲を見せる。(最強プロレスサイトBATTLENET/ミカエル・コバタ)
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社会 2011年02月21日 15時00分
大学生が「レイプはされるような女が悪い」発言で炎上
都内の私立大学生がツイッターで、「レイプは別に悪いと思わない。女が悪い」とコメント。この発言がネット上で広まり、大学生の出身大学や就職内定先まで暴露されることになった。ネット掲示板などでは、「ゆとり世代の立派なご意見」、「内定を取り消せ」などの厳しい意見が飛び出している。また、問題となったツイッターは削除され、SNSサイトの本人のページは退会したことにより見ることができなくなっている。 最近ではツイッターなどで有名人でなくとも、その発言が問題視され、騒動が起こることが少なくない。記憶に新しいものでは、サッカー選手の稲本潤一とモデルの田中美保のデート現場をホテルの従業員がツイッターで実況中継したことも。 誰でも世の中に意見を発することができるようなブログやツイッターだが、その発言に責任を持つ意識がなければ、騒動の種となってしまう可能性も秘めているようだ。
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社会 2011年02月21日 15時00分
精神病凶悪犯罪
よくマスコミの犯罪報道に【犯人には通院歴がある】と表記されることがあります。 この【通院】が、内科や歯科でないことはご存知の通りで、つまりは精神科の通院歴があるということです。 事情通の人の中には 「SSRIやリタリンといった精神薬が原因ではないか?」 という疑問を投げかける人もいます。 確かに、ある種の精神薬は、副作用でイライラしてしまったりすることもあるようです。 また、患者によっては服用すると、精神的に活発になってしまい、そのため、自分に隠されていた不満が表に出てしまうことにより暴力的になってしまったり、自殺をしてしまうこともあることが、精神医学界では知られています。 しかし、そういった精神薬のおかげで、毎日通常に社会生活ができている人がほとんどであるのも事実なのです。 よって、精神的な病気にかかってしまった人は、薬は正しく利用し、イライラしたり、変な感じがした場合、医師や薬剤師に相談し、薬と上手に付き合うのが大切なのでしょう。 精神薬と暴力については、いろいろな説があるのですが、うつ病などに処方される薬は、“鬱”つまり元気がない状態の人に“元気や行動力がでるようにする薬”なわけです。 心の病気で動く元気もなくなっていた人が、心の薬を飲むことで元気を取り戻し、これまで心の中に抱えていた“怒り”のようなものが、噴出し暴力行動となるのではないかという説もあります。 平成21年版の犯罪白書では、第5章に【精神障害のある犯罪者】という項目がでています。 それのよると、精神障害者、その疑いがある者は検挙された刑法犯のうち、わずかに0.8%しかいません。 しかし、罪名別に見ると放火犯は14.3%。 殺人は、10.2%。 と、殺人、放火といった凶悪犯罪の犯人のうち、10人に1人以上が精神障害者であることが記されています。 こう書くと、【おかしな人は全員一生、病院にぶち込んでおけ!】という安直にして短絡的な意見が必ずといっていいほど出てきます。 しかし、病気で苦しんでいて、なんの罪も犯していない人を、強制入院させるというのは、逆によほどひどい犯罪的行為といえるでしょう。 また、前述したように、刑法犯全体のうち精神障害およびその疑いのある人は、0.8%と大変少ないというのが事実なのです。 問題は、殺人や放火といった凶悪犯罪です。 これらを減らすための必要な予防対策というと 、遺伝性が強いといわれている統合失調症(精神分裂病)なども、ストレスや虐待、ドメスティックバイオレンス、いじめなどで発症することがあるそうですから【普段の生活からストレスや悪い環境等を極力なくすようにしていく】【うつ病やパニック障害といった病気も同様のストレス等が原因のひとつの要因になることがあるので、そういった要因をなくしていく】【精神疾患への偏見、差別が早期発見早期治療の妨げになることがあるので、偏見差別を無くすように努力する】【病気が認められたときは、ちゃんと向き合い治療する】【社会がそういった障害のある人を認め、共生する】 などが必要と考えられます。 近年、心の病気が急増しているともいわれ、決して他人事とはいえません。 明日は、我が身かあるいは同僚や家族といった身近な人がいつ発病してしまってもおかしくない病気なのです。 そのため、少しでも偏見差別をなくしていくことも、これらの病気の凶悪犯罪を予防することになるに違いありません。(巨椋修(おぐらおさむ) 山口敏太郎事務所)参照 山口敏太郎公式ブログ「妖怪王」http://blog.goo.ne.jp/youkaiou/
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社会 2011年02月19日 15時00分
確定申告がスタート(1)〜電子申告って本当にお得なの?
2月16日より確定申告がスタートしました(3月15日まで)。 昨今、電子申告(e-Tax)が注目され、国税庁もこの制度のお得さ、利便性を強調しています。確かに税務署に出向いたり、郵送したりする必要がなく、自宅のパソコン上で申告できるのですから、便利であることは間違いないようです。職員の手を煩わせることがないこのシステムを、国税庁が盛んにPRするのも当然でしょう。 国税庁がうたう電子申告のメリットは、1.最高5000円の税額控除、2.添付書類提出の省略、3.還付がスピーディー、4.自宅やオフィスでできる、5.24時間利用可能の5点です。やはり、目がいくのが「最高5000円の税額控除」です。ここでは、電子申告が本当にお得なのかを検証してみたいと思います。 まず、電子申告はパソコンさえあれば、誰でもできるわけではないのです。住民基本台帳カード(以下、住基カード)と、それを読み取るためのICカードリーダライタという機械が必要です。 住基カードというのは、あまり聞き慣れないのですが、住民票を置く役所が発行する身分証明書です。これは役所に出向かなければ作れませんし、おおむね500円の手数料がかかります(自治体により無料の場合もあるようです)。また、このカードは電子証明書としての有効期限は3年であるため、電子申告を継続するためには、3年ごとに手数料を払って更新しなければなりません。 次にICカードリーダライタですが、これはネット販売や電器量販店等で購入しなければなりません。最安値でも2300円ほどですから、住基カードの手数料を加えると、電子申告のために最低でも2800円ほどの先行投資が必要です。 そこで、「最高5000円の税額控除」ですが、この特典は毎年受けられるわけではありません。平成19年〜22年分の間で1回のみです。つまり、21年分以前に、この特典を受けた人は、もう使えません。もちろん、この控除を使わなくても、支払うべき所得税がマイナスになる人は、これがメリットになることはありません。 何か電子申告だとお得なようなイメージがありますが、一概にそうともいえません。ケースバイケースで、その人の申告内容によります。あくまでも、その人の考え方ですが、先行投資が必要であることをお忘れなく。ただ、損得ではなく、利便性を追及する人には良いシステムでしょう。(ジャーナリスト/落合一郎)
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社会 2011年02月18日 18時15分
滑稽な裁判所前の行列
歌舞伎俳優の市川海老蔵に暴行して重傷を負わせたとして、傷害罪に問われた伊藤リオン被告(27)の18日に初公判が行われた。世間が注目する事件の場合、裁判所前の多くの行列がテレビ画面に写しだされ、注目度の高さをうかがわせる。 しかし、この裁判所前の列だが、周知の通り、テレビ局のバイトの列。ほぼすべてと言っても言い過ぎではない。残りは新聞社や出版社が自社で動員した社員。“傍聴マニア”と呼ばれる一般人は数えるほどしかいない。 「東京地裁の裁判の時などは、傍聴券の抽選がはじめる前まで、向かいの総務省前には不思議な行列ができるときがあります。“何してるんですか?”なんて聞いたら、嫌な顔されますね。どうやらバイトだってことは口止めされているみたいです」(週刊誌記者) 自分たちで、雇ったバイトの列が裁判所へ入るところを中継し、「世間の注目度が高いことがうかがえます!」なんて発言してしまうのは、“やらせ”とは言わないまでも、滑稽な話だ。 ただ、テレビ局は司法記者クラブに加入しているため、そもそも最低限の傍聴券はしっかり用意されている。「記者だけでなく、自分たちの番組でつかっているタレントみたいな評論家の席も確保したいんですよ。金にモノを言わせてるんで、フリーや週刊誌の記者はお手上げになりますね」(週刊誌記者) 最近はテレビ業界も不景気に…なんて声も聞こえてくるが、まだまだお金は余っているようだ。
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社会 2011年02月18日 18時00分
覚せい剤ってホントに怖い薬なの?
小向美奈子、酒井法子、田代まさし、清水健太郎と覚せい剤で捕まる有名人は多い。 これは、覚せい剤や違法ドラッグが出回っているということと同時に、覚せい剤の恐ろしさがよくわかっておらず、安易な気持ちで手を出してしまう人が多いからであるかも知れない。 そこで心の薬を扱う『精神科薬物療法認定薬剤師』のはらけいこさんに、覚せい剤についてインタビューしてみた。(インタビュアー・巨椋修(おぐらおさむ)) 巨椋修(おぐらおさむ・以下巨椋)「覚せい剤って体に悪いとか聞くんですが、具体的にはどう悪いんでしょうか?」 はらけいこ(以下はら)「覚せい剤の恐ろしさは、自分で自分のことをコントロールできなくなることですね。簡単にノンコントロール状態になってしまうんです」 巨椋「ノンコントロールってどういう状態のことなんでしょう?」 はら「わかりやすくいえば、精神的に異常な状態になってしまい、適切な判断ができなくなるということです」 巨椋「それは精神病のような…?」 はら「覚せい剤を摂取することで、精神が刺激されて、『幻覚』『幻視』『幻聴』『妄想』がでてくることもあります。何でもできるような気持ちになる『誇大妄想』が出てくることもありますし、逆にみんなが自分を責めているような『被害妄想』になってしまいます。しかもそれがコントロールできなくなるんです」 巨椋「それで、覚せい剤を使用したあとに、妄想とかに苦しんで人を殺してしまう人がでてくるんですね」 はら「薬の影響で、脳神経のバランスが崩れてしまうため、そのときには多幸感や快感があるのですが、一面でおかしな行動をしてしまうことがあります。それと、依存性がすごく強いんです」 巨椋「つまり、一度やるとなかなかやめられないと」 はら「そういうことですね。脳へのダメージは不可逆的なことがあるので、本当に恐ろしいと思います」 巨椋「脳細胞って、一度壊れるともう元に戻らないんですよね。自分で自分をコントロールできなくなったり、本当に恐ろしい薬なんですね。勉強になりました。ありがとうございました」 また、覚せい剤の検挙者のうち再犯者が占める割合は過去最高の59.3%になった。 この再犯率の高さが、覚せい剤の依存度の高さを表しているともいえる。 有名人でも、覚せい剤を再犯してしまう人も多い。小向美奈子、田代まさし、清水健太郎といった人たちは皆再犯してしまった人たちである。 おそらく身を滅ぼすとわかっていて覚せい剤に手を出してしまうのであろう。あるいは、身を滅ぼしてもいいと思っているのかも知れない。見つからなければいいと思っているのかも知れない。 覚せい剤は、元々日本で開発された薬である。その目的は疲労回復であったという。いまでは、SEXドラックやダイエット薬として使用する人もいるという。一回だけという軽い気持ちではじめてしまう人も多くいるという。警察の発表では、最近では、中高年の検挙者が過去最高の多さになっているという。 一時的な快楽のために、一生苦しめられかねないドラックに手を出すというのは、どう考えても得策とはいえないだろう。巨椋修(おぐらおさむ)
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社会 2011年02月17日 16時00分
自民党も民主党も社民党も政治家の原点を見つめ直せ!
日本に停滞感が漂って未だに晴れる気配が無い。2011年3月の決算で業績改善が予定されている企業が約5割と一部のメディアで報道されているが、根本的な問題は何1つ改善されてはいない。 その原因は日本を借金中毒にした自民党に99%の責任はあるが そこにトドメを刺したのが民主党である。政権交代という嘘っぱちに騙された有権者や支援者は手のひらを返して民主党にダメ出しをしているが、その危険性は政権交代前からネット上で叫ばれていた。民主党が政権を取ると日本に不利益になると言われてた通りになってしまったことに呆れるばかりだ。かといって自民党がそのまま政権を維持すれば良かったかと言うとそこもまた難しいところである。先にも述べたように日本の借金中毒の根本は自民党だ。結局、政治家と官僚を始めとする自らの利益誘導を追求する者たちが引き起こした結果が今の日本の姿である。 自民党だろうと民主党だろうと、ある特定の国に便宜を計らい、ある特定の企業、ある特定の圧力団体に便宜を計らい、歪みに歪みまくった「しがらみ」を作ってしまった。 その「しがらみ」が借金を増やす要因の1つともなっている。あまりにも数が多すぎるため具体的な例を1つずつ挙げるのは差し控えさせて頂くが、ある特定の企業、ある特定の圧力団体、ある特定の国に言いたいことはただ1つある。これ以上、日本にお金をたかるな! またその「しがらみ」を断ち切る役割を期待されて投票してもらったはずの民主党は残念ながら役不足なのでこれ以上、日本の崩壊を早める前に解散することを切に願うのみである。元首相、前首相が影響力を持ちすぎているのもおかしな話だ。 選挙は投票で決めるよりはこの際、某アイドル集団のように「じゃんけん」で政治家を選んだほうがよっぽど公正な選挙になるのではないだろうか? 特定企業や特定団体に食い物にされるだけではなく、諸外国にも食い物にされる日本を放置する政治家や政党は日本にいらない! 外交における交渉力の弱さはヒドいものだ。 最後に付け加えると北朝鮮大好き社民党も本当の日本の利益を考えた行動を取って欲しい。どこの国の政党? と疑問を呈されるような発言、行動があまりにも多すぎるからである。 政治家の原点は日本を良くすることで自らの欲を満足させることではない! もう一度、「良く」と「欲」の違いを考えるべきである。(蟹山 新太郎)
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社会 2011年02月16日 13時00分
愛知県西三河地方の伝説 「薬師如来転説のクスノキ」
愛知県豊田市挙母町にある挙母(ころも)神社は江戸時代から「子守大明神」・「子守の宮」といわれ、歴代の挙母藩主が敬い、またこの地方の庶民からの崇敬の中心となっていた。明治4(1871)年に県社として現在の「挙母神社」と改められた。挙母神社は子どもの成長を見守る神様として「お子守さん」として庶民から親しまれてきた。それゆえに、安産祈願、初宮参り、七五三参りに多くの参拝者が訪れる。毎年、10月の第三土・日の2日間には神社の祭礼である「挙母まつり」が行われる。 挙母神社の境内にあるクスノキは根廻り9.5m、目通り6.5m、高さ25m、樹齢650年と推定され、昭和41(1966)年5月14日、豊田市の天然記念物に指定されている。挙母神社の創建は「挙母記」・「鎌倉実記」などの文献による文治年間(1185〜1189)と「挙母祀」による建久年間(1190〜1198)の二説あるが、いずれも800年以上も前の創建なので、クスノキは挙母神社の創建後に植えられたことになる。 元亀3(172)年、挙母神社の境内に隣接している浄土宗輝雲山瑞光院が火災に見舞われた。その時、薬師堂は焼けてしまったが、ご本尊の薬師如来像はこのクスノキの下で難を避けられたという言い伝えが残っている。クスノキは常緑樹で、火災に強いと証明された一例でもある。またクスノキは「樟脳」の原料にもなり、無煙火薬、フィルムなどの製造、ナフタリン、防臭剤、医薬品に使用され、彫刻や木魚などの材料にもなっている。挙母神社の境内にはクスノキの他にも豊田市の名木に指定されている銀杏や鹿児の木、櫨の木なども植えられている。(写真「挙母神社のクスノキ」愛知県豊田市挙母町5丁目1番地)(「三州の河の住人」皆月 斜 山口敏太郎事務所)参照 山口敏太郎公式ブログ「妖怪王」http://blog.goo.ne.jp/youkaiou
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社会 2011年02月16日 11時00分
無縁社会を乗り越えろ
最近テレビなどで盛んに「無縁社会」という言葉が叫ばれるようになった。働きたいのに働くことができない、30代・40代の無縁社会である。彼らの主張は「自分は社会から必要とされていない」「自分は誰にも支えられていない」という趣旨のものであるが、彼らの多くに共通するのが、正常な社会生活を送れていないという事実である。 ある30代の者は生活保護を受けながら、アパートの部屋で自分の生きる意味を自問自答していた。彼の心にあるのは、自分は定職に就けない。自分は社会からはたして必要とされているのか、などである。 つまり、現在働き盛りの世代の無縁社会とは、本人の経済状況から無縁となる場合が大多数を占めている。本人が望んでも満足な定職に就けないという問題がその原因となっていた。 これらを扱う番組では、なぜ彼がこのような無縁な状態になったかなどの説明はあった。しかし現状の生活を受け入れるまでに、彼がどのような努力をしたのかについては触れらていない。 つまりは、どんな職でもよいから自分から積極的に、様々な職種で働いてみたかということである。テレビに登場した彼らの多くに共通するのは、驚くほどに勤労意識が低いことである。生きるためには何でもやるといハングリー精神が、彼らにはまず見られないことだ。これでは、たとえ彼らに正社員の雇用を世話したとしても、彼らがそれに対応できる力が、まずは欠如しているのではないかと思えてしまう。 要は社会とは弱肉強食の過酷な生存競争なのである。社会という巨大な戦場の中で、これらの人々は、自分が弱肉強食社会の勝者となるための努力と忍耐を、はたしてどれぐらいしてきたのだろうか。 これらテレビの「無縁社会特集」に登場する人々の多くは、定職に就けない。社会から自分は見放されたという被害者意識だけが強く、被害妄想的な孤独な殻に閉じ篭っている感じがしてならない。 運・不運はあるだろうが、彼らの現状は、彼らがこれまで生きてきた結果なのである。自分が社会に流されるままに生きてきた現在の姿なのである。 彼らの努力次第では、現在の姿をいくらでも回避できたはずだと筆者は思うのである。もっと自分から社会へ関わる努力をすれば、道は開けるのではないだろうか。(白井正雪)
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社会 2011年02月15日 14時00分
これまで東京都知事選に出馬した有名人たち
4月10日投開票の東京都知事選にテレビでもお馴染みのワタミ会長、渡辺美樹氏(51)が出馬することが報じられた。すでに新聞紙面で「高校生の10人に1人を1年間留学させる」などの構想を披露している。メディアに多く露出している渡辺氏の出馬ということで話題になっているが、これまでも多くの有名人が都知事選に出馬している。 発明家のドクター中松氏は1991年から都知事選に出馬、2007年の都知事選では8万票以上を獲得している。選挙公約として、「財政赤字を解決する発明」「行政改革を解決する発明」などありとあらゆる問題を解決する発明を既に用意してあると主張していた。 事業仕分けで蓮舫氏(現在・行政刷新担当相)を激励したミュージシャンの内田裕也も1991年の都知事選に出馬した。その際に政見放送の冒頭からアカペラで「パワー・トゥ・ザ・ピープル」、さらに「コミック雑誌なんかいらない」を熱唱。選挙公報は「NANKA変だなぁ! キケンするならROCKにヨロシク! Love&Peace Tokyo」とだけ書かれたものだった。 2007年に亡くなった黒川紀章氏はその年に都知事選に出馬した。建築の世界的権威の出馬は派手なパフォーマンスからメディアではイロモノ扱いを受けることもあったが、亡くなる直前に出演したテレビ番組では、「青年時代から政治に対する情熱があった」「日本の将来を案じている」と涙を流しながら語る場面もあった。 逆に都知事選出馬で一躍有名人となったのが外山恒一氏。2007年の都知事選に出馬。政見放送で、政府転覆を主張、これがYouTubeなどで広く世間に流れ、話題になった。その後、熊本市市議会議員選挙に立候補し、熊本刑務所前で街頭演説を行うなど独自の選挙運動を展開したが再び落選している。 兎にも角にも、都知事選には生活をよりよくできる人物の出馬を都民は期待しているはずだ。