今回は人気の宮古島の近くに浮かぶ離島で、“神の島”とも呼ばれる大神島(おおがみじま)を取り上げます。
大神島は宮古島の北北東約4kmに位置する周囲2.753km、面積0.24平方km、人口26人(11年9月現在)の小さな小さな島です。高齢化、過疎化が進み、学校も廃校となり、人口も減ってしまいました。
「神のいる島」と言われる大神島には、みだりに入ってはいけないとされる聖地やパワースポット、スピリチュアルスポットが数多く存在。沿岸付近には、ノッチ(奇石)と呼ばれる奇妙な形をした岩が多数あります。
かつては、観光とは無縁の島であったが、近年、観光業にも力を入れ始め、シュノーケルをするために訪れる人も増えてきた。
また、昨年、大神港近くに、待望の食堂と民宿を兼ねた「おぷゆう」がオープン。島の特産物であるカーキダコも、この食堂で食べられる。これまで、日帰りでしか行くことができなかったが、宿ができたため、泊まって、じっくり島時間を楽しむことが可能になった。「おぷゆう」では、島内観光ツアーも挙行している。
島へは、宮古島の島尻漁港から、大神海運の船で約15分。船は夏期(4〜9月)に1日5往復、冬期(10〜3月)に4往復しており、運賃は片道350円、往復670円。
島尻漁港はいちばん近いバス停からも、かなりの距離があるため、タクシーかレンタカーで向かうのが望ましいでしょう。
都会の喧騒から離れて、小さなのどかな島で、ゆったりした時間を過ごすのもいいのでは…。もちろん、宮古諸島ですから、海はかぎりなく青いです。
(旅人:ミカエル・コバタ)