今回のイベントは、火災で焼失した彦根市・花しょうぶ通り商店街のまちづくり使節「寺子屋力石」の復興のための募金活動を目的としたもので、当日は2月の寒空の下にも関わらず、たった2時間で52,433円もの義援金が集まったという。
花しょうぶ通りには、ひこにゃんのライバル「いしだみつにゃん」、「しまさこにゃん」、「おおたににゃんぶ」などのキャラクターがおり、戸越銀座商店街とは「獣兵衛」を通じて交流があったことから実現したイベントで、戸越銀座商店街のマスコットキャラクター「戸越銀次郎」をはじめ、総勢4匹のキャラクターがボランティアで集まった。
商店街関係者によると通常、寒い時期のイベントにはなかなか人は集まらないが、「コロッケの町」としてテレビ・雑誌などに取り上げられることも多くなったおかげで観光客も増え、その影響で募金もたくさん集まったのではないかと分析している。もちろん、昨今の伊達直人ブームとも無関係ではないだろう。
また「困った時はお互い様。少子高齢化やシャッター通りなど、商店街をとりまく話題は暗いものばかりだが、こうして全国の人たちが力を合わせれば、きっと将来に希望を見出せるのでは…」とも語っていた。
現在、ブログやtwitterを通じて全国のキャラクター同士が交流し、ゆるく和やかなコミュニティが形成されつつある。今回のイベントも、他のキャラクターやファンの人たちによる情報の拡散など、ネットならではの支援もあった。昔ながらの下町人情とネットの融合が、新たな「絆」を生み出しつつあるのかも知れない。
花しょうぶ通り商店街の復興募金は現在も継続中。ぜひ応援したという方は下記URLから「まちづくり結募金」のサイトへ飛び、詳細を確認していただきたい。
※写真は右から戸越銀次郎、ポム、獣兵衛、そして手前が朝菜
<まちづくり結(ゆい)募金 HP>
http://chikaraishi.hanashobu.net/fundraising
<戸越銀次郎ブログ>
http://t-ginjiro.jugem.jp/?eid=451
(犬山秋彦 山口敏太郎事務所)
参照 山口敏太郎公式ブログ「妖怪王」
http://blog.goo.ne.jp/youkaiou