平日も満席状態が続き、2週目に入る10日からは1日2回の上映に増やしているが、土日4回の全てが満席となり、依然として100%を維持している。
また同時公開となったシネマサンシャイン大和郡山も1週目で750人を動員した。
封切り直後は主に年配の観客が多かったが、日が経つにつれてカップルや女性同士での来場者が増え、twitterを中心にこのような作品には異例なほどの盛り上がりを見せている。
監督の山崎佑次氏は、「木を命あるものとして寺社建築に生かした西岡棟梁の仕事と生き方が、日本人の心に訴えたのではないか」と独自の見方を語った。
震災後、さらに現代の混迷の中にある日本人にとって、「千年先にいのちを繋ぐ」というこの西岡棟梁の確固たる信念と思想に胸打たれた老若男女たちがこの映画を成功に導いたようだ。
『鬼に訊け 宮大工 西岡常一の遺言』公式サイト
http://www.oninikike.com/