商品裏面の説明書きによると、この「アイドルタオル」は超高級木綿100%の特大アメリカンサイズ。タテ156cm×ヨコ78cmとかなり大きめのバスタオルで、水に濡らすと元のサイズに戻るという。
ありがちな商品だが、プリントされているのが80〜90年代初頭のアイドルばかりというのが“素人鑑定”のポイントだ。健康的な太ももが眩しい宮沢をはじめ、もじゃもじゃヘアで半ケツの飯島直子や、純白競泳水着の高橋由美子、元祖巨乳タレントかとうれいこら9人が、いまでは考えられない大胆な姿で微笑んでいる。発売当時は間違いなくトップアイドルであり、マニアやコレクターにはウケるはず。それがあろうことか定価1980円を1個480円(いずれも税込み)まで値引いて販売していた。
店員に「コレずいぶん昔の商品みたいだね」とジャブを放つと、「昔の商品だからこそ価値があるんじゃないですか。こんなのもう手に入りませんからね。あるところに眠っていたのを安く買い叩いたんですよ。30〜40代の男性が飛びついています」とカウンターパンチが返ってきた。これは“買い”だ。
店頭に並んでいたのはロリ時代の宮沢のほか、80年代最強オナペット伝説を持つ小悪魔B級アイドル本田理沙、深夜番組「オールナイト・フジ」の司会を務めたグラビアタレント梶原真理子の3種類だけ。本田は5月に写真誌「FLASH」で37歳復活グラビアを飾っており、話題性も加味して宮沢&本田を購入した。
さて、いまさらアイドルのバスタオルを抱きしめる歳でもないから、さっさと売っ払ってうまいもんでも食べるか。念のためにネットオークション出品前に商品検索してみると、まさかのヒット!市場価格400〜600円で推移しており、これでは売ってももうけがない。“お宝”はいま編集局で再び眠りについた。