同作は、益岡徹の長編映画初主演作。私生活でもいつも脇役だった万年脇役俳優のヒロシ(益岡)が、突然訪れた恋に動揺しながらも、人生の主役は自分自身だと気付いていくという物語。
益岡は「恋愛感情をもってハッピーエンドというのは、今ままでにあまり経験がしたことがないんですけど、実際の永作さんという若く、ぼくの恋人になるわけないやという方とやらせていただいて…。なんだかリアルな感情を味わいながらできました」と撮影を振り返り、恋人役を務めた永作は「楽しくやらせていただきました。益岡さんは、リアリティを持って、距離感もとってやってくださったので、不思議な感覚を持ちながら、『お芝居なんだよな、これ』なんて思いながら撮影に臨めました」と語った。
写真=左から松坂慶子、益岡徹、永作博美、緒方篤監督