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「鳥しげ」(とりしげ、焼き鳥)

 JR根岸線・桜木町駅から徒歩560歩

 横浜中華街への乗り入れが済み、計画通り次は副都心線と結ぶべく渋谷で作業中の東急東横線。結線工事の資材置き場として使用されている、旧渋谷パンテオン(屋上にプラネタリウムを載せた渋谷を代表した映画館ビル)の土地明け渡し契約の発効日は、締結から50年後の日付けだった。そのころには百歳を超えているわが身を思えば、最高責任者も判子を押しやすかったことでありましょう。

 野毛での待ち合わせは、にぎわい座と決まっている。おや水曜は定休日で、ロビーにも入れませんね。にぎわい座は、常打ち小屋とホール寄席との中間のポジション。週1回休むのは、らしいといえば、らしいですが。案内役の友人Y氏の贔屓(ひいき)は、にぎわい座から「鳥しげ」へという極楽コース。つまみの贔屓はマグロたたき巻き、肉みそレタス、イワシさんが焼き。女将さん、店を贔屓にしている様子のいいYを贔屓にしてるんじゃありますまいね、コノコノ。

 野毛の居酒屋で、とっぴょうしもない人や著しく風紀を乱す人に会いません。ほんとはいるんでしょうけど、見せない。この点も、じつに浅草的です。浅草の六区と野毛は、興行物の絶頂とどん底をその目で見ています。だから都市としての成熟度が違います。向いのバー「葉巻&カクテル」にはまだ灯が入ってません。どっかに飲みにいって、上げ潮の塵のように引っかかってるんでしょう。これも盛り場としての成熟度と思ってよいのでありましょうか。

予算2500円
神奈川県横浜市中区野毛町1-25

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