確かに容姿だけで判断するのはどうかと思いますが、考え方、捉え方の違いなんだろうけど、私は「外見が悪い人は中身が悪いから!」だと確信しています!
性格の悪い人はそのまま人相に表れるでしょ? 穏やかな人は穏やかな表情に、キツイ人はキツイ顔…という風に。
要は何が言いたいかというと、日本酒も杜氏&蔵元さんの思いがエッセンスに加わり、より美味しくなって他にないオンリーワンの酒に出来上がる!
だから仮に品種、配合、工程が全く同じであっても、100%同じ味の酒にはならない。
その最高の日本酒を更に引き立たたせる演出のために、料理との組み合わせを考える前に“酒器”が重要だと私は思います☆
職人さんの技術&思いが注入された酒器は、日本酒の価値を何十倍にも高め、また酒器の容量や形状、材質(ガラスや陶器etc)で、同一の日本酒の香味が驚くほど変化するんです!
形状には“深皿型”“朝顔型”“ラッパ型”“円筒型”“うりざね型”“バルーン型”“ひょうたん型”“りんご型”があります☆
酒器は表面積が広いほど“かほり”が広がりやすく、酸化速度も速くなります。
香りが高い日本酒にはラッパ型がお薦め! ただ、あまり長い時間放置されると逆に香りが飛んでしまうというデメリットがあるので要注意!
色調が特徴的な日本酒や冷酒には、その色調を強調できるガラス容器が適していると思いますが、お燗には“やきもの”を組み合わせると、土と炎が織り成す“わびさび”を感じながら特別なお酒を堪能出来るので、是非お試しを。
見た目を重視したい方には、遊び心で作られた酒器で楽しまれたらどうでしょう?
例えば…岩魚(いわな)の骨酒を入れて飲む“岩魚の形をした徳利”があったり、“鳩徳利(はととっくり)”なんていうのもあります。
熱燗を注いでふやけたら、肴としていただける“イカ徳利”もいいですよね!
青竹を使った“竹製の徳利”も味があり雰囲気も倍増! 日本酒を引き立たせてくれます☆
味が中身が良いからこそ、目で見て楽しむ遊び心も出てきます。
中身と外見をうま〜く組み合わせてオリジナルのオンリーワンの恋人! じゃなくて“飲み方”を見つけてみてはいかがですか?
(蛇の目ピロコ)