テレ東音楽祭、SMAPの“伝説のライブ”“最高の選曲”を流しファン歓喜「流石テレ東さん」

香取慎吾、草なぎ剛、稲垣吾郎

　26日に放送された「テレ東音楽祭2019」(テレビ東京)が大きな反響を呼んでいる。

　今年のテーマは「思わず歌いたくなる！最強ヒットソング100連発」として、30組以上のアーティストを迎え、懐かしの曲から最近の曲までを続々と披露。Do As Infinityの出演や、辻希美と加護亜依のユニット「W(ダブルユー)」の復活などで、放送前から注目を集めていた。

　その中でも反響が相次いだのが、SMAPの映像が当たり前のように流れたことだ。

　番組内の「懐かし＆トレンディ・ドラマ主題歌」の特集で、浜田雅功が主演を務め木村拓哉が出演したドラマ『人生は上々だ』(TBS系)の主題歌、『俺たちに明日はある』が流れた。しかも、その映像はSMAP解散前の最後のライブ、『Mr.S saikou de saikou no CONCERT TOUR』からの抜粋で、5人が歌っている姿が長々と映し出されたのだ。これにはSMAPのファンから歓喜の声が上がり、「SMAPの映像が流れてる！しかもMr.S！」「久々にテレビでSMAP見られた…」「やっぱりSMAPってすごい」など歓喜の声が続々と上がった。

　この番組はTOKIO・国分太一が司会を務めていたため、KinKi Kidsから、V6や嵐、関ジャニ∞、若手のKing&Princeまで錚々たるジャニーズメンバーが出演していた。もともと、このようにジャニーズの面々が並ぶ音楽特番では、テレビ業界全体として「SMAPには決して触れない」という風潮があり、「MUSIC STATION」(テレビ朝日系)では、SMAPの曲がランクインした時に歌っている映像が流れずCDジャケットのみ、昨年の平成最後のNHK紅白歌合戦では、映像が流れたものの数秒であるなど、SMAP関連のことは不自然に避けたような触れ方がされていた。

　それに対し、テレ東は昨年の同番組でも、“史上最強のアイドルSMAP”という特集を組んでおり、「テレ東の中でSMAPは現存」とまで言われてきた中、今年も堂々のライブ映像。しかも、『俺たちに明日はある』の選曲に“希望”を見たファンは大勢おり、「テレ東さんの中でSMAPは終わってないと思っていいですか」「やっぱりテレ東はSMAPが解散したこと知らないんだよ」「なんでテレ東だけ流せるのかわからないけどとりあえずテレ東さん流石です」「もういっそ5人で新番組テレ東さんで組ませてください」など称賛、懇願の言葉が並ぶこととなった。

　テレ東は、番組編成の“ブレなさ”に定評があり、重大な事件や事故が起きても通常運転をすることが多い。東日本大震災の翌日や、北朝鮮がミサイルを発射した時にもアニメを放送するなどして、批判は受けつつもファンからは絶賛され、「テレ東伝説」などとも呼ばれている。

　今回の音楽祭でも、「安定の忖度のなさ」が発揮され、視聴者からはまたもや支持を得たようだ。