警視庁と福岡、長崎、鹿児島の3県警は10月24日までに、インターネットの出会い系サイトに無修正のわいせつな動画を投稿したとして、無職の女(53=東京都北区)ら、20〜50代の女6人をわいせつ電磁的記録媒体陳列の疑いで逮捕した。
逮捕容疑は12年9月〜今年6月、出会い系サイト「ASOBO」の掲示板に、自分の下半身や性器を撮影した、わいせつな無修正動画を投稿したとしている。
無職の女は「相手に会わずに、楽をしてもうけることができると思った。これまでに100回以上投稿し、計約30万円を得た」と供述。他の5人も、「生活費や子どものために稼いだ」と容疑を認めている。
警視庁などは今年7月、「ASOBO」を運営する「株式会社ユアネット」(東京都渋谷区)の関係先を同容疑で家宅捜索した。わいせつな動画が投稿されていることを把握しながら、放置していた疑いがあるとみて調べている。同社では「指摘を受けて、サイトのわいせつ画像は削除した」としている。
同サイトは会員制で、女性は無料、男性は有料課金制。女性会員は投稿した画像が閲覧されたり、メールをやり取りすると、ポイントが獲得でき、換金できるシステムになっていた。逮捕された容疑者らは、このシステムを利用して稼いでいた。
01年2月に開設された同サイトは、会員数300万人を自称。サイトでは「アダルト動画掲示板では、ちょっと自分のエッチな姿を見て、興奮してもらいたいという時に投稿しましょう」などとして、女性会員の投稿を呼び掛けている。
(蔵元英二)