奈良県警は10月17日、自分の下半身を撮影したわいせつな画像を、インターネット上に投稿したとして、わいせつ電磁的記録媒体陳列の疑いで、県警郡山署地域課の30代の男性巡査を書類送検し、減給10分の1(1カ月)の懲戒処分にしたと発表した。当の巡査は同日付で、県警を依願退職した。
巡査は「他人に(下半身を)見てもらいたかった。申し訳ないことをした」と供述し、容疑を認めている。
書類送検容疑は今年5月、携帯電話で撮影した自分の下半身の画像を、インターネット上に投稿し、不特定多数が閲覧できる状態にしたとしている。
閲覧者が同月、違法・有害情報を監視する「インターネット・ホットラインセンター」に通報。県警が9月に情報提供を受けて捜査していたが、犯人が身内から出たとなると、奈良県警の面目は丸潰れだ。
県警の薮内利一首席監察官は「警察官がこのような事件を起こし遺憾。職員の指導教育を徹底し、再発防止に努めたい」とコメントした。
何が楽しくて、こんなことをするのかは、それこそ当事者にしか分からないところであるが、よりによって、警察官たる者が、自分の下半身画像をインターネット上に投稿するなど、理解しがたい行為である。
巡査は軽率な行動で、その将来を自ら閉ざしてしまったようだ。
(蔵元英二)