ティムバートン監督によるファンタジー・コメディーの作品です。
家は貧しくとも家族思いの心優しい少年チャーリー(フレディ・ハイモア)は父、母、両親の祖父母と7人で町外れで暮らしています。
そんな中突然のビックニュースが流れてきます。世界中で大人気のウィリー・ウォンカ(ジョニィー・デップ)のチョコレート工場で5人の子供を招待という内容です。工場は以前社員のスパイによって極秘レシピを盗まれてからウンパルンパ族だけを従業員として雇い工場を守り続けてきました。突如の子供達への招待には後継者が欲しかったからです。世界各地で売られているチョコレートの中に金の招待券が5枚…食いしん坊の肥満児オーガスタス、お金持ちのわがまま少女ベルーカ、超負けず嫌いでガムをかみ続ける少女バイオレット、優秀少年だが小生意気で反抗期な少年マイク、そしてチャーリーが運良く金の招待券を得て保護者一名づつ計10人で、ここ数十年秘密に隠されてきた不思議な工場内に立ち入ります。子供一人に与えられる副賞…後継者はもちろんチャーリーに決まります。が、この決め手となる楽しい仕掛け、またハプニングが仕掛けてあり一人づつ脱落していくのですが、脱落の仕方も楽しく観れます。
こういった豊かな想像力、アイディアによって作られる世界感は観ていて楽しいし勉強になります。後継者に選ばれた少年チャーリーは家族を捨てるという条件が言い渡せれます。チャーリーは即決にて断り、断られると思っていなかったウィリーウォンカは「なぜ?」と、戸惑い悩みます。ウィリーウォンカには小さな頃、父とのトラウマがありそれ以来家族とは離れ、家族の大切さがわからないまま大人になってしまったのです。しかしながら心優しい少年チャーリーと接する事によって大切な心を取り戻すウィリーウォンカ。人はそれぞれの人生があり、楽しい事も嫌な事もあると思います。そんな時に一緒になって喜んでくれたり、励ましてくれたりと支えてくれる家族、友達、恋人の存在をどのように感じてますか? 自分のワガママやエゴだけで人と接していませんか?
監督:ティム・バートン
脚本:ジョン・オーガスト
出演者:フレディ・ハイモア、ジョニー・デップ
<プロフィール>
西田隆維【にしだ たかゆき】1977年4月26日生 180センチ 60.5キロ
陸上超距離選手として駒澤大→エスビー食品→JALグランドサービスで活躍。駒大時代は4年連続「箱根駅伝」に出場、4年時の00年には9区で区間新を樹立。駒大初優勝に大きく貢献する。01年、別府大分毎日マラソンで優勝、同年開催された『エドモントン世界陸上』日本代表に選出される(結果は9位)。
09年2月、現役を引退、俳優に転向する。10年5月、舞台『夢二』(もじろう役)でデビュー。ランニングチーム『Air Run Tokyo』のコーチも務めている。