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ケガだけではない!? 横綱・白鵬 不振の原因は師匠との不仲による心労?

 大相撲夏場所(東京・両国国技館=5月6〜20日)で、V23を目指していた横綱・白鵬(27=宮城野)が明らかにおかしい。

 初日(6日)、13連勝中だった得意の小結・安美錦(33=伊勢ケ浜)に押し出されて、08年九州場所(11月・福岡)以来、20場所ぶりに初日に黒星を喫した。2日目からは持ち直し、5連勝したものの、7日目(12日)から異変。前頭3枚目・豊響(27=境川)、関脇・豪栄道(26=境川)、関脇・豊ノ島(28=時津風)に3連敗を喫し、屈辱の4敗目を記録した。

 3連敗は07年名古屋場所(7月)以来で、関脇以下からとなると横綱昇進後初。白鵬は初日の安美錦戦で、左手人差し指第2関節のじん帯を損傷していたが、9日目の取組終了後、師匠・宮城野親方(元前頭・竹葉山)が左手人差し指をはく離骨折していることを明かした。この日、白鵬と宮城野親方が話し合いの場をもったが、白鵬は休場しない意向で、10日目も強行出場することを決めた。

 白鵬は07年名古屋場所で横綱に昇進以来、皆勤しており、「毎場所千秋楽までやり抜く。こんなことで気持ちが参ることはない」と、あくまで千秋楽まで取り切る覚悟。綱昇進後、白鵬の最悪の成績は07年名古屋場所、08年夏場所(5月・両国)の11勝4敗。強行出場して、1敗でもすれば、昇進後、ワーストの成績となる。最後まで出場することが横綱の責務と考えるか、横綱らしい相撲が取れないなら休場するかの判断はむずかしいところ。

 ところで、この白鵬の突然の不振には、ケガだけが原因ではないというウワサも、まことしやかにささやかれている。場所前には師匠とのコミュニケーション不足で、立浪一門の連合稽古を無断欠席する事件があった。

 白鵬と宮城野親方の間には、大島親方(元大関・旭國)の定年に伴う所属力士の移籍問題で、衝突があったとされる。白鵬は大島部屋所属力士の宮城野部屋への合流に動いたが、それを宮城野親方が断り、両者には深い溝ができ、その後、2人はろくに口も聞いていないという。

 師匠との確執が原因で、相撲に集中できない環境が、不振につながっているのなら事態は深刻。白鵬はまだ27歳。これからも十分やれる年齢だが、このまま師匠との不仲が続くようなら、早期引退の目も出てくる可能性もありそうだ。
(落合一郎)

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