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私、テレビの味方です 福田沙紀は売り方をCHANGEするべき

 映画「ヤッターマン」が封切られた。主演の櫻井翔(27)とドロンジョ様を演じる深田恭子(26)はどう考えても働かせすぎっていうくらい宣伝活動に勤しんでいる。実際、「お仕置きをしたい人は?」の質問に「働かせすぎの宣伝チーム」とフカキョンが答えるほどだから、寝る間も惜しんでいるのだろうし、そう素直に答えてしまうフカキョンはやっぱり強い!

 この2週間ばかりテレビや雑誌に出ずっぱりだったフカキョン。番組名だけ挙げてみると、「さんまのまんま」「バニラ気分!」「ラジかるッ」「嵐の宿題くん」、そして公開前日の6日は日テレ系を電波ジャック。これだけ露出しているのを見てもウンザリしないのは、ひとえにフカキョンの人徳である。
 さて、「ヤッターマン」キャストで1人だけ影の薄い出演者がいる。福田沙紀(18)だ。ヤッターマン2号を演じる彼女。昨年、初主演映画「櫻の園」が大コケして事務所ぐるみで大やけどを負ったばかりだが、そんなタイミングでの大抜擢。演技は上手いと思うのだが、今回の露出の少なさは気になるところではある。

 本来ヒールであるドロンジョ様は超多忙。一方の福田沙紀は、ベビーフェイス役なのにそうでもない。福田沙紀も櫻井クンと一緒になって宣伝活動に引っ張りダコのはずなのに、関係各所から声が掛かっているのかいないのか知らないが、この両者の差はどうしたことか?
 思えば、公開前からドロンジョ様の衣装のハイレグの角度がどうしたこうしたという、まったくどうでもいい、いや、サブプライムローン問題よりも深刻な議題で紙面を大きく飾っていたもの。イメージ戦略で完全にフカキョン側が圧勝していた。
 何よりも福田沙紀に対して国民が思い入れをそれほど強く抱いていないという現実の前には、何人たりともどうすることもできないのだ。それなのに善玉を演じるというややこしい構造にはとても感情移入も応援もできないというか…。「櫻の園」が大やけどを負った理由も同じなのだ。いくら事務所が善玉として売っても、100%無理! イメージと売り方がねじれているのだ。
 だったら彼女はヒールとして売るべき。ドラマ「ライフ」でイジメっ子役を完璧に演じたことで証明したように、敵役として抜群の才覚を持っているのだからとっととシフトチェンジした方が身のためだと思うのですが…。まずは会議しなさい!

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