といっても裸になったわけではない。かねて七夕には「日本女性らしく和の心をもって遊説したい」と浴衣姿で選挙区を走り回ることを約束。前倒しして5日から浴衣で選挙運動をしてきたが、ある事情でそれが叶わなくなったという。
「1日着ただけで浴衣が汗でビチョビチョになってしまうんです。毎日新しい浴衣を購入しなければならず、報道陣との約束を破って申し訳ないのですが、きょう(7日)は白いスーツ姿に戻しました」と選対関係者。
浴衣は歌舞伎町にある選対事務所近くのドン・キホーテで1着3980円で購入。5日はピンク地、6日は紺地のシックな装いだった。いずれも汗で湿ったため、後藤氏自ら即クリーニングに出したという。
「後藤はああ見えて、そういう所はしっかりしていてきれい好き。琴や三味線を趣味にしているぐらいですから、着物の着こなしにはこだわりがある。クリーニングしないと襟がパリッとせず嫌みたいですね」(同関係者)
激安価格の浴衣ゆえにもう一枚ぐらい買ってもよさそうだが、そこは経済観念が許さなかった。コスチュームの“公約違反”よりも、庶民感覚を大事にした格好だ。ちなみにこの日の歌舞伎町は浴衣姿のキャバ嬢らであふれ、浴衣を着たとしてもさほど目立たなかったとみられる。
新宿区選挙区(定数4)からはほかに猪爪まさみ(53=民主)、吉住健一(37=自民)、吉倉正美(58=公明)、櫛田幸輔(29=諸派)、大山とも子(53=共産)、鈴木亮介(31=無所属)、秋田一郎(43=自民)の各氏も立候補している。