search
とじる
トップ > スポーツ > 中日・高木監督プロ失格!? ファンの悪質ヤジに応戦!

中日・高木監督プロ失格!? ファンの悪質ヤジに応戦!

 サッカーJリーグでは、サポーターが敗れた応援するチームに対して、辛らつなヤジやブーイングを浴びせ、選手側が敗戦を謝罪するシーンも少なくはないが、こと昨今のプロ野球となると、ファンはおとなしめの印象が強い。

 そんななか、球場が凍りつく出来事が起きたのだ。5月4日、横浜スタジアムでのDeNA対中日戦。9回表を終わって、3-1で中日のリード。9回裏に登場したのは、“守護神” 岩瀬仁紀投手(37)。中日ファンの誰もが、この時点で勝利を確信していたはずだ。

 ところが、岩瀬はこの7日間で6試合目の登板で疲れがたまっていたのか、無死からアレックス・ラミレス外野手(37)、中村紀洋内野手(38)に2者連続本塁打を被弾。あっという間に、3-3の同点となった。試合は岩瀬がなんとか、後続を打ち取って、引き分けに持ち込んだが、三塁側の中日ファンには落胆の色がありあり。

 その状況下で、ベンチに引き揚げる中日ナインに、スタンドから厳しいヤジが飛んだ。「こら岩瀬、○んでしまえ!」といったキツ〜いヤジが飛び、怒った和田一浩外野手(39)、平田良介外野手(24)らが、「カネ払ってるなら何言ってもいいのか!」などと応戦し、球場内は不穏なムードに…。ホコ先は指揮官の高木守道監督(70)にも向けられ、「守道、使い方を考えろ!」と怒号。これに、高木監督は「考えとるわ、バカヤロー!」とケンカ腰でやり返した。怒った監督の両脇を関係者が抱えて、ベンチ裏まで引き戻したが、「頭に来るなこのヤロー。考えとるわ!」と興奮。

 中日にとっては、ビジターとはいえ、ファンはカネを払って入場している“お客様”。むろん、客にも観戦マナーは必要で、度が過ぎたヤジはご法度。とはいえ、一選手がヤジに応戦したのはまだしも、現場責任者の指揮官が客にやり返すのは、さすがにまずかろう。マナー違反といっても、客は客だ。

 前日、3日の阪神戦(ナゴヤドーム)ではコーチがサインの伝達ミスを犯し、怒った高木監督は6回以降、指揮権を放棄し、ノーサインで闘った。試合後には今季初の会見拒否。連日の指揮官のエキサイトぶりに、中日には重いムードが漂った。4日現在、単独首位を守った中日だが、監督がこの調子では、先が思いやられるのでは…。
(落合一郎)

関連記事


スポーツ→

 

特集

関連ニュース

ピックアップ

新着ニュース→

もっと見る→

スポーツ→

もっと見る→

注目タグ