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【週刊テレビ時評】“視聴率男”キムタク神話崩壊? 裏に日本シリーズなくても「安堂ロイド」低視聴率!

 “視聴率男”の名をほしいままにしてきた木村拓哉の出演ドラマに、異変が生じている。

 平均視聴率30%超え(30.6%=数字は以下、すべて関東地区)をマークしたTBS系「GOOD LUCK!!」(03年1月期)以来、10年半ぶりの柴咲コウとの共演で話題を振りまいたキムタク主演のTBS系「安堂ロイド〜A.I.knows LOVE?〜」(日曜日午後9時〜)が、低視聴率で苦しんでいる。

 「安堂ロイド」は初回(10月13日)こそ、19.2%と好発進したものの、第2話(20日)では15.2%にダウン。プロ野球日本シリーズ(巨人対楽天)と重なった第3話(27日)は13.2%、第4話(11月3日)は10.2%と落ち込んでいた。

 この低視聴率は日本シリーズの影響と思われたが、第5話(10日)でも11.5%と低迷した。裏の日本テレビ系「行列のできる法律相談所」(午後9時〜)の16.5%、テレビ朝日系のドラマスペシャル「遺留捜査」(上川隆也主演/午後9時〜)の14.0%にも完敗を喫した。

 「遺留捜査」は11年4月期にスタートしたが、先の第3シリーズ(今年4月期)では全話平均で11.5%と低調で、決して、人気ドラマとはいえない。その「遺留捜査」スペシャルにも負けたのだから、「安堂ロイド」の低視聴率は深刻。

 キムタクが近年、主演した連続ドラマで出した最低視聴率は、「PRICELESS〜あるわけねぇだろ、んなもん!〜」(フジテレビ系/12年10月期)が15.2%(第3話)、「南極大陸」(TBS系/11年10月期)が13.2%(第5話)、「月の恋人〜Moon Lovers〜」(10年4月期)が13.4%(第6話)となっているが、いずれも単発的なもので、「安堂ロイド」のように、3週連続で低視聴率を記録した例はない。

 天下のキムタクの主演ドラマの視聴率が10〜11%台では、なんとも寂しいかぎり。今後、「安堂ロイド」が巻き返しを図れるかどうか注目されるところ。

 「安堂ロイド」同様、2週連続で日本シリーズと重なり、ワースト記録を2週続けて更新したNHK大河ドラマ「八重の桜」(綾瀬はるか主演/日曜日午後8時〜)第45話(10日)は12.8%で、前週(第44話=3日)の10.0%より、2.8ポイントアップさせたが、大河ドラマの視聴率としては、厳しい数字に変わりはない。裏の日本テレビ系「緊急放送イッテQ!イモト8163mヒマラヤ登頂なるか…日テレ開局60年SP」(日曜日午後7時〜8時54分)が20.8%の高視聴率をゲットしており、こちらに惨敗した格好だ。

 一方、安定して高視聴率をキープしているのが、フジテレビ系「リーガルハイ」(堺雅人主演/水曜日午後10時〜)、テレビ朝日系「相棒season12」(水谷豊主演/水曜日午後9時〜)、テレビ朝日系「ドクターX〜外科医・大門未知子〜」(米倉涼子主演/木曜日午後9時〜)の3ドラマ。

 「リーガルハイ」第5話(6日)は18.3%で、3週連続18%台を死守。「相棒12」第4話(6日)は18.6%で、前週より、2.7ポイントアップ。「ドクターX」は前週の第3話(31日)では、日本シリーズの余波で、18.3%にダウンしたが、第4話(7日)は21.3%で、2週ぶりに大台に戻した。

 逆に超低視聴率に悩んでいるのは、TBS系「夫のカノジョ」(川口春奈主演/木曜日午後9時〜)で、初回(24日)=4.7%、第2話(31日)=4.8%から、第3話(7日)では3.7%まで下落。

 財前直美&沢村一樹W主演のフジテレビ系「家族の裏事情」(金曜日午後7時57分〜)も、初回(25日)=6.5%でスタートしたが、第2話(1日)=5.6%と下がり、第3話(8日)では4.2%で、ついに禁断の「5下」をマークしてしまい、先行きが思いやられる。
(坂本太郎)

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