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米球宴に顔を出した清原和博の行く末は?

 久々の球界への登場、といっても大リーグのオールスター(13日=エンゼルス・スタジアム)に顔を見せた清原和博氏(42=元オリックス)。親交のあるマリナーズ・イチローとの笑顔でのツーショットがマスコミに取り上げられたが、これはテレビ局の仕事だ。

 「ふだんは何をやって食べているのだろうか?」。球界関係者が疑問の声をあげたのも無理はない。
 「将来は監督をやりたい。そのためには二軍監督から始めたい」などと、現場復帰への意欲を殊勝に語っておきながら、有言不実行。野球場へ足を運ぶことなどめったにないからだ。米球宴でのイチローとのツーショット以前で話題になったのは、自民党から参院選に出馬した、巨人時代に確執のあった堀内恒夫氏(前巨人監督)への痛烈批判。「独裁者」呼ばわりして、一刀両断の下に切り捨てている。その堀内氏が落選したことで、「一番喜んでいるのは清原だろう」と球界OBたちから言われている。
 この時の堀内氏批判も、実は、ある映画の宣伝番長就任会見の席上だった。元V9ナインの巨人OBからは「ホリもアイツだけには言われたくないだろう。巨人が低迷した元凶が、自分勝手な清原だったんだから。高橋由らを呑みに連れ回し、チームをガタガタにしたヤツだからな。現役を引退してからも、野球の勉強などしていないじゃないか」という、反論の清原批判が飛び出している。
 確かに、球場に足を運び、ネット裏から充電、監督としての球界復帰へ着々準備を進めている姿はどこにもない。映画の仕事、テレビの仕事でたまに顔を出すくらい。「いったい、ふだんは何をやって食べているんだろう」という前出の球界関係者の言葉には、多くの人が思わずうなずくだろう。
 「賢夫人と言われている亜希さんが、セレブな奥様たち向けの高級ファッション雑誌などで表紙モデルをしているから、髪結いの亭主として、食べさせてもらっているんじゃないか」という、外野席の声もある。が、その一方で「清原が一時期、週刊誌に不倫騒動を書き立てられてから、亜希さんの仕事がなくなったという話もある」とのアンダーグラウンドの情報もある。

 いずれにしても、今のままでは第二の江川卓氏の道へまっしぐらだ。「巨人の監督をやりたい」と言い続けている江川氏だが、チャンスはやってきていない。読売首脳から「グラウンドに降りてこない、タレントと同じヤツが監督なんかやれるか」とダメ出しされているからだ。
 「江川よりも清原の方がさらにハンディがあるよ。あの不健康に膨張した体を見てみろ。野球の監督をやれるような体をしていないだろう。体調不良で長期入院したこともあるし、健康問題一つとっても、清原を監督にする球団はないだろう」
 こう断言する球界OBは数多くいる。宮内義彦オーナーがその知名度に惚れ込んでいるオリックス、古巣・西武など過去に清原監督情報が流れた球団はある。が、清原氏の現状を見る限り、監督しての現場復帰は本人の机上論でしかない。

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