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噂の深層 押尾被告 米国で復帰の勝算

 合成麻薬MDMAを使用したとして麻薬取締法違反(使用)の罪で起訴され初公判が来月23日に決まった俳優の押尾学被告(31)。公判後について、早くも米国での音楽活動がウワサされているが、果たしてその実力は通用するレベルにあるのか? 日本の音楽界に残した押尾被告の実績を踏まえて、分析してみた。

 8月31日に警視庁三田警察署から保釈された押尾被告。その後、追跡する報道陣と4時簡にわたるカーチェイスを繰り広げて姿を消し、その行方が注目されていたが、1日夜に、身元引受人である父親が住む都内のマンションに徒歩で帰宅した。
 「地元の警察がマンションに集まったので、押尾被告を撮ろうと狙ったが、あまりにもオーラがなさすぎて気づかず、みんな後ろ姿しか撮れなかった。三田署内での押尾被告は『6房の364番』と呼ばれていたそうで、一転、番号で呼ばれる男になり下がったことにより、すっかりオーラが消えたようです」(ワイドショー関係者)
 公判までの間しばらくは、いまだに解明されていない、同じ東京・六本木ヒルズの部屋で死亡していたホステスの女性Aさん(享年30)の遺族への謝罪や、前妻で女優の矢田亜希子(30)との離婚条件の話し合いに追われることになりそう。一方で、早くも浮上しているのが公判終了後の身の振り方だという。

 「公判は早ければ年内に結審し初犯だから執行猶予が付くだろう。その後は、保釈保証金400万円を納付した、親交のあるパチンコ界フィクサー、その息子のツテを頼って、米国に移住。音楽活動をすることが決まっているようだ」(週刊誌記者)
 どうやら、日本の報道陣の喧騒から逃れ、アメリカで心機一転、音楽活動に専念する意向のようだ。気になってくるのは、ミュージシャンとしての実力がどの程度か、ということ。
 「自ら率いたバンド・LIVの時はバックのメンバーのレベルが高く、歌が抜群にうまいとは言い難い押尾被告の音程に合わせて演奏していた。押尾被告は全曲作詞したが、自分の詩に酔っていて、インタビューした時は『これ、いいっしょ、いいっしょ!』と自画自賛していた」(音楽ライター)
 大手芸能プロから俳優としてデビューした押尾被告だが、「将来は音楽でメシを食いたい」と2002年1月にLIVを率いてシングル「Without You」で大手レコード会社から歌手デビュー。
 「デビュー曲はオリコン初登場14位で約4万3000枚売り上げた。その後、タイアップがしっかりついたため、シングルでもそこそこ売れた。同年10月のファーストアルバムもオリコン初登場4位で約9万枚売れた」(同)
 LIVはシングル12枚、アルバム5枚を発売しているが、「大手事務所のうちは良かったが、やめて、レコード会社もインディーズになった後はシングル・アルバムともに売り上げは2000枚に届かなかった」(同)というのが現実。音楽の本場・アメリカでの成功はかなり難しいと言えそうだ。

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