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WBC 原監督、コーチ陣困惑 侍ジャパン崩壊の危機

 来年3月に行われる第2回ワールド・ベースボール・クラッシック(WBC)日本代表のスタッフ会議が21日、都内のホテルで行われた。第1次候補選手から辞退者が現れ、ドリームチームの見直しをすることになった。コーチによって意見が食い違い足並みが揃わず、原監督と中日の場外戦までぼっ発した。サムライジャパンの“狂騒曲”が止まらない。

 原ジャパンの迷走ぶりが加速している。
 12日に発足し、同日行われたスタッフ会議で、第1次代表候補選手48人をリストアップ。連覇に向け、イチロー(マリナーズ)や前回大会MVPの松坂大輔(レッドソックス)らが出場に意欲を示す中、新井貴浩(阪神)がケガの治療のため、早々と辞退した。
 この日行われたスタッフ会議では、メンバーの修正が行われた。会議に出席した山田久志投手コーチは「ちょっと(チームの)構想が崩れてしまった。辞退した選手が出たから、それに代わる選手をどうするのか。最終的に(人数が)増えたんじゃないかな。大変な選考でした」と明かした。

 一方で、高代延博打撃コーチは「今回は48人をそのままで、ということを聞いてますけど。(誰も)辞退するとは聞いてないです」。コーチ陣の間で矛盾が生じている。
 さらに、一部球団がサムライジャパンに対して非協力的なことが判明した。原辰徳監督は「ある球団では誰一人協力者がいなかった」と嘆いた。
 山田コーチも「ピッチャーであてにして、大切にしてた部分のひとりが辞退ということで残念な気持ちが強い」と語り「(辞退理由が)なるほどという選手もいれば、理由なしの選手もいるんでね」と首をかしげた。

 日本代表の監督、コーチ陣からは非協力的な球団の名は明かされなかった。だがこの日、オーナー会議に出席した中日の白井文吾オーナーは、「オリンピックでは全面協力したからな。5人出したからな。森野(将彦)はケガが治りきらないうちに引っ張られて。(五輪後に)川上(憲伸)もどこが悪いかわからないけど、1カ月以上、出てこなかった。オリンピック後遺症はきついよな」と言い、さらにこう続けた。「誰が候補に挙がっているかわからないけど、(WBCで)働けそうな選手は(ウチには)いないんじゃないか。監督がケガ人は出さないと言っている」とやんわりと辞退を示唆した。
 徐々に歯車が狂い始めてきたサムライジャパン。選手選考は難航を極めている。

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