現在は、1・4「戦国の乱2009」以来、実戦から遠ざかっている。9月3日に誕生日を迎えるため、次の試合は40歳の初戦となる。吉田は「暖かいうちにやりたい」と年内の大会出場に意欲をみせており、早ければ「戦極〜第十陣〜」(9月23日、さいたまスーパーアリーナコミュニティアリーナ)となりそうだ。
また、前回の第九陣ではリング上で挨拶をした際、石井から“間接的”に対戦要求を受け、前向きな姿勢を示していた。
石井のデビュー戦は「第十一陣」(11月7日、両国国技館)か来年に開催を予定しているニューイヤーイベントが濃厚。「本番でどういう力を出せるか、そこらへんが見ものだね。練習と、実戦は違うからね。決められたらやる。もし(石井と)やるんなら、総合格闘技の厳しさを教えてやりたい」と格闘技界の先輩として洗礼を浴びせ、精神的な“脅し”をかけた。
「40歳でやっている姿を見せて、30歳を超えてがんばっている(後輩の)小見川たちに夢を与えたい」。不惑を迎えてもなお、一線で活躍し続ける柔道王。今後の動向に注目が集まる。