中野は3.3東京・日本武道館大会のメインイベントでジュリアに勝利し悲願の白いベルト(ワンダー・オブ・スターダム王座)を手に入れた。なつぽいは日本武道館でAZMからハイスピード王座を奪い、スターダム初戴冠を成し遂げている。
両者はかつてアクトレスガールズに所属していたが中野が離脱し、なつぽい(当時のリングネームは万喜なつみ)が否定的なコメントを残していた。あれから時が経ち、両者が同じリングに立つことに。なつぽいのスターダム参戦後も両者が対戦する機会はあったが、ここにきて過去の関係が再燃。なつぽいの挑発はエスカレートし、直前会見で2人の火花が散り、一触即発の状態となった。
試合は激しい攻防の中、最後はたむのトワイライトドリームが決まりカウント3。たむが初防衛に成功している。
試合後、たむは「なつぽいは私がアクトレスの頃から、ずっとずっと越えられない壁だったので、変わらず強くて、早くて、なんでもできて。スゴいなって思いましたし、ずっと思ってます。思ってるから、私はアクトレスを抜けて自分自身の力ではい上がってやると思ってここまでやってきた。だからなっちゃんのおかげでもあるんです、ここまでこれたのは。感謝してます」となつぽいにエールを送った。
4.10東京・後楽園ホール大会から開幕する『シンデレラトーナメント』について、「優勝すると白いベルトが取れるっていうジンクスがあって、3年連続そうなってるのかな?もっとなってるかもしれない。でも私は取ったばかりで、記憶にも記録にも残るチャンピオンになりたいって言ってたし。シンデレラトーナメント優勝した人に取られちゃイヤだから。私が優勝するしかないって思ってます」とコメント。『シンデレラトーナメント』の優勝者がワンダー王座を獲得する流れを自身が止めると宣言している。
昨年はジュリアが優勝してワンダー王座を獲得し大ブレイクを果たした。たむは相当危機感を持っているようだが、たむが優勝すればその不安は払しょくされるだろう。トーナメントだけに波乱含みの展開になるかもしれない。
(どら増田)