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大谷翔平、シーズン途中のトレードは消滅? 騒動の原因は不甲斐ないチームへの不満か

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大谷翔平

 シーズン中のトレードは「無い」、「無くなった」と判断していいのだろうか。

 日本時間8月1日、エンゼルス対レンジャーズ。その試合開始の2時間ほど前(午前3時)、同試合のスターティングメンバーと「大谷翔平の次回登板日」が発表された。

 「投手・大谷」の次回先発の予定日は、8月3日(現地時間)――。この発表で、トレード騒動も収まるのではないだろうか。

 「8月2日(同)がメジャーリーグのトレード期日です。期日過ぎの、締切り翌日に先発させるとなれば、かねてからウワサされていた大谷のトレード放出はないと見ていいでしょう」

 >>エンゼルス・大谷、二刀流はそろそろ潮時? 現地メディアの指摘に監督も不満を吐露「私には伝えてくれなかった」<<

 メジャーリーグ中継の解説も担当する日本のプロ野球解説者がそう言う。

 「3日に勝利すれば、『2ケタ勝利&2ケタ本塁打』達成のメモリアルとなります」(前出・同)

 しかし、「3日先発」と聞いて、日米の大谷ウォッチャーたちはちょっと首を傾げた。

 「前回登板は7月28日、これまでは(原則)中6日で投げてきたが、3日先発だと中5日になるが?」

 また、日本時間8月1日のレンジャーズ戦は10連戦最後の試合。二刀流は“体力勝負”であり、今は登板間隔をさらに空けなければならない時期。「3日先発」を公表したフィル・ネビン監督代行は、

 「4日はデーゲームになる。4日に投げさせるのも考えたが、3日がナイトゲームで、ナイトゲーム翌日のデーゲームに投げさせるのは…」

 と、大谷の体力に配慮した旨を伝えていた。

 「2ケタ勝利&2ケタ本塁打の記録には、全米も注目しています。本拠地で達成してほしいと球団も思っています」(現地メディア)

 記録達成の舞台が本拠地であるかどうか、それは、大谷にとっては関係ないことのようだ。

 ここしばらく、大谷のトレード、去就問題が騒がれてきた。その発端だが、エンゼルスの低迷だけでは“説明不足”なのだ。

 6月22日(同)のロイヤルズ戦でのこと。大谷は6勝目を挙げたが、普段よりも長めの8イニングを投げている。6イニング以降、ネビン監督代行は「そろそろ?」と“交代のシグナル”を送り続けた。しかし、大谷が「もっと!」と訴えて、8イニングまで投げたのが真相だ。

 交代のシグナルを送られた後、攻守交代でベンチに戻ると、大谷は「This is mine!」と叫んだそうだ。

 この試合はオレのものだ。そんな意味になるという。

 「大谷がワガママを通して、長いイニングを投げたわけではありません。この日は出場できなかった主力もいて、救援陣にも連投などで登板できない投手がいました。勝つ気力と言うか、闘争心みたいなものが感じられず、大谷は『オレがやってやる』と思ったのでしょう」(米国人ライター)

 大谷はポストシーズン・マッチ進出、ピリピリする試合に飢えている。そのためにはチームの順位を少しでも上げるしかなく、誰よりも「勝ちたい!」と強く思っている。「下位低迷で、エンゼルスは集中力を失っている」との指摘もあり、「強いチームへのトレード移籍論」に拍車をかけてきた。

 2ケタ勝利&2ケタ本塁打が達成されれば、104年ぶりの偉業。大谷はどんな心境でその瞬間を迎えるのだろうか。(スポーツライター・飯山満)

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