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「私、テレビの味方です」モーヲタも見放した! モーニング娘。の失敗

 テレビ東京系『ハロモニ@』が今月で終了するという。一応、毎週チェックはしていたが、ハートを鷲づかみにされるシーンがコレといってないまま「録っては消す」の繰り返しだった。私のようにチェックしているのはまだ優しい方で、かつてモーヲタと呼ばれた人たちでさえすっかり心が離れてしまい、1秒たりとも見ていない始末。そんなだから、今年1月13日の放送分ではついに視聴率1%割れという体たらくに。誰もチェックさえしていないというのが、かつての国民的アイドルグループの現状である。

 モー娘。に関しては、よく「現メンバーの名前すらわからない」と指摘される。だから、応援する以前に「わからない」のだ。だったら、わからせてやればいい。
 そもそもモー娘。1期メンバーだって、誰も知らない素人たちの寄せ集めだったわけで、それを『ASAYAN』で「CD手売り5万枚」といった試練を乗り越えて、デビューにこぎつけた。つまり、グループにドラマ性を与えることによって、視聴者に感情移入させる。これが『ASAYAN』ならびにモー娘。成功の秘訣である。そして、現代でもアイドルをブレイクさせるための有効な手段のひとつだ。なぜなら「ドラマの主人公」に対しては誰でも普遍的に感情移入できるからだ(日テレ『AKB0じ59ふん!』でようやくこのシステムを導入した。これについては後日改めて触れるべきだろう)。
 ところが、だ。モー娘。の現メンバーには感情移入のしようがない。だから、応援するきっかけさえないのである。数年前まではまったくもどかしかったが、何を書いても変わらないから、いまやどうでもよくなった。
 後出しジャンケンのようで恐縮だが、『ハロモニ@』では、メンバーに試練を与えるべきだった。礎を築いて卒業していったOGたちが乗り越えたものよりもさらに高いハードルを与え、それをクリアできるかどうかを毎週放送すりゃあ良かったのである。
 おそらく優秀な番組スタッフはそんなことはとっくにわかっていることだろう。事務所の決断ひとつでどうにでもなったはずなのに…。
 だが、もう遅い。時計の針は戻らない。ひとつだけ言えるのは、タレントが悪いわけじゃないってことだ。

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