前日に家族8人で来日したブラピ。この日は、会場となる映画館まで、パートナーの米女優アンジェリーナ・ジョリー(36)と、レッドカーペットの上を歩き、サインや握手を求めるファンの声援に答えた。
劇中では、常識破りの「マネーボール理論」でアスレチックスを常勝球団に作り替えた男を演じるが、あいさつでは、もし家族で野球チームを作るならどのポジションを守る? の質問に、ブラピは「ショート」「理由は、みんなに接することができるから」。ちなみに、アンジーはどこ? の質問には、「それは彼女に聞かないと」とのこと。すでに今年度アカデミーショー最有力候補の声もありますが? には、賞は目的ではなくついてくるもので、作品に今の時代に合うメッセージが込められているかのほうが大切という。ブラピが演じるのは実在の人物となるが、「彼のストーリーを公平に伝えられたと思う」と『マネーボール』の出来栄えに自信をのぞかせた。
また、この日は、東北地方の野球少年たちがステージに駆けつけた。「震災が発生した時はニュースで見て驚いた」「常に日本のことを気に掛けていた」というブラピは、登壇した少年たちの肩を抱き寄せて歓迎。サイン入りボールを自ら手渡し、エールを送った。(竹内みちまろ)