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【有名人マジギレ事件簿】「なんなんだよ!」高橋一生がカメラの前で絶叫したワケ

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高橋一生

 小説『九月の恋と出会うまで』が実写映画化され、高橋一生と川口春奈がダブル主演を務めることが発表された。同作品は、小説家志望の営業マンとマンションの隣人が、部屋の壁から聞こえる未来からの声の主を探すために行動を共にするという物語で、平野進役を高橋一生、OL・北村志織役を川口春奈が演じる。

 高橋は主演を演じることについて「僕はいま37歳で、この先こういった恋愛映画に出演する機会も少なくなるかと思い、ぜひこの役をやらせていただきたいと思いました。(略)人が人を想うことは、ある意味ファンタジックなことだと思うので、その部分をしっかりと描いてお芝居ができたらと思っています」とコメント。そんな彼は、30代に入ってから本格的にブレイクした遅咲きの俳優だが、若い頃は気性の荒い一面もあった。

 それは高橋が21歳で、世界紀行ドキュメンタリー番組『世界ウルルン滞在記』(TBS系)に出演した時のことだ。番組では、ラオスのベトナムとの国境地帯にまたがるルアン山脈の森で生活するンゲ族を訪ねた高橋に密着。そこで彼は、ンゲ族の仕事を手伝うことになったのだが、慣れない作業にミスを連発してしまう。そして、村人達から辛辣な声を浴びせられ続け、ついに頭がパンクするのだった。

 高橋は農作業中、「次から次へと色んなこと言わないでくれ。集中してんだからさ! やり方も全然わかんない、(背負っているカゴを)下ろしてやるなんて初めて聞くんだもん(略)すぐ、そんなんできる? なるべくやろうと思ってるよ! 失敗ばっかりだけど」とイラだっていた。そんな状態の高橋に、村人の少女は「お兄ちゃん、年下の私より下手だね」とさらに挑発。すると彼の怒りは頂点に達し「あぁぁぁ〜〜!! ほんと悔しいよ! なんなんだよ!」と声を荒げながら、目の前の草木を蹴り始めた。それを見た村人に「吠えてるよ」と笑われると、さらに高橋は「あぁぁ! ほんと腹立つーーーー! あぁぁぁぁぁぁ!!」と再びカメラの前で絶叫したのである。

 こうして一時は頭に血が上ってしまった高橋だが、その後は冷静になり、周囲に八つ当たりしてしまったことを謝罪。高橋によると、ここまでキレたのは初めてで、作業をスムーズにこなせなかった自分に対し、イラだってしまったようだ。

 それから約17年が経過し、すっかり大人の色気を漂わす俳優となった高橋。このような若い時の経験が、今の演技に深みを与えているのかもしれない。

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