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負けられないオリックス、3連勝を逃すも“クールなルーキー”福田周平が泥まみれの躍動

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福田周平

オリックス 8-9 東北楽天(20回戦)
※オリックス7勝12敗1分け
▽5日 ほっともっとフィールド神戸 観衆14,657人

 3位日本ハムとのゲーム差を広げないためにも、無駄な敗戦は許されない4位のオリックスだが、最下位の楽天とのシーソーゲームを落とし、今月初黒星を喫してしまった。

 4日の試合が台風の影響により中止となったオリックス対楽天の神戸2連戦は、5日と予備日として用意されていた6日にスライド開催となった。オリックスは4日の予告先発は東明大貴だったが、この日は当初の予定通り、松葉貴大が一軍に再昇格し先発を務めた。松葉は初回、銀次に4号ソロを浴びて先制を許すと、その裏に打線が楽天の先発、辛島航から中島宏之の4号3ランなど4打点の猛攻で逆転。しかし、この日の松葉はピリッとせず、勝利投手の権利まであと1人というところで、比嘉幹貴に交代した。結果的にこの比嘉が打たれ、4回2/3を5安打、5失点の内容に終わった松葉は「初回に先制されてしまいましたが、打線がすぐに逆転してくれましたし、もっとリズムのいいピッチングをしなければいけませんでした」と降板後に自身のピッチングを振り返っている。

 オリックス1点リードのまま迎えた7回、一軍復帰後好調なピッチングを続けていた4番手の黒木優太が、島内宏明に8号2ランを浴びて楽天が逆転。しかし、8回裏、楽天の守備の乱れもあり同点に追いつくと、さらに1死満塁の場面から安達了一のタイムリーで勝ち越しに成功する。最終回のマウンドには“守護神”増井浩俊が登板したが、この増井がまさかの大乱調。島内のタイムリーで同点に追いつかれると、増井の暴投で三塁ランナーがホームインし、楽天が再逆転。その裏は楽天の松井裕樹に3人で打ち取られてしまい、8連敗中だった楽天がシーソーゲームを制した。

 勝てる試合を落としてしまったオリックスだが、福良淳一監督は打線が終盤に見せた粘りと、“クールなルーキー”福田周平の活躍を評価。福田はこの日1番でスタメン出場し、内野安打2つを含む猛打賞を記録し、盗塁も1つ決めており、クールな表情を崩さない端正なルックスで、ユニフォームを泥まみれにしながらグラウンド内を躍動していた。打率も.273まで上がって来ているだけに、負けられない試合が続くオリックスにとって、キーマンになる可能性がある。

文・写真 / どら増田、舩橋諄

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