海外ニュースサイト『WCJB』は2月22日、アメリカ・フロリダ州でお年寄りの通報に応じて駆けつけた消防士が、そのお年寄りのために電子レンジを購入したと報じた。報道によると、通報は誤報だったそう。消防士はそのまま帰ろうとしたのだが、そのお年寄りの姿を見てびっくり。冷凍のピザを解凍せず、そのまま食べていたという。お年寄りに話を聞くと、電子レンジが壊れていて、一人で買いに行くことができなかったそうだ。この状況を受け、消防士はすぐさま家電量販店に走り、自腹で電子レンジを購入。そのお年寄りにプレゼントしたという。
消防士が自身の考えで一般人にプレゼントをするなど、日本では考えづらい。しかし海外では、こうした行動は決して珍しくはないようだ。
アメリカ・フロリダ州では、警察官が驚きの行動に出ている。2015年2月、一人息子を持つ母親が息子の6歳の誕生日会にクラスメイト16人全員を招待したのだが、当日、誰一人として姿を見せないという出来事があったそうだ。この状況に耐えられなかった母親は、怒りや悲しみの気持ちを自身が住む町のFacebookページに投稿。すると、その投稿が地元警察の目に留まり、警察官数人がプレゼントを持ってヘリで息子の元に駆けつけてくれたという。
2016年9月、アメリカ・ミズーリ州でも心温まる話が。102歳のお年寄りが書いた「バケットリスト」(死ぬまでにやりたいことリスト)の中に「パトカーに乗りたい」という項目があることを介護センター職員が知り、警察に「夢を叶えてあげてくれないか」と直訴。それを受け入れた警察は、数日後、お年寄りのもとへ出向き、ごていねいに手錠までかけてパトカーに乗せてあげたそうだ。
ドイツ・ドレスデンでは美人女性警察官がInstagramでバキバキの筋肉を披露して、インフルエンサーとなっている。Instagramに掲載された写真は水着姿など、どれもきわどいものばかりだが、市民からは「堅い警察のイメージがいい意味で変わる」と好評のようだ。
こういった出来事は海外ならではと言えるだろう。日本の警察も、時にはいい意味で規律を破ることがあってもいいのかもしれない。