8日放送の『ZIP!』では、「男同士でカフェを訪れる“カフェ男子”が急増」として、都内のおしゃれなカフェに急増しているという男性客を特集。インスタグラムで「カフェ男子」と検索すると、2万件以上がヒットするといい、番組では頻繁にカフェ巡りをしているという男性2人組などに密着し、その行動を取り上げていた。
2人組の“カフェ男子”たちは、注文したフードやドリンクに手を付ける前に、スマホやミラーレスカメラを取り出し、撮影タイム。「俺かけてるのやるから撮って」とお茶を注ぐ瞬間まで撮影しており、その撮影時間は10分にも及んでいた。また、そのほかにもテラス席でインスタグラム用の写真や動画を撮影したり、食べ物をシェアしている様子なども放送。3軒のカフェ巡りで、それぞれ4000円以上支払っており、男性は「お酒飲みに行ったりしないし、お酒飲むぐらいだったらカフェ行きたい」と言い、カフェ男子が急増した背景に若者の酒離れがあることを紹介していた。
しかし、この特集に対しネットからは、「カフェ男子じゃなくてただのインスタ男子でしょ」「カフェ男子が夢中になってるのは、カフェじゃなくてその写真を撮ってインスタにあげて自己満では?」「カフェ男子って言葉流行らそうとしてるだけでしょ」という指摘が殺到。また、撮影に10分掛けていたことに対し、「10分は長すぎる。男女関係なく引くわ…」「コーヒー冷めたり生クリーム溶けたりするじゃん。おいしいうちに食べなよ」「あったかいものは冷めるし、冷たいものはぬるくなる。食品サンプルでも撮ってなよ」という声も集まってしまった。
「カフェはもちろん、昔から喫茶店好きの男性というのは珍しくなく、流行というよりも個人の趣味のひとつという認識が大きいようです。そのため、流行そのものを疑う声のほか、『男がカフェにいるのが珍しいって認識がもはやセクハラ』『カフェ男子って別にカフェは男も女も使うのにわざわざ呼称する意味分からない。差別じゃん』という指摘も。番組では“カフェ男子”の驚きの行動を特集したかったようですが、逆に番組ごと批判を集めてしまったようです」(芸能ライター)
そもそもカフェの客層は女性がすべてではない。そのため、“カフェ男子”という言い回し自体に異を唱える声も多く見受けられた。