桝太一アナウンサーが「生物」や「天気」などの謎を科学的に開設する番組内コーナー「なーるほどマスカレッジ」では、今月11日放送回、12日放送回と2日間にわたって“特別編”として、冬キャンプを科学する「冬キャンプ特集」を放送。コーナーには桝アナのほか、三代目 J Soul Brothersの山下健二郎と俳優の工藤阿須加も出演し、3人で冬のキャンプを楽しんでいた。
放送の中で3人は、キャンプ場に石を並べてかまどを作る直火で暖を取り、夜になってから民族楽器ジャンベで音を出して歌ったりなどしており、楽しそうな様子が放送されていた。しかし、この様子にキャンプ好きの視聴者からは、「ほとんどのキャンプ場は直火禁止。ここは大丈夫だったんだろうけど、注意喚起してほしかった」「直火の焚き火囲って歌うたうとか…全部NG行為。勘違いする人が出てくるからやめてほしい」「許可がいる直火にマナー違反の楽器で大騒ぎ?そうやってキャンプ界に迷惑の種ふりまかないでほしい」といった批判が殺到。通常のキャンプでは非常識に当たる行動が多々見られたために、これを模倣する視聴者の出現を懸念する声が多く集まっていた。
「冬キャンプはアニメ化もされた漫画『ゆるキャン△』(芳文社)で広まりつつある文化ですが、キャンプはマナー第一。夜に他人の迷惑になる音を出すことはもちろん、直火は土壌に悪影響を与える恐れもあることから、多くのキャンプ場で禁止されています。今回は許可を取って撮影しているものと思われますが、それに関する説明がなかったために、キャンプ好きからの不信感を買ってしまったようです」(芸能ライター)
とはいえ、ネット上から「夜音出しちゃ駄目とか直火駄目ってキャンプ場に書いてあること。その上でマナー違反者を批判するべきであって、『ZIP』には何の罪もない」「批判している人は番組のあら探しして新しくキャンプやろうとする人を妨害しているようにしか見えない」といった擁護も見受けられた。
影響力の大きいテレビメディアだけに、さまざまな不安の声が集まってしまったようだ。