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プロレス界インディー再編の布石になるか?木高イサミBASARAが年内でDDTから独立!

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木高イサミ

 サイバーエージェントグループの株式会社DDTプロレスリングが運営するプロレスリングBASARAが、今年限りでDDTグループから独立し、新事務所のもとで運営されることが11日、都内の会見で明らかになった。DDTグループとしての最終大会は12月28日の後楽園ホール大会となる。

 10月以降に開催する大会のチケットはプロレスリングBASARAからの直販となり、DDT UNIVERSE先行受付やDDT公式チケット購入フォームでは取り扱わないという。段階的に独立に向け移行していくことになりそうだ。BASARA独自のチケット販売の概要やファンクラブなどの詳細は決まり次第発表するとしている。

 今回の独立で驚くべき点は、代表を務める木高イサミのもと、FUMA、トランザム★ヒロシ、竜剛馬、風戸大智/ベストストレッチマンV3、SAGAT、久保佑允、中津良太、塚本拓海、関根龍一、下村大樹、中野貴人、阿部史典、神野聖人の所属選手と、新藤力也リングアナウンサー、岡田裕也レフェリーも含めた全員が新体制のBASARAに参加し、DDTグループから独立すること。新藤リングアナはDDTの初期メンバーでもある。

 BASARAは2015年10月、DDTグループのユニオンプロレス解散に伴いイサミを中心に、旧ユニオンのメンバーで旗揚げ。塚本、関根、阿部らインディーの実力派レスラーも加わってスタートした人気団体の一つだ。

 「もともとイサミから、いつかは独立して起業したいという意向を聞いていたので、その日が来たと思ってます。やるからには成功してほしい。頑張れ!」とイサミにエールを送ったDDTの高木三四郎社長は、11月3日の東京・両国国技館大会で、イサミとのシングル対決を行うと発表。「経営者として、選手として、私自身培ってきたノウハウをイサミに伝えたい」と、イサミへの思いを口にした。

 大日本プロレスなどにもレギュラー参戦しているイサミだが、今後は経営者としても活動することになった。どんなビジョンを描いているのか気になるところ。BASARAの動向次第ではインディー再編の可能性も十分に考えられるだけに、来年以降の動きに注目していきたい。

文・写真 / どら増田

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