それによると、山崎(以下、しずちゃん)が映画『フラガール』に出演した時期は、もっとも仲が悪かったらしく、山里は相方に喋らせないよう、事前に共演するバラエティの台本を取り寄せ、しずちゃんのセリフを全部消していたという。
これについて、山里は「(しずちゃんが)凄い売れてたんで、これ以上売れると調子乗るなって。あんまりバラエティ出来ないんだぞっていう空気出すために、絶対喋らせないでおこうと思って。台本でどういう展開になっているかを見て、しずちゃんにこういう風に振ろうとか、他の人がこういう風に振るってところを、全部オチがつくよう、それに関するエピソードを自分で作って、自分で落として。それを次の人に振るってことをやってたんですよね」と当時を振り返った。
このエピソードに、しずちゃんが苦笑いを見せると、山里は「あの時期はしょうがない。今は仲良くなったからよかったけどね。今でこそ笑い話ですけどね」と語ったものの、スタジオ出演者からは「ならねえよ!」とドン引きするツッコミが飛んだ。
また、山里はその時期、先輩芸人にも「納得いかない。あの女は俺が書いたネタで、自分だけドラマだ、CMだと色々出て、何の感謝もなくやっている。いいっすよ、解散しても」と愚痴っていたとトーク番組「A-Studio」(TBS系)で明かしている。それによると、この話を聞いていた先輩芸人は「いい加減にしろ!」と激怒したらしく、その先輩は後日、しずちゃんに会いに行き「山里を見捨てないでやってくれ」と説得しに行ったという。だが、彼女の口から飛び出したのは「私から解散を言うことは絶対にありません。私がここにいるのは山ちゃんが拾ってくれたあの時があるから。私は大丈夫です!」という山里への感謝の言葉だった。
そんな山里といえば、南キャンを結成する前は「足軽エンペラー」というコンビを組んでいたが、その時の相方にもかなり厳しく当たっていたようだ。本人がラジオで語ったところによると、コンビ時代、山里は相方をお墓に呼び出し、知らない人の墓に腰掛けさせ、朝の9時から夜10時まで滑舌の練習をさせるというスパルタ指導を行っていたとのこと。他にも、自分はネタを書いているためバイトをせず、相方にハンバーガーを奢らせる。モデルと付き合っていた相方に嫉妬し、わざとデート直前にネタ合わせの予定を入れるなど、数々の嫌がらせを続けたそう。するとある日、いつものネタ合わせをしている場所に山里が行くと、相方は「殺すぞ、この野郎!」とマジギレしてきたという。その結果、足軽エンペラーは解散となった。
今では多数のレギュラー番組を持ち、売れっ子となった山里。過去のそんな行動は、本人も反省しているようだ。