番組では竹山が、ゆるい雰囲気で女性アシスタントとフリートークを繰り広げていたのだが、突然、大和が「ちょっと竹山さん、言わしてもらっていいですか!?」と声を荒げた。彼によると、先週、竹山から飲み会に何度も誘われていたものの、貧乏生活で交通費がないため、ずっと断っていたという。しかし、竹山から「お金はなんとかするから」と言われたことで大和はしぶしぶ参加。そして、2軒目を訪れた際、「交通費、頂いといていいですか?」と聞くと、竹山から支払いを拒否されたとのこと。
さらに、大和は「俺は行きたくないって言った飲み会に30回ぐらいの説得に落ちて、行ったんですよ。で、最後、ラーメン屋に行って、竹山さん僕を『トイレ行ってくるわ』って言って、そのまま置いて帰りましたよね? どういうことですか?」と、本番中にもかかわらず、怒りをぶちまけたのである。
すると、竹山は「何が言いたいの?」「お前芸人だろ? 1週間、お前この話、色んなことできるじゃん」と、芸人ならばエピソードトークに昇華させるべきだと提案するも、大和は「いやいや、それ面白くないですよ。竹山さん」「嫌です!」と反論。これに竹山は「嫌なら辞めなさい。俺たちサラリーマンじゃないから、そういうことが嫌なら辞めなさい。ここも来なくていいよ。(略)お前の良いように話してるけど、あの時、ライブ全体も他の若手も、マネージャーも『大和さん来てくださいよ』って、お前の相方も。そしたら『行かない』って言ってさ。それで『お金ないから交通費ください』ってさ、普通、交通費なんて貰えないでしょ。その前に飲ましてもらってるじゃん。誰の金でどれだけ飲んでるの?」と語った。
だが大和は、一向に納得せず「交通費くれるからってことで行ったんですよ?」「それで最後、竹山さんがラーメン屋で置いて帰って、地面で寝てるって言ったんですよ。この時、僕、許せなくなりまして。竹山さん、ちょっと嫌いになりましたからね」と激怒し続け、スタジオはかなり重苦しい雰囲気に。
この突然の後輩の怒りに竹山は「だからお前、一般人じゃないんだから、芸人なんだから、それが嫌ならもう離れればいいさ。(略)お前が怒っててもいいから、俺から離れてくれ! そんなこといっぱいあるじゃん。これパワハラって言われても別にいいよ。俺なんて昔さ、全裸にされて捨てられたこともあるし。でも、そっから1週間後、面白い話ができるじゃん。俺たちはどんなことをされても面白い話に変換することが仕事なのよ。どんなに嫌なことされても、どんなに傷付いたとしても、それを面白いものとして話すの。それが芸人という仕事よ! それが我々、道化師の仕事よ! それをさ、本気で嫌ですって放送中に言われてもさ。それで嫌な話のネタにもなってないじゃん」とガチ説教。
その後も何十分と口論が続き、途中のCM後、大和はスタジオから退出となった。しかし、番組終了直前、大和がスタジオに戻り「とんでもないことをやってしまいました。すみませんでした!」と深々と頭を下げて謝罪。そして今回、激怒したことについては「斬新なお笑いができるんじゃないかと思って」と言い訳し、スタジオの笑いを誘った。
最後は和解の雰囲気となり、「飲みに行きますよ、じゃあ今から」と竹山が提案したところで番組は終了した。口論によって一触即発の空気となった今回の番組だが、2人はその後も、先輩と後輩として仲良く飲みに行っているようだ。