同番組は、映画やドラマでは見られない藤原の素顔に迫り、多忙なスケジュールの合間を縫って、様々な企画にチャレンジしていくというもの。14年に放送されていた初の冠バラエティ『藤原竜也の一回道』では、素の姿を曝け出し、視聴者の注目を集めた藤原だが、今回の続編に「以前放送した『一回道』がまさかもう一度できるとは思いませんでした。逆に誰が観たいと言っているんでしょうか(笑)? 今回もドラマや舞台、そして映画の合間で撮影しているので、僕も何をされるのかわかっていません。ですが、私も36歳。バカな事はやらないよとスタッフに言い聞かせています。笑」とコメントしている。
そんな彼と同じ年で、プライベートで交流のある小栗旬は、昨年出演したバラエティ番組「火曜サプライズ」(日本テレビ系)の中で、出会って間もない頃に藤原からマジギレされたエピソードを明かしている。
2人が出会ったのは15歳の時。最初に作品で共演した際、帰りは2人で山手線に乗って帰ったという。しかしその後、小栗は別の現場で再会した藤原を怒らせてしまう。
その日藤原は、小栗が出演するドラマの共演者と対談企画があるということで、一瞬、顔を合わせた。そして仕事を終えた藤原が現場を後にした後、彼が所属する事務所の先輩である山崎裕太が近づいて来て、「なんかよくわかんないけど、竜也がお前のこと『ぶっ飛ばしたい』って言ってたぞ。何したんだ?」と心配そうに話しかけてきたという。
激怒させた理由が全くわからなかった小栗は「俺、何したんだろ……。なんでぶっ飛ばされなきゃいけないんだろ……」と困惑したそう。後でわかったそうだが、その日小栗は「どうも」と挨拶したつもりだったが、藤原には聞こえなかったらしく「あの野郎、俺に挨拶しなかった」と激怒していたとのこと。
その頃、小栗は藤原が出演する蜷川幸雄演出の舞台をよく見に行っていた。するとある時、スタッフから「藤原さんが会いたいって言ってます」と楽屋に呼び出された。先日の激怒事件があったことで小栗は「これ俺、ぶっ飛ばされるのかな?」と覚悟を決めて楽屋に向かったそうだが、待っていた藤原は「どうもお疲れ様です。ありがとうございます。座ってください」と、予想に反して礼儀正しく、拍子抜けしたという。
その後も特に“ぶっ飛ばされる”ようなことはなく、それどころか今では飲みに行くほどの関係になった藤原と小栗。出会った当初は、勘違いがあったものの、今では良きライバルであり尊敬し合う友人になったようだ。